2025年12月27日土曜日

2025年を振り返る

 1月

Mac用の音声などのコントロールボックスを製作した。仕事をしながら聴く音楽は集中したいときや電話がかかってきたときは音を止める必要がある。Macのボリューム調整でミュートにすることもできるし、アンプのリモコンでも調整できるが、入力切替などもできるようにしたいので、コントローラーを作りモニターの下に設置することにした。Mac3台のUSBポートや音声の入力切替も付け、これがたいそう便利でとても気に入っている。

コントロールボックス(モニターの下)


2月

写真撮影用の照明を作り直した。もともとのアンブレラはボロボロになり、しかも光度が足りなかった。また補助照明も同様にアーム部を作り直し、撮影位置のマーキング用レーザーポインターこれは今回新規に制作し、すべてを箱に収納した。おおむね計画通りにはできたのだが、実際に使ってみると改善すべき点もいくつか見えてきた。だが仕事が忙しく、まだ改良に着手できていない。

写真撮影用照明

3月

はじめて遊園地のライドの模型を作った。2月末に着手し3月の頭に完成し納品した。この模型はプレゼン用模型だったので製作範囲も限られ細部も簡略化した。装飾のデザインをクライアントに見せるための模型である。

ウェーブスゥインガーの模型

4月

長年懸案だった図書室のリニューアルがようやく完了した。もともと自作の木製本棚6本と既製のスチールの本棚2本だったのを、スチールの本棚は撤去して木製の本棚6本を追加し合計12本とすることにした。使いやすく収容量も大幅に増え見た目もすっきり、仕事のファイルなども置けるようになった。

図書室の本棚

5月

シーラー台を製作した。ロールフィルムをセット冊子などをパッキングするための台。シーラー本体は昔購入したものがまだ使えるので消耗品を取替え再利用した。これで作業効率が大幅に向上した。

シーラー台

6月
図書室が完成して次は書斎の仕事の環境を少し改善したいと考え、あれこれ計画し始めた。まずは現状の問題点を把握するため、仕事中に手を休め作業環境を写真に撮影し、客観的に眺めることで問題点を明確にした。一度ではなく期間をあけて何度か写真を撮りながら改善方法を考え、すぐにできる改良は実施しながら、進めることにした。
仕事の環境


7月

仕事が結構忙しくなり、休みなく働くことになった。図書室の次は・・・などと考えていたのが一旦すべて中止で仕事に追われる日々が10月中旬まで続いた。せめてもの楽しみとして以前撮影した写真の中から15枚くらいA2サイズでプリントすることにした。1枚ずつ丁寧にデータを確認し、A4サイズのテストプリントのあとA2サイズでプリントする。プリンターから徐々に出てくる写真を眺めながらコーヒー片手に好きな音楽を聴きながら、仕事はひと休み。私にとって忙しい時の休憩としては最高の時間の過ごし方。

写真のプリント

8月

仕事の忙しさが一層高まり、仕事だけの毎日が続く。新規の顧客からの依頼もあり全く自由な時間が取れない。毎日夜遅くまで土日もなしなのである。せめてもと客先との打合せの時少し回り道をして景色を眺めながらリフレッシュした。ジリジリと暑い夏の日差しもあまり出かけない身からすると心地よかった。

打合せのついでに撮った写真

9月

皆既月食があった。前回の月食から2年ぶりくらいだろうか。今回は時刻も遅く、カミさんと娘は体調を崩して寝ていたので、ひとりで家の外で眺めた。

9月8日の皆既月食


10月
ようやく仕事も一段落し、10月中旬以降はかなりヒマになった。そんなとき国分寺に住む娘から机と本棚の相談があり、いっしょに作ることになった。10月末から製作にかかり11月中旬にほぼ完成した。あとは塗料の臭いが収まったら運んで設置して完了の予定。
娘の机と本棚



11月
久しぶりに旅行に行った。四国一周旅行。高松でレンタカーを借りて1週間で四国を一周した。海沿いを気持ちよくドライブできてよかった。カミさんと娘も気持ちよさそうに寝ていた。
四国旅行

