2023年4月16日日曜日

新年度をむかえて

 デザイン事務所を立ち上げたのが2021年の10月だったから、1年半経ったことになる。気持ち的にはもう少し長かったように感じているが、それはいろいろあったからだろう。

このブログも訪問者はほとんどないが、自分自身のために書いているようなものだ。それもいいと思う。そもそも一般受けするようなことは書かないし、あまり書きたいとも思わない。時々写真のことを書いてみたが、これもつまらくなってしまって最近は書いていない。

だが、ここのところ更新がなかったのはブログを書きたくなかったわけではなく、時間がなかったからだ。ほんとうに忙しかった。この忙しさはまだ終わっていない、もう少し続きそうだ。

さて、久しぶりなので前回の記事が2月末だったから、この1ヶ月半のできごとを簡単におさらいしておこう。仕事ばかりしていたので仕事の話が中心になるが。

2月末にWIND EXPOという風力発電に関するイベントのための仕事が2つ入り、おかげで3月中旬まで猛烈に忙しかった。

制作したのは幅3.5mの大きなCGイメージと尺が6分ほどのCGアニメーション。

WIND EXPO

他の仕事をあとに回して、1日15時間くらい働いてなんとか完成した。この間はほんとうに大変だった。変更が多かったこともあるが、制作が佳境に入ったところで、メインで使っているMacStudioが故障するというトラブルもあった。この時慌てずほぼ完璧な対応ができたのはよかったが、問題もあった。今後の教訓に少し詳しく書いておく。


レンダリング計算していたMacStudioが朝落ちていた。おかしいな、と思いながらパワースイッチを押すも起動しない。電源ケーブルを一旦抜き、接続しているハードディスクなどをすべて外し、モニター1台のみ接続の状態でセーフモードで起動を試みるもダメ。

Macは30年も使っているので、機械の故障か、もしくはOSやソフトの不具合かはすぐに見当がつく。確実にハードウェアの故障だと思ったので、急いでAppleに修理の予約を入れた。見てもらわないと確実なことはわからないが、ハードの修理だと1週間以上かかる可能性が高い。一週間メインのMacがなければ確実に風力展の仕事は終わらない。MacStudioの他に家にあるMacはIntel Core7のMacMiniとさらに古いMini、それにM2のMacBook Airの3台。どれも非力でお話にならない。

そこで最悪の事態でもなんとかなるように、急ぎM2proのMiniを入手することにした。ネットで調べると運良くヨドバシの通販に在庫があった。10万円弱の安いMiniは取り寄せだったが20万のM2proの方は在庫ありだった。

故障したMacStudioはM1Ultraだったので、無印のM2では性能差がありすぎて主戦力としては少々辛い。買うならM2proの方かと思っていたのでよかった。すぐに注文し、MacStudioで使っていた3Dソフトのアクティベーション解除の申請をソフト会社に依頼した。

その日の夕方にMacStudioを持って予約した新宿のAppleに行った。予想通り一週間の入院となった。

ふと思い立ち、帰りにヨドバシに寄ると注文したのと同じMiniが店頭在庫ありだった。通販は明日到着予定だった。急ぎ通販をキャンセルし、店頭のMiniを買って帰った。今日セットアップできれば半日早く業務が再開できるからだ。わずか半日の差であるが、それくらい忙しかった。

帰宅後まずはゆっくり夕食を食べ、少し休憩しさっそくセットアップ。なんとかその日のうちに完了した。ロスタイムは1日ちょっとで済んだことになる。これはラッキーだった。だがM2proのMiniの計算スピードはMacStudioのちょうど半分だ。だから3Dの計算は夜中もかけっぱなしで、計算時間を予測し、無駄のないようにスケジュールを組んで仕事をした。ちなみにCore7のMiniはM2proのさらに半分のスピードなので計算には使えなかった。Airは調べていない。ファンが無いのだから速いはずがない。

