2025年2月11日火曜日

撮影用の照明器具の製作(後編)

 前回のつづきで写真撮影用の大域照明用アンブレラライトの製作。

前回アンブレラを新調し壁面(正確には本棚)に留めるための治具とアームづくりについて書いたが、LED電球昼白色を6灯使った灯具については既存のものを転用するつもりでいた。しかし灯具を外しチェックするとあちこち傷んでいて、さらに電球ソケットのカバーは紙筒を塗装したものだった。なにしろ10年以上前につくったものなのですっかり忘れていた。やはり作り直すことにした。作り直すにあたり、性能・機能を少しだけ改良することにした。まずLED電球の数を6灯から8灯に増やし、重量を抑えるため素材を発泡塩ビ版3ミリに変更した。前のタイプはソケットの配線接続部をエポキシパテで固めていたが今回は発泡塩ビにビス留めにした。発泡塩ビはカットが他のプラスチック素材に比べ圧倒的に楽だ。また加熱すると簡単に曲げることもできる。アクリルのように落としたりぶつけたりしても割れることもない。ただし強度的には特に曲げに弱いので形状や補強方法に工夫が必要だ。だがそれさえクリアすれば前述のように便利な材料だ。

今回、照明を8灯にしたのは4灯づつオンオフできるようにしたかったからだ。本来、調光できればベターなのだが、4灯ずつのオンオフでも実用上問題はないだろう。また配線は直接長いケーブルが付いていると設置や収納の際ハンドリングが悪いので電源プラグを新規に取り付け、後からケーブルを差し込む方式に変更した。

製作途中の灯具(左が板取り、右は発泡塩ビを熱曲げで組立てソケットを付けたもの)




組み上がった灯具に電球を取り付け点灯試験の準備中



電源ケーブルにはメガネケーブルを使うことにし、灯具側にメガネジャックを付けた。2系統なのでメガネジャックは各2つづつ付いている。また前回紙筒を使っていたソケットカバーはゴム製に変更した。
このゴムは手すりなどの滑り止め材を転用したものだが厚みが結構あり重かった。カットした後1枚ずつカッターナイフで削いで厚みを半分にした。これが結構大変だった。

ソケットカバーのゴムを半分の厚さまでそぎ落とす



灯具の根元にスイッチを取り付けた



できあがったアンブレラライトを図書室に持って行き点灯試験をした。

点灯試験中



また娘に手伝ってもらって作ったディフューザーも取り付けてみた。
ディフューザー



あとは時々向きを変えたりしながら何日かこのまま様子を見ることにする。だんだん傘が下がったり、ディフューザーの留め具が外れたり、灯具が熱くなったりしないかを確認する。これでアンブレラライトは完了である。

次はLEDパネルライトのアームである。こちらは軽いので比較的簡単である。以前はデスクライトのアームやフレキシブルアームを撮影台などに仮留めして撮影していたがいくつか問題があった。

以前の使い方



デスクライトのアームはブレーキ機構がないので少しでも触れると動いてしまうことが問題だった。またフレキシブルアームは元の長さでは軽いLEDパネルライトでもその重量を支えきれず下がってしまうことがあった。
このLEDライトは補助照明としてハイライトを入れたり背景の影を薄くしたりと位置調整が微妙なライトである。決めた位置でしっかりホールドできないのはストレスだった。また、デスクライトのフレームとフレキシブルパイプの両方に共通する問題として撮影台への留めがあった。ここがどうにも頼りなく安定せず、また撮影台に留めた関係で背景紙がこの部分にはフラットには載らず、撮影に支障があることもあった。
これらの問題をすべて解決する。まずデスクスタンドのアームは使わない。すべてフレキシブルパイプにする。そのためデスクスタンドのアームは処分し、フレキシブルパイプを追加で注文した。そしてどのような角度でもライトの重みで下がってこない長さにフレキシブルパイプを短くカットして組み込むことにした。さらに留めは撮影台ではなくアンブレラライトと同じように本棚からアームで出すことにした。
こうしてほぼ完成したものがこれ。

LEDパネルライトの試験中



図書室は寒いので書斎の本棚に仮留めして試験をしている。それぞれ様々な角度に調整しキチンと位置が保持されることを確認した。よしよし。
また、今回は電源の取り方もひと工夫した。今まではACアダプター付きケーブルの長さが足りずに照明の位置を高くするとACアダプターとテーブルタップが空中にぶら下がることが多々あった。また撮影の際、テーブルタップの電線がいつも床に何本もあって足が引っかかったる心配があった。今回は本棚に取り付けるアームの付け根にインレットを用意し、そこにACアダプターを差し、このインレットにはメガネケーブルで給電することにした。大元のコンセントは本棚の上にリニアーに配置する予定である。ここはまだ工事していないが、完成すれば床面からケーブルがなくなるので、より安全に快適に撮影ができるだろう。

さて、最後に先日購入した水準器のリモートスイッチの変更である。モーメンタリからオルタネートタイプに変更する。で、先日カミさんと娘と一緒に散歩の途中で寄った百均でおもしろいものを見つけた。子供のお弁当の海苔を切り抜くための海苔パンチである。これがかわいらしいので改造してスイッチにすることにした。中の機構をすべて取外し代わりに新しく届いたオルタネートスイッチを入れてみた。

