2025年1月25日土曜日

アンプのコントローラーの製作

 MacのデスクトップオーディオにはMacMiniからUSB-DAC経由でアンプはmacintoshのMA6450、スピーカーはヤマハのNS1classicを使っている。

macintosh MA6450


音楽用ソースは古いインテルのcore7のMacMiniをiTunesプレーヤーとして使っていて、仕事をしながら音楽を聴いている。仕事用のMacはこれとは別にMacStudioとアップルシリコンのMacMiniがある。

このうちMacStudioにはグラフィックデザイン用のソフトの他に動画編集ソフトのAdobeのAfterEffectsやPremiere、音声編集ソフトのAdacityなどがインストールしてある。動画編集の仕事ではこれらを使って作業するのだがプレイバックの際は、MacStudioのステレオミニジャックからケーブルをMA6450につなぎ、音楽と同じように再生している。本格的な編集作業ならオーバーヘッドタイプのヘッドフォンだろうが、同じフレーズをヘッドフォンで何度も何度も聞いていると頭が痛くなる。だから私はスピーカーから音を出してチェックしている。さいわい書斎はとても静かなので今までこのやり方で問題はなかった。

この方法で面倒だったのは、MacStudioはテレビ会議でも使うので、その時はステレオミニジャックにヘッドセットをつないで会議に参加することで、つまりMacStudioのミニジャックは音声編集時はアンプにつなぎ、WEB会議の時はヘッドセットにつなぎ替える必要があった。

だが、ラックに入れたMac本体の背面ミニジャックにケーブルを差し替えるのは手間がかかる。そこで今までは4極ミニの延長ケーブルをMacStudioにつなぎ、ケーブルの反対側をデスクトップに転がしておき、そこにアンプへのケーブルやヘッドセットをつなぎ替えて使っていたのだが、ケーブルが常にデスクトップにあるのですっきりしないし、掃除のときも邪魔である。

解決策としてはヘッドセットにはUSB接続のものもあるので、それを使えばいいのだが、USB接続のヘッドセットは音がオハナシにならないくらい悪く、試しに買ってすぐに捨ててしまった。ヘッドセットはミニジャック接続のゼンハイザー一択というのが私の結論だ。だからどうしてもつなぎ替えが必要だった。

また、音楽を聞くときもアンプは少し離れていて、スイッチを入れたりボリュームを変えたりするのがちょっと面倒だった。macintoshのアンプにはリモコンが付属していて、これをサイドデスクに置いて操作することもできるが、私はあまり電化製品のリモコンというものが好きではない。じゃまだし見つからないことも多いし見た目も良くないからである。電話がかかってきて音楽の音量を下げるのに「えーとリモコン、リモコン・・・」なんて勘弁してもらいたい。だから今までオンオフ、ボリュームのアップとダウンの3つのボタンだけのシンプルなボタンユニットを自作してそれをモニターの下に貼り付けて使っていた。これはとても使いやすかった。

そこで、今回はこの小さなボタンユニットのバージョンアップ版を製作することにした。併せてMacのミニプラグの出力先の切替えもできるようにし3台のMacの延長USBポートも付けることにした。

まずは図面を描く。

設計図



次に材料の手配。用意した材料は、Amazonで売っている安い中国製の学習リモコン。そしてプッシュスイッチ、4極のトグルスイッチ、ミニ4極の延長ケーブル2本、ケース用のアクリル板、電線、その他である。

まずはAmazonの学習リモコンにmacintoshのMA6450のオリジナルリモコンから必要なものを覚えさせるところから始める。これは説明書を見ながらで超簡単。リモコンに付属の説明書は英語だが中学生レベルなので悩むことはないだろう。このリモコンは855円だったがこの値段とは思えないほどよくできている。ボタンは6つしかないが最低限の機能のみなので全く問題ない、そしてメモリーが不揮発メモリーなので電池交換しても覚えている内容を忘れることがない。たいしたものである。


