2024年5月26日日曜日

図書室改装

今朝はまたオムライス。娘の大好物なので週に一度は作っている。今日はカミさんと娘の分は良かったが自分のは失敗してこんな風になってしまった。

オムライス...失敗

卵を2コ使えば確実にうまくいくのだが、2つはちょっと多い。だからカミさんと私は1つで作る。すると時々こういう風に失敗する。

さて、計画してから1年以上経ちながらほとんど手がつけられないでいる図書室の改造だが、やはりこのままではいつまで経ってもできないのは明らかなので、強引に進めるしかないと考えた。

仕事はもちろん忙しいのだが、たとえ1日10分でも15分でも作業できればいつかは完成する。

そう、はじめられないのが問題なのだ。

で、はじめることにした。だがその前に計画する必要がある。壁の一部を移動したりするので、養生と清掃の準備が必要だ。家中ホコリだらけになるのは困るので養生は大切だ。まずは大型のブルーシートを用意してマスキングテープで工事範囲を遮断する。また、サイクロン掃除機を用意し常に掃除しながら工事を進める。サイクロン掃除機は以前作った工房用の集塵機を移動式に改造しようと思う。5月中にその改造と養生用の材料を準備する。 

6月から間取りの変更部分を工事するが、これは何ヶ月かかるかわからない。真冬は寒くて工事できないので、12月前に終わらせたい。半年あればなんとかなるだろう。そうでない場合は来春以降に再スタートすればよい。

続いて本棚の製作はうまく運べば間取り工事と同じく12月前に終わるが、無理であればこれも来年暖かくなってから、つまり4月以降の製作となる。

いずれにせよ1年以内の完了を目指すが、仕事が忙しくてもっと時間がかかるかもしれないがそれはしかたがない。

さて5月中に準備を終わらせたかったがサイクロン集塵機の改造が結構大変なことがわかり早くも遅れ気味である。集塵機は移動して使うことを考えていなかったのでスイッチが固定してあり、これが簡単には外せない。また集塵ホースの取付も特殊だった。仕事の合間の作業なのであと1週間くらいかかりそうだ。ちなみに養生のためのブルーシートやテープ類は全て揃った。

2024年5月25日土曜日

昔のテレビ時代劇「用心棒シリーズ」を観る

 先月だったか、YouTubeでたまたま昔の時代劇を見つけた。「素浪人花山大吉」という1960年代のテレビ時代劇である。

私は大学生の頃、この番組の再放送をテレビで観たことがあった。確か大学4年生の秋頃だったかな。卒業研究もだいたい終わっていて学科も必要単位は3年生の時にほとんど取り終わっていたので、ヒマだった。なのでよく本を読んだ。思えば人生でこの時ほど本を読んだことはない。ほとんど毎日一日中読んでいた。週に一度ゼミで学校に行くので帰りに横浜の有隣堂という本屋に寄って毎週10冊くらい買って帰った。それを片っ端から読んでいた。

朝9時か10時くらいに起きてしばらくベッドで本を読み、11時頃に朝ご飯を食べながら「花山大吉」を観て、それからまた読書。夕方まで読んだら家族の夕食の準備をした。私が炊事当番だった。そして夕食後少し休んでまた本を読んだ。その後ゼミの勉強などを3時か4時頃までして寝る、という生活だった。決して外に出るのが面倒とも思わなかったので、誘われれば友人とピクニックでも映画でも行った。だが家に居る時間の方がはるかに多かった。

そんな懐かしい時代の話である。


で、最近たまたまYouTubeで見つけた東映の動画で、古い時代劇の1話と2話だけYouTubeで観られるというので、前述のように花山大吉を観た。懐かしさとおもしろさで家族にも見せた。みんな笑って観ていた。それで詳しく調べると月額いくらか払えばAmazonプライムビデオで全話観られるらしい。トライアルで契約してみた。だがMacはどうも?だったので仕方なく契約は解除した。

さて、花山大吉は2話しか観られなかったが他にも東映の時代劇が無料で2話だけ観られるので、いくつか観てみた。それで発見したのがコレ「用心棒シリーズ」。

主演は栗塚旭、おもしろかった。花山大吉より何倍もおもしろかった。放送はこれも1960年代。

ちなみについでにチェックした高橋英樹とかが出ているその後の時代劇はどれもツマラナイものばかりだった。いくつか観て、内容の薄っぺらさと演技やセリフのつまらなさにうんざりしてしまった。