水準器の遠隔スイッチ




仕事の道具ではあるが、これくらいは遊んでもいいだろう。遊び心のない環境で仕事をしても良いアイデアなんて浮かばない。少なくとも私は。それにこの海苔パンチ改造スイッチだがボタンが大きく押しやすい。そしてコンパクトで場所もとらない。できあがったスイッチをカミさんと娘に見せたらケラケラと笑いながらスイッチを押して楽しんでいた。

さあこれで撮影照明はほぼすべて完成したことになる。

その後この設備一式を収納する箱を作ることにした。8ミリ厚のダンボールを使いコーナーなどを超厚口(270g/㎡)クラフト紙で補強した。収納箱は、2段重ねの重箱方式で上の段にアンブレラライト一式、下段にLEDパネル照明一式が入っている。一式とは文字通り全てで、アームから治具、電源、ケーブル、電球などすべてである。こういうのは2つ以上の箱に分けて収納してはダメだ。必要なときにこの箱1つで全て揃っていることが重要だ。ただし水準器だけは入れなかった。これは照明とは異なるので、そのうち製作予定の撮影用小物入れに収納する方がよいと考えた。

写真用照明収納箱



収納箱の外形寸法はおおよそ幅60センチ×奥行き30センチ×高さ30センチ。少し重いが家の中の移動なので問題ないだろう。これで撮影用照明の制作はすべて完了である。

つぎは撮影用小物箱もあるが、その前に撮影時につなぐMacbookAirの台がほしい。撮影時MacbookAirの置き場は結構重要で、MacbookAirはリモート撮影のため、そしてリアルタイムで大きなモニターで確認する上で必修なのである。私の撮影スタイルは画角は当然カメラで決めて、ピントや露出も基本カメラで決める。その後MacbookAirの大きな画面で被写体や照明の微調整をし、必要に応じてカメラに戻り画角などを微調整し、再度MacbookAirに戻り再確認し、MacbookAir側でシャッターを切る。
つまりカメラとMacbookAirは行ったり来たりするし、MacbookAirで確認しながら被写体も調整する。だから前述の通りMacbookAirの置く位置は効率よく撮影するためにとても重要なのである。今は市販のワゴンの上に置いたり、撮影台の被写体から少し離れた位置に置いたりしているが、理想はもう少しフットワークのいい専用台だ。キャスター付きで移動可能なのがいい、ただし転倒してはいけないので脚部の広がりは邪魔にならない範囲である程度必要だろう。このあたりのさじ加減が難しそうだ。まずはいつものように図面を描き、材料を買ってきて加工、仮組みしてチェック、修正してまたチェック、とそんな感じで作っていこう。
ただしこれも仕事が結構忙しくなってきたので、どうしても合間の製作になる。1ヶ月くらいかかるかな。






2025年2月5日水曜日

撮影用の照明器具の製作(前編)

 以前書いたが、ウチの図書室は写真撮影室を兼ねている。そして目下改装の真っ最中である。とはいえ娘の卒製に1m×2mの台が必要になった関係で、この部屋を臨時で娘の卒製作業部屋にしてあったので改装作業は2ヶ月に渡りお休み中である。最近卒製の作成が終わったらしく、ようやくもとの作業にかかれるようにはなったものの、なにしろこの時期、毎日寒い。娘の卒製作成中は石油ファンヒーターを使っていたが、改装ではちょっとファンヒーターは使いにくい。というわけで急ぐハナシではない、改装は暖かくなってから再開することにした。

そんな訳で図書室としても撮影室としても使うことができない状態になっている。だがそんな時に限って写真撮影の仕事が入ったりする。商品約20点の写真撮影の注文が入った。やれやれ。写真撮影の仕事はそれが主業務ではないので年に2〜3回程度、それがこの時期に入ったのだから運が悪い。まあ、仕方がない。

幸い娘の作業は終わっているので製作台を片付け、部屋の掃除をし、撮影テーブルを元の位置戻した。だが背景のクロスも外したままで取付け金具などもすべて撤去してしまっている。また、照明も大きなアンブレラは反射板が傷んできたので捨ててしまった、代替用に新しく購入したアンブレラは取付けの治具などがまだ付いていない。そのほかの照明器具も中途半端な状態で隅に置いてある。さてどうするか。

1つはテープや針金でも使って暫定で撮影環境を作り、今回の撮影のみ乗り切る方法。

もう1つはせっかくだから多少時間はかかるが計画を前倒しして最低限必要なものを製作、撮影に使う方法。この方法なら改装後もそのまま使える。

初めは暫定の方に気持ちが傾いていたのだが、少し仕事も余裕ができたのと、暫定では結局今回の撮影ではいろいろフラストレーションで仕事を楽しめないかな、と思うようになり、結局後述のある程度先行して作る方を選ぶことにした。

照明の詳細は、まずアンブレラの大きな照明が2灯、小物撮影用のLEDのコンパクトな照明が4台の計6台に予備としてスポット照明が1台ある。このスポット照明はほとんど使わないので今回はスポットを除く6台を使えるようにすることにした。