12月
今年はこのままヒマな年末になるかな、年が明けていつまでもヒマだったら困るな〜、などと考えていたが、杞憂だった。四国旅行のあと仕事が立て続けに入ってきた。みるみる年末年始も休めない量になった。毎日仕事でかなり忙しい。あと、カミさんが風邪をひいてこれが少し長引いたので毎日うどんの朝食である。毎日同じ、ゴボウのかき揚げうどん。香川で食べたうどんより美味しいと家族の評判も上々である。
ゴボウのかき揚げうどん

これが私の2025年。






2025年12月18日木曜日

模型製作-1

 私のメインの仕事はグラフィックデザインだが、それだけでは食べていけないので他にもいろいろチャンネルを広げている。写真撮影と編集、模型製作などである。

今日はこのうち模型製作について書こうと思う。模型づくりには工房と書斎の作業用机を主に使う。時々図書室のテーブルを仮置き場として使うこともあるが、製作は主にこの2ヶ所。このうち電動工具やヤスリなど粉塵が発生する作業、塗装など有機溶剤の臭いが発生する作業は必ず工房を使う。従って工房の使いやすさが模型づくりでは重要になる。書斎の作業机では主にカッターを使う加工や部材の組立てを行う。

工房

さて、まず模型には用途により3種類ほどある。名付けてAグレード、Bグレード、Cグレードで、Aが最も品質が高い。展示場などで比較的長期にわたり展示に耐える品質が求められる。従って材料はアクリルや金属を主に使う。

展示会向けAグレード模型の例


Bグレードはプレゼン用の模型で長期的な耐久性は求められない。お客様に完成するとこんな感じになります、という説明などに使う。基本的にプレゼンが終われば不要になるので、材料は加工のしやすい発泡塩ビ板をよく使う。発泡塩ビ板はカッターでも比較的簡単にカットできるのと瞬間接着剤で瞬時に強力に接着できるのでスピーディーに作業できる。反面アクリルに比べ強度は1/4程度で表面も爪で押すと跡が残る。なので長期の展示には向かない。

プレゼン用Bグレード模型の例


Cグレードは検討用模型で、Aグレードの模型製作時に先行してイメージ確認のため作る。つまり製作範囲やスケール、色合いなどの確認用である。したがって極端な話、素材は厚紙でも何でもよい。私はスチレンペーパーにレーザープリンターのプリントアウトを貼って作ることが多い。

試作模型Cグレードの例(上のAグレード模型の試作検討)


つまりAグレードの模型は比較的長期に渡り展示施設などで説明するためのものだが、BとCはコンセンサスを得るのが目的なので短期間でその役割は終了する。

Aグレードの模型は基本、実制作は模型製作会社に依頼することが多い。ただし予算の関係で内作するしかない場合や、納期的に外注では間に合わない場合、また模型の機構の検討に時間がかかり内作した方が早い場合などは内作する場合もある。ただしウチでは模型屋さんにできることがすべて可能というわけではない。毎回悩むところでもある。

ただし、Aグレードの内作は年に1件あるかないか程度だったので、正直それほど重きを置いていなかった。「仕方がない、ウチで作るか〜」といった具合だった。その理由、1つには模型は商売としては採算が合わないことが多いからだ。ウチに相談が来る模型は検討項目がとても多く、そのため試作を含め手間が非常にかかる。稼働部分の機構、取外し可能パーツの取付け方法など多い時は10回くらい試作する必要があるからだ。また稼働部分などが無い場合でも例えばH形鋼の2点支持の単純梁でもH形鋼のJIS規格サイズをそのまま模型サイズに縮小はしない。仮にフランジが2ミリ、ウェブが1ミリが縮尺に近い値であってもそのままでは確実に中央がたわんで下がってしまう。ではどうするか。単純に2倍の厚さにすればよいとしよう。だがそうするとフランジが4ミリになり見た目が悪い。H形鋼ですっきりとした外観になるはずがボテっとしてしまう。こういう場合、フランジは2ミリのままウェブを5ミリにするのである。ウェブの厚みはフランジと異なり横からは見えないからだ。そしてボルト位置も不自然に見えないように微調整する。H形鋼を例にとったがこういう検討と試作が結構多いのである。時間が非常にかかるので、どうしても商売的には厳しいのである。もう一つの理由は設備だ。加工のためのレーザーカッターや3Dプリンターがないのでできることに限界がある。こうした機器を自前で導入することもできるがそれなりの設備投資になるし置き場所も大変だ。年に1、2回の模型製作では割が合わない。

