2024年3月20日水曜日

女性ポートレートのレタッチ

前々回、 前回、と標準的な女性ポートレート、スナップの現像とレタッチについて解説した。もちろんこの2回で現像での調整項目すべてを説明できたとは思っていないしレタッチの方も同様である。

その他の調整、レタッチ手法はその説明にふさわしい題材があるときに少しずつ説明していこう。

今日は女性ポートレートでお化粧をしているモデルの顔と身体の色合わせについて説明する。つまりファウンデーションを塗った顔と塗っていない身体との連続が不自然にならないよう調整する方法についてである。

方法はいくつかあり、最も一般的なのはまず顔または身体が自然に見えるよう画像全体の露出や色温度を調整したあと、追加調整が必要な部分を選択範囲を作り調整レイヤーなどで補正する方法だろう。この場合の調整レイヤーは色調補正1つで済むこともあれば、色調と明るさを行う必要があることもある。ただし選択範囲は色補正も明るさの調整も基本的に同じものが使えることが多いのでレイヤーが増えても作業時間はそれほど増えない。また、色調と明るさが別の調整レイヤーになっていれば、後で個別に微調整することもできる。

この方法が面白味に欠けるというわけではないのだが、今日はちょっと違った方法を紹介しよう。RAW現像の際、顔を自然に調整したものと、身体を調整したもの、同一RAWから2枚の画像を作成し、この2枚を1つの画像に合成する方法である。この方法の良い点はRAW現像でそれぞれいい感じの画像をつくるので、顔と身体を同じように作業することができるところだ。良い例えではないが、ピザを作るときマルゲリータとペパロニを半々にしたいとき、前述の方法はいったんマルゲリータを1枚作って、そこからバジルを取り除いて別でグリルしたペパロニをのせるようなものだが、後述の方法は、マルゲリータ1枚とペパロニ1枚作っておいて半分ずつ食べるような感じである。後述の方がペパロニは美味い。また直感的だし分かりやすくもある。必ずしも後述の方法が常に良いという意味でではないが方法を覚えておくのは良いだろう。画像に応じて使い分ければ良い。ただし、後述の方法は簡単そうだが押さえておくポイントもいくつかある。順を追って説明する。

撮影データをCameraRAWで開いたところ


まずはRAW現像から。今回使うのはこの画像。例によって当時白飛びを恐れてアンダーで撮影、全体がくすんでいる。ではいつものようにAdobe photoshopプラグインCamera RAWを起動する。まずは1枚目、顔を自然に見えるよう調整する。

顔が自然に見えるよう現像


このときは顔しか見ない。原則として他の部分の色味などは全く気にせず調整する。身体など色味をこれとはちがった調整をする部分は別データを作りそちらを使うからだ。

まあ今回の写真では、このままでも全体感はあまり問題ないレベルである。これでおしまい、とするのも間違いとは言えない。だがよく見れば顔と身体で色味が微妙に異なっている。あまり厚化粧ではないが顔に塗ったファウンデーションのせいだろう。肩や胸元腕など、顔に比べ色味がわずかにグリーンに寄っているように見える。また明るさも微妙に異なる。そして写真編集ではこのような微妙な調整が大切で、きちんと調整すれば、わずかだが着実にクオリティが上がる、私は、そういう編集を心がけることが大切だと常々感じている。

さて、このときポイント1。顔を調整したところでRAWデータをDNGで保存しておく。




顔の設定のRAWデータをDNGで保存


CameraRAWはパラメータを調整して「開く」とその設定内容が保存される。つまり次回そのRAWデータを開いたときは一からやり直す必要はなく、前回の設定を必要な部分だけ変更することができる。これはとても便利な機能で、これなしではRAW現像なんてやっていられない、と言えるほどである。一度現像し書き出した後、やはりもう少し色温度をとか、露出をとか、ハイライトをとか、ノイズレダクションを、などと再調整することは実に多い。そのたびにまた1から調整をやり直しなんて絶対無理である。前回調整したパラメータなんてもちろん覚えていない。だから前回の調整状態で開いてくれるのはたいへんありがたいのである。だがここで新たに「身体」に合わせて再調整をすると、「顔」の設定は上書きされて消えてしまう。それは困る。後ほど顔を再現像することもあるからだ。そこで顔の設定ができたところでRAWをDNGでも保存しておく。DNGというのはRAWデータの汎用フォーマットでメーカーの種別なく用いることができる。もともとすべてのカメラメーカーに向けた汎用記録方式を目指して作られたフォーマットだが、カメラメーカーは独自フォーマットへのこだわりが強く、DNGはあまり普及しなかった。このあたり日本で液晶テレビ黄金期から衰退への道筋に似た、つまりデジタルカメラ王国日本の衰退の匂いがするのだが、多分気のせいだろう。まあいい。

さて、そんなDNGフォーマットだが、実際に便利だし、現像にCameraRAWを使う限りは問題ない。また元のRAWデータも残してあるのだから。

さて次、2枚目。今度は身体を先ほど現像した顔に合わせて色調整しながら現像する。ここでポイントその2は先ほど現像が終わった画像の顔の部分(Photoshop)を隣に置いておき、見比べながら作業すること。

