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2026年5月12日火曜日

ステレオ装置と趣味なんて自己満足なんだから、という・・・

 5月中旬になり少しずつ仕事が来るようになった。そんな中、使っているソフトのユーザーインタビュー取材の依頼が来た。もう少し早ければヒマだったので良かったが、このタイミングなので月末でどうですか、と返事を返しておいた。もう一つ、5月前半は前にも書いたがヒマだったので図書室、工房、そして書斎の改良をはじめることにした。

左足のつま先の関節を痛めてあまり無理はできないので、やりかけの図書室と工房はかなり手間がかかるので一旦延期することにし、書斎のレイアウト変更に着手した。こちらはのんびり作業しても1週間程度で終わるだろうから足の負担を考え休み休みできる。それに書斎は仕事場所なので忙しくなるとレイアウト変更なんてまずできない。

そんな訳で始めたがおかげで今は書斎がめちゃくちゃになっている。この状態では取材はちょっと受けれそうもない。よって月末にお願いしたわけだが、仕事も少しずつ入ってきたのではたして月末までに終わるだろうか。

さて、まずはメインのステレオ装置まわりの変更から。メインのステレオ装置はレコードプレーヤー2台とCDプレーヤー1台、それとMacからDAC経由を音源とし、スピーカーは3ウェイで、これをプリアンプ、チャンネルデバイダー経由マルチアンプで鳴らしている。マルチアンプというのは3ウェイスピーカーならアンプを3台使う方法で、そのためスピーカーケーブルは左右3本ずつで全部で6本となる。ケーブルは床上に這わすとホコリが溜まるし、掃除もしにくい。またロボクリなどがケーブルに引っかかってしまうこともある。6本もあればなおさらである。

そこで以前自作のケーブル受けを作り、これを壁に留めてケーブルを壁に固定することにした。今回スピーカーの位置を少し動かすのでケーブルも少し調整する必要がある。

スピーカーケーブル、カナレ4S8
このケーブルはスピーカーの後ろなので見えなくなる。これは配線のためスピーカーを50センチほど前に出して作業している写真である。


スペーカーケーブルを壁に留める治具


スピーカーケーブルはカナレの4S8を使っている。スピーカーケーブルは様々なケーブルが売られているが私の考えではケーブル長が10メートル以内であれば電気器具に使われているビニル平形コード、いわゆる普通の電源ケーブル程度の性能で問題ないと思っている。ただしビニル平形コードは極性がわかりにくい。赤黒のものあるがちょっと見た目が悪い。そこでカナレの4芯ケーブルである。見た目は黒のキャブタイヤで強度もある。キャブタイヤというのは断面が円形のケーブルで家具などに挟まれても断線しにくく、取り回しもしやすい。また平形コードのようにねじれる心配もない。

よくオーディオ好きのおじさんで電気的な知識のない人たちはやたらと電線にこだわるが、私の考えではお金の無駄だと思っている。ヒドイものは数メートルで何十万円なんてものもある。それでオーディオ関連の評論家やライターが音の鮮度がどうのこうのと言うものだからその気になって買うようだが、何十万円は馬鹿らしくて試したことはないが、1m数千円のケーブルと1m80円くらいの普通の電線で聞き比べをしたが何度聞いても違いはわからなかった。アホらし。ただしケーブルなら何でもいいかと言えばそうでもない。やめた方がいいのはAmazonお薦めのAmazonスピーカーケーブルで、評価も高くその評価を読むと皆「私にはコレで十分」「違いがわからないからこれでいい」とか言ってる。そう、違いはそれほどないかもしれない。特にミニコンポでスピーカーケーブルが3m以下なんて場合、音的にはまず差はない。だがこのケーブル、なんとクラッド線である。クラッド線というのは基線がアルミでそれに薄く銅をめっきしてあるもので、外力にものすごく弱い。なのでアンプやスピーカーにつなぐ部分など数回曲げるとポロポロと切れてしまう。そんなケーブルは絶対使わない方がいい。Amazonには銅線のケーブルもあるようなのでそっちを買った方がいい。

さて、私はカナレの4S8だが、これは4芯で直径8ミリのケーブルという意味でもちろん銅線で、電気抵抗的には10mで0.15オームなので性能としては問題ない。カナレには4S6や4S11があり、4S6は直径6ミリ、4S11は11ミリだ。スピーカーケーブルが5m以下なら4S6でも全く問題ないだろう。4S11は線が太くて家庭用としては取り回しがしにくいのでお薦めしない。銅線には純度によりグレードがあるがいわゆるタフピッチ銅という安い銅線で問題ない。銅の純度を上げると確かに電気抵抗は減るがケーブルがよほど長くない限り音質に差は出ないだろう。

また例えばカナレを買うならAmazonは値段が高い。4S8が1mで890円もする。同じケーブル、サウンドハウスは280円だ。サウンドハウスでも3千円以上で送料無料だ。

ついでにインターコネクトケーブルについても少し、これはCDプレーヤーなどとアンプをつなぐケーブルで通常RCAピンケーブルを用いられる。このケーブルは電気抵抗はあまり気にする必要はない。だが流れる電気信号は微弱なので空中の電波などを拾うとやっかいだ。なのでシールド線になっている。このシールドがきちんと作用していれば良く、ケーブルの性能としてはあとプラグがしっかりしていればよい。性能としてはそれ以上でもそれ以下でもない。シールド性能についてはCDプレーヤーで何も音楽をかけずにアンプのボリュームを上げてみればノイズをどのくらい拾っているかわかる。シールド性能が不十分だと小さくラジオが聞こえたりする。具体的にはあまり長いケーブルは使わず、機器間の距離に少しだけ余裕がある程度の長さのケーブルで例えば1mのケーブルなら1本千円〜2千円程度のもので十分と言える。これも50センチで1万円のケーブルと1mで800円のケーブルで聞き比べをしたが違いは全くわからなかった。

オーディオ機器で音に差が出るのはケーブルなどではなく、スピーカーである。音質についてはここがだいたい8割くらいのウェイトを占める。当たり前だがこれは誰が聞いてもわかるほど製品によって違いがある。次がレコードプレーヤーのカートリッジ、これもスピーカーほどではないが結構違いが出る。CDプレーヤーやアンプはその次である。

CDプレーヤーやアンプなどはある程度、それぞれだいたい15万円以上のものなら何を選んでも大丈夫だろう。ただし操作性や見た目も結構大事かもしれない。そのあたりは好みで選べばいいと思う。例えばパナソニックの高級アンプなんて笑ってしまう外観で、誰がどう見たって上下逆さまなのである。これ、おそれくデザインの「デ」の字もわからないオジサンが固定観念にとらわれないつもりでデザインしたのかもしれないが、ボリュームつまみというのは操作部で、メーター(インジケーター)というのは表示部である。そしてボリュームつまみを手で操作するとき、表示部が下にあると手で隠れて見にくい。だから人類の機械づくりの歴史の中で操作は下で表示は上になっているのが自然に見え、これを逆にするとおかしなものに見えるのだ。