で「用心棒シリーズ」である。おもしろかったのでDVDを買うことにした。初めはこんなの面白いと思うのは私だけだろう、と仕事をしながら流していたのだが、カミさんと娘も気になるみたいで、それでダイニングのモニターで流してみたら2人ともすごく面白がって毎日食事のあと観ることになった。娘は課題をやりながらも観ている。

用心棒シリーズのDVD

DVDのパッケージ、手前は描きかけのスケッチ。仕事である。このスケッチをもとにCGを作成するのである。スケッチをスキャンしてクライアントに送り確認するのである。結構大切なプロセスである。

さて、用心棒シリーズだが、DVDが3セット発売されている。第1作が写真右端の「俺は用心棒」全部で26話ある。1話だいたい50分。その後ヒットしなかった第2作があるがDVDにはなっていない。第3作が上の写真にもある「帰ってきた用心棒」でDVD2セットで全部で36話ある。さらにその後第4作として「用心棒シリーズ、俺は用心棒」もあるがDVD化はされていない。

で、このシリーズ第1作と第3作、内容が少し難しいものもあり、途中でトイレに立つと戻ってきて続きを観てもわからなくなることが多い。そのあたり高橋英樹主演とは大違いなのである。高橋英樹の桃太郎侍なんかは初めの10分と最後の5分だけ観れば途中を見ないでも内容はほぼわかるような幼稚なストーリー。まあこれは高橋英樹が悪いわけではなく、観る側のレベルがどーんと落ちたからである。こういう幼稚で単純なものが好まれたからこうなった、ということである。

用心棒シリーズはストーリーが複雑なものもあるし、そもそもあまり説明的ではない。倒幕だの佐幕だのと幕末の話なのだが尊皇攘夷の意味もわからない人には??だろう。ウチでも娘はときどき??になって、そのたびに私にどうして?今の何?と聞いておった。また、ストーリーの特徴として多くの回で用心棒の活躍むなしく巻き込まれた無実の人たちが死んでしまう。はじめは「これ、別に死ななくてもよかったのでは?」と思うようなものがいくつかあるなと思っていたのだが、ある日その理由がポンとわかった。

これは反戦作品だったのだ、と。この番組が制作されたのは1960年代である。まだまだバリバリの戦後である。日本人の教養人はあの戦争は何だったのかを少なからず考えていた時期である。太平洋戦争では軍部が言わば尊皇攘夷を訴え、国民に多くの犠牲も求めた。お国の一大事なのだからトーゼンだろ・・・と。だが結局何にもならなかった。政府は「戦争は悲惨だったが死んだ人は英雄」、という立場だったが、そうではない。あきらかに無駄な犠牲だった。「大東亜共栄圏」なんてものは軍隊が作るものではなく。経済が作るものだったはずで、知識人にはわかっていた。だから死んだ人はただただ哀れなだけだった。用心棒シリーズの時代背景は幕末、尊皇攘夷、倒幕を訴える側と佐幕側とのいざこざがあり、そんなことどうでも良い人たちが巻き込まれ無残に死んでいくのである。倒幕や佐幕に狂った者どもは「お国の一大に・・・」と庶民に犠牲を強いる。まさに先の大戦と同じである。

それに気づいたきっかけは「帰ってきた用心棒の」第22話「地獄極楽わかれ道」を観たときだった。ネタバレはしたくないのでストーリーは書かないが、頭の少しおかしくなった殿上人(てんじょうびと、皇族やそれに近い人、この話では確実に皇族)に菅貫太郎、それに何これ?な三浦徳子演じる御所人形(妹君)が出てきてこの人たちに悪意はないけど、なんでこんなののために・・・というオハナシ。製作者も狂った世界を演出するためか、この回だけ音楽がハチャメチャなのである。東条英機が学徒動員で大声で「てんのーへーかばんざーい」と叫んでいた状況と同じなのである。つまり、まがいなりにも国家の最高権力者がまだ10代の学生に「天皇の名のもとに国のために死になさい」と命令したわけである。当時誰も「NO!」と言えなかった状況にこの番組では用心棒とさらに巻き込まれた世話役の内儀(武家の妻)までが「NO!」というのである。高森和子演じる内儀が最後の方で御所人形に「NO!」という時の気迫がすべてを物語っている。