こういった理由で今まではあまり積極的に模型の営業はしてこなかった。

だが最近模型の依頼が明らかに増えてきている。理由は色々だが増えている以上それに対応する必要がある。現在の工房は手狭で作業性は良くない。まずはここをなんとかしたい。次に加工機械の購入を検討する必要がある。置き場所の確保も重要だ。つまり作業性の向上と合わせて工房のリニューアルが最優先事項ということだ。カットしたり削ったりするスペース、塗装スペース、スプレーのりのスペース、機器を設置するスペース、途中経過やパーツの仮置きスペースなど。

ウチの工房は広さが6畳しかない。狭いながらもスペースを最大限活かすレイアウトを考えることが肝要だ。ただしリニューアル中に模型の仕事が来たら「できません」というわけにもいかないので工事にも色々工夫が必要だ。まずは年内に図面を描き、施工手順を決めようと思う。

また、模型製作では材料や機械などの保管も地味に重要だ。材料はプラスチック板、金属板、木材だけでもかなり場所を使う。例えばプラスチック板にはアクリル、ABS、ポリカーボネート、塩ビ、発泡塩ビ、スチレンペーパーとあり厚さもいろいろある。これらは模型の基本材料なので常備しておく必要がある。
またモーターや電線、抵抗器などの電気部品、
様々なサイズのボルトやネジ、蝶番やスプリング、ベアリングなどの金属パーツ。
塗料(100種類以上)、接着剤(20種類くらい)、テープ(メンディングテープ10種類、両面テープ10種類、その他テープ10種類程度)サンドペーパー20種類程度、パテなど。
機械類はテーブルソー、丸ノコ盤、アクリル加工機、糸鋸盤、ベルトサンダー、小型電動バイス、ジグソー、トリマー、ハンダ付け設備、エアーブラシなど。
工具はカッター、ノコギリ、カナヅチ、ペンチ、ドライバー、ピンセット、レンチ、クランプ、クリップ、ヤスリ、ヘラ、塗料容器、重しなど。
また、収納箱製作用の強化ダンボール板やスポンジなどのクッション材なども必要だ。
そしてこれらが使いやすく整頓されていることが重要なのだが、今現在は理想とは程遠い状態で、探し物の時間が結構多く、そして塗料や接着剤など在庫の確認もしにくい。必要になってから慌てて購入するようなことも多い。そしてそのような状態で製作するのは効率も悪いし、フラストレーションもたまる。模型製作が増えるならしっかり対応してゆきたい。






2025年12月1日月曜日

四国一周旅行

 仕事が減ってヒマになったので家族で旅行に行くことにした。今の時期、北は寒いので南である。寒いのが特別苦手というわけではないが、どうせ寒いなら雪でも降っていて風情がある山中の温泉なんてよさそうだがそれにはまだ早い。カミさんも車であちこちドライブがいいらしい。なので北はパス、今回は四国一周旅行にした。11月の初旬に旅行の計画を立て、宿を予約し、列車の切符を手配した。

11月の中旬は仕事も少ないので家のことをいろいろ片付け、さらにクライアントには休暇予定の連絡を入れた。

そんなわけで今回の旅行は11月末に1週間である。これだけ長期間の休暇は何年ぶりだろう。仕事が忙しいときはまず無理なので良かったと思う。

1日目、東京から新幹線で岡山、そこからローカル線で瀬戸大橋を渡り高松へ。レンタカーを借り四国一周に出発。最初の目的地は鳴門。大鳴門橋と鳴門海峡が見える温泉ホテル泊。あいにく天気は小雨。だが着いたのが夜だったのでいずれにせよ景色は見えない。部屋数が多く、関東で言うなら熱海や伊豆に昔あったようなホテル。今でもあるのかな。でも割と快適だった。阿波踊りのショーなどやっていたが5分で飽きてしまったので部屋に戻った。よかったのは、中国人が多いとどうかなと思っていたがほとんど見かけなかったこと。