パナソニックのおかしなデザインのアンプ

少し極端な例だがこんなアンプを使っていると、せっかく良い音楽を聴いていても落ち着かない可能性が高い。もちろん気にならない、という人もいるだろうが、私に言わせれば「にぶい人」である。

こういう機器などの「たたずまい」というのは生活空間の中ではとても重要で、これは機器だけでなく例えば「本棚」や「食器棚」などでもそうと言える。本棚を例に取ると、そこに並んだ本が私たちに何かを語りかけてくるのであり、知や教養が気取ったものではなく、楽しみとして生活に溶け込んでくるための装置なのである。

だから同じ本棚でも何とか全集みたいなのをズラーッと並べるようなのは単なる成金趣味ぽく見えてすごく浅く薄っぺらく見えてしまうし、そういう本棚の人と話をしても教養は感じられず、たえず誰かにどう見られるか、どう見られたいかばかりを感じてしまうのである。

家電製品でも本棚でも食器棚でも何でもそうだが、ステータスなんて微塵も考えずに、どれだけ本を読みたくなるたたずまいなのか、おいしい料理を作ってみたくなるたたずまいなのか、深く音楽を楽しめるたたずまいなのか、といったことを考え選ぶことだ。

さて、スピーカーの位置調整とケーブルの配線がおわり、スピーカー回りがようやく片付いた。

スピーカー回りの片付けが終わった

このモニターは映画鑑賞用ではなく仕事のデータを確認するためのものでほとんど使うことがない。デジタルサイネージはタテ使いだがそれはあまり原寸で確認する必要ないのでこれは使わないが、展示会などで流している動画は音声と共に原寸に近いモニターで確認した方がよいと考えチェック用に購入した。だが最近はこの手の仕事にも慣れ、大型モニターでのチェックまでは必要なくなったのでほとんど使わなくなった。そもそも私はホームシアター的なものがあまり好きではない。まずもってテレビ放送はもう20年以上全く見ていないし、映画はよく見るが大画面で観たいとはあまり思わない。だからリビングにでっかい液晶テレビなんてウチには不要なのである。私は映画はひとりで観ることが多い。だから書斎で仕事の合間や少し時間ができたときに観る。27インチモニターで観る。

さて、次はスピーカーを除くステレオ装置まわりの掃除である。けっこういろいろ装置があるので、時間がかかる。レコードプレーヤーが2台、昇圧トランス1台、フォノイコ2台、CDプレーヤー1台、プリアンプ1台、真空管パワーアンプが3台である。これらを丁寧に掃除する。アルコールを含むウェットティッシュで拭く。

拭き終わったので久しぶりにメインのステレオで音楽をかける。ずっと仕事が忙しかったのでほんとうに久しぶり。レコードが聴きたいがそれは今度にして今日はCDで我慢。マックスリヒターのスリープを聴く。CD8枚組だが今日聞いたのは1枚目。マックスリヒターはオーケストラにシンセサイザーの低音を加えた曲が特徴で、このスリープもそうである。各ユニットがきちんと再生するかをチェックするのにちょうど良い。普通のクラシック音楽では低音は一番低くてコントラバスの50Hzくらい。ただしコントラバスの50Hzなんて実際の曲の中では音が小さすぎてわかりにくい。だからこのCDを選んだのだ。ちなみに高音はピッコロやバイオリンが4000Hzくらいかな。ただし例えばバイオリンの高音などは倍音を伴うので3000Hzくらいの音でも4倍音で12000Hzくらいまではよく聞こえる。だがそれ以上は聴覚がついて行けない。私が自分の聴覚をサイン波を流して確認したところ15000Hzが限界だった。アウトドア用品の店舗などで蚊を近づけないためだろうか高音を流しているあれが15000Hzくらいかな。

一時期ハイレゾなどといって40000Hzまで再生可能なスピーカーなどが出ていて、それに合わせハイレゾ音源なるものが流行ったことがあるが、あれは全く意味がないと思っている。ソースの多くは既存のCD音源を使って擬似的に超高音を加え、さらにイコライジングにより音の傾向を変えただけのものだった。ヒドイ話である。それでもオーディオおじさんなどは聞こえなくても感じるとか訳のわからない理屈を言う人がいるらしい。まあ勝手にすればいいが、そういう人達は音を聞いて音楽を聴いていない人が多いように思う。つまり好きな音楽の好きな演奏より、最優秀録音盤みたいなのを好んで買うひと達で、もうまったくハナシが通じないのである。ついでに言うとこれは音楽だけでなく、車やカメラなどでも同じで、高性能を求めそれを「持つ喜び」、「使う喜び」なんてすごく薄っぺらいことで、そんなことにこだわってモノ選びをするなんて実にもったいないのである。

車なら多少ポンコツくらいが楽しく、それにステキな彼女でも家族でもワイワイ楽しみながら買い物に出かけたり山や海に行くのがいいし、カメラもフルサイズのものよりマイクロフォーサーズの軽いもので楽しく最高の写真をたくさん撮ってそれをプリントして楽しむ方がはるかにイイ。料理でも数百万円の高級キッチンで絶えず汚さないことを気にしながら料理するより、クリナップのフツーのキッチンでおしいものたくさん作って恋人や家族とケラケラ笑いながらおいしく食べる方がはるかにイイ。つまり何を持つかではなく、どう使うかがあってこそそこに自分自身が投影できるわけで、そこに始めて有意義な時間が生まれるのである。趣味なんて本人が満足ならそれでいいという訳ではないのである。

その後スピーカーのサランネットの張り替えも終わり、その他の片付けも一段落した。まだ細かな作業は残っているがそれらは急ぐ必要もない、期限を決めずにのんびり進めればいいだろう。

ステレオ装置





2026年5月1日金曜日

ゴールデンウィークは片付けと音楽かな

 仕事がないままゴールデンウィークに入った。今日は5月1日で製造系の会社は休みのところが多い。また連休明け5月の7、8日の休みを取る人も多いし、連休明けにすぐ仕事の依頼が来ることはまずないので、少なくとも11日の週まではヒマな状態が続くだろう。

つまり珍しくゴールデンウィークは休みなのである。ただし先日書いたように足の関節を痛めてしまったので遠くに出かけたり、改修工事などはちょっとむずかしい。もうだいぶ傷みは引いたが油断は禁物で、関節炎はとにかく安静にするしか治癒の方法はない。

というわけで連休中、何をしようかと考えている。まずは久しぶりにお香を焚いて買っておいたウィスキーを空けてチビチビやりながら考えることにした。音楽は先日届いたヤン・ガルバレックとヒリヤードアンサンブルのムネモシネ。