Photoshopの画像を下に置いて見比べる



左は見比べ用のPhotoshop画像で顔の部分を見えるように置いてある。そして右側がCameraRAWのウィンドウ、顔に合わせて「身体」の色合わせをする。終わったら開く。これで1つのRAWデータから2つのPhotoshop データが作られたことになる。

現像の終わった2つのデータ、上が顔、下が身体用のデータ



そして上の画像から顔と背景、下の画像から身体部分を使い1つの画像にまとめる。
顔の画像を底にして、身体のデータを全体選択しコピペで顔の方のデータにに貼り付ける。身体の画像は新しいレイヤーとなる。

背景に顔用、レイヤー1に身体用画像



レイヤー1(身体の方)にレイヤーマスクを作成する。レイヤーマスクのマスク色はいったん黒とする。これでレイヤー1はマスクによって隠された状態となった。

レイヤー1のマスクが黒、つまりレイヤー1は非表示となっている



そしてこのレイヤー1のマスクをブラシツールで白く塗り、部分的に表示させる。レイヤーマスクは黒の部分は非表示、白の部分は表示である。グレーは半透明となる。グレーはその濃さによって透明度が変わる。
ここでポイントその3、ブラシツールは必ずエッジをぼかし、不透明度は50%以下で重ね塗りをして表示される部分を徐々に増やしていく。何度も塗ったところはどんどん白さを増し、つまり見えるようになってくる。やり過ぎたと感じたらブラシ色を黒にして戻していくこともできる。このあたりは論より実践で、何度かやっているうちに要領がわかってくる。顔と身体がいい感じで合成できた。

次に腕の部分が少し暗いので、レイヤー1をコピーして一旦レイヤーマスクを白に戻し、つまり完全に見える状態にして、CameraRAWフィルターで腕の部分のみ見ながら露光量を調整する。かなり全体は白っぽく飛ぶが気にしない。調整が終わったらレイヤーマスク全体を黒くし先ほどと同じようにブラシ(白)で腕の部分を塗り、見せる範囲と量を調整する。この部分、3枚目のRAW現像を用意してもよいが、画像のほんの一部なのでレイヤーをコピーしCameraRAWフィルターを使った。

顔と身体、そして腕の調整が終わった画像、ただしレイヤーが3つ



合成が完了した。ここでレイヤーを結合してしまっても良いが、プリントの後で各レイヤーを微調整したくなる場合もある。なので各レイヤーは残しておいた方がよい。何らかの理由で結合したレイヤーが必要な場合は、ポイントその4、新規レイヤーを作り、optionキーを押しながら「表示レイヤーの結合」をすると元のレイヤーを残した状態で、今作った新規レイヤーに結合された画像が作成される。

新規のレイヤーに結合された画像が作られる



あとからわかるようにこの新規レイヤーの名前を変えておく。
このレイヤーの画像をコピーしてソフト処理をするのもいいだろう。今回はソフト処理はなしで仕上げた。以上で作業は終了である。いろいろ面倒そうに見えるが、全体で15分程度の作業時間である。要は慣れである。

上半分が顔のみに合わせて現像、下が別々に調整したものの合成



かなり微妙な違いだが、冒頭で述べたとおりこの差がとても大切なのである。

完成画像







2024年3月13日水曜日

ポートレート写真の現像とレタッチ 後編

 前回、少し古い撮影データを例に、Adobe PhotoshopプラグインCameraRAWを使ったRAW現像について説明した。今回はRAW現像の終わった画像をPhotoshop でレタッチを行う。

下の画像はRAW現像が終わりPhotoshop に引き渡した状態。以前ここにも書いたが、どこまでRAW現像でやってどこからPhotoshopで作業するか、明確な線引きはない。もちろんRAW現像でしかできないこともあるし、Photoshopでしかできないこともある。問題はどちらでもできることをどうするか、である。結論から言うと、画像全体を調整する露出補正、ホワイトバランス調整、ノイズ除去までは確実にRAW現像で行った方がよい。前回説明した「強化」もそうだ。ただし「強化」はそもそもPhotoshopではできない機能なので論じるまでもないが。逆にPhotoshopでは選択範囲を使って画像の一部に補正を加えることや画像の一部に映り込んだ不要なものを消したりするのに適している。この選択範囲を作っての作業はそもそもPhotoshop でしかできない。またPhotoshopにはCameraRAWの一部の機能をフィルターとして使うことができるようになった。だが、すでにレタッチをある程度終えた画像でわずかな調整をするにはよいが、CameraRAWで追い込まずあとでPhotoshop でやればいい、とは考えない方がよい。CameraRAWはその名の通りRAWデータを編集するので画像劣化は最小限だが、PhotoshopのCameraRAWフィルターはだいたい同じことができるが画像劣化がCameraRAWより大きい。あまり神経質になるほどの差ではないが、かなりアンダーな画像を大きく持ち上げるような場合はそれなりの差が生じる。できる限りCameraRAWでやっておりたほうが良いと覚えておくとよいだろう。