アンブレラ照明


まずアンブレラ照明の製作にかかる。この照明は被写体から少し離れた位置から被写体とその周辺をまんべんなく照らす環境照明なので、本棚に仮止めし位置が移動できるようにする。図書室は狭く照明用スタンドを立てると邪魔なので一般の撮影スタジオのようにはいかない。極力床面を使わないことが理想なのでカメラ三脚以外は本棚に留めたいのである。本棚はかなりしっかりしているので照明を付けたくらいでは全く問題ない。アンブレラは今回新調したが灯具は以前製作した物がまだまだ使えそうなので転用することにした。E26の電球、60W形の昼光色のLEDを6灯使う。

で、アンブレラの固定方法だが、アーム付きの治具を小型クランプ2つで本棚にベースを留め、アームのその先に角度が振れるようにアンブレラを取付けるようにした。アンブレラと照明器具を合わせると結構重いので強度と使い勝手のバランスが肝だ。角度を振る部分には雲台などは使わずアルミの針金を使った。これは通常の雲台では重くて固定することができないからで、費用的にも雲台よりはるかに安上がりだ。針金と言っても結構太く、ビニールコーティングの直径10ミリもある。またアンブレラ側の治具だがアンブレラの石突き部分の金具(フタ)を外してここにナットを取り付ける予定だったが強度的に弱くオハナシにならなかった。いろいろ検討しこの石突き部分の受けにドリルで孔を開けパラソルの芯まで通す形で長ボルトを差し込みこれをエポキシ系の接着剤で固定することにした。

石突き部分の改良



これでも強度的に大丈夫なのかはわからないが現時点でこれ以上の策は思いつかない。まあ壊れたときはまた考えることにする。

本棚に固定するための治具も作り始めた。アンブレラ用とその他の照明用、さらに被写体の設置位置をマーキングするためのレーザーマーカー用の治具である。

製作中の治具



クランプの付いているものが本棚への固定治具でパラソル用はまだクランプが付いていない(手前2つ孔のタイプ)。

治具は最終的には塗装する予定だが真冬のこの時期、油性調合ペイントは塗料の乾燥に2週間くらいかかるので今回の撮影は無塗装で行い、撮影が問題なく終わったら塗装しようと思う。

また連続して類似の商品を多数撮影するような場合は撮影位置を揃えるためにレーザーポインタまたはレーザー水準器があると便利だ。機能的には十字で表示される水準器がベターだが値段が高い。レーザーポインタななら数千円ですむ。Amazonで調べると国産の水準器は3万円以上だが中国製の安物なら3千円くらいからあった。水準器というのは本来の使用目的は土木建築の墨出しなので精度や信頼性が大切で。変なものを使って精度が狂うと工事のやり直しになる。だからこんな安物はプロは使わないだろう。だが私の目的ならこれで十分だ。被写体にレーザーを当てて位置を確認するだけなので。ということで怪しい中国製を購入した。3580円だった。ただし水準器というのはスイッチオンで点灯したままとなり消灯するには本体のスイッチを切らなければならない。ここで問題なのがオンにして位置を合わせ、撮影するときオフにすると本体が微妙に動いてマーキング位置がずれてしまう。それでは意味がない。解決策は遠隔でオンーオフできるスイッチを追加することだ。

さっそく改造にとりかかる。水準器ボディの電池ケースの渡り金具を外し中央で切断、それぞれに電線をハンダ付けした。この電線の先にプッシュスイッチを付け本体のスイッチを入れておけば、このリモートスイッチを押している間だけマーカーが点灯する仕組みだ。

レーザーマーカーの改良した電池ボックス



リモートのための電線は先日macintoshのアンプコントローラー制作の時に使った直径2ミリのキャブタイヤケーブルを使った。

レーザーマーカーとスイッチ





スイッチは押しボタン式で、押している間だけオンのモーメンタリータイプで良いだろうと考え、これもアンプのコントローラーで使ったスイッチの余りを使うことにしたのだが、少し試してみてやはり被写体設置時に両手が使えないと不便なことがわかりスイッチは変更予定。オルタネートタイプをヨドバシに注文した。現在到着待ちである。

ちなみに

モーメンタリースイッチ:押しボタン式スイッチで押している間だけオン、離すとオフ。

オルタネートスイッチ:1度押すとオン、手を離してもオンのまま、もう1度押すとオフ。

さて、撮影の方は納期もあるのですべて完成してからでは間に合わない。そこでパラソル照明とレーザーマーカーは今回製作して使い、LED照明は既存のまま仮留めで撮影を決行することにした。

この撮影はとても有用だった。使ってみると設計段階ではわからなかった問題がいろいろ見えてきたからだ。アンブレラのアームは今回は使えたが理想を言えばもう少し強度がほしい。水準器も治具への留め方を変更することにした。

それでも無事撮影は終了し、一段落。ただし他の仕事がにわかに忙しくなってきた。当然仕事優先である。全て完成させるにはもう少しかかりそうだ。

後編につづく。





2025年1月25日土曜日

アンプのコントローラーの製作

 MacのデスクトップオーディオにはMacMiniからUSB-DAC経由でアンプはmacintoshのMA6450、スピーカーはヤマハのNS1classicを使っている。

macintosh MA6450


音楽用ソースは古いインテルのcore7のMacMiniをiTunesプレーヤーとして使っていて、仕事をしながら音楽を聴いている。仕事用のMacはこれとは別にMacStudioとアップルシリコンのMacMiniがある。