お気に入りの竹のお香

お香はミニ火鉢のような香炉で焚く。お香用の香炉は穴の空いた傘ような形状のものが多いがあれは中がススでベタベタになるので、こういう香炉の方が好きだ。どのくらい残っているかもひと目でわかる。また佇まいもいい。置いてある場所がスピーカーの上なのがちょっと・・だが、ここは現在改修予定である。なので当分はこのままである。

グレンリベット

ウィスキーはグレンリベットで、これは大のお気に入り。グレンリベット以外のウィスキーを買うことはほとどなくなった。だが昨年秋以降ずっと忙しく、ウィスキーどころではなかったのですごく久しぶり。

ヤン・ガルバレックとヒリヤードアンサンブル「ムネモシネ」

そうそう、ヒリヤードアンサンブルのCDはヤン・ガルバレックとの共演以外にも何枚も持っている。

ペロタン

なかでも好きなのがペロタンで、ヤン・ガルバレックとヒリヤードアンサンブルとは違って教会色が強いがこれはこれでたまに聴くのはいい。特に手前の黒いジャケットのCDは大のお気に入り。

私の音楽の好みはクラシック音楽は中世からバロックまでと近代から現在までの間が好きで、その途中は比較的手薄になっている。特にロマン派の作曲家のレコードやCDはとても少ない。シューベルト、ショパン、メンデルスゾーンなんて1枚もないかもしれない。いやショパンはピレスのがあったかな、でもあまり聴かない。

ちなみに「現在」と書いたがこれは「現代音楽とそれ以降」という意味である。

ひとつには仕事をしながら聴くには中世〜バロックや近代〜現代〜現在というのがBGMとしては最適だというのが大きいがそれだけではない。誤解を恐れずに言うと構成がはっきりしていてシンプルなのが両者の共通事項と私は感じている。中世〜バロックがそうなのはそうだろうが現代音楽はそうかな?と思えるかもしれない。現代音楽を含むモダンアートは絵画なども含め、芸術が持つ様々な要素を分解しその一要素を取り出したりしたものが多い。したがって難解のように感じるかもしれないがシンプルなのである。取り出した一要素を際立たせることで成立するので構成もシンプルであまり重層的ではない。そのシンプルさが仕事をしながらに快適なのである。

モダンアートの特徴としては上記に加え、従来的手法とは異なる構築方法を使う、と言うのもある。特にモダンアート後期はその傾向が圧倒的に強い。たとえば音楽であれば意図的に不協和音を用いたり、音階を壊したり、偶然性などを取り込んだり。だがこの新しい構築方法というのはモダンアートの実験としての面白さを提供してくれたと同時にモダンアートそのものを終焉に導いてしまった。まあ壮大な実験を目の当たりにできて私自身とても楽しめたのでよいが、これをあんまり体験しなかった人たちは実にもったいないことをしたのでは、と本気で考えている。科学でもアートでも実験に立ち会うのは楽しいものである。ただし同じ実験を何度も見せられても楽しいものではない。これがモダンアートの最大の問題点だった。つまり常に今まで誰もがやらなかっとことやること、探すことがモダンアートの唯一の命題になりその終焉は沈黙と消失という究極の回答でもたらされることになったのである。

従ってモダンアート終焉つまり臨終の正確の年を言うことができるのである。

現代音楽の臨終は1952年で、ジョン・ケージの「4分33秒」がニューヨークで初演されたとき

モダンアートの絵画の臨終は1953年で、ラウシェンバーグが「消されたデ・クーニング」が製作した年

ついでに言うと現代建築(モダニズム・アーキテクチャー)の臨終は音楽や絵画からずっと遅れて1972年ミノル・ヤマサキの「セントルイスの集合住宅」が爆破され取り壊された年である。

もちろんモダンアートやアーキテクチャーの死後も音楽は作られ、絵画や彫刻も作られ、建築も作られている。だがそれらは壮大な実験や理想主義の終焉のあと、ちょうどSF映画にあるような世界戦争で人類がほぼ滅びたあとの物語のようで、集落によってその生き様はバラバラなのである。もちろんソレ自体悪いことでも何でもなく、むしろそれがヒトの営みとして自然なのかもしれないし私自身好きな作品もとても多い。だが狂ったように突き進んだあの当時のムーブメントは眺めているのが、いや正確にはリアルタイムエイジではないのでその大部分はトレースしたといった方が正確だが、実におもしろかった。そう、トレースで十分楽しめるのだから極端なハナシ今からでも間に合うのである。そしてリアルタイムでないことが良い方向に作用することもある。中世の音楽と現代音楽の死後の世界の間を光速で行ったり来たりできるように。

メシアンの「天上の宴(Le Banquet céleste)」のあと、ヤン・ガルバレックとヒリヤードアンサンブルの「ムネモシネ」を聴き、次に800年もすっ飛んでいき12世紀の「ペロタン」を聴く。そしてふたたび戻ってきてグラスの「フォトグラファー」。そこに800年の年月の隔たりはなく、さながら昨日と今日なのである。

フィリップ・グラスのCD



さて、ゴールデンウィーク、結局は掃除と散歩で過ごすことになった。掃除の日の次の日が散歩、そしてまた掃除の日と交互に。年末に仕事が忙しくて大掃除ができなかったので、今やることにした。やりながら思う。暮れの寒いときより今の方が掃除にいいのでは?と。換気しても寒くなく、お湯の出もよくジャバジャバ洗える。半袖のTシャツで作業もしやすい。おまけにこの時期どこに行ってもたいていヒトが多い。掃除ならそんなの関係なくできる。

で、次の日の散歩、最近散歩で良く行くのが光が丘公園。地下鉄で一本で行けるし、連休でもそれほど混んでいない。そこで少し歩いてたくさんあるベンチで飲み物を飲んでのんびりするのもイイ。そうそう今日は空も良かった。今日は風が強かった。風が強い日はたいてい空がイイ。



帰りに駅の近くで食材を買って帰る。

帰宅後夕食の後書斎の掃除、といっても働くのはロボクリ君。このロボクリはもともと寝室で使っていたのだが赤ランプが点灯して故障したようだったので買い換えた。で、捨てようかどうしようかと思っていたのだが赤ランプはバッテリー寿命ということなので、バッテリーを交換したら動いた。

ロボクリ


バッテリー交換の時、ついでに分解して掃除し、書斎で余生を過ごしている。中華製の安いロボクリだがまだ使えそう。寝室はエレクトロラックスというスウェーデンの会社のロボクリにした。スウェーデンだが製造は中華。家電は中華が多いね。

SF映画でロボットにも個性はあるか、なんてハナシがよくあるが、そりゃアルでしょ、ロボクリにもあるくらいだからね、とエレクトロラックスのロボクリの動きを眺めながら感じたのであった。