Amazonの学習リモコン



さて設定を覚えさせたらキチンと機能するかチェックした後、リモコンを分解する。安いので中身もシンプルだ。基板1枚のみである。電池入れ部分のハンダ付けを外し基板を取り出す。次に基板のボタン部分の塗膜をカッターで少し削って金属面を現し、そこにケーブルをハンダ付けする。

スイッチ部分にケーブルをハンダ付け




このケーブルにプッシュスイッチを付ける。プッシュスイッチもAmazon中国製。なんと15個で999円。でも以前この手のスイッチを買ったら10個中不良が3個あったので今回はつなぐ前にチェックすることにした。ちなみにプッシュスイッチには2種類「モーメンタリ」と「オルタネート」がある。モーメンタリはボタンを押している間だけスイッチが入り、手を離すと切れるタイプで、玄関のチャイムやバスの降車ボタンなどに使われる。オルタネートは一度押すとスイッチが入り手を離してもスイッチは切れない、もう一度押すと切れるもの。車のハザードランプのスイッチが代表。今回使うのはモーメンタリスイッチ。

スイッチのチェック


ミニケーブルの切り替えもスイッチが必要だ。こちらはトグルスイッチを使う。これもAmazon、2個入り693円。トグルスイッチというのは下の写真のようにバーなどをカチッと上げ下げしてオンオフやオンオン(切替え)で使うスイッチで、特に今回のような4極の切替えではこのトグルスイッチかまたはロータリースイッチを使う。ロータリースイッチは昔々のテレビのチャンネルのように回して切り替えるスイッチ。ちょっと例えが古すぎかな。そうね、車のエアコンの風量調整はロータリースイッチが多い。ロータリースイッチは多極をA、B、C、Dと切替え先が多い場合には便利なスイッチだ。今回のように2系統切替えならロータリースイッチにするまでもなくトグルスイッチの方がコンパクトで使いやすい。

4回路2接点のトグルスイッチ



で、そのトグルスイッチだが4回路2接点のものを用意する。4つの信号(今回は4極ミニプラグの4回路)をA、Bの系統(接点)に切り替えるタイプ。これを使えばミニ4極のジャックをヘッドセットとライン出力で切り替えて使えるようにできる。
ここで問題発生、4極のミニジャックはAmazonにも電子部品屋さんにも部品としての販売は見つからなかった。仕方がない、4極ミニの延長ケーブルを2本買い分解してジャック部分のみを取り外しケーブルをハンダ付けして使うことにした。
アンプにつなぐ方の出力にはマイクの線は不要なので配線は音声出力の3本のみ取り付け、またアンプ側へのアウトプットコネクターもRCAピンジャックにした。

こうしてできあがったリモートコントロールユニットがこれ。

リモートコントロールユニット


表側
左奥からプッシュスイッチが5つ。1.オンオフ、2入力切替え、3.ミュート、4.音量上げ、5.音量下げ。中央にUSBポートを3つ、Macが3台あるのでそれぞれに1ポートずつ。一番手前はトグルスイッチとヘッドセット用のジャック。
裏側
奥から順に、電源ケーブル、リモートコントロールの赤外線発行部のLEDのケーブル、ラインアウトのピンジャック2つ、ミニジャック(4極)入力、USBケーブル3本
である。
赤外線発光部はアンプに赤外線が届く位置に設置する必要がある。そこで直径2ミリのキャブタイヤ2芯ケーブルで少し離れた場所からLEDをアンプの受光部に向けるようにした。このキャブタイヤもAmazonで購入、5mで855円だった。使ったのは1m。電源ケーブルは電池ボックスにつなぐ。単三電池2本で3ボルト。ACアダプターでもよいが電池の保ちはすごく良いので電池でいいだろう。

USBポートはi-phoneのバックアップを取ったり、WEB会議のカメラをつないだりに使う。USBケーブルはヨドバシで購入、1180円が3本で3540円。

さて、こうしてできあがったユニットをモニター下に設置した。

目立たないようにモニター下に設置




モニター下と書いたが正確にはモニターには留めていない。向こう側のラックに留め、モニターとは縁を切っている。モニターは時々アームを動かして手前に引き出すことがあるのでこのスイッチが一緒に引っ張られるとケーブルも引っ張られ、モニターを戻すとケーブルが垂れ下がる。それが嫌だったから。
さあこれで今までよりだいぶ使いやすくなり机の上の配線もなくなりさっぱりした。
めでたし、めでたし。





