2021年7月25日日曜日
ライトテーブル(トレース台、フィルムビューワー)
20年前に描いたスケッチ。懐かしい。
イラストの仕事で時々、ライトテーブルを使うことがある。ウチのはもう20年以上も前に買った富士フイルムのライトテーブル。光源は蛍光灯。
20年前なのでまだLEDタイプは無かったか、あっても性能が良くなかった。
写真左側のライトテーブル。蛍光灯だから厚さが6センチくらいある。
フィルムビューワーとしてはほぼ完璧で、20年以上故障無しで使ってきた。
発光面に明るさのムラは無く、インバータ式なのでちらつきも無い。またインバーター式にありがちなノイズや他の機器への影響も無かった。当時1万5千円くらいだったと思う。
だが、トレース台として使うにはいろいろ問題があった。厚みがありすぎて少々無理な姿勢になること。サイズがA4と小さいので、描きやすいように紙を少し斜めに置くことができないこと。などなど。
最近またペン画を描く仕事が増えてきた。
そこでLEDタイプのトレース台を購入することにした。今回はイラスト用なので、トレース作業のしやすさを第一に選ぶことにした。
ヨドバシやアマゾンで調べると安いものはA4サイズで2千円くらいから高い物はA0サイズ30万円以上と、まさにピンキリだった。
大型作業台式は必要ないので、A3サイズでデスクに置いて使うタイプで探すことにした。
こういうとき、実物を見ながら決めることができればベストだが、このご時世難しいだろう。そこで通販を利用し、スペックやレビューなどを見ながら決めることにした。もちろんレビューは当てにならないものも多いので注意が必要だ。
特にアマゾンは3000円くらいの安物でも○○先生推薦などと書いてあるものが並んでいてかなり怪しい。
いろいろ悩んだ挙げ句、条件を、日本製で放熱対策をきちんとしてあること、照度が明記してあって十分なこと、とした。
で、見つけたのが写真右側のもの。日本製で進光社という会社のトレース台。
会社のホームページを見ると、いかにも実直な会社という感じ。悪くない。
驚いたのは富士フイルムへのOEM供給をしていることだった。家のフジのフィルムビューワーも実はこの会社のOEM生産だった。
よし、決まった!
この会社の製品にしよう。
で購入したのが、LEDビュワー5000A3という商品。値段はアマゾンで18200円。値段も中国製の粗悪品に比べれば高いが、十分リーズナブルと言える。
残念ながらヨドバシには無かったので、アマゾンで注文した。アマゾンはサクラレビューが多いこと、偽物や最近は法外な価格での転売など、楽しい買い物ができないので、あまり使いたくない。だが品揃えはヨドバシの比ではない。うーん。頑張れ、ヨドバシ!
さて、届いた製品は使いやすく、照度も十分。かなり明るいがトレース用紙が薄くて明るすぎる場合は下に紙を敷けばよい。これ、割と重要なことだが、厚手の紙、例えばケント紙にトレースするような場合、明るさが足りないと細部が見えにくく結構キツい。だから少し明るすぎるくらいのほうが汎用性が高い。
このトレース台は明るさは2段切り替えとなっていて、普通の紙なら暗い方でも十分。また、3時間くらい連続して作業してみたが、全く熱くならなかったのもポイントが高い。LEDとはいえ発熱はそこそこあるので、安物はそのあたりがいい加減で心配だ。30分くらいでじわーっと熱くなってきてはかなわない。
発光面にムラも無く、表面はフレーム部もフラットで引っかかりが無い。A3サイズでありながら強度もあり、ゆがまない。完璧だ。
電源は付属のACアダプターで、12V1.6Aでジャックは5ミリのセンタープラス。標準的だ。
唯一の欠点は本体のスイッチが少々かたく、オン・オフを頻繁に繰り返す作業はやりにくいことだ。
トレース作業では、時々スイッチを切り、表面の紙を少し浮かして絵をチェックすることがある。そんな時にちょっとこのスイッチは辛い。まあそこだけはそのうち少し手を加えることにしよう。
全体的にはとても気に入っている。
おすすめのトレース台だ。