CameraRAWでの現像が終わりPhotoshopに引き渡した画像

ではレタッチをはじめる。今回は背景のうるさい部分の修正とモデルの胸元の布地の端を修正する。はじめに背景、右下の雑物を消す。正確にはトーンを落とし目立たなくする。レタッチで最も大切なことは選択範囲を作ること。例えばこの写真のように写真の一部の階調を調整するような場合、その作業に仮に3分かかったとすると、そのうち9割近くつまり2分半くらいは選択範囲の作成に費やされる。特にこの写真のような修正する部分が被写体に隣接する場合は選択範囲の作成は難易度が高い。選択範囲はかならず境界線をある程度ぼかした形で用いられる。そうでないとパッチワークのようにレタッチ部分のエッジが目立ち不自然なものになる。そしてその選択範囲の境界線が人と接する部分と接しない部分とでぼかし幅を変える必要があることが多い。変える必要が無ければ「なげ縄ツール」で選んだ選択範囲を「選択範囲の境界をぼかす」コマンドでぼかし2ピクセルとか5ピクセルとかかければよいので楽だがよりよい補正にはこのぼかし具合が大切だ。そして選択範囲の一部の境界のぼかしを変えるのは少し手間がかかる。やり方はいろいろあるが、プロセスが可視化されわかりやすい方法は一旦、ぼかし幅の少ないところの数値で選択範囲全体のエッジをぼかし、これをアルファチャンネルで保存し、アルファチャンネルを表示して必要な部分にさらにぼかし幅を増やす方法である。これだとどの部分にどの程度ぼかしがかかっているかアルファチャンネルの表示で確認できるのでわかりやすい。また、ある程度慣れてくれば別の方法もある。例えば人物との境界は2ピクセル、その他は5ピクセルのぼかしをするのであれば、人物の部分は境界を狙わず、あえて少し広めに選択し、その他の部分は正確に選択範囲を選ぶ。なげ縄ツールを使う。選択範囲のエッジを5ピクセルのぼかしを設定して作るところがポイント。そして今度はエッジのぼかしを2ピクセルに変更し、投げ縄ツールでoptionを押しながら選択範囲、この写真の場合はモデルの腕の部分を引き算する。全体は5ピクセルのぼかし、引き算したところだけ2ピクセルのぼかしとなる。こういう小技はPhotoshopでは結構多い。

さて、選択範囲ができたら調整レイヤーでトーンカーブを選びこの部分のハイライト側をどっさり下げて目立たなくする。

背景の雑物を選択する


トーンカーブ補正で目立たなくする

このとき、画像を直接補正せずに調整レイヤーを使う。調整レイヤーはあとから微調整や場合によっては補正そのものを取りやめることができる。特にこういう階調の調整は後から必ずと言ってよいほど再微調整が発生するので、調整レイヤーを使うことが大前提となる。

次は同じく背景右上の左側の背景を調整する。まずはモデルの腕の際をスタンプツールやなげ縄ツールなどを使ってコピペしながら修正する。

修正部分のクローズアップ(画面左端)

次に残った背景部分をこれもなげ縄ツールで選んで、コンテンツに応じた塗りつぶしで修正する。初めからこのエリアを腕の際から背景までを選んでコンテンツに応じた・・・を使ってもたいていうまくいかない。こういうところは丁寧に修正するしかない。

最後にに布地の胸元の修正を行う。こういう部分は丁寧に修正を行えばほとんどの場合、あとからパラメータを変えたり取りやめにしたりはしない。だから直接編集でかまわない。もしあとからやめる可能性があるような場合はその部分をなげ縄ツールでざっくり選択し、コピーを別レイヤーに作って編集することもあるが、今回はその説明は省く。なげ縄ツールで選んだ後、選択範囲の境界を少しだけぼかす。そして修正をかける。選択範囲のぼかしが原因でうまくいかない時はぼかす前までアンドゥでもどってぼかし範囲を変更し修正する。これを何度か繰り返せばかならず自然に見えるような修正が可能だ。

選択範囲の境界をぼかす

修正はコンテンツに応じた塗りつぶしを使えばよいだろう。ただし参照範囲は肌の部分のみでしておく。このあたりは簡単なので何度かトライすればすぐに使えるようになるだろう。

最後に写真をすこし柔らかくするために少しだけソフトをかける。基本的なやり方は背景レイヤーのコピーを2つ作りそれぞれに、ぼかし-ガウスを15〜30ピクセルくらいかける。コピーした新しいレイヤーの合成モードを「スクリーン」と「乗算」に変更する。




まずはレイヤーをコピーする。分かりやすいように名前を変えておく


合成モードを変更する


コピーしたそれぞれのレイヤーにぼかしをかける


すると画像はこうなる


さすがにこれではボヤボヤでダメである。だが心配はいらない。レイヤーの透明度を調整して柔らかさを調整する。
通常不透明度10〜30%程度だろう。
透明度を変更しいい感じになるよう微調整する