2025年1月11日土曜日

仕事の空間の快適性

 今年の最初の1週間は瞬く間に過ぎ、もう週末、しかも3連休である。仕事は大急ぎというものはないのでややのんびりできる。

仕事の状況は黒板を使って管理している。個人経営なので誰かと進捗や予定などは共有する必要はない。だから進捗管理はコンピューターではなく黒板を使っている。ただし予定表はパソコンを使っている。出先でi-phoneで確認する必要があるからだ。これは手帳でもよいのだがアラートの設定ができる方が便利なのでソフトを使っている。

仕事の進捗確認のための黒板


で、黒板だがこの黒板は開業してすぐに作ったもので、厚さ7ミリのシナベニヤにマグネット塗料を下塗りしその上から黒板用塗料を塗って作った。ホームセンターなどで売っている出来合いの黒板はペラペラでチョークをあてて字を書いてもちっとも黒板らしくなく、それがイヤだったので自分で作った。黒板はチョークを当てたときカチカチと小気味のよい音とそれがチョークから指先に伝わってくるのがイイ。そのフィーリング無しに黒板の魅力はないと言い切れるほど大切だと思っている。またマグネット対応にしたのはカラーマグネットで状況を一目でわかるようにしたかったからで、赤が作業中、黄色は客先に提出し回答待ち、白は受注前で事前検討などを行っているもの、最後に青が完了し費用の請求などを行っているものである。黒板の右下にはいつもワンポイントでいたずら書きのようにイラストを描いているのだが、これは年末黒板をキレイに掃除したとき娘が部屋に来て描いていった。ふーちゃんらしい。ふーちゃんは去年私がデザインしたキャラクターである。

黒板のマグネットだが、今は年始めなので赤は2つだけである。白が多い、9件もある。白はただ待っていればよいものもあるが、事前にある程度検討する必要のあるものも多い。

さて、今日は久しぶりに仕事場所の写真を撮ってみた。以前も書いたがパッと立ち上がりカメラを手に取り撮影する。このとき片付けたりしないでありのまま撮ることが大切だ。写真を見ながら問題点の把握とどこをどう良くしていくかを考えるためである。

まずはMacの作業机

Macの作業机




ここは問題ない、先日配線スペースを変更したついでに奥行き方向に板を足しヤマハのスピーカーNS-1classicを少し奥に引っ込めることができデスクトップがだいぶすっきりした。机の上には先日購入して台を付けた関数電卓が置いてある。その手前のコースターはレモンチー用のコースターである。レモンチーはレモンティーのことである。冬のこの時期仕事をしながら飲んでいる。ティーバックに輪切りにして冷凍しておいたレモンを入れる。お湯はアラジンのストーブの上でアレッシーがしゅんしゅん沸かしている。ちゃんと茶葉とポットでいれる紅茶ではないのでレモンチーと呼んでいる。

次にサイドデスク

サイドデスク



輪切りのレモンを入れてあった皿と100年前の古い古いセルロイドの筆箱パイロットのロゴが風情があってよい。この筆箱には鉛筆が入っている。鉛筆はスケッチ用でシャープペンシルはほとんど使わない。きちんと削った鉛筆が8本入っている。あとはプリントの色見本が置いてある。色見本は遊園地の仕事で使う。それらが出しっぱなしになっている。まあいいかこれくらいなら。

次は本棚

本棚の下の段


macintoshのアンプのヨコはA2の写真用プリンターが置いてあるが黒いカバーをかけてある。その上に今製作中のふーちゃんが仮置きしてある。この手の作業は普通は作業台を使うのだがここのところ娘が課題で作業台を使っているので仕方なくプリンターの上に避難している。その下の段にはコピー用紙や大型ステープラー、大型孔あけパンチなどが置いてあるがちょっと手狭なのでここは要検討だ。ま、そのうち。