このうちMacStudioにはグラフィックデザイン用のソフトの他に動画編集ソフトのAdobeのAfterEffectsやPremiere、音声編集ソフトのAdacityなどがインストールしてある。動画編集の仕事ではこれらを使って作業するのだがプレイバックの際は、MacStudioのステレオミニジャックからケーブルをMA6450につなぎ、音楽と同じように再生している。本格的な編集作業ならオーバーヘッドタイプのヘッドフォンだろうが、同じフレーズをヘッドフォンで何度も何度も聞いていると頭が痛くなる。だから私はスピーカーから音を出してチェックしている。さいわい書斎はとても静かなので今までこのやり方で問題はなかった。

この方法で面倒だったのは、MacStudioはテレビ会議でも使うので、その時はステレオミニジャックにヘッドセットをつないで会議に参加することで、つまりMacStudioのミニジャックは音声編集時はアンプにつなぎ、WEB会議の時はヘッドセットにつなぎ替える必要があった。

だが、ラックに入れたMac本体の背面ミニジャックにケーブルを差し替えるのは手間がかかる。そこで今までは4極ミニの延長ケーブルをMacStudioにつなぎ、ケーブルの反対側をデスクトップに転がしておき、そこにアンプへのケーブルやヘッドセットをつなぎ替えて使っていたのだが、ケーブルが常にデスクトップにあるのですっきりしないし、掃除のときも邪魔である。

解決策としてはヘッドセットにはUSB接続のものもあるので、それを使えばいいのだが、USB接続のヘッドセットは音がオハナシにならないくらい悪く、試しに買ってすぐに捨ててしまった。ヘッドセットはミニジャック接続のゼンハイザー一択というのが私の結論だ。だからどうしてもつなぎ替えが必要だった。

また、音楽を聞くときもアンプは少し離れていて、スイッチを入れたりボリュームを変えたりするのがちょっと面倒だった。macintoshのアンプにはリモコンが付属していて、これをサイドデスクに置いて操作することもできるが、私はあまり電化製品のリモコンというものが好きではない。じゃまだし見つからないことも多いし見た目も良くないからである。電話がかかってきて音楽の音量を下げるのに「えーとリモコン、リモコン・・・」なんて勘弁してもらいたい。だから今までオンオフ、ボリュームのアップとダウンの3つのボタンだけのシンプルなボタンユニットを自作してそれをモニターの下に貼り付けて使っていた。これはとても使いやすかった。

そこで、今回はこの小さなボタンユニットのバージョンアップ版を製作することにした。併せてMacのミニプラグの出力先の切替えもできるようにし3台のMacの延長USBポートも付けることにした。

まずは図面を描く。

設計図



次に材料の手配。用意した材料は、Amazonで売っている安い中国製の学習リモコン。そしてプッシュスイッチ、4極のトグルスイッチ、ミニ4極の延長ケーブル2本、ケース用のアクリル板、電線、その他である。

まずはAmazonの学習リモコンにmacintoshのMA6450のオリジナルリモコンから必要なものを覚えさせるところから始める。これは説明書を見ながらで超簡単。リモコンに付属の説明書は英語だが中学生レベルなので悩むことはないだろう。このリモコンは855円だったがこの値段とは思えないほどよくできている。ボタンは6つしかないが最低限の機能のみなので全く問題ない、そしてメモリーが不揮発メモリーなので電池交換しても覚えている内容を忘れることがない。たいしたものである。


Amazonの学習リモコン



さて設定を覚えさせたらキチンと機能するかチェックした後、リモコンを分解する。安いので中身もシンプルだ。基板1枚のみである。電池入れ部分のハンダ付けを外し基板を取り出す。次に基板のボタン部分の塗膜をカッターで少し削って金属面を現し、そこにケーブルをハンダ付けする。

スイッチ部分にケーブルをハンダ付け




このケーブルにプッシュスイッチを付ける。プッシュスイッチもAmazon中国製。なんと15個で999円。でも以前この手のスイッチを買ったら10個中不良が3個あったので今回はつなぐ前にチェックすることにした。ちなみにプッシュスイッチには2種類「モーメンタリ」と「オルタネート」がある。モーメンタリはボタンを押している間だけスイッチが入り、手を離すと切れるタイプで、玄関のチャイムやバスの降車ボタンなどに使われる。オルタネートは一度押すとスイッチが入り手を離してもスイッチは切れない、もう一度押すと切れるもの。車のハザードランプのスイッチが代表。今回使うのはモーメンタリスイッチ。

スイッチのチェック


ミニケーブルの切り替えもスイッチが必要だ。こちらはトグルスイッチを使う。これもAmazon、2個入り693円。トグルスイッチというのは下の写真のようにバーなどをカチッと上げ下げしてオンオフやオンオン(切替え)で使うスイッチで、特に今回のような4極の切替えではこのトグルスイッチかまたはロータリースイッチを使う。ロータリースイッチは昔々のテレビのチャンネルのように回して切り替えるスイッチ。ちょっと例えが古すぎかな。そうね、車のエアコンの風量調整はロータリースイッチが多い。ロータリースイッチは多極をA、B、C、Dと切替え先が多い場合には便利なスイッチだ。今回のように2系統切替えならロータリースイッチにするまでもなくトグルスイッチの方がコンパクトで使いやすい。