これでレタッチは終了、保存する。保存は必ずPSD形式とする。

データの保存、完了

完成写真


ぼかしによる柔らかさはこの程度で良い。よーく見ないとわからない程度だ。フォトレタッチではこの微妙さが大切だ。やたらといじくり回し、その量も中華料理屋のお玉で味の素ドバッとみたいな編集は絶対やめた方がいい。元の写真を別の写真にするのではなく、元の写真の良さを引き出すような編集を心がける。
編集にかかった時間は、ブログのためのスクリーンショットを撮りながらで22分だった。スクショのタイムスタンプで確認した。なのでスクショ無しでフツーに編集するだけなら15分もあれば十分だろう。ちなみにRAW現像の方は同じくスクショのタイムスタンプで9分くらい。こちらはパラメータをいじるだけなのでフツーに作業すれば5分とかからないだろう。
また、ソフト処理はアクションを設定しておけばとても楽になる。解像度と被写体の大きさに応じてぼかし具合を3種類くらい用意しておけばよいだろう。アクションを使えばぼかし処理にかかる3分を3秒に短縮できる。

すべての作業が終わったらプリントして乾燥させる。そして他の写真同様精査して写真集用に使うかどうかを決定する。


ポートレート写真の現像とレタッチ 前編

 ポートレートの写真集を作っているが、前回書いたように以前ハネてしまった(没にした)写真がいくつか復活している。今日はその復活写真の1枚を例にとってRAW現像とPhotoshopによるレタッチについて解説する。

まずはこの写真、撮影の合間になんとなく撮ったスナップである。なんとなく光の当たり方がいいなと思い数枚撮ったものの中の1枚。あまり真剣に撮影した写真ではないのでいろいろ余計な物が写っている。なので現像もせずに放っておいたデータである。今回は全数見直しを行いながら、これはこれでいいかもしれないと気が変わり現像をすることにした。RAW現像はいつものようにAdobe PhotoshopプラグインAdobe CameraRAWにて行う。

CameraRAWで開くとこんな感じのウィンドウと画像が表示される。表示される画像は補正無しの撮影条件をそのまま反映したものである。かなりアンダーだが、これは撮影したカメラが古く、ダイナミックレンジが狭いため、ハイライトが白飛びしやすいので怖くていつもアンダーで撮っていたからである。白飛びというのはセンサーの色飽和状態なのでRAW現像やPhotoshopのレタッチが効かない、かなり扱いに困った部分が写真の一部にできてしまう。なのでこれを避けるためにアンダーで撮影していた。最近のカメラならそんな必要はないし、RAW現像ソフトも以前とは異なり白飛び部分もそれなりに調整できるようになっている。つまり今なら白飛びを恐れてアンダーで撮る必要は全くないと言える。

CameraRawで開いたところ


RAW現像の1stステップはこのアンダーの画像を適正露出にもっていくことからはじめる。右側の項目から「ライト」をクリックして開く。

CameraRAWで露出調整をする


基本的には露光量スライダーを用いるが、同時にハイライト、シャドウのスライダーを調整しいい感じの露光状態にする。ハイライトを調整したらすぐに白レベルも微調整する。同様にシャドウを調整したら黒レベルも微調整する。これは説明するより触ってみればすぐにわかる。

次に色温度(ホワイトバランス)の調整、「ライト」の下の「カラー」を開く

CameraRAWでホワイトバランスの調整


今回は撮影時の設定のままで問題なかったので変更していない。調整が必要なときはまず色温度スライダーで赤み青みの調整をし、次に色かぶり補正スライダーで緑-紫の調整をする。自然な彩度や彩度は基本的にはあまりさわらない方がいいだろう。これはそのうち説明する。


少し飛ばして次は「ディテール」を開く。ここではシャープネスとノイズ除去を行う。

CameraRAWの「ディテール」


基本的にシャープはさわらない。これも別の機会に説明する。ここではノイズ除去を行う。ノイズにはざらざらした感じの輝度ノイズと偽色が発生する「カラーノイズ」がある。まずは「輝度ノイズ」から。画像を100%以上のサイズで表示する。当然モニターがどんなに大きくても部分的にしか表示されない。ポートレートだったら顔を表示する。そこで肌を見ながらスライダーを調整しノイズを減らす。ただしノイズを完全になくすまでスライダーを上げてはいけない。少し残っているけどこれくらいならいいかな、を見極めること。ここで完全にノイスを消すまでスライダーを上げると画像全体がベターっとした塗り絵のような気持ち悪い写真になってしまう。必ず少しノイズが残るようにすること。

これくらい


さて、ココまで進んだら一応のRAW現像設定は終わり。画像全体を100%表示のままパーンであちこちチェックし、全体表示でもチェックし問題が無かったら右下の「開く」をクリックすればよい。

だが今回は昨年CameraRAWに実装された「強化」を使ってみようと思う。この写真は古いカメラでの撮影なので解像度が低い。こういう解像度の低いRAWデータをある程度持ち上げてくれるのが「強化」である。最近の2000万画素以上のカメラで撮影した画像ならこの「強化」は必要ない。