ちなみにおかしくなった皇族役の菅貫太郎はこの演技が有名になり、たびたび同じような役のオファーがつづき、本人は嫌だったらしい。

また、この用心棒シリーズ、基本的にはハードボイルドである。チャンドラーのマーロウに通じるユーモアのセンスがある。日本では松田優作らが出てくるユーモアのかけらもない、ただ汚らしいアレがハードボイルドと言われるようになりハードボイルドの意味が変になってしまったのが残念である。

チャンドラーは大金持ちの家を「バッキンガム宮殿より小さいし、クライスラービルより窓の数が少なかった」とか、大鹿マロイ(オツムの弱い大男)を「自由の女神みたいにデカいの」というユーモアのセンスがあり、そして何より身なりはきちんとしていてダンディである。大違いなのである。私はユーモアの基本は「たとえ方」にあると思っている。決して関西お笑い芸人のような揚げ足取りにではない。ユーモアのセンスがある人は揚げ足は取らない、ポンッと膝を打つたとえのうまさにある。

さて、もう少しこの用心棒シリーズのどこがおもしろいのか書いておこう。

例えば「白い目じるしの宿」ではシジミを買うために旅籠(宿)の奥さん(三原有美子)が軒下にシジミ売りに見えるように白い手ぬぐいをぶら下げる話がある。そのサインを訪れた侍が自分の嫁のぶら下げたサインと勘違いして宿を間違える、というのがある。

これ、今風に言えば旅籠の奥さんに罪はない。だがこの奥さんは自分がしたことでうまくいかなくなった、という事実を重んじてたいへん責任を感じる。追っ手がせまっている中で、命の危険を冒してまでも侍の奥さんのところに知らせに行こうとする。「何も知らず待っている侍の奥さまのことを考えると、申し訳なくて・・・」と。こんなこと今なら絶対考えられない。100%「私は何にもわるくない、そりゃ気の毒とは思うけど・・・」となるだろう。そう、たしかに悪くないのだが、結果に責任を感じるという価値観のちがいに観る側はガツンとやられるのである。この白い目じるしの宿」はウチの娘の一番のお気に入りらしい。なるほどね、そういえば私の人生でも、かつて「私、なにか間違ったこと言ってますか〜?」と言うような人にロクな人はいなかったなぁ、と。

また、共演の二人(左右田 一平と島田順司)の掛け合いもいい。「武士渇して盗泉の水は飲まず」なんて今の人たちに最も不足しているセンスではなかろうか。こんなセリフがサラッと出てくる。くどくどと説明する代わりにさらっと出てくるところが実にいい。そうね、最近よく見聞きする「私はカワイソーな人だから悪いけどそんな余裕はない」みたいなのが今の潮流で、まあ日本人も落ちたものだなぁ、と。以前働いていた会社でもスタッフにいた。離婚してカワイソーだかららしいが、3日に一度「悪いけど私はこうするしかないの」みたいな話を聞かされて「そうなの、たいへんだね」とテキトーな相づちを打っていたが正直うんざりだった。最近ではパキスタンの貿易相か何かが会見で「パキスタンはカワイソーな国だからロシアから安い原油を買うけど許してね」みたいなことを言っていた。黒澤映画「七人の侍」で三船が「かわいそうなヤツは大嫌いだ」と言うシーンがあるが、まさに同感である。誤解のないように言うと自分で自分のことをカワイソーと言うヤツのことである。

掛け合いと言えば、奉行所同心と岡っ引き2人の掛け合いもおもしろい。またこの3人、決して説明的でない用心棒の言葉に??となるのが逆にこちらに理解の機会を与えてくれて心地よい。実に話の組立てがうまいのである。