最後に作業台

作業台


ここは正月あけから娘が卒業製作で使っている。ただし寝る前に片付ける約束なので今はあまり散らかってはいない。ま、多少残っているがそれは大目に見よう。モニターがついているがこれは娘が作業しながら動画を流しているからで、娘の寝た後は私が聴いている音楽のプレイリストが表示されている。作業台の下はA3のカラーレーザープリンターとプラスチックのキャスター付きの6段引き出しが2つ置いてある。このプラスチックの引き出しがなんとも安っぽくしかも使い勝手がよろしくない。これは少し落ち着いたらホームセンターで材木を買ってきて使いやすいものを作ろうと思っている。

というわけで、課題は写真用プリンターの下の段の事務機器などの置き場と作業台の下のプラスチックの引き出しかな。





2025年1月7日火曜日

女性ポートレート写真のRAW現像〜Photoshopによるレタッチ

 昨年末は大掃除が忙しかったが夕食後はすこしのんびりできた。仕事もあったがそれほど忙しくなかったのでポートレートのアルバムづくりのための写真を再度チェックしたりと久しぶりに写真編集を楽しんだ。

昨年も書いたが写真はすべてdB(データベース)に登録してあり、このdBを使ってアルバム用の写真の選択やレタッチの必要性などを検討している。


自作の写真データベース




コーヒーや紅茶を飲みながらペラペラとdBのページをめくりながら眺めるのは実に楽しい。データベースとは別に実際のプリントをファイリングしてあるのでそれを眺めるのもいいがdBは検索をかけたり関連する写真を眺めたりできるので便利なのだ。特にどの写真がいいかな、と選ぶときやこのとき撮った別の写真を・・・なんているときはdBの本領発揮となる。で、今日も眺めていたのだが、ふと1枚の写真が気になった。データベースの女性ポートレート写真。

この写真はどうして白黒なんだろう、と。もともとカラー写真を前提に撮影した写真で、久しぶりにフラッシュを使って撮影でもしようかと何枚か連作で撮影した写真の1枚。フラッシュはバウンスで使用し、他にも照明を当てていたように記憶している。

さてどうしてカラーにしなかったのだろうか。おそらく連作の現像のプロセスでこの写真は白黒の方がいいかも、と白黒にしたのだろう。

データベースには同一の写真の現像やレタッチの設定を変えたものも登録できるようにしてある。また前後の別カットも参考に入れてある。下の画像は別の写真での例、こんな感じで関連する写真を何枚か並べて見られるようにしてあり、それぞれの写真をクリックすると拡大写真が表示される。


データベースでの関連写真の例



フラッシュを使ったのはフラットな照明にして奥行きをなくしphotoshopでアートワークにしようと考えたからで、上の画像はその例。メインの写真の下に同一ファイルの別現像の写真が4枚、右側には前後の別ファイルの写真が並んでいる。

だが、この白黒の写真のdBには関連する写真は1枚も入っていなかった。

データベース(白黒1枚だけ)



この写真、ほんとうに白黒がベストなのかな、とふと疑問に感じたので、現像とレタッチを再度やってみることにした。

で、Adobe camera RAWで開き、設定をリセットした。


Adobe Camera RAW 初期設定



撮影したカメラはOlympusのE-420でレンズはパナライカ換算50ミリ単焦点。ISO感度は400、シャッター速度1/40秒、f1.6、露出補正は-0.3とあるがオートではないフラッシュ撮影なので露出補正は意味がない。ただしE-420は白飛びしやすいのでいつもアンダーで撮って現像で調整していた。カラーバランスもいい加減だがこれも現像で調整するのが原則だったのでこんな具合である。今とは大違いなのである。