画像を右クリックするか左下のサムネイルの右上をクリックすると「強化」を呼び出せる。

CameraRAWの「強化」を呼び出す



強化によって解像度を2倍まで高めることができる。

CameraRAWの「強化」



「強化」では解像度を上げる「スーパー解像度」と「ノイズ除去」を選べる。ノイズ除去は別の機会に触れることにする。ここではスーパー解像度を使い、解像度をアップする。これにより大判でのプリントが可能になる。ちなみに「スーパー解像度」と「ノイズ除去」は両方同時は選べない。300万画素〜1200万画素くらいのデジタルカメラで撮影した古い写真に有効な機能と言えるだろう。

強化ースーパー解像度を実行するとRAWデータが1つ追加され、ファイル名に「強化」の文字が追加される。そして左下のサムネールが2つになる。

「強化」で追加になったRAWデータのサムネールが追加される


このあたらしくできたサムネールを選んだ状態で「開く」をクリックしRAW現像を終了し、生成されたデータをPhotoshop に引き継ぐ。

Photoshopではレタッチをはじめる前にもう一度画像全体をチェックする。するとRAW現像で見落としていたことに気がつくこともある。今回は調整はいらないかな、とスルーしたカラーノイズだが、髪の毛の部分に出ていた。そんな時はためらわずにPhotoshopのデータを保存せずに閉じてもう1度RAW現像を行う。だが大丈夫、CameraRAWは以前の設定を覚えているので、今回は追加で髪の毛を見ながらカラーノイスを調整するだけでよい。

再びCameraRAWを開いてカラーノイズ低減


調整が終わったら再び「開く」をクリックし作業をPhotoshopに引き継ぐ。

このとき大切なことは、Photoshopで開いたらよーくチェックすること。レタッチ作業を始めたあとでRAW現像をやり直さなければならないことに気がついた、なんてことにならないようにすることが大切だ。

Photoshopへの引き継ぎ完了


さて、今回はここまで。RAW現像はそれほど難しくなく、また経験を重ねることで勘所もわかってきて、わかってくるととても楽しいので、おすすめだ。

また、今回はかなり古いデータで、カメラもエントリークラスのフォーサーズ機である。白飛びはひどいし、ISO感度を400に上げただけでノイジーな画像になる。おまけにピントは迷うし少し暗いとまともに合焦しない。手ぶれ補正も付いていない。だが今のカメラはこういう心配や悩みはほぼ無いと言ってよいだろう。動き回る小鳥にピントを合わせ続け、そこでピントが少し迷うとダメだダメだと言っているようだが、みんな厳しいね。この写真の撮影では、静止しているモデルにすらまともにピントが合わないことも多かった覚えがある。

だが、では現在の最新機種で撮ったらいい写真が撮れるかと言えば、答えはノーだ。これは料理に例えれば分かりやすい。いい包丁やいい鍋を買ったら美味い料理が作れるか、と同じだ。もちろんいい包丁やいい鍋が無駄だと言っているわけではない。それでいい料理が作れる訳ではないという意味だ。つまり料理が下手なら意味が無い、と言いたい。もう数年前になるが、デザインの弟子君たちに「カメラを買いたいのですが」と聞かれたときに、オリンパスのEM10のダブルレンズキットがいいよ、6万円ちょっとだから、と答えたことがある。まあメーカーはどこでもかまわない。

いい包丁や鍋は気になるだろうがもう少し料理のスキルが上がってからでよい。高い鍋を買うお金があったらもっともっと食材を買ってきていろいろな料理に挑戦するほうがはるかに良いに決まっている。カメラだって同じ。最先端の技術の追っかけなんて無駄なことに時間をかけるのは人生の浪費だとはっきり言える。

さて、次回はこの画像を使ってPhotoshopでのレタッチの紹介をする。



ポートレート写真集づくりのつづき

 3月になり仕事の忙しさも一段落。現在アクティブな仕事のうちこちらのコートにボールがある案件は5件ほどになった。最近は夜仕事が一段落したらその後は写真集づくりの作業をしている。

写真集づくりは次の3ステップで進めることにした。


まずはステップ1

データの見直しと整理。これにはデータベース(DB)ソフトを使う。DBと言っても撮影全テータを収蔵するのは現実的ではないので、すでにある程度選択し現像とレタッチが終わった写真を元に制作し、加えて以前ハネた写真からもある程度復活させることにした。つまり撮影全データの精査から始めることになる。枚数が多いがテキトーにはできないので時間がかかる。現在DBにはポートレートのみで300枚くらい入っている。追加100枚として全部でDBに400枚。まずはそこまでを目標に作業を開始した。またDBはもう何年も前に作ったものだが、今回仕様を大幅に変更することにした。以前の仕様では例えば同時に撮影した同じまたは似たような構図の写真はその中から1枚を選びそれをDBに入れていた。だがこの似たような写真の中からどの1枚を選ぶかは結構難題なのである。ほとんど同じだったり、露出補正程度の変更なら良いが微妙にアングルや表情が変わっているものも多く、プリントすると「これ以外ももう1度チェックしたい」と感じることがある。そんな時はDBはハネてしまった画像の再チェックなのでDBそのものが全く役に立たず、写真のフォルダを再確認する必要があった。今回、選んだ写真のファイル番号近くの類似写真を最大8枚選びこれらを並べて見せる機能を追加した。その他細かなアップデートにより使い勝手はだいぶ良くなった。このステップ1にかける時間はおおむね3ヶ月を予定している。