4回路2接点のトグルスイッチ



で、そのトグルスイッチだが4回路2接点のものを用意する。4つの信号(今回は4極ミニプラグの4回路)をA、Bの系統(接点)に切り替えるタイプ。これを使えばミニ4極のジャックをヘッドセットとライン出力で切り替えて使えるようにできる。
ここで問題発生、4極のミニジャックはAmazonにも電子部品屋さんにも部品としての販売は見つからなかった。仕方がない、4極ミニの延長ケーブルを2本買い分解してジャック部分のみを取り外しケーブルをハンダ付けして使うことにした。
アンプにつなぐ方の出力にはマイクの線は不要なので配線は音声出力の3本のみ取り付け、またアンプ側へのアウトプットコネクターもRCAピンジャックにした。

こうしてできあがったリモートコントロールユニットがこれ。

リモートコントロールユニット


表側
左奥からプッシュスイッチが5つ。1.オンオフ、2入力切替え、3.ミュート、4.音量上げ、5.音量下げ。中央にUSBポートを3つ、Macが3台あるのでそれぞれに1ポートずつ。一番手前はトグルスイッチとヘッドセット用のジャック。
裏側
奥から順に、電源ケーブル、リモートコントロールの赤外線発行部のLEDのケーブル、ラインアウトのピンジャック2つ、ミニジャック(4極)入力、USBケーブル3本
である。
赤外線発光部はアンプに赤外線が届く位置に設置する必要がある。そこで直径2ミリのキャブタイヤ2芯ケーブルで少し離れた場所からLEDをアンプの受光部に向けるようにした。このキャブタイヤもAmazonで購入、5mで855円だった。使ったのは1m。電源ケーブルは電池ボックスにつなぐ。単三電池2本で3ボルト。ACアダプターでもよいが電池の保ちはすごく良いので電池でいいだろう。

USBポートはi-phoneのバックアップを取ったり、WEB会議のカメラをつないだりに使う。USBケーブルはヨドバシで購入、1180円が3本で3540円。

さて、こうしてできあがったユニットをモニター下に設置した。

目立たないようにモニター下に設置




モニター下と書いたが正確にはモニターには留めていない。向こう側のラックに留め、モニターとは縁を切っている。モニターは時々アームを動かして手前に引き出すことがあるのでこのスイッチが一緒に引っ張られるとケーブルも引っ張られ、モニターを戻すとケーブルが垂れ下がる。それが嫌だったから。
さあこれで今までよりだいぶ使いやすくなり机の上の配線もなくなりさっぱりした。
めでたし、めでたし。





2025年1月11日土曜日

仕事の空間の快適性

 今年の最初の1週間は瞬く間に過ぎ、もう週末、しかも3連休である。仕事は大急ぎというものはないのでややのんびりできる。

仕事の状況は黒板を使って管理している。個人経営なので誰かと進捗や予定などは共有する必要はない。だから進捗管理はコンピューターではなく黒板を使っている。ただし予定表はパソコンを使っている。出先でi-phoneで確認する必要があるからだ。これは手帳でもよいのだがアラートの設定ができる方が便利なのでソフトを使っている。

仕事の進捗確認のための黒板


で、黒板だがこの黒板は開業してすぐに作ったもので、厚さ7ミリのシナベニヤにマグネット塗料を下塗りしその上から黒板用塗料を塗って作った。ホームセンターなどで売っている出来合いの黒板はペラペラでチョークをあてて字を書いてもちっとも黒板らしくなく、それがイヤだったので自分で作った。黒板はチョークを当てたときカチカチと小気味のよい音とそれがチョークから指先に伝わってくるのがイイ。そのフィーリング無しに黒板の魅力はないと言い切れるほど大切だと思っている。またマグネット対応にしたのはカラーマグネットで状況を一目でわかるようにしたかったからで、赤が作業中、黄色は客先に提出し回答待ち、白は受注前で事前検討などを行っているもの、最後に青が完了し費用の請求などを行っているものである。黒板の右下にはいつもワンポイントでいたずら書きのようにイラストを描いているのだが、これは年末黒板をキレイに掃除したとき娘が部屋に来て描いていった。ふーちゃんらしい。ふーちゃんは去年私がデザインしたキャラクターである。

黒板のマグネットだが、今は年始めなので赤は2つだけである。白が多い、9件もある。白はただ待っていればよいものもあるが、事前にある程度検討する必要のあるものも多い。

さて、今日は久しぶりに仕事場所の写真を撮ってみた。以前も書いたがパッと立ち上がりカメラを手に取り撮影する。このとき片付けたりしないでありのまま撮ることが大切だ。写真を見ながら問題点の把握とどこをどう良くしていくかを考えるためである。

まずはMacの作業机

Macの作業机




ここは問題ない、先日配線スペースを変更したついでに奥行き方向に板を足しヤマハのスピーカーNS-1classicを少し奥に引っ込めることができデスクトップがだいぶすっきりした。机の上には先日購入して台を付けた関数電卓が置いてある。その手前のコースターはレモンチー用のコースターである。レモンチーはレモンティーのことである。冬のこの時期仕事をしながら飲んでいる。ティーバックに輪切りにして冷凍しておいたレモンを入れる。お湯はアラジンのストーブの上でアレッシーがしゅんしゅん沸かしている。ちゃんと茶葉とポットでいれる紅茶ではないのでレモンチーと呼んでいる。