そしてこの「掛け合い」が楽しい。何度も言うが低俗な関西お笑い芸人の「何か言わせて揚げ足を取る」みたいな掛け合いとは大違いなのである。

この同心岡っ引きトリオの掛け合いはあまり教養がなくとも理解できる内容なのに対し、左右田 一平と島田順司の掛け合いはある程度教養がないと理解できない内容になっている。こういうところも重層的でおもしろい。

さて、娘のお気に入りは「白い目印の宿」だが私はなかなか1つに絞り込めない。2つ選ぶなら第1作第24話「拾った道」と3作19話「半鐘は二度鳴る」かな。「拾った道」は花園ひろみ演じる殿様の求婚から逃げてきた娘がなかなかよい。この女優、いくつか時代劇に出ているがちっとも魅力はない。だがこの「拾った道」だけは例外的によい。「半鐘・・」の方は始まって30分くらいまでは何が何だかさっぱりわからないところがいい。観終わってわかる、この話はミステリーだと。ミステリー映画などは、観る側もミステリーと知って観始める。まあそうとわかって観るのだからお化け屋敷みたいなものである。だがこの時代劇はそうではない。はじめの30分は表面的なことは除き、何が起きているのかさえよくわからない。観終わって「これはミステリーなんだ」と気づくことになる。おもしろい。

2024年5月19日日曜日

コンピューターラックの掃除

 今朝は暖かかったがうどんにした。いつものゴボウのかき揚げうどん。

うどん

出汁はかつお節を削って取る。かつお節を削るのは娘の仕事、かんなでせっせと削る。うどんは食感がいい生麺を使う。ごぼう天はたっぷり作ってたっぷりのせる。家族みんな大好き。真夏でも作って食べるくらい。



さて、今日は毎年恒例のコンピューターラックの掃除をした。仕事で毎日使うコンピューターなので結構ホコリがたまる。

コンピューターラック

このラックは作業机の下にあり、コンピューター3台とハードディスク10台などを入れてある。2年前に作り、毎年5月に掃除をすることにしている。

掃除は結構時間がかかり、ほぼ1日仕事である。ついでにレイアウトや配線の見直しもするからである。まず接続状況をすべてメモし、機器の取り外し、そして外した機器の清掃をする。掃除機とエアーダスターと固く絞った布地で掃除する。ちなみにコンピューター内部の基板などは掃除機は使わない。静電気で壊れしまう可能性があるので。エアーダスターで吹き飛ばすのがよい。でもホコリのたまる吸排気口まわりは掃除機に限る。エアーダスターを使うとホコリがものすごく舞うし中にも入っていってしまうので。エアーダスターを使う時は外に持って行ってかけた方がよい。

次に配線のタグを必要な部分は付け直し、ファンも掃除する。

最後に機器を戻し配線して完了となる。

この作業は休みの日に行う必要がある。何しろ掃除のあいだコンピューターは使えない。何か急ぎの依頼や問い合わせがあってもどうにもならない。休みの日ならその心配はない。理想はゴールデンウィーク中に行うことだが、今年はその時間がとれなかったので、今日になった。

さてこのラック、ハードディスクの下はチャンバーになっていてファン2台でチャンバーに空気を送りハードディスクが置いてある棚板の孔からの空気でハードディスクを冷やすようになっている。これが結構効果的で、ハードディスクの筐体はまったく熱くならない、暖かくすらならない。ハードディスクは温度が上がると故障確率がかなり上がるので冷やして使うのはとてもたいせつなこと。ハードディスクそのものにも小さなファンが付いているが決して十分ではない。ウチではレスポンス重視なのでハードディスクは回転を止めない。従って熱も持ちやすい。先日うっかりファンを回さずに仕事をしていたら2番のハードディスクが落ちてしまった。幸い再起動したら元に戻ったが、このハードディスクはやや怪しい。すぐに代替えを注文した。今日届いたので組み込んで現在データの移植中である。もちろんファンは全開で冷却しながらである。

データ、特に仕事のデータは消えたらおおごとなので、常にバックアップを取り万全を期している。バックアップはもちろん別ボリュームに作っておき、バックアップソフトで毎日差分バックアップをしている。これで万が一の時も最大で1日分の作業の損失だけとなる。