現在A4サイズでチェック用にプリントした写真がすでに300枚くらいになった。あと100枚くらいプリントすればチェック用のプリントは完了する。DB制作と並行してレタッチとプリントも行う。


ステップ2

アルバム用の写真の選択。前述のようにA4サイズのセミグロッシーペーパーにプリントしたものを眺めながら決める。最終的には60枚くらいだろうか。決定後は原則としてデータ編集にはもう戻らないつもりだがどうだろうか。色味などは追い込みもあるだろうから最終的には60枚をすべてプリントし直すくらいの手間はかかるだろう。ステップ2は約1ヶ月の予定。

プリントにはエプソンのインクジェットプリンターPX-5002を使う。とても優れたプリンターで、プリント品質は高く、少なくとも私にはこれ以上の性能は必要ないと感じている。数年前に一度故障して修理したがそれ以降とても順調に動いている。エラーがないのも優れたポイントである。プリント用紙はこれもエプソンの写真用紙で「絹目調」。昔々フィルムカメラの頃、街のプリントショップでサービス版などでプリントを依頼すると、光沢と絹目から選ぶことができ、絹目は妙なエンボスが入ったプリントだった。指紋が目立たぬようにということらしかった。このエプソンの絹目はそうではなく、単に光沢を少し抑えて、という意味だ。紛らわしい名前だがまあいい。クリスピアなどのテッカテカより上品な仕上がりとなるので、もう何年も前からこの紙を主に使っている。欠点はクリスピアは50枚入りのお得パックがあるが、これには無いこと。まあお得と言っても1割くらいお得なだけなので大きな欠点とは言えない。A3サイズもA2サイズもいつもプリントはこの「絹目調」である。


ステップ3

アルバムの製本。前回製本は外注と書いたが少し気持ちが揺れている。なぜなら楽しそうだから自分でやりたい気持ちを捨てきれないので。これはすぐに決める必要はないので検討しながらステップ2の完了までに決めようと思う。



新たにプリントした写真はすでに60枚を超えた。あと40枚くらいだろうか。プリントした写真は物干し竿に下げて十分乾燥させる。


乾燥が終わると一旦ファイルに収納する。1冊のファイルにだいたい70枚くらい収納できる。すでに5冊あるので300枚は超えているだろう。手間もかかるがプリントの費用も結構かかる。A4でのプリントは用紙代とインク台はまあだいたい同じくらい。白っぽい写真ならインクはあまり使わないが私の場合暗い写真が多いのでインク使用量が多い。ま、仕方が無い。えーとプリント用紙が1枚90円くらいだからインク台と合わせてだいたい150円〜180円くらいだろうか。150円としても300枚ですでに45000円。あと50枚くらいプリントしてファイルやクリアポケットなどを合わせると製本の手前で6万円くらいということになるかな。



2024年2月3日土曜日

ポートレート写真集づくりの再始動

 以前ここで「ポートレートのアルバム製本」つまり私が撮影した女性ポートレートの写真の製本について書いたが、結局忙しくてまったく進んでいなかった。今も忙しいので状況は変わっていないのだが、この調子では永久に完成しないので、やり方を変えることにした。

まず、どんなに忙しくても週に2回3時間程度作業時間を設ける。製本は外注を使う。これでなんとか今年中の完成を目指す。

そこで先日から再び再現像とレタッチ、そしてプリントを仕事の合間に始めた。ここ数日だけで30枚くらいプリントし、以前プリントしたものと合わせて200枚くらいになった。

あと50枚くらいでこの作業は完了とし、次に移ることにしよう。

プリントした写真は一旦ファイルに入れる




新たにプリントした写真はここに吊るして2日間ほど乾燥させている


さて、問題は写真を何枚にしてそれをどう選ぶかである。以前書いた通りモニターでみていても埒があかないのでA4でプリントする。それを眺めながら決める。撮影に使ったカメラはオリンパスとシグマのフォビオンがメインなので画像のアスペクト比が微妙に異なる。以前それぞれのサイズで余白をカット、と書いたが気が変わり、フチありプリントすることにした。狭い方のフチを5ミリとする。

さて、オリンパスと言えばニュースサイトを見ていたらOMシステム(旧オリンパス)がOM1マーク2を発売とあった。へぇ、と思って価格コムを見に行くと荒れに荒れていた。何でもファームアップで対応できそうな(できるかできないかはおいといて、それくらいしょぼい)アップデートということで、まあそうだろうね、しかたがないよね。すこしバランス感覚がある人があの会社にいたらこの結果は考えるまでもなく予測できるだろうにね。移行期限がきたので艦名をオリンパスからOMに変更します、とそれだけ言ってマーク2なんてしない方がまだよかったね、と。

それで思い出した。私は以前ダメ男くんを集めたチームと仕事をしたことがあった。もう何十年も前のこと。建築設計の仕事、それも超高層住宅。さすがに上司にこっそり「このメンバーですか?」と聞いたほど。普段は決してそういうことは言わないのだが。