さて、その後古楽をもっと聴きたくなりCDを何枚か注文した。マイナーなので海外からの発送も多く、到着まで時間がかかるが仕方がない。月末までには届くだろう。

先行して届いたCD








2026年4月16日木曜日

ヤン・ガルバレク、書斎の写真

 今日はカミさんが明治神宮にお参りに行きたいというので、一緒に行く。お祓いをしてもらい、帰りに北参道口経由で新宿まで歩き、鍋焼きうどんを食べ、三井ビルの広場でコーヒーを飲みながらのんびり。天気もよい。その時、明治神宮のお祓いの時の舞いについて、演奏も人手不足で笙がなくなって残念だね、と話した。雅楽の楽器は後継者も少ないのだろうね、と。

帰宅後自家製ジンジャエールを飲みながらYouTubeで雅楽の動画を見ながらカミさんは、「この音好みだけどなー」というので、そうね笙の音は空間の空気を変える力があるね、でもこの音楽を1時間も2時間も聞き続けても飽きそうだし、今の人の感性に訴えるものがないのかもしれないね、というところで話が落ち着いた。

でその時ふと思い、例えばヤン・ガルバレックとヒリヤードアンサンブルなんて、古楽器と現代、グレゴリオ聖歌やペロタンなどとサキソフォンをうまくマッチさせて、例えばデートの時にでも、おしゃれで薄暗いバーでこういう曲がかかっていたら1時間とかあっという間だろうね、雅楽もそんな風にできたらいいのにね、と。そんなことを話しながらYouTubeでついでにムネモシネを久しぶりに聴いたのだが、たしかムネモシネとあと2枚くらいCDを持っていたはず、とその後書斎で仕事をしながら聴くことにした。

だが、どういうわけかムネモシネが見つからない。CDのラックにもitunesにも。見つかったのはこの2枚。オフィチウム。


仕事が忙しいときはどうしても睡眠不足になり、疲れているとき聴くと眠くなるのでダメだが、今は仕事も少なく急ぎなのは遊園地の仕事1件だけ。なので今日はこの2枚を交互に聴くことにした。たしか1990年代の録音だったように覚えている。ムネモシネも90年代かまたは2000年代の初めの頃だったと思う。

見つからないムネモシネはAmazonに注文、さらにもう1枚別のCDも注文した。深夜仕事をしながら静まりかえった書斎で聴くのによさそう。私の書斎は天井照明がなく、壁に写真を照らすブラケット照明だけの薄暗い部屋なのでこういう音楽がとてもいい。仕事だけでなく考え事をするにも、読書をするにも。

遊園地の仕事は明日の夜までには終わる予定なので、読書もいいが、明日の夜は久しぶりにこれを聴きながら昔撮った写真のプリントでもしようかな。

だが結局その晩はあれこれやることがあってプリントは延期、日を改めてプリントすることにした。タイトルから外れてしまうが音楽はビル・エバンスで松岡正剛の「外は、良寛」をペラペラとページを繰りながらプリント。今日は書斎に飾ってある4枚のポートレート写真の入れ替えである。昨年だったか入れ替えたときは白黒写真からカラー写真に入れ替えた。今回はふたたび白黒写真にした。










プリントのあといつもの物干し竿で乾燥させ、額装した。マットは黒のものを加工し直して使った。マットにはイラストレーションボードの2ミリ厚を使っている。マットの窓開けには45度カッターを使う。45度カッターはコツをつかむまで少し練習する必要があるが、慣れればそれほどむずかしくはない。ただしカットするときはカッターマットの上ではうまくいかない。必ずスタイロフォームなどの上でカットする。



4枚とも写真を入替え、書斎の雰囲気もだいぶ変わった。中には飾ってきて今ひとつと言う写真もあったが、まあそのうち入れ替えればいい。



さて、そうこうしているうちに、ようやくヤン・ガルバレックとヒリヤードアンサンブルのCD「ムネモシネ」が届いた。Amazonに注文したとき、新品は6月にお届け予定なんてこと言うものだからキャンセルし、4月中に届きそうな中古のCDを注文した。それが今日届いた。盤の状態やケースなどはまあまあといったところ。新品との値段差もあまりなかったので本当は新品が欲しかったが、6月では遅すぎる。今聴きたいのだ。こういうのはその気になっているときというのが大切で、6月になって気分的にどうでもよくなってしまっていたら新品でもありがたみはない。その時に吹いている風をつかむような感覚が結構大切だと思っている。我慢すべく物事と我慢していけない物事があると思うのだ。

ムネモシネのCDが届いた


届いたCDを見るとドイツ盤で、発送元はフランスだった。
写真に写っている手前のノートはAmazonで「ムネモシネ」で検索したら出てきたノート。ムネモシネという名前のノートらしい。これも何かの縁と思い無地のものを注文した。このノートはCDよりだいぶ早く、注文したらすぐ届いた。
確かムネモシネというのはギリシャ神話の神様の名前か何かで、「知」だか「記憶」みたいなのを司る・・・だったような。だからノートにこういう名前をつけたのだろう。
ラファエル前派の画家ロセッティにムネモシネの絵があったと思う。そこで図書室に行って関連しそうな本を何冊か書斎に持ってきてペラペラとページを繰ってみたのだが見つからなかった。
ラファエル前派というのは絵画をアカデミズム的なつまり現代的モチーフではなくルネッサンス以前のように文字通りラファエロ以前に戻って描きましょ、という運動で、有名な画家にロセッティの他バーンジョーンズがいた。
ただこのラファエル前派、例外なくみんな絵が下手だった。まずもってデッサンやポージングがなっていなかった。なのであまり好きになれず、従って画集もほとんど持っていない。またロセッティという画家は人間的にもどうもクズ男君だったようで、そういうのもなんとなく嫌だった。
唯一ロセッティの描いた「プロセルピナ」これもギリシャ神話だね、の絵はかっこよくていいなと思っていたが、着色が下手でカラーより白黒の図版で見た方が何倍もカッコよかった。
図書室にあったラファエル前派の本

たったの3冊である。これらの他に単独にバーンジョーンズの画集が1冊あったがお恥ずかしながらそれだけだった。絵が下手っぴなので画集を買う気になかなかならず・・・と言い訳である。
と、そう言えば白黒写真のかっこいいプロセルピナが出ていたBT(美術手帳)があったはず、と再度図書室に探しに行くとあと2冊ほど見つかった。
カラー版と白黒版のプロセルピナ