理想はこんなにたくさんのハードディスクを使わずにもっと容量のあるものを半分くらいの台数で使うことだ。だが買い換えるとなると4台で30万円くらいかかる。なので台数が多いのはちょっと面倒だが無駄な費用は極力かけたくないので、この有り様となっている。ちなみに今回の追加1台を含む11台の構成は、8TBが5台、4TBが5台、3TBが1台である。買い換えるとなると14TBを4台だろうか。7万円強が4台で約30万円となる。結構の出費である。

このラックはハードディスクを11台並べて設置できるようデザインしたので今のままで問題ないのである。チャンバーからの送風口も11コ分ある。

また今回裏側の配線の整理整頓も行った。

ラック裏側

写真では配線がごちゃごちゃしているように見えるが、実はこれでもかなりすっきりまとめている。要は配線が非常に多いのである。だから裏側は熱は通して中は見えないようにメッシュのカバーを付けている。


カバーを付けた状態


さて、のんびり作業したので夜までかかったが、ようやく終わった。あとはデータの移植だがこれは寝ている間に一晩かけてのんびりやってもらえばいいので、つけっぱなしで寝ることにする。

翌日、データの移植が完了したのを確認し、ついでに今まで使っていた元のハードディスクをチェックしたが、今のところ問題なさそうなのでこれをダブルバックアップ用のディスクとして使うことにした。ダブルバックアップは週に1度である。これには理由がある。うっかり消してしまったデータを気がつかずにバックアップを実行してしまったときの保険である。まあ10年に1度くらいだろうか。そんなことが起きて役に立つ日があったとしても。

2024年5月17日金曜日

マルチアンプ、チャンネルデバイダーの調整

今日は朝から打合せ、超満員の地下鉄でクライアントのオフィスへ向かう。やれやれ。まあ仕方がない。コロナが契機で働き方の多様性が進んだと思っていたが結局ほとんど元に戻ってしまったのだろう。これは私見だが、報告だけの会議でもっともらしいことを言って仕事をしたつもりになる人や、何となく家に居にくい人が一定数いると、オフィスにいることが重要になり、もうどうしようもないのである。元に戻るのである。私も以前働いていた会社ではほぼ会議のすべてが報告を主としたものだったのを思い出す。

さて、気分を変えて。久しぶりにじっくりレコードを聴いた。仕事は忙しいがこういう時間も大切である。古いジャズ、ブルーノート。カートリッジはデンオンの方。うちにはレコードプレーヤーが2台あり、1台はデンオンのMC、もう1台にはオルトフォンのMCが付けてある。レコードプレーヤーが2台なのでフォノイコも2つある。

デンオンはケンブリッジのフォノイコ、音の傾向は比較的力強く、MCだがMMに近い音。

オルトフォンは昇圧トランス経由でロクサンのフォノイコ。低電圧MCの繊細な音。

なんとなく古いレコードはデンオン、新しいのはオルトフォンで聴くことが多い。だから今日はデンオンにした。コルトレーンとハンク・モブレー。

先日故障で交換したチャンネルデバイダーの微調整はまだだが、聴いていて不自然さはないのでまあいいだろう。チャンネルデバイダーとは別名クロスオーバーネットワークともいうが、スピーカーの低音、中音、高音を分けるための装置である。通常スピーカーの箱の中に入っているが、マルチアンプではアンプの手前で分けアンプを複数台使う。ちなみに全帯域を1つのユニットで受け持つフルレンジスピーカーには当然クロスオーバーは不要である。分ける必要がないからである。スピーカーの箱の中に入っているものはクロスオーバーネットワークと呼ぶが、アンプの手前で分ける機器は同じ名前では都合がよくないのでチャンネルデバイダーと呼ぶことが多いようだ。

ウチのスピーカーは3ウェイのマルチアンプである。チャンネルデバイダーのクロスオーバー周波数はLow-Midが1.4kHz、Mid-Highが9kHzに設定してある。それぞれのユニットの周波数特性はウーファーは30センチコーンでf0(25Hz)〜3.5kHz、ミッドレンジはドライバー+木製ホーンで800Hz〜20KHz、ツィーターはホーンで5kHz〜35kHzである。つまりクロスオーバー周波数はLow-Midは800Hz〜3.5kHzの間、Mid-Highは5kHz〜20KHzの間で決めることになる。

