ペール缶の上に取り付けるサイクロン方式の集塵装置をだいぶ前に楽天で購入した。古い掃除機を分解してファンモーターを取り外し、これにこのサイクロン集塵装置を付けて使っていた。だがこのサイクロン集塵装置、比較的粒の大きいダストは集塵するが粉末はほとんど素通りした。そこでファンモーターの廃棄側に穴あきボックスを取付け、そこにフィルターとしてニードルフェルトを貼って使っていた。だがこの方式だと細かなダストはファンモーターを通過することになる。細かなダスト以外にもビニール袋の断片などもサイクロンで補足できずファンモーターを通過し、時々これらのゴミがファンモーターに引っかかるので、今までにも何度かファンモータを掃除したのだが、掃除のたびに結構大変だった。そこで今回分解掃除と同時に集塵装置そのものを作り直すことにした。
まずはいつものように設計図を描く。
![]() |
| 図面 |
ただし、この図面はあくまで参考で実際には臨機応変に変更しながら作ることにした。
また、この集塵機は基本的には工房の定位置に設置するものなのでキャスターは付けるが頻繁に移動したりしない。だから重量は気にせず、全体はOSBの端材を使って作ることにした。これは図書室の壁の補強で使ったOSBの余りである。OSBでモーターを囲い、吸音材を貼ることで稼働時の音を小さくできるのではと考えたのだがどうだろうか。これはできあがって動かしてみるまでわからない。また今回の一番大きなポイントはサイクロン集塵装置とファンモーターの間に集塵フィルターをセットし引き出して掃除できるようにした。これでファンモータの吸気口に細かなゴミやビニール片などが詰まる心配はなくなるだろう。
![]() |
製作中の集塵機 |
話は脱線するが、電化製品は今のものより昔のものの方が作りがしっかりしていた。エアコンや冷蔵庫など省エネ性能が重視されるものはあまり古いものは良くないかもしれないが掃除機、洗濯機、電子レンジなどはいわゆる枯れた技術で、つまりもう何十年も前に技術的にはピークを迎えていて、それ以上進歩しない。家電メーカーはツマラナイ機能を付加して新製品をアピールするが全く意味がない。むしろ内部のパーツが中国製の品質の悪いものや、金属部品がプラスチックに、銅がアルミに置き換わって寿命がどんどん短くなっている。これは私の思い込みというわけではない。去年修理に来た大手家電メーカーの修理やさんが「部品が昔に比べ耐久性がなくなっている」とはっきり言っていた。それも二人(別の会社)が同じように言っていたのだからまず間違いはないだろう。ずいぶん薄っぺらい時代になったものだと感じるのは私が歳を取ったせだろうか。
さて、集塵機だがこれがないとテーブルソーやスライド丸ノコが使えない。つまりこの集塵機の製作はテーブルソーを使いたいところだが、すべてのこぎりで材料を切っている。
部分的にはジグソーも使ったが、のこぎりやジグソーの木くずはこの古い掃除機を使って掃除した。だがこの掃除機では紙パックがすぐにいっぱいになってしまうが仕方がない。
ただし、図書室の本棚の最後の1台はホームセンターでカットしてもらったのだが、あと1センチほど幅を詰める必要が出てきたのでどうしてもスライド丸ノコを使う必要があった。スライド丸ノコとテーブルソーはさすがに掃除機では対応できない。発生するダストの量が多いので。つまり集塵機が使えないと図書室も完成しないのである。
その後、集塵機はほぼ組み終わって、ここでいったん集塵ダクトに取り付けて試験運転をすることにした。結果はまあまあで音はもう少し小さいとよかったのだが以前に比べれば少し小さくなった。フィルターは完璧に機能していて問題はない。吸引力も以前と変わらずこれも合格である。この集塵機はこの場所が定位置だが、移動して別の場所で使用することもできるようにした。そのため電源ケーブルを少し長めにしたのを普段巻き付けておくリールやこの位置から引き出すときのハンドルなどこのあとも少し手をかける予定だが、まずは図書室を早く仕上げてしまいたので、いったんこの状態で使うことにした。
![]() |
試験運転中の集塵機 |
![]() |
| 完成した集塵機 |
箱の手前にくっついている黒い小箱は集塵機のオンオフ用ケーブルリモコン。ケーブルはリールに巻き付けてある。ウラ側には電源ケーブルを巻き付けるリールも付けた。