白黒の方が何倍もかっこいい。
ま、とりあえずラファエル前派は忘れてムネモシネをゆっくり聴くことにしよう。




2025年12月27日土曜日

2025年を振り返る

 1月

Mac用の音声などのコントロールボックスを製作した。仕事をしながら聴く音楽は集中したいときや電話がかかってきたときは音を止める必要がある。Macのボリューム調整でミュートにすることもできるし、アンプのリモコンでも調整できるが、入力切替などもできるようにしたいので、コントローラーを作りモニターの下に設置することにした。Mac3台のUSBポートや音声の入力切替も付け、これがたいそう便利でとても気に入っている。

コントロールボックス(モニターの下)


2月

写真撮影用の照明を作り直した。もともとのアンブレラはボロボロになり、しかも光度が足りなかった。また補助照明も同様にアーム部を作り直し、撮影位置のマーキング用レーザーポインターこれは今回新規に制作し、すべてを箱に収納した。おおむね計画通りにはできたのだが、実際に使ってみると改善すべき点もいくつか見えてきた。だが仕事が忙しく、まだ改良に着手できていない。

写真撮影用照明

3月

はじめて遊園地のライドの模型を作った。2月末に着手し3月の頭に完成し納品した。この模型はプレゼン用模型だったので製作範囲も限られ細部も簡略化した。装飾のデザインをクライアントに見せるための模型である。

ウェーブスゥインガーの模型

4月

長年懸案だった図書室のリニューアルがようやく完了した。もともと自作の木製本棚6本と既製のスチールの本棚2本だったのを、スチールの本棚は撤去して木製の本棚6本を追加し合計12本とすることにした。使いやすく収容量も大幅に増え見た目もすっきり、仕事のファイルなども置けるようになった。

図書室の本棚

5月

シーラー台を製作した。ロールフィルムをセット冊子などをパッキングするための台。シーラー本体は昔購入したものがまだ使えるので消耗品を取替え再利用した。これで作業効率が大幅に向上した。

シーラー台

6月
図書室が完成して次は書斎の仕事の環境を少し改善したいと考え、あれこれ計画し始めた。まずは現状の問題点を把握するため、仕事中に手を休め作業環境を写真に撮影し、客観的に眺めることで問題点を明確にした。一度ではなく期間をあけて何度か写真を撮りながら改善方法を考え、すぐにできる改良は実施しながら、進めることにした。
仕事の環境


7月

仕事が結構忙しくなり、休みなく働くことになった。図書室の次は・・・などと考えていたのが一旦すべて中止で仕事に追われる日々が10月中旬まで続いた。せめてもの楽しみとして以前撮影した写真の中から15枚くらいA2サイズでプリントすることにした。1枚ずつ丁寧にデータを確認し、A4サイズのテストプリントのあとA2サイズでプリントする。プリンターから徐々に出てくる写真を眺めながらコーヒー片手に好きな音楽を聴きながら、仕事はひと休み。私にとって忙しい時の休憩としては最高の時間の過ごし方。

写真のプリント

8月

仕事の忙しさが一層高まり、仕事だけの毎日が続く。新規の顧客からの依頼もあり全く自由な時間が取れない。毎日夜遅くまで土日もなしなのである。せめてもと客先との打合せの時少し回り道をして景色を眺めながらリフレッシュした。ジリジリと暑い夏の日差しもあまり出かけない身からすると心地よかった。

打合せのついでに撮った写真

9月

皆既月食があった。前回の月食から2年ぶりくらいだろうか。今回は時刻も遅く、カミさんと娘は体調を崩して寝ていたので、ひとりで家の外で眺めた。

9月8日の皆既月食


10月
ようやく仕事も一段落し、10月中旬以降はかなりヒマになった。そんなとき国分寺に住む娘から机と本棚の相談があり、いっしょに作ることになった。10月末から製作にかかり11月中旬にほぼ完成した。あとは塗料の臭いが収まったら運んで設置して完了の予定。
娘の机と本棚



11月
久しぶりに旅行に行った。四国一周旅行。高松でレンタカーを借りて1週間で四国を一周した。海沿いを気持ちよくドライブできてよかった。カミさんと娘も気持ちよさそうに寝ていた。
四国旅行

12月
今年はこのままヒマな年末になるかな、年が明けていつまでもヒマだったら困るな〜、などと考えていたが、杞憂だった。四国旅行のあと仕事が立て続けに入ってきた。みるみる年末年始も休めない量になった。毎日仕事でかなり忙しい。あと、カミさんが風邪をひいてこれが少し長引いたので毎日うどんの朝食である。毎日同じ、ゴボウのかき揚げうどん。香川で食べたうどんより美味しいと家族の評判も上々である。
ゴボウのかき揚げうどん

これが私の2025年。






2025年9月25日木曜日

クラウディア・カルディナーレ

 数日前に「時間がほしい」と書いたが、なければつくる方法を考えればよい、というわけでどうやって時間を作るのか考えている。

もちろん仕事の時間、食事や入浴の時間、睡眠時間は削らない。ではどうするか。1日を1時間伸ばして25時間にすることにした。もちろん25時間時計なんて実際にはないだろうしあってもオモチャだろう。そんなものは必要ない。全てのスピードを5%上げるのである。そして時刻を決めてできなかったことをその時間にやることにする。その時刻は流動的にせず決めておく。またやることも事前に決めておく。決め事は入浴の時に考えればよい。入浴直後はエアコンの風で涼みながら仕事をしたいので、入浴後仕事をしばらくした後の気分転換、または夕食の後だろうか。夕食後だと入浴時に翌日の予定を考えることになる。

まずは仕事の休憩時間を少し長めに取ってその時間を使ってみようと思う。結果として仕事の時間が削られただけとならないように仕事量は今以上に厳格に管理することにする。

と、ここまで書いておきながら体調を崩して丸2日仕事を休んでしまった。仕事に関してはギリギリのスケジューリングはせず、常にある程度余裕を持たせているので2日程度では深刻なことにはならない。だが頭痛の残るコンディションでせっせと遅れを取り戻すのはかなり辛い。つまり今の私に必要だったのは効率化ではなく健康管理だったということだ。

いろいろ考えてきたことを全部捨てて、仕事の時間を減らすことにした。

さて、今日は打合せで八王子まで行ったのだが本を忘れてiPhoneでFacebookを眺めていたらクラウディア・カルディナーレが亡くなったとあった。特別好きな女優というわけではないのですべての出演作を観たわけではないが、フェリーニの8・1/2、ヴィスコンティの山猫、あとはウェスタンやフィッツカラルドは観たことある。他にどんな映画に出ていたかな、フィッツカラルドが80年代でそれ以降は引退していたのかな、と思いニュースサイトを眺めてみたが、全く扱われていなかった。

ソフィアローレンと並ぶフィルム黄金時代のイタリアを代表する女優である。なぜ?、ネットにはつまらない顔をしたタレントみたいなのが薬物容疑で保釈されただの天皇家のボクちゃんが万博に行っただのどーでもよいつまらないハナシばかり。これが今という時代だ。無教養な人のくだらない興味だけがオモテにズラーッと並ぶのである。やれやれ。