次にサイドデスク

サイドデスク



輪切りのレモンを入れてあった皿と100年前の古い古いセルロイドの筆箱パイロットのロゴが風情があってよい。この筆箱には鉛筆が入っている。鉛筆はスケッチ用でシャープペンシルはほとんど使わない。きちんと削った鉛筆が8本入っている。あとはプリントの色見本が置いてある。色見本は遊園地の仕事で使う。それらが出しっぱなしになっている。まあいいかこれくらいなら。

次は本棚

本棚の下の段


macintoshのアンプのヨコはA2の写真用プリンターが置いてあるが黒いカバーをかけてある。その上に今製作中のふーちゃんが仮置きしてある。この手の作業は普通は作業台を使うのだがここのところ娘が課題で作業台を使っているので仕方なくプリンターの上に避難している。その下の段にはコピー用紙や大型ステープラー、大型孔あけパンチなどが置いてあるがちょっと手狭なのでここは要検討だ。ま、そのうち。

最後に作業台

作業台


ここは正月あけから娘が卒業製作で使っている。ただし寝る前に片付ける約束なので今はあまり散らかってはいない。ま、多少残っているがそれは大目に見よう。モニターがついているがこれは娘が作業しながら動画を流しているからで、娘の寝た後は私が聴いている音楽のプレイリストが表示されている。作業台の下はA3のカラーレーザープリンターとプラスチックのキャスター付きの6段引き出しが2つ置いてある。このプラスチックの引き出しがなんとも安っぽくしかも使い勝手がよろしくない。これは少し落ち着いたらホームセンターで材木を買ってきて使いやすいものを作ろうと思っている。

というわけで、課題は写真用プリンターの下の段の事務機器などの置き場と作業台の下のプラスチックの引き出しかな。





2025年1月7日火曜日

女性ポートレート写真のRAW現像〜Photoshopによるレタッチ

 昨年末は大掃除が忙しかったが夕食後はすこしのんびりできた。仕事もあったがそれほど忙しくなかったのでポートレートのアルバムづくりのための写真を再度チェックしたりと久しぶりに写真編集を楽しんだ。

昨年も書いたが写真はすべてdB(データベース)に登録してあり、このdBを使ってアルバム用の写真の選択やレタッチの必要性などを検討している。


自作の写真データベース




コーヒーや紅茶を飲みながらペラペラとdBのページをめくりながら眺めるのは実に楽しい。データベースとは別に実際のプリントをファイリングしてあるのでそれを眺めるのもいいがdBは検索をかけたり関連する写真を眺めたりできるので便利なのだ。特にどの写真がいいかな、と選ぶときやこのとき撮った別の写真を・・・なんているときはdBの本領発揮となる。で、今日も眺めていたのだが、ふと1枚の写真が気になった。データベースの女性ポートレート写真。

この写真はどうして白黒なんだろう、と。もともとカラー写真を前提に撮影した写真で、久しぶりにフラッシュを使って撮影でもしようかと何枚か連作で撮影した写真の1枚。フラッシュはバウンスで使用し、他にも照明を当てていたように記憶している。

さてどうしてカラーにしなかったのだろうか。おそらく連作の現像のプロセスでこの写真は白黒の方がいいかも、と白黒にしたのだろう。

データベースには同一の写真の現像やレタッチの設定を変えたものも登録できるようにしてある。また前後の別カットも参考に入れてある。下の画像は別の写真での例、こんな感じで関連する写真を何枚か並べて見られるようにしてあり、それぞれの写真をクリックすると拡大写真が表示される。


データベースでの関連写真の例



フラッシュを使ったのはフラットな照明にして奥行きをなくしphotoshopでアートワークにしようと考えたからで、上の画像はその例。メインの写真の下に同一ファイルの別現像の写真が4枚、右側には前後の別ファイルの写真が並んでいる。

だが、この白黒の写真のdBには関連する写真は1枚も入っていなかった。

データベース(白黒1枚だけ)



この写真、ほんとうに白黒がベストなのかな、とふと疑問に感じたので、現像とレタッチを再度やってみることにした。

で、Adobe camera RAWで開き、設定をリセットした。


Adobe Camera RAW 初期設定



撮影したカメラはOlympusのE-420でレンズはパナライカ換算50ミリ単焦点。ISO感度は400、シャッター速度1/40秒、f1.6、露出補正は-0.3とあるがオートではないフラッシュ撮影なので露出補正は意味がない。ただしE-420は白飛びしやすいのでいつもアンダーで撮って現像で調整していた。カラーバランスもいい加減だがこれも現像で調整するのが原則だったのでこんな具合である。今とは大違いなのである。

E-420は600万画素だったがパナソニックのレンズがまあまあ良かったので楽しかった。カメラ自体はファインダー像は小さく、ピントも合わせにくく、さらにカメラのレスポンスも決して良くなかった。だがあまり不満には感じなかった。今でも時々引っ張り出して撮影することがあるが、それなりに楽しい。そもそも当時はカメラの性能に頼る撮影は好きではなかったのでこれでよかった。今でも当時ほどストイックではないがその気持ちはあまり変わらない。もちろんカメラの進歩で撮れないものが撮れるようになることはあるだろう。それは全く否定しない、その通りだと思う。だがそうでない写真というものもある。女性ポートレートなどもそうだと思っている。最新式の何十万円もするカメラやレンズで撮る写真よりも十分の一くらいの安いセットでも工夫して撮れば良い写真が撮れる。

