2022年10月7日金曜日

MacBook Airの本革カバーの製作

仕事で必要になりノートパソコンを購入した。MacBook AirのM2モデル、色はmidnight。届いたパソコンは思っていたより黒っぽかった。まさにミッドナイトそのもの。


今まで使ってきたノートパソコンはシルバーの筐体が多かった。そもそも昔、G4の頃からはシルバー1色しかなかった。ボディカラーが選べるようになってもシルバー系を選ぶことが多かった。windowsのノートパソコンは安っぽい黒のプラスチックが多く、そいうのは嫌だった。だが、今回黒を選んだ理由は、なんとなくmidnightという新色に興味があったからというのもあるが、もうひとつある。

今までのシルバーの筐体だとグラフィックソフトを使うときフレームのシルバーが目立ち、なんとなく落ち着かないと感じることがあった。仕事柄モニターの背景色はダークグレーの単色にしている。特にデスクトップの方はもうだいぶ前からそう決めている。これは写真などで微妙な色調整の時デスクトップのカラーに影響を受けることがないように。そしてこのグレーの色が以前は中間調のグレーつまり50%程度のグレーだったが、最近これを80%くらいにした。MacOSがダークモードを選択できるようになったおかげだ。ダークモードにしないで背景をダークグレーにするとメニューなどの白とのコントラストが強すぎる。もちろんグラフィックソフトで紙の白の上にデザインをするときは全く問題ないのである程度は気分的なものかもしれないが。だがダークモード+ダークグレーの背景は実に快適なのは確かだ。

一方ノートパソコンではあまり厳密には考えなかった。液晶は角度によって微妙に色が変わるのでノートパソコンは液晶の傾きが一定ではないので色合いが微妙になる。つまり背景色にこだわるような環境とは言えなかったからだ。だからおしゃれな壁紙を選んで楽しんでいた。RAW現像などは決してノートパソコンではやらず、デスクトップのMacを必ず使っていた。

だが、最近のノートパソコンはそこそこ液晶モニターの色が信用できるし、モニターの角度を変えても大きく色味は崩れない。それならグラフィックソフトの作業もある程度できるかも。と作業中の背景はダークグレーにすることにした。

そうなるとボディカラーのシルバーが目立つ。そんなわけでmidnightいいかも、とこの色に決めた。それにwindowsも最近はMacの猿まねのようなシルバーが多いし、Macならデルやレノボのようなみっともない黒にはしないだろうと思ったからだ。

開封して眺めてこの色でよかったと思っている。

キーボードはUSなので注文仕様となり、少し納期がかかりそうだったが、注文から1週間ちょっとで届いた。

メモリーやストレージは増やさずベーシックのまま。それほどデータを入れないし、ソフトも限定的だからこれで十分と考えた。増設は結構お金もかかるし。

届いたAirは移行アシスタントを使ってStudioから全ての設定をコピーし、そこから不要なアプリやデータを消して調整することにした。半日で完了、このやり方で正解だった。もちろん必要なライセンスは全て持っているのでインストール後アクティベーションをして使えるようにする。

さて黒いノートパソコンは傷が目立つ。このパソコンはプレゼン用がメインだから持ち運び専用のようなもの。バッグにはカメラやら筆記具やら小物ポーチやらが入っている。小物ポーチのジッパーに触れただけで確実に傷だらけになる。

シルバーでは全く気にしなかったが、この色ではカバーは必需品かも、と考えた。
だが例によって市販品はあまり好みではない、イイ感じのモノは1万円以上する。

で、作ることにした。

幸い模型の仕事も終わり、今は3D-CGのムービーの仕事がメインだ。計算に非常に時間がかかる。長い計算は寝る前にセットするが、短いものは30分とか1時間で済むので計算が終わるまで待つことになる。この時間を使って作ることにした。

材料は以前、蒲田のユザワヤで買った本革。ユザワヤは本革も種類は少ないが安かった。確か1500円くらいだった。材料はあとは縫い紐(糸)くらいなので、費用はほぼ革の1500円だけということになる。

道具類はすでに持っているもので十分間に合う。

今回使った道具は、ゴム板、菱目打ち、金槌、レーシングポニー、縫い針(丸針と角針)、孔開けポンチ、定規、カッター、マスキングテープ、サークルカッター、カッターマットなど。

あとは材料として、縫い糸とトコノール(コバ仕上げクリーム)。



ゴム板の上で菱目打ちで孔をあけ、レーシングポニーにはさんで縫っていく。
行きは角針で帰りは丸針で縫う。
角針というのは私の呼び方で実際は違う名前だったと思う。針の先が削ってあってナイフのようになっている。菱目打ちで下孔は空いているがそれでも通常の丸針では通りにくいが角針では少し強く押せばサクッと通る。なので角針を使う。だが一度糸を通した孔に2本目の糸を通す時は角針は使えない。ナイフのような先端が最初に通した糸を切ってしまうので。そこで行きは角針、帰りは丸針に変える。


今回のカバーは簡単な作りなので、革のカットから完成まで仕事の合間、計算中に合計で3時間から4時間くらいで完成した。




古い糸どめ付き封筒のデザインにした。
レトロ感がいい感じにできあがった。

最後にこのMacBook Airだが、おおむね気に入っているが気に入らないことが3つ。
1つ目、指紋認証タッチボタンのデザインが悪い。キーボードのキートップが剥がれてしまったようにしか見えない。今のアップルはこういうことに気がつかない。
2つ目、裏面の滑り止めのゴムがデカすぎる。以前購入したMacBookは5ミリ径くらいで上品だった。そして5ミリで全く問題がなかった。なんでこんなに大きくした?
3つ目、ACアダプターが真っ白で合わない。まあこれは仕方がないかも。

まあどれも小さなことだが、Windowsのパソコンと決定的に違うのがこういうところへのこだわりなのだから、もう少し頑張ってほしいかも。


さて、その後カバーを付けて2回ほど打合せに持って行った。クライアントの会議室で皆が見ている前ではさっさと準備する必要がある。30秒くらいが望ましい。
カバー入りのMacBookAirをカバンから取り出し、カバーから本体を出す。ビデオケーブル用のコネクターを取り出して会議室の備え付けのHDMIケーブルにつなぐ。ここまでで20秒ちょっとかかる。モニターを開き指紋認証で5秒。まあだいたい30秒。もちろんドキュメントを配ったりする時間も30秒くらいかかるので準備に1分。まあ許される範囲だと思う。
こういうところでマゴつく人が結構多いが余り感心しない。
私も以前使っていたAirは古かったので、いろいろ動作が冗長でサクサクいかずに少々フラストレーションがあったが、新しいAirは俊敏でしかもパスコードの打ち込みみたいな野暮なことを客先でする必要がない、これはすごく良い。
カバーも役に立っている。今日プレゼンが終わって取り出すとカバーにかすり傷が付いていた。カメラと一緒に入れてあるからかな。このカバーのおかげでAir本体はもちろん無傷、よしよし。