GRデジタルの超近接マクロで花を撮り続けたことは前回書いたとおりだが、徐々に限界を感じ始めた。その艶めかしくも暴力的な撮影に、自由を奪われ、本来花が囁きたかった言語を封じ、無理矢理ノド奥から声を引き出させているような感覚が徐々に沸いてきて、そしてついには脳裏から離れなくなった。
もっと自然体で普通に写真を撮って、いわば私自身がリセットした方がよいかもしれない、と感じた。
その頃撮った写真。
だが、すぐに飽きてしまった。
写真の撮影スタイルを変えるためにカメラを新規に買うことを考えた。だがそれではGRデジタルは超えるべき通過点となってしまうので、新しいカメラを購入したものの、それは当面ポートレート用とし、花はもう少しGRデジタルと付き合うことにした。
じっくり考える。
撮影では、無理矢理何かを引き出すのではなく、こちらで物語を作って、その物語を演じてもらうような手法をとるのはどうだろうか、と。
以前紹介した「Brazing flowers 燃える花」へ繋がる発想の変換点だった。
花を主役に舞台を演出するような、そんな写真を撮ってみよう。
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| カラー GR Digital f/2.4 SS 1/7 ISO64 |
そして、このあとカメラを一眼レフに変更し、燃える花の写真の撮影を始めた。