そもそもカメラの性能にのみ依存するような撮影というものは、たとえば10年後には完全にとまでは言わないがほとんど意味を失ってしまうことを意味すると言えないだろうか。10年後の最新のカメラを使えば確実に私の今のベストを超えてしまうという意味だ。これは極論としてもカメラの性能にのみ大きく依存するということは多かれ少なかれそのようなことになるのは避けられない。そしてそんな写真を撮っても楽しくないだろうな、というのが私の考えで、何十年経っても技術がどんなに進歩しても超えられないような写真を撮ることの方がはるかにおもしろいだろう。だからこそいろいろ工夫もするし研究や勉強もする。そしてそれを実践するところに写真の楽しさがあると信じて疑わない。

さてこの写真だが、露出や色温度などをCamera RAWで調整するとこうなる。


Camera RAW で補正した状態



詳しく書いてもよいが、このブログでも何度か書いてきたことなので今回は現像の詳細は省略する。

さて、撮影がE-420なので少し解像度をアップしておいた方がよいだろう。Camera RAWのAIによるスーパー解像度を使って2倍に解像度を上げてみる。解像度を上げるにはこのCamera RAWのスーパー解像度の他に別ソフトだがTopaz Photo AIというのもある。今回はそれぞれのソフトの違いについて比べてみよう。

オリジナル、CameraRAWのスーパー解像度、Topazの比較



オリジナルは200%拡大表示、他は100%表示である。CameraRAWのスーパー解像度はあきらかに解像度が上がっている。ノイズも減っている。Topazも同様に解像度が上がっているがTopazはノイズリダクションがさらに強くかかっている。だがそのかわりディテールが少々辛いところもある。このあたりはパラメーターで調整できるので、原寸で確認しながら調整するのがよいだろう。私はCameraRAWのスーパー解像度の方が好みだ。

CameraRAWにはスーパー解像度の他にAIを使ってノイズリダクションをかけることもできる。

      

左Topazによる解像度アップ、右CameraRAWによるNR後Topazによる解像度アップ




右は確かにパキッとなっているが少々ディテールがつらい。部分的なレタッチ前提で使うことになるだろう。

左:部分的にレタッチしたもの、右:上の右と同じ



さて、ベースとなる画像ができたところでレタッチにかかるわけだが、今回は結果だけ紹介することにする。

まずはレタッチ前の全体像。


つぎにPhotoshopによるレタッチ後の画像
完成作品

白黒もよいがこうして再度現像とレタッチを行うとカラー写真も決して悪くない。いつまで経ってもなかなか決まらない、うーん。






2025年1月6日月曜日

コンピュータラックの改良

 年末年始はほとんど仕事はせずにのんびり過ごした。年始は4、5日が週末だったので例年より少し遅い仕事始めである。年末は大晦日まで家の掃除をした。年明け元旦と2日はのんびり過ごし、3日はぼちぼち仕事でも、とMacを起動したらなぜかM2proのMacMiniが立ち上がらなかった。たしか一昨年の年明けにMacStudioが故障して立ち上がらなくなりAppleに修理に出したのだが、今回もかな、とちょっと慌てたが、このMiniは予備機なのでStudioの時ほど深刻ではない。Studioの故障は大きなプロジェクトの途中で3D-CGのムービー計算中だったので大変だった。

さて最悪修理かぁ、と思いながら例によって接続しているデバイスをすべて一旦外し、モニターとキーボード、マウスのみ有線で接続して起動すると、あれま何事もなかったように起動した。

何が原因で立ち上がらなかったのかはわからないが、どうも配線にも問題があるような気がして、また最近カセットテープからの音声データの読み込みやらi-phoneのバックアップ用のケーブルやらで配線が少し煩雑になっていたので掃除もかねてすべてリケーブルすることにした。

ちょうど仮接続のためのUSB機器用のケーブルを各Macに1本ずつ計3本注文し年末に届いていたので、これを本設用として設置しておこう。また、ラックに付けた冷却ファンのトグルスイッチが少しゆるんできたので、これも一旦外して締め直すことにした。さらにラックの棚板の接着が弱くなっている所も発見したので、これも修理することにした。

ラックの修理と部分的な塗装に1日、再度機器を入れてケーブリングに1日で2日かな、と思っていたのだが、ラックのMacから出ているモニターのケーブル、LANケーブル、その他のケーブルのデスク下の配線スペースも作り直すことにした。配線スペースは1.5日くらいかかりそうだが、接着や塗装の待ち時間とあわせて調整すれば3日間でなんとかなりそうだ、と考えスタートした。

ラックの接着が弱っている部分はラックを何度か引っ張り出した時に無理な力がかかり接着が外れかけていた。接着し治具で押さえ丸一日置いといた。塗装のはがれた所をニスで塗装しこれも丸一日かかった。その間、配線スペースを作り直したのだが、図面を引かず寸法をあたりながら工房にある材料で作ることにした。図面は引きたくてもMacはすべて外してしまって使えない。それにシンプルな構成なので図面はいらないと考えた。