ただしたとえウーファーの上が3.5kHzまでとしても3.5kHzギリギリまで引っ張るのは良くない。せいぜい2.5kHz、理想は1オクターブ余裕を見て1.8kHz程度にした方がよい。MidやHighの下側はさらに安全を見た方がよい。これには2つ理由がある。1つはクロスオーバー周波数が仮に10kHzとしたら、つまりツィーターで言えばの再生下限は10kHzということだが、10kHzでバッサリ低音側をカットするのではなく、10kHzから徐々にゲインを下げていって1オクターブ下がったところ、つまり5kHzで元の音圧の6dB減衰や12dB減衰や24dB減衰ということなので、少し余裕を見てカットした方が良い、というのと、もう一つはユニットの得意な部分を使ったほうがよいという理由だ。食べられるけどあんまりおいしくない部分は使わずにおいしいところだけ使って料理しましょう、ということだ。ちなみにチャンネルデバイダーの標準的な減衰率は24dBである。うちのもそうである。6dBが1/2なので24dB減衰ということは、1オクターブ下がれば1/16になるということである。つまりゼロにはならない。

特にホーンは下側をギリギリまで使うと明らかに音が悪くなる。いわゆるホーン臭さが出る。ということで我が家のステレオに当てはめればクロスオーバー周波数はLow-Midは1.5kHz〜1.6kHz、Mid-Highは10kHzあたりが目安となる。あとは音楽を聴きながら調整すればよい。最後は耳が頼りである。

クロスオーバー周波数が決まればあとはゲイン調整だけである。ゲイン調整はウーファー、ミッドレンジ、ツィーターの音の大きさを揃えることである。基本的にはクロスオーバー周波数のサイン波を再生して各ユニットの音の大きさを揃えればよい。耳で聞きながらでもできるが単純に音の大きさなのでマイクで拾ってテープレコーダーなどのVUメーターでチェックすれば正確に合わせられる。

ちなみにアンプは3台とも同じものなので、単純にはスピーカーユニットの能率でゲイン調整はほぼ決まる。ホーンドライバーやホーンツィーターは能率が高く、コーンスピーカーは能率が低い。最近流行の小型スピーカーでウーファーが20センチ以下のものなどはスピーカーのコーン紙を重くしてf0を稼いでさらに製造コストを下げる方針なので能率はかなり低い。だが昔と違って安いデジタルアンプでも100Wくらい出るので仮にスピーカーの能率が80dBでも音量的には問題ない。だが私の経験では能率の悪いスピーカーは音はあまり良くない。これは一概には言えないが能率が良い(高い)スピーカーと悪い(低い)スピーカーではアンプで同じ音を出してもスピーカーから出てくる音の大きさはずいぶん違う。能率95dBのウチのウーファーと最近多い背の高いタイプのスピーカーのウーファーはだいたい85dB以下で10dBくらい違うが音の大きさは3倍も違う。だが歪みも3倍違うかといえばそうでもないように感じる。つまり能率が1/3になっても歪みは1/3にはなっていない。ここで注意点だが歪みというのは広義では雑音の類だが、アンプなどのザーとかサーとかいうノイズとは異なり、音楽の奇数倍音を主とすることが多い。つまり普通に聴いていると歪みには気が付かないことも多い。簡単にわかる方法がある。少しボリュームをあげる。すると音が大きくなった以上にウルサイと感じるのが歪みの多いスピーカーの特徴だ。わかりにくいように聞こえるかもしれないがかなり違いがはっきり出る。

さて、我が家のスピーカーは低音は30センチコーンで95dB、中音、高音は105dBくらいである。ウーファーの95dBは決して悪くはないが、高効率のホーンやドライバーに比べるとあきらかに能率が悪い。その昔30センチや38センチを2コなんてスピーカーがあったが、あれは2つにして能率を上げ、ミッドやハイのホーンに合わせるためだった。

さて、ということで私はどうやっているかと言えば、中音と高音はパワーアンプのアッテネーターでマイナス8dB調整し、残りをチャンネルデバイダーのゲイン調整つまみで微調整している。非力な真空管アンプでアッテネーターで減衰までしても家が壊れるくらい大きな音が出る。