さて上記の4作のうち好きなのは8・1/2とフィッツカラルドの2作だ。このうち8・1/2は言わずと知れたフェリーニの代表作である。

フェデリコ・フェリーニ監督「8・1/2」イタリア映画 1963年


この映画でクラウディアはカットは少ないがとても重要な役を演じている。演技も存在感もよい。だが残念ながらカメラが悪い。フェリーニはこの映画をドキュメンタリータッチで描きたかったのだろうがそのためかカメラがイーカゲンなカットが結構多い。

フェリーニの8・1/2から

このシーンは全体を通してかなり重要なカットだがクラウディアの演技は申し分ないがカメラは素人同然である。おまけにピンポケなのである。それはないよなぁ、と観るたびにもったいないと思う。

次にフィッツカラルド。8・1/2が60年代後半だったと思うがこれは80年代の映画。

ウェルナー・ヘルツォーク監督「フィッツカラルド」西ドイツ映画 1982年


映画そのものについては以前ココにも書いたので割愛するが、クラウディアはここでもすごくいい。8・1/2ではミステリアスな役だったが、この映画「フィッツカラルド」では陽気な役で、クラウディアが出るシーンはパッと花が咲いたような華やかさがある。この映画、全体を通して決して重苦しいストーリーではないが、能天気なハナシではない。その中で役どころを十分に理解し最高に演じている。クラウディアの良さはさておき、私の大好きな映画だ。

フィッツカラルドから

このシーン、主役のフィッツカラルドが後ろに隠してもっていた包みを笑いながら取り上げて開封するところ。すごくいい。ケラケラ笑いこけても決して下品にならない。

で、残る山猫とウエスタンは学生の頃にテレビで観たことあるが、もういつのことだったかもよく覚えていない。高校生の頃かと思う。山猫は時代とともに没落してゆく貴族の最後の栄華を描いた作品だったように記憶しているが、退屈な映画だったように思う。ウェスタンはこれも有名な映画だがあまり良いとも思わなかったような気がする。そもそもマカロニウェスタンのねちっこいイジメがバカみたいに続くのが嫌いな理由だった。マカロニウェスタンは全部ストーリーが同じ。「いじめ→放浪→帰還→仕返し」これ、今でも好きではない。「いじめ」と控えめに書いたがだいたい家族が皆殺しにされる。あとスクリーンいっぱいに映し出される汚い顔も同様、生理的に受け付けない。

というわけでウェスタンはパスだが山猫はこれを機にもう一度観てみようと思う。さっそくAmazonで調べてみると中古のDVDしかなかった。仕方がないからそれを注文した。6千円ちょっとだった。

届いた山猫のDVD


さて、翌日、今度は打合せで千葉に行った。昨日今日と2日かけて八王子から千葉へ東西に結構な距離を移動したことになる。測ったことはないのでわからないが100キロ弱だろうか。右に50キロ、左に50キロである。両方比べると八王子の方が街としては好きだ。千葉の人には申し訳ないが、千葉はどうも好きになれない。これは昔からで、なんでだろう、土建屋が強くて道路は立派だが建物が貧相なALC版ばっかりでその横をダンプカーがかっ飛ばしているイメージが強い。車のマナーも悪く、どこに行っても歩道に片側乗せて斜めに駐車している。電車はしょっちゅう遅れる揺れのひどいJRか不便の極み京成しかない。今日も総武線快速が15分遅れていて予定の電車に乗れなかった。その点、八王子はJRはオハナシにならないが、京王が時間通りで揺れも少なくとても快適だ。

また、海外旅行に行くとき、昔は国際線はすべて成田で、例えばイタリアやフランスから帰ってくると成田エクスプレスに乗るわけで、そうすると空港からしばらく千葉の街の眺めを見ることになり、昨日(一昨日)までいたローマやミラノ、パリやバルセロナの街からALC版のみすぼらしい千葉の街並み景色が変わり「日本に帰って来るというのはこういうことなの?」とがっかりだった。でも新宿に着いて高層ビルを眺めながらタクシーで帰宅すると「そう悪くもないな」と毎回感じるのである。

千葉はあと煮物や煮魚が信じられないくらい甘いのも辛い。島根に行ったときに食べたノドクロの煮付けが最高で、千葉でも食べられるというのでわざわざ銚子まで行った。料理店で注文して食べたら甘いのなんのでもうガッカリ。仕方がないので早々に店を出て漁港で別に買ったノドクロを家に帰ってから煮付けのリベンジ、その他仕事柄接待などで千葉の料理店には結構行ったことがあるがどこも似たり寄ったりだった。他にも残念ながら良いところが見つからない。

だから今日は気が重い。せっかく良い天気なのにね。ま、仕事なので仕方がない。





2025年9月11日木曜日

時間がもう少しほしい

 仕事が忙しくなり、今月は休みなしで働いている。個人経営のデザイン会社なんて仕事があって忙しいのはとてもうれしいことなのだが、もちろんだから頑張って働くのは全く苦にはならないが仕事以外の時間がほとんど取れないのが少し辛い。

仕事の管理表

黒板の仕事の管理表は今年は1列でMAX15件くらいにしたいと思っていたが、現状29件で2列となっている。このうち青のマグネットは制作作業は終わっていてあとは請求なのでそれらを除くと17件、結構頑張ったね、でもまだ多い。

今日ふと思ったのは最近レコードをまったく聴いていないということ。仕事しながら聴くitunesだけになっている。レコードも買っていない。タワーレコードのポイントも失効してしまったようだ。まあそれは仕方がないかな。でも今日見たらレコードプレーヤーのカバーの上に小さな蛾が死んでいるのを見つけて、なんか「ふうっ」とため息がでた。

もう1ヶ月以上さわっていないメインのステレオ


読書の時間もあまりない。半年ほど前にクライアントから勧められた一冊の本から始まった一連の自然災害に関する読書も最近は電車の中以外では読む時間がとれないので進みが遅い。

手前の3冊が最近買った本

そんな毎日ではあるが、比較的時間をかけていることが2つある。ひとつは食事である。料理や食事の時間はできる限りしっかり取ることにしている。だいたい料理に1時間、食事に1時間、そして食後に30分くらいである。もちろん切羽詰まってのときはご飯に目玉焼きをのせて急いで掻き込んでおしまい、なんてこともあるが、そんなのは年に数回だ。普段はいくら忙しいと言ってもそうまではならない。
さて、ウチは1日2食なので毎日5時間くらいは食事に時間を使っていることになる。料理は気分転換になるし何より好きなので苦にならない。食後はよくデザートを食べながらコーヒーを飲む。そして映画を観る。30分かせいぜい1時間くらいなので1本の映画も分割して観る。
最近観た映画でおもしろかったのは「侍タイプスリッパー」と「あのこは貴族」の2本。「侍・・」は単館ロードショー映画だが、かなり口コミでヒットしたらしい。まあおもしろいのだが私のお薦めは「あのこは貴族」の方だ。こっちの方がはるかにおもしろいし、映画としての出来もよかった。これは読んだことはないが原作もよいのだろうが、脚本と監督のチカラによるところが大きいだろう。キャラクター設定、ストーリー展開、カメラワーク、音楽とどれを取ってもまったく欠点が見つからない。こんな映画は久しぶりだ。監督は岨手由貴子、主演が門脇麦と水原希子、さらに脇を固める助演の俳優陣もみなとてもよい
あのこは貴族