E-420は600万画素だったがパナソニックのレンズがまあまあ良かったので楽しかった。カメラ自体はファインダー像は小さく、ピントも合わせにくく、さらにカメラのレスポンスも決して良くなかった。だがあまり不満には感じなかった。今でも時々引っ張り出して撮影することがあるが、それなりに楽しい。そもそも当時はカメラの性能に頼る撮影は好きではなかったのでこれでよかった。今でも当時ほどストイックではないがその気持ちはあまり変わらない。もちろんカメラの進歩で撮れないものが撮れるようになることはあるだろう。それは全く否定しない、その通りだと思う。だがそうでない写真というものもある。女性ポートレートなどもそうだと思っている。最新式の何十万円もするカメラやレンズで撮る写真よりも十分の一くらいの安いセットでも工夫して撮れば良い写真が撮れる。

そもそもカメラの性能にのみ依存するような撮影というものは、たとえば10年後には完全にとまでは言わないがほとんど意味を失ってしまうことを意味すると言えないだろうか。10年後の最新のカメラを使えば確実に私の今のベストを超えてしまうという意味だ。これは極論としてもカメラの性能にのみ大きく依存するということは多かれ少なかれそのようなことになるのは避けられない。そしてそんな写真を撮っても楽しくないだろうな、というのが私の考えで、何十年経っても技術がどんなに進歩しても超えられないような写真を撮ることの方がはるかにおもしろいだろう。だからこそいろいろ工夫もするし研究や勉強もする。そしてそれを実践するところに写真の楽しさがあると信じて疑わない。

さてこの写真だが、露出や色温度などをCamera RAWで調整するとこうなる。


Camera RAW で補正した状態



詳しく書いてもよいが、このブログでも何度か書いてきたことなので今回は現像の詳細は省略する。

さて、撮影がE-420なので少し解像度をアップしておいた方がよいだろう。Camera RAWのAIによるスーパー解像度を使って2倍に解像度を上げてみる。解像度を上げるにはこのCamera RAWのスーパー解像度の他に別ソフトだがTopaz Photo AIというのもある。今回はそれぞれのソフトの違いについて比べてみよう。

オリジナル、CameraRAWのスーパー解像度、Topazの比較



オリジナルは200%拡大表示、他は100%表示である。CameraRAWのスーパー解像度はあきらかに解像度が上がっている。ノイズも減っている。Topazも同様に解像度が上がっているがTopazはノイズリダクションがさらに強くかかっている。だがそのかわりディテールが少々辛いところもある。このあたりはパラメーターで調整できるので、原寸で確認しながら調整するのがよいだろう。私はCameraRAWのスーパー解像度の方が好みだ。

CameraRAWにはスーパー解像度の他にAIを使ってノイズリダクションをかけることもできる。

      

左Topazによる解像度アップ、右CameraRAWによるNR後Topazによる解像度アップ




右は確かにパキッとなっているが少々ディテールがつらい。部分的なレタッチ前提で使うことになるだろう。

左:部分的にレタッチしたもの、右:上の右と同じ



さて、ベースとなる画像ができたところでレタッチにかかるわけだが、今回は結果だけ紹介することにする。

まずはレタッチ前の全体像。


つぎにPhotoshopによるレタッチ後の画像
完成作品

白黒もよいがこうして再度現像とレタッチを行うとカラー写真も決して悪くない。いつまで経ってもなかなか決まらない、うーん。






2025年1月6日月曜日

コンピュータラックの改良

 年末年始はほとんど仕事はせずにのんびり過ごした。年始は4、5日が週末だったので例年より少し遅い仕事始めである。年末は大晦日まで家の掃除をした。年明け元旦と2日はのんびり過ごし、3日はぼちぼち仕事でも、とMacを起動したらなぜかM2proのMacMiniが立ち上がらなかった。たしか一昨年の年明けにMacStudioが故障して立ち上がらなくなりAppleに修理に出したのだが、今回もかな、とちょっと慌てたが、このMiniは予備機なのでStudioの時ほど深刻ではない。Studioの故障は大きなプロジェクトの途中で3D-CGのムービー計算中だったので大変だった。

さて最悪修理かぁ、と思いながら例によって接続しているデバイスをすべて一旦外し、モニターとキーボード、マウスのみ有線で接続して起動すると、あれま何事もなかったように起動した。