2日目、鳴門のホテルで朝空いている大浴場にのんびりつかってリフレッシュ。ビュッフェの朝食もまあまあよかった。10時頃のんびり出発、国道55号線を室戸岬へ。途中道の駅で昼食。店のつくりは質素だったがマグロ丼の味はよかった。室戸岬で太平洋を眺める。天気は快晴、気温も暖かく海風が気持ちよい。その後さらに55号線を進み、2泊目は高知の手前、安芸にある客室が本物のヨットという珍しい宿。乗り込むのもタラップで、中は当然結構狭くて笑ってしまったが雰囲気も良く、とても楽しく、良い経験になった。私のベッドの横にビートルズとシルビーバルタンが一緒の写真が飾ってあった。こういうちょっとしたところのセンスがよいのもポイントが高い。

高知で泊まった宿「Nami Terrace」のヨット


3日目、高知から56号線、四万十市までドライブ。四国も今は要所要所がほぼ高速道路やバイパスでつながっていて総じてドライブは快適だった。ただし街中では軽自動車のセコいドライバーも多く、こちらが急いでブレーキをかけないといけないタイミングでひょっこり駐車場から出てくる軽自動車、60キロくらいで走っていても後ろにピッタリくっついてくる軽自動車、信号が青になる少し前にヒョロヒョロと少しずつ前に出ていく軽自動車などなど。そして圧倒的に軽自動車の数が多い。道路沿いにダイハツの店のなんと多いこと。まあこれは四国に限らず田舎はみな同じ。

3日目は四万十川の近くの宿に泊まる。ここは貸別荘のような宿で快適だった。宿で紹介してもらった居酒屋の夕食が美味かった。クエを紅葉おろしポン酢で食べた。

四万十の宿「ゆうべ亭」近くの風景

4日目、四万十から足摺岬へ行き、その後四国横断道を松山へ。この日は結構移動が長くて少し疲れた。

足摺岬

5日目、松山から松山道で出発地の高松へ。到着後レンタカーを返しアーケードのある商店街を散歩した。商店街と行っても高級店も結構あって、カミさんが「この商店街、MaxMaraがある!」といって驚いていた。さらに進むとなんとティファニーまであった。ティファニーの隣がパチンコ屋というのもすごいなぁ、と笑いながら歩いた。

6日目、高松で遅い朝食にうどんを食べ、駅までのんびり歩き、高松駅から行きとは逆のルートで東京に戻ってきた。

東京からの往復を含め1週間で四国を一周したことになる。ドライブしていて快適だったのは海沿いの道で、太平洋の眺めがよかった。また機会があったら行ってみたいのは高知や四万十の方海沿いかな。

家に帰ってから旅行の思い出(お土産)として高知のヨットに飾ってあったシルビーバルタンとビートルズの写真をまねしてレコード棚に飾ってみた。画像はネットで拾ってきたものを少し加工してプリントした。観光地の経済効果はゼロだが、個人的にはこういうお土産というのもいいと思う。

シルビーバルタンとビートルズの写真

お土産と言えばもうひとつ、室戸岬で拾った石。これも経済効果ゼロだが、太平洋の水平線と波をイメージさせる模様の入った石を拾ってずっと車のダッシュボードの下に置いてドライブしていた。まだ家での置き方は決まっていないけどとりあえず作業机の上に置いてみた。作業机は模型の仕事でかなり散らかっているけど。そのほかいろいろ購入したお土産とスーツケースはホテルから宅急便で自宅に送ったので帰りはみんな手持ちバッグ1つづつ。国内旅行ではこれができるので帰りが楽でよい。全員のバッグといろいろ買った物を入れた段ボール箱が1つ全部合わせて1万円くらいで自宅に届けてくれるのだから使わない手はないと思っている。

海で拾った石


さて、楽しい旅行も終わり12月に入ると新規の仕事の依頼がバタバタ入ってきた。今年の年末は閑古鳥かな、それはちょっと寂しいかな、などと考えていたが杞憂だった。黒板にはすでに14件の仕事が並んでいる。当分忙しくなりそうである。