あえてストーリーは書かないが、この映画、登場人物に悪人はひとりも出てこない。わかりやすい善と悪ではないのである。ストーリー展開上「イヤなヤツ」に見える人もいるがそう感じる人は見方が浅い。みなそれぞれの価値観のなかで全うに生きている。
この映画、電通やテレビ屋の映画のように主演の女優が「めいっぱいキラキラ」するようなこともない。また基本、女子映画なのだが「かもめ食堂」や「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」のような善良だがナイーブで少しオツムの弱い女の子ウケのする映画ともまったく異なっている。
そしてそのストーリーも「説明的」になりすぎる昨今の映画とは一線を画している。全てが淡々と進んでいく。
カメラもいい。今の東京を良いとか悪いとかでなく淡々と映し出す冒頭のシーンから、登場人物たちの距離感や背景など、どれをとっても完璧なのである。この映画を観た後「侍・・・」を観るとまるでテレビ番組のように見えるから不思議だ。それくらい「あのこは貴族」は映画としてよくできている。
「侍・・・」はテレビの時代劇がテーマなので意図的にあのようなテレビっぽい絵作りなのかもしれないが、そうであったなら、テレビ的絵作りの部分と映画的絵作りの部分をうまく使い分け、全体でどのように構成していくかにチャレンジしてほしかった。
さて「あのこは貴族」だが、カミさんもすごく気に入ったらしくて、もう何度も観たよ、と言っていた。
おすすめの映画だ。

さて、私の話に戻ろう。もうひとつ時間をかけているのはお風呂だ。忙しくても身体をしっかり洗ってそして少し熱めの湯船にゆっくり最低でも15分ほどつかる。15分は結構長いのでのぼせてしまう。だから風呂場の窓と入り口の扉を開けて外の空気を入れている。前にも書いたが熱い風呂に時間をかけて入ることで身体がリセットされ、ウィルスなどに対抗する作用があるように思っている。まあ私は専門家ではないのではっきりとしたことは分からないがたぶん間違いないだろうと思う。だからちゃっちゃとシャワーだけで済ます人は病気になるリスクが少し高いのでは、と思っている。

さて、いろいろ書いてきたが、時間がなくてできないことが結構たくさんある。それを今日は備忘録として書いておこうと思う。

・仕事の管理用データベースの制作
今はそれぞれの仕事のフォルダの中に費用関係のフォルダがあって、そこに見積書やら注文書、納品書、請求書、外注費の支払いなどのファイルが並んでいる。この方式の良いところは物件のデータと費用のデータが同一の物件フォルダに入っているので成果品と費用の紐付けがわかりやすいこと、それと特にデータベースなどプログラムしないでエクセルやPDFなどを作って入れておけばよいのでインフラの整備がほぼ不要なこと。強いて言うならエクセルで見積書や納品書のフォームを作る程度で、数時間でできる。逆に欠点はいろいろな案件が同時進行する中、費用についてチェックするときいちいち一つずつ物件のフォルダを開いてファイルを探す必要があること。物件の数が少ないときは今の方法でよかったが多くなっているとデータベースで一元管理した方が良いので、時間ができたら具体的に検討をしたいと思っている。

・メインのステレオの埃対策
メインのステレオはスピーカーは別にして、レコードプレーヤー2台とCDプレーヤー、プリアンプと真空管パワーアンプ3台、そのほかにフォノイコライザー2台、昇圧トランス1台がある。このうちレコードプレーヤーと真空管アンプは埃を嫌う。いまはレコードプレーヤーにはカバーをかけているが真空管アンプは1ヶ月も放っておくとうっすら埃がたまる。カバーをかけるか扉をつけるか何らかの対策をしたい。レコードも最近買っていないので時間ができたら何枚か新しいのを買いたいとも思っている。

・工房のリノベーション
工房は模型製作のために購入した大型の機械などが増え手狭になっている。かといって絶対的な部屋の広さはどうにもできないので、効率的なレイアウトと収納方法で快適な作業ができるようにできる限りのことはしたいと思っている。幸い昨年冷房を取り付けたので暑い日でも快適に作業できる。だが、なにぶんにも時間が取れずにそのままになっている。なんとかしたい。

・図書室の本棚の本と資料の整頓
念願の図書室が完成して、少し涼しくなったら図書室でのんびり本でも読みたいと思っているのだが、その前に図書類の整頓が必要だ。これはのんびりやればいいと思ってはいるが、まったく進まないのはあまり良くない。少しずつでも進めていきたい。

・2階の廊下の漆喰
2階の廊下の漆喰壁が傷んで所々ヒビが入っている。そこで全面的に漆喰を上塗りしようと思っている。これも寒くなると乾燥が遅いし、漆喰特有の海藻のにおいが抜けにくくなるので冬が来る前に済ませたいのだが。

・そのほか細々としたこともいくつかある。倉庫のダンボールの整頓、脱衣所の棚の改修、2階の引き戸の交換、模型材料の整理、大型事務機の作業スペースの製作、写真のプリント、レコードを買ったり聞いたり、水彩画の練習、などなど。




2024年12月28日土曜日

2024年を振り返る

 1月

以前撮影した女性ポートレート写真をアルバムとして制作するためデータの再チェックと再現像を始めた。そのため以前作った私の写真データベースに手を入れ使いやすくそして見やすく改良することにした。これにより候補写真350枚を選んび、A4サイズにプリントした。次にその中から100枚に絞り込んだ。選んだ結果もデータベースに反映させた。下はデータベースのメインウィンドウ。自分で作ったデータベースなので使い勝手が良くとても気に入っている。また、カテゴリー欄を設けポートレートの他、花や風景などつまりすべての写真を登録することができるようにした。撮影した全てではなくその中から選ばれた写真のすべてである。現在1140枚ある。


写真のデータベース

2月

今年もビッグサイトで風力展があり、当社は昨年につづき展示物の製作を受注した。昨年制作したジオラマCGの評判が良かったので今年はそのジオラマを模型にして展示することになった。模型製作は模型屋さんに発注したが例によって調整業務はかなりたいへんだった。さらに動画コンテンツまで制作することになりてんてこまい。風力展期間中は忙しく会場には行けなかった。下の写真は別の展示会での写真。ジオラマと模型を並べて展示するのが基本。