2024年5月14日火曜日

ハンバーガー

 久しぶりにハンバーガーをつくった。うちは牛肉ではなく豚肉を使ってつくることが多い。豚肉の方があっさりしていておいしいと家族みんなが言う。わたしもそう思う。

黒豚の挽肉3パックとタマネギ

材料は豚挽肉とタマネギだけ。あとは塩とこしょうと焼くためのオリーブオイルくらい。卵やパン粉は絶対加えてはダメ。不味くなる。


タマネギ1コ半をみじん切り

最初にタマネギをみじん切りにする、泣きたくならないようにするには包丁をよく研いでおけばよい。またはタマネギを冷蔵庫で冷やしておくのも効果的。


テフロンのフライパンでかるく炒める


中火でタマネギを炒める。色が変わるほど炒めてはだめ。しんなりするくらいでよい。油は使わない。だからテフロンのフライパンがよい。


このくらい炒めれば十分


次に豚挽肉をフードプロセッサーでこねる。ボウルに入れて手でこねるにはだめ。時間がかかりすぎて疲れる。フードプロセッサーにかけるときは塩を加える。


豚挽肉をフードプロセッサーでこねる


肉は塩を少し加えてこねるとかなり粘り気が出て十分形がまとまる。パン粉や卵をつなぎに入れなくても全く問題ない。むしろ卵やパン粉は味が悪くなるので使わないほうがよい。これは牛肉を使うときも同じ。フードプロセッサーは低速で3分くらいこねる。うちのフードプロセッサーは山本電気という会社のだが、モーターのパワーが弱くて頼りない。すぐに過負荷で止まってしまう。こういうのは業務用かアメリカ製がよいかも。

話は変わるが、ジューサーで以前、ティファールとかパナソニックとか使ってみたが氷を入れるとまるでダメで全くオハナシにならなかった。それでアメリカ製のバイタミックスに変えたのだが、まるで違った。そりゃもう全然違った。もう何年も使っているがすこぶる快適。パワーは重量挙げの選手と幼稚園児くらい違う。おおげさではない、本当にそれくらい違う。

さて、肉をこねている間、タマネギのみじん切りはフライパンごと扇風機で風を当てて冷ましておく。ここで十分冷ますことがたいせつ。ぬるいと挽肉を混ぜたときに肉の脂肪分が溶けてベタベタして作りにくい。

フードプロセッサーの挽肉に冷えたタマネギを入れて再び低速で混ぜこねる。十分混ざったらタマネギを炒めたフライパンに空けておく。皿でもよい。黒こしょうを振りかける。


黒こしょうをすこし多めにかける(火にはかけない)


テキトーな分量で丸めてフライパンに並べておく。

テキトーな大きさで丸めておく


これであとは焼くだけになった。焼くのはテフロン加工ではない鉄のフライパンがいい。よく熱して油を回してすてて、少し冷ます。


焼く

中火で焼く。フタはしない。

裏返して焼く


塩を加えてしっかりこねたので型崩れしない。


パンを焼いて、マスタードを塗りレタスやトマトといっしょに焼きたてをはさんでハインツのトマトケチャップをかけながら食べる。

食べるのに忙しくて完成品の写真を撮り忘れた。悪しからず。

これは以前作ったときの写真。まあ、だいたい同じなので・・・

ハンバーガー


今回のとはパンがちがうけどまあいいだろう。パンと言えば最近ニュースでパスコのパンにネズミの死骸が入っていたというのがあった。こういうことが起きると企業の体質が明らかになる。なるべくはやく火を消して損失を最小限にしよう、という企業と、あってはならないことが起きたのだから損失よりも何が何でも原因究明と企業体質の改善に全力を入れる企業と。残念ながら後者は少ない。パスコもそうだ。全ラインを止めるべきだった。企業のHPには5月7日付けの突っ込みどころの多いお知らせとお詫びがあるが、その後1週間経ったがその後の報告はない。ウチでは時々マフィンを買っていたが今後2度とパスコのパンを買うことはないだろう。

ちなみにねずみの入っていたパンは「超熟」という食パンで商品のキャッチコピーが「余計なものは入れない」らしい。