何が原因で立ち上がらなかったのかはわからないが、どうも配線にも問題があるような気がして、また最近カセットテープからの音声データの読み込みやらi-phoneのバックアップ用のケーブルやらで配線が少し煩雑になっていたので掃除もかねてすべてリケーブルすることにした。

ちょうど仮接続のためのUSB機器用のケーブルを各Macに1本ずつ計3本注文し年末に届いていたので、これを本設用として設置しておこう。また、ラックに付けた冷却ファンのトグルスイッチが少しゆるんできたので、これも一旦外して締め直すことにした。さらにラックの棚板の接着が弱くなっている所も発見したので、これも修理することにした。

ラックの修理と部分的な塗装に1日、再度機器を入れてケーブリングに1日で2日かな、と思っていたのだが、ラックのMacから出ているモニターのケーブル、LANケーブル、その他のケーブルのデスク下の配線スペースも作り直すことにした。配線スペースは1.5日くらいかかりそうだが、接着や塗装の待ち時間とあわせて調整すれば3日間でなんとかなりそうだ、と考えスタートした。

ラックの接着が弱っている部分はラックを何度か引っ張り出した時に無理な力がかかり接着が外れかけていた。接着し治具で押さえ丸一日置いといた。塗装のはがれた所をニスで塗装しこれも丸一日かかった。その間、配線スペースを作り直したのだが、図面を引かず寸法をあたりながら工房にある材料で作ることにした。図面は引きたくてもMacはすべて外してしまって使えない。それにシンプルな構成なので図面はいらないと考えた。

現状のラックはウラ側に配線隠しのカバーを付けてある。このカバーはマグネットでラックに留めている。だから渡り配線がフレームに緩衝するとマグネットが付かずに配線カバーの取付ができない。そこで上部の干渉しないところにガイドを付けそこに配線を通していたのだがここが狭くてリケーブルの際はたいへんだった。だから今回はその部分を重点的に改良することにし、ケーブリングが楽になるはずだった。

だが、リケーブルのしやすさを優先したためラックから出てくる何十本の配線がどうしてもはみ出し、カバーにあたってしまい、結局ケーブルをぐいぐい押してカバーを取り付けることになりリケーブルが簡単になるどころか前よりなんとなく納まりが悪くなってしまった。

これは大いに反省すべきところだ。丸3日もかけて改良したつもりが、実際は改善されなかったのだから。

原因はラックから出てくる配線が曲がる部分に配線カバーのフレームがくるため、ケーブルが少しでも引っ張られるとカバーを外してしまうこと。またこのケーブルの曲がり角は手が入りにくい場所なのでとてもケーブリングがしにくいこと。さらにこれはわかってはいたことだが配線の本数が非常に多かったこと。そして最も問題だったのが図面によるしっかりした検討をすっ飛ばして作業を始めたことである。

だがもう時間がない、今からやり直すことはできない。今回はなんとかぎゅうぎゅう配線を押し込みカバーを付けてこのまま使うことにした。

コンピュータラックの掃除や改良は年末年始とゴールデンウィークくらいしか作業できない。Macが使えなくなるだ。クライアントからの問い合わせにしてもデータ送付にしてもMacなしではほとんど何もできない。だからクライアントから連絡が来ない時に作業するしかないのである。

ではどうするか、次のチャンスはゴールデンウィークである。それまでに図面を描き、しっかり検討し、必要な材料の購入とある程度の加工をすませゴールデンウィークの2日間程度で入替作業ができるようにしようと思う。

思えばこれはコンピュータラックに限った話ではない。どこか部屋の改良をしたり何かを作るときは「これは簡単だから・・・」と甘く見ずに毎回キチンと図面を描いて検討するべきだ。もちろん仕事でもそうである。「簡単な仕事」でも甘く見ず事前検討や期間にゆとりを見るようにしよう。

今年初めの教訓として、これは忘れないようにしようと思う。しっかりブログに書いておこう。というわけで書いた。

改良後のラック(見た目は変わらない)


改良後のデスクトップ(こちらもほとんど変わらない)