設計が始まる。ダメ男くんからアイデアが出てくる。オハナシにならないようなアイデアで、ダメを出す訳だけど、たとえば住宅の和室で奥行きが1.5メートルもある押し入れの提案なんかが出てくる。私が押し入れの奥行きは芯々でいくつを守ってください、と言っても納得しない。奥行きのある押し入れは便利だと思う、といって食い下がる。仕方がないから説明する。あのね、洋室ならありうるけど和室の押し入れには中棚があって人は中に入らないのが前提ですね、だから1.5メートルもあると奥のものに手が届かないのでダメです。それに押し入れのふすまを開けて奥行きが1.5メートルもあったら不気味に見えます。だからダメです、と。それでも納得しないのを、私がリーダーなのでこのルールでお願いします。で渋々。今のOMシステムがそんな人たちの集まりになっていないことを切に願う。

何しろ以前オリンパス時代に車で言うと3ナンバーのボディに軽自動車のエンジンを積んだようなカメラを作ったりして、それでも、まあいろいろな人がいるから、いいねという人もいた訳だけど、そりゃダメでしょ。その時この会社は2年後にはカメラを作っていないだろう、と書いたのだが、残念ながらその通りになり、放り出されてOMシステムとなった。

もうひとつ懸念事項がある。会社で優秀な人材は配置転換でどんどん将来性のある部署に異動してゆく。年寄りは別だが経験値なんて関係ない。残った人たちがダメ男くんがとは言わないが、そういうのはいやというほど見てきた。

どうもいやな予感がする。マイクロフォーサーズが全然ダメとは思わない。いや、それどころか私は好きだ。もちろん何でもかんでもこれが一番とは思わない。でも十分使えるし楽しめる。でもね、今のこの調子ではきびしいだろう。なにしろ戦略的なことを考えるどころか海の真ん中で溺れかけているのだとしたら、息をするのが精一杯で戦略どころか周りなんて何も見えないだろうから。

さてOMシステムズだっけ、心配しても始まらないのでもうふれないことにしよう。

それより私の作る写真アルバムである。製本するので基本的に台紙に写真を糊付けする予定である。問題はクリアポケットや表目保護用の透明シートは経年劣化で変質するので使わない予定なのだが、かと言ってプリント面はある程度保護が必要だろう。先日プリンターから1枚床に落としてしまったのだがプリント面に結構目立つ傷がついてしまいプリントし直しになった。製本後傷が付くのは避けたいところ。

調べてみると保護スプレーというのが見つかった。今度試してみよう。

次に台紙。程よい厚みはどの程度だろうか。色は黒にしようと思っている。先日プリント時フチありにしたので違和感がないかもチェックする必要がある。まだまだあるが地下鉄が駅に着いたので今日はここまで。

2024年1月24日水曜日

女性ポートレートの撮影

 仕事はかなり忙しいのだが、CGムービーのレンダリング計算中は少し時間がある。気分転換に昔撮った女性ポートレート写真の再現像とレタッチ、そしてプリントをしている。今日も何枚かプリントした。

今日は再現像しながら気がついたことを書こうと思う。


女性ポートレートに限らず写真を撮影するときは、「対象」、写真用語で言う「被写体」をよく観察することは言うまでもない。女性ポートレートなら「この人はどんな表情がいいのか」そのためには「どんなことを考えてもらうか」。そしてそれを「どの角度から撮るか」。

このうち、どんなことを考えてもらうか、というのがコツがある。ストレートに「悲しいこと考えて・・」などと言ってもそうはうまくいかないことが多い。役者じゃないしね。だから変なジョークを言って吹かせて、それが落ち着いた顔に戻った瞬間に撮ったりする。駆け引きが大切なのだ。こう言っては反感を買いそうだが「笑わせることができないようではモテないし写真も撮れないのだ(きっぱり)」。

また、これは以前書いたが、私はあまりカメラ目線の写真は撮らない。ネットでよく見るつまらないカワイコチャン写真になってしまうから。

ではどう撮るか。

私は「対象が自分のまわりに磁場を発生させることが大切で、その磁場をどう撮るのかがポートレート写真」だと堅く信じている。カメラ目線では磁場は発生しない、なぜなら視線が勝ってしまうから。磁場はフラジャイルなのだ。

あと対象を「キレイに」とか「可愛く」撮ってあげよう、というのは気持ちはすごくよくわかるが、でもたいていつまらなくなる。キレイと可愛いには物語がない。物語のない写真は薄っぺらい。だからつまらない。キレイとか可愛くではなく物語とともに魅力を引き出すのが恣意的なポートレート写真である。断じて「可愛い=魅力的」ではない、少なくとも写真では。スナップポートレートは性格を、恣意的ポートレートは物語を撮る、磁場をからめて。「どう撮ろうと勝手だろ」と言う声が聞こえてきそうだが、そうではないのだ。