さて、ここまでは順調で対応も間違いなかったが、問題もあった。新規に購入したMiniの細かな設定に時間がかかったことだ。仕事のデータのバックアップは完璧だが、OSの設定などはバックアップがなかった。これはデータはかけがえがないが、他は再インストールでなんとかなると考えていたからだ。だが今回のように忙しい時に再インストールは辛い。で、考えた。

1.OS付属のバックアップソフト、タイムマシンで起動ボリュームのバックアップも別HDDに取る方法

2.ライブラリデータをマルっとバックアップすることで完全ではないが、ある程度の設定内容を保存しておく方法。

3.もう1台の今回で言うと新しいM2proのMiniに完全な設定をし、それを移行アシスタントで修理から帰ってきたStudioに戻す方法。Studioはその後も使いながら変わっていくので、定期的に今度はMiniの方に移行アシスタントで戻す方法。

いろいろ考え3をメインに2をおまけで採用することにした。理由はStudioが戻ってきた時最も早く作業環境を元に戻せるから。

もちろんStudioの内臓ストレージが修理で交換にならなければそのまま使えるからそれはそれでよい。だが最近のMacのストレージやメモリーはオンボードで交換できない。つまり修理でボードを交換したらまずストレージは初期化されているだろう。だからそれを前提にMiniの設定を丁寧に行なった。これが全ての元になるので。

だから環境構築に時間がかかった。仕事をしながらなので必然的に作業効率が下がるが仕方がない。

1週間後、戻ってきたStudioは予想通りストレージが初期化され、OSも最新版になっていた。

戻ってきたStudioに移行アシスタントでセットアップしているところ、派手!


そんなドタバタがありながらなんとか風力展の仕事は予定通り終わった。だがそれ以降も今まで止まっていた他の仕事をキャッチアップすべく、これまた忙しい日がしばらく続いた。

例年、3月末から4月の中旬は仕事が減る時期なので、このキャッチアップさえしっかりすれば、そのあとは少し楽になるだろうと考えていた。年度末とはじめはクライアントの方が移動やら組織編成やらあいさつまわりやらで忙しいらしく新規の仕事はとても少なくなるので。

だが、どうしたことか今年はちがった。3月中旬以降も仕事の依頼が減らない。うれしいことではあるが、そんなわけでブログどころではなかった。

それでも時間を少しは作って家族と散歩やショッピングには極力出かけるようにはした。週に2度くらい3時間から5時間くらい。それが精一杯だった。

そんな時間を使ってよみうりランドにも行った。

シーチキンGo、夜になると目が光る

3時すこし前に入場し、持っていったお弁当を食べ、私がデザインを担当したシーチキンGoにみんなで乗った。その後園内を散歩して夕方シーチキンの目が光るのを見てから帰宅した。シーチキンGoに乗れたのは良かったが、お弁当食べるなら新宿御苑の方がいいね、と。来月になり少し時間が取れたら行こうね、と言ったが前述の通り忙しくて実現できていない。

他にも計算中に仕事環境の改善をすこしづつ行った。スキャナー台を改造し使いやすくしたり、ワークスペースのレイアウトを少し変更したりした。

上部扉の改良で使いやすくなったスキャナー台

さて、新年度を迎えと言っても個人経営のデザイン事務所で基本12月決算なので、4月に大きな意味はない。だが1月はどうも新しいことを始めるのに向いている時期ではないので、4月新年度に個人的に意味を持たせている。

デザインの仕事のレパートリーを増やしていくことが必要というのが、今年のテーマだ。まあ当たり前のことだが、日々の仕事が忙しいとついついいつもの仕事に忙殺されて「そのうち」となってしまう。それではダメである。絶対ダメである。私は「絶対」という言葉があまり好きではないので、まず使わない。だがここは「絶対」である、絶対ダメだ。

去年水彩を始めたがこれも中途半端なままである。模型の仕事ももう少しなんとかしたい。その他いろいろある。

これらを今年はなんとかしたい。ひとつづつ、ゆっくりでよいが着実に。

だから忙しいけどこれを書いた。