風力発電模型

3月

3月中旬になってようやく休みが少し取れるようになった。3月末には家族でお弁当を持ってロマンスカーで江ノ島に行った。新宿から便利なのでカミさんとロマンスカーで昔はよく行った。当時駅前にトニーローマというスペアリブの美味いレストランがあった。海岸を1時間くらい散歩した後でトニーローマでお昼を食べて帰るのが好きだった。残念ながら今はもうない。東京の六本木と三番町にはある。今日はお弁当を持って来た。コサギがいたので写真を撮った。300ミリ(換算600ミリ)にテレコンを付けて1200ミリ相当、これを手持ちでシャッター速度は1/20くらいまでいけるのだからオリンパスはおもしろい。

コサギ


4月

メインのステレオの調子が悪くなりチャンネルデバイダーを入れ替えた。ウチのステレオはマルチアンプという方式なので、3ウェイスピーカー(低音、中音、高音の3つのユニットがあるタイプ)ではアンプは3台必要になる。低音、中音、高音それぞれ別のアンプで鳴らすので。どうしてこんな面倒なことになっているかというと、音が良いから。で、音を分けるための装置がチャンネルデバイダー。これが壊れてしまった。そこで新しいのと交換した。私はオーディオマニアではないが良い音で音楽は聴きたい。だからマニアには怒られるかもしれないが、ケーブルにはまったくこだわりはない。値段が10倍のものに変えても全く変わらなかったからだ。それ以来ケーブルはAmazonとかは使わないにしても普通のものを使っている。ケーブルは音の差はないがマルチアンプはこれは誰が聴いてもすぐにわかるくらいちがう。少しボリュームを上げたときのうるさい感じがない。また、スピーカーとカートリッジは良いものに変えるとかなり音が変わる。それ以外のアンプやCDプレーヤーなどは数万円の安物は除き、ある程度のものは差があるにはあるがスピーカーやカートリッジに比べるとその差は非常に少ない。

新しいチャンネルデバイダー(黒いプレーヤーの下)と3台の真空管アンプ(一番下)


5月

毎年恒例のコンピューターラックの掃除と配線の整理整頓をした。Macが3台のほか、モニター7台、プリンター2台、スキャナー、ハードディスクは10台もあるので配線は結構多い。だが配線がごちゃごちゃしているのが見えるは嫌いなので毎年この時期に掃除と合わせてケーブル類の整理整頓をすることにしている。ただしラック裏側はメッシュの配線カバーをしてあるので配線は見えないようになっている。オカガヤで買ってきたメッシュの布を使って空気は通すが配線は見えないようにしている。
Mac3台とハードディスク10台を収納するラック


6月

久しぶりに手芸、印伝のポーチを作った。それまで使っていたポーチが10年も使ってだいぶ傷んできたのと、今のはちょっと小さいのでひとまわり大きいのが欲しかったので。ファスナータイプとがまぐちタイプの2種類を作ったのだが、がまぐちタイプは金具が他のものを傷つけるかも、と他の持ち物にあわせてファスナータイプと使い分けようと思っていたが実際には傷つけるようなことはなく、がまぐちタイプだけをよく使うことになった。がまぐちはファスナーより開け閉めが楽で気に入っている。ポーチにはポケットティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、のど飴、めがね、名刺入れ、マスク、i-phoneの充電バッテリーなどが入っている。これらを直にバッグに入れるとカバンの中でどこに行ったかわからなくなり、毎回探すのが大変。ポーチですっきり解決。
ポーチ、幅は18センチある

7月

絵本を作って印刷した。クライアントに福井県での展示会に向けて提案したものが採用された。建設系の展示会はどうしても硬いイメージが強く、時々見かけるキャラクターも「建設くん」みたいなのがほとんど。クライアントは自然災害への対策製品では有名な会社なので、あえて「建設くん」とか「安全くん」みたいなのではなく、森と自然のアンバサダーとして「ふーちゃん」をつくった。ふーちゃんは商品説明などはさせずに自然と人がいつまでも共生できることを願っているいわば「森の精」である。
ふーちゃん


8月

新規に模型の仕事を受注した。建築の鉄骨造に木材を組み込んだ新しい工法の模型。木材を使った模型は今まで作ったことがなかったが、今回は木材の見せ方がポイントになっている。だから製作では木工がかなりの部分を占める。そのためツールをいくつか購入した。テーブルソー、スライド丸ノコ、ベルトサンダー、などなど。今年は本件とは別に製本用に裁断機や大型の孔あけパンチ、中綴じ用の大型ステープラーなども購入した。これらの設備投資に30万円くらいかかったがどれも大活躍してくれている。またアクリルの熱曲げ用の加工機も製作した。これは模型用。
左上から時計回りに「アクリル加工機」「テーブルソー」「スライド丸ノコ」「裁断機」



9月

今年は模型の仕事が結構多かった。海底の地盤改良工法の模型を受注し、これは実製作は模型屋さんに依頼した。あー、船すごいなぁ、3Dプリンターウチにも欲しいなぁ、と一瞬思ったがすぐにそういう案件は模型屋さんにお願いすればいい、となった。この模型、9月末に横浜の展示会に出されたので家族みんなで見に行った。クライアントの会社の社長にも挨拶させていただいた。模型も喜んでもらえてよかった。
模型屋さんにお願いした模型



10月

模型が続くが、当社で製作まで請け負った模型が完成して納品した。1台はシンプルな構成だったがもう1台は地震時の変形を極軟鋼の塑性変形により吸収するダンパーの模型で木材は面外方向への座屈防止として機能する。これを模型で表現するために考えに考え、試作を重ねた。
当社製作の模型2台



11月

図書室の改良にかかったが娘の課題製作とバッティングして図書室はしばらく中止となった。そのため、ぎゅうぎゅうに積んだ本棚は現在本棚として全く機能していない。娘はばかでかい装置をせっせと作っている。置き場所がないので図書室の空いたスペースを使っている。1月までかかるらしい。ま、しかたがない。終わるまで待つことにしよう。
やりかけの図書室


12月

建築土木の仕事がだいぶ落ち着き、代わりに遊園地の仕事がいくつか入ってきた。ただしそれほど忙しくはないので、こういうときにのんびりすることにした。カミさんと娘といっしょにドライブに行ったり、あれこれ今までできなかったことをゆっくり片付けることにした。現在5〜6件ほど新規の仕事の引き合いが来ている。おそらく1月は中旬から忙しくなるだろう。この年末年始だけはのんびりしようと思う。

ドライブに行ったときフェリーから撮った写真これもオリンパスの300ミリレンズ


これがわたしの2024年。