それで思い出した。少し脱線するが、たとえば最新型の高級カメラを買ってそれで自分の住んでいる共同住宅のベランダから遠くの送電線を撮って、それをパソコンで等倍で見てどこまで解像するか見て楽しんだり、マクロレンズを買ったらお札の一部を拡大して撮影し細部がどこまで撮れるか見て楽しんだりとか。そして趣味なのだから自分の好きなようにしても「よい」、とか、とか、とか。これ本当にそうだろうか。もちろんダメではない。だがダメではない、という消極的な「よい」だけである、私はそう思う。

そうそう、中国人はマナーが悪い人が多いがそれは、それをしたら罰がありますよ、ということ以外はやってもいいこと、という文化があるかららしい。これは私が言っていることではない。だから例えば企業研修なで外国人に技術を教えても中国人は研修後残る人が他の国の人に比べて圧倒的に少ない。やめても罰則がないなら身につけた技術で有利に転職するのは当然と考えるからだ。禁止されていないならよいということ、という考え方だ。

趣味だから自分の好きなようにしても「よい」でしょ、という考え方とロジックは同じ。だがこう言うと、次のような反論があるだろう。「先の研修生は研修先に迷惑かけているけど、私は誰にも迷惑はかけていない」と。あのね〜だからロジックは同じだと言っているのだ。「人に迷惑かけなきゃよいでしょ」という考え方のことを言っているのだ。

つまり自己満足の「よい」は落とし穴であって、そこに落ちたらダメで、常に落ちないように気をつけるべきなのだ。少なくとも私はそう信じて疑わない。

さて、話をポートレートに戻そう。恣意的なポートレート撮影は物語が大切、というハナシだった。難しいことを言っているようだが、そうでもない。要はこの人はこういう状況になったらいい顔するなぁ、というのを探せばいい。こういう状況というのが物語であって、私が勝手に思っていることなので、モデル本人はそんなこと、ちいとも思っていないかもしれない。それでかまわない。私の写真なのだから。

ただし撮影時にあまり注文をつけるとたいていうまくいかない。だから撮りながら「あっち見て」とか「あっち見たまま目線だけ落として」とかは指示する。うまくいかないときは具体的に「窓の外を見て、そう、そのまま視線を床に落として。あ顔も下がっちゃったね、もう1回、まず窓の外を見て、そうそうそのまま顔を動かさずに目線を少し下げて、もうちょい」とそんな感じで。だから撮影は私も疲れがモデルもかなり疲れる。だから撮影は10分から15分ごとに休憩を取る。タイマーで計っている訳ではないが、たいていそのくらいで休憩を取りたくなるので、なりゆきで。

それで撮影しながらある程度いい感じになってきたら、ディテールにも少し気をつかうようにする。たとえば手の向きやカメラを少し位置を変えてみたり、と。私の場合左手で指揮者のように音頭を取りながらカメラを右手だけでホールドして撮影することもとても多かった。絶対ニコンは使えない、というのは冗談だが、試しに以前ニコンのD2でできるか試したことがあったが全く不可能だった。重くて。フォーサーズは性能はイマイチだったが安くて軽かったのでいろいろ楽しめた。

では、ハナシが長くなりすぎたのでここで何枚か写真を紹介しよう。1枚目は遠くを見てもらって、いい感じになったので撮影したが、目線そのままで少しだけ顔をこちらに向けてもらってがいいかも、ともう1枚撮影したが残念、最初の方がよかったな、の例。

Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/40 ISO100


フォーサーズでもこのレンズだとちょうど良いボケで十分使えた。それでもう少し顔を・・・と2枚目

撮影条件同上


クチビルや目の感じは良くなったと思ってシャッターを切ったが、あら残念、磁場とともに物語が弱まってしまった。

2枚目、なんてことのない表情なのだがほら、物語があるでしょ。でシャッターを切った。

Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/40 ISO100


で特に注文をつけることもなく見ていたらわずかに表情が変わった。

撮影条件同上


さらにけだるい雰囲気が増して、これはこの日のベストショットの1枚に。そうそう、キレイにでも可愛くでもないが魅力的な写真、これが私の目指すポートレート写真。

最後にもう1枚

Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/50 ISO200


同じモデル。オリンパスE-420のように安いカメラでもこの程度は撮れた。
f1.4のこのレンズは少し高かったがそれも8万円くらいだったような。
ただし、RAW現像とPhotoshopによるある程度のレタッチは必要だ。





2024年1月21日日曜日

ポートレートの現像とレタッチのつづき

 昨日やりかけて中止したポートレートだが、今日どうも仕事がのらないのでサクッと仕事を切り上げ、現像の続きをすることにした。少し気にもなっていたので。

Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/40 ISO400



いい感じに仕上がった。

それでもう何枚か同じモデルの写真を現像とレタッチをすることにした。写真編集も仕事も調子が良いときにどんどん進めるのがいい。ダメなときはサクッとやめる。

今日は試しに大きなサイズでのプリントを前提に画像補完しながら現像とレタッチをしてみた。

Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F2.2 1/60 ISO400





Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/60 ISO400




Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/80 ISO400




Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/80 ISO400




Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/50 ISO400




Olympus E-420 + LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4  F1.4 1/13 ISO400