現状のラックはウラ側に配線隠しのカバーを付けてある。このカバーはマグネットでラックに留めている。だから渡り配線がフレームに緩衝するとマグネットが付かずに配線カバーの取付ができない。そこで上部の干渉しないところにガイドを付けそこに配線を通していたのだがここが狭くてリケーブルの際はたいへんだった。だから今回はその部分を重点的に改良することにし、ケーブリングが楽になるはずだった。

だが、リケーブルのしやすさを優先したためラックから出てくる何十本の配線がどうしてもはみ出し、カバーにあたってしまい、結局ケーブルをぐいぐい押してカバーを取り付けることになりリケーブルが簡単になるどころか前よりなんとなく納まりが悪くなってしまった。

これは大いに反省すべきところだ。丸3日もかけて改良したつもりが、実際は改善されなかったのだから。

原因はラックから出てくる配線が曲がる部分に配線カバーのフレームがくるため、ケーブルが少しでも引っ張られるとカバーを外してしまうこと。またこのケーブルの曲がり角は手が入りにくい場所なのでとてもケーブリングがしにくいこと。さらにこれはわかってはいたことだが配線の本数が非常に多かったこと。そして最も問題だったのが図面によるしっかりした検討をすっ飛ばして作業を始めたことである。

だがもう時間がない、今からやり直すことはできない。今回はなんとかぎゅうぎゅう配線を押し込みカバーを付けてこのまま使うことにした。

コンピュータラックの掃除や改良は年末年始とゴールデンウィークくらいしか作業できない。Macが使えなくなるだ。クライアントからの問い合わせにしてもデータ送付にしてもMacなしではほとんど何もできない。だからクライアントから連絡が来ない時に作業するしかないのである。

ではどうするか、次のチャンスはゴールデンウィークである。それまでに図面を描き、しっかり検討し、必要な材料の購入とある程度の加工をすませゴールデンウィークの2日間程度で入替作業ができるようにしようと思う。

思えばこれはコンピュータラックに限った話ではない。どこか部屋の改良をしたり何かを作るときは「これは簡単だから・・・」と甘く見ずに毎回キチンと図面を描いて検討するべきだ。もちろん仕事でもそうである。「簡単な仕事」でも甘く見ず事前検討や期間にゆとりを見るようにしよう。

今年初めの教訓として、これは忘れないようにしようと思う。しっかりブログに書いておこう。というわけで書いた。

改良後のラック(見た目は変わらない)


改良後のデスクトップ(こちらもほとんど変わらない)










2024年12月28日土曜日

2024年を振り返る

 1月

以前撮影した女性ポートレート写真をアルバムとして制作するためデータの再チェックと再現像を始めた。そのため以前作った私の写真データベースに手を入れ使いやすくそして見やすく改良することにした。これにより候補写真350枚を選んび、A4サイズにプリントした。次にその中から100枚に絞り込んだ。選んだ結果もデータベースに反映させた。下はデータベースのメインウィンドウ。自分で作ったデータベースなので使い勝手が良くとても気に入っている。また、カテゴリー欄を設けポートレートの他、花や風景などつまりすべての写真を登録することができるようにした。撮影した全てではなくその中から選ばれた写真のすべてである。現在1140枚ある。


写真のデータベース

2月

今年もビッグサイトで風力展があり、当社は昨年につづき展示物の製作を受注した。昨年制作したジオラマCGの評判が良かったので今年はそのジオラマを模型にして展示することになった。模型製作は模型屋さんに発注したが例によって調整業務はかなりたいへんだった。さらに動画コンテンツまで制作することになりてんてこまい。風力展期間中は忙しく会場には行けなかった。下の写真は別の展示会での写真。ジオラマと模型を並べて展示するのが基本。

風力発電模型

3月

3月中旬になってようやく休みが少し取れるようになった。3月末には家族でお弁当を持ってロマンスカーで江ノ島に行った。新宿から便利なのでカミさんとロマンスカーで昔はよく行った。当時駅前にトニーローマというスペアリブの美味いレストランがあった。海岸を1時間くらい散歩した後でトニーローマでお昼を食べて帰るのが好きだった。残念ながら今はもうない。東京の六本木と三番町にはある。今日はお弁当を持って来た。コサギがいたので写真を撮った。300ミリ(換算600ミリ)にテレコンを付けて1200ミリ相当、これを手持ちでシャッター速度は1/20くらいまでいけるのだからオリンパスはおもしろい。

コサギ


4月

メインのステレオの調子が悪くなりチャンネルデバイダーを入れ替えた。ウチのステレオはマルチアンプという方式なので、3ウェイスピーカー(低音、中音、高音の3つのユニットがあるタイプ)ではアンプは3台必要になる。低音、中音、高音それぞれ別のアンプで鳴らすので。どうしてこんな面倒なことになっているかというと、音が良いから。で、音を分けるための装置がチャンネルデバイダー。これが壊れてしまった。そこで新しいのと交換した。私はオーディオマニアではないが良い音で音楽は聴きたい。だからマニアには怒られるかもしれないが、ケーブルにはまったくこだわりはない。値段が10倍のものに変えても全く変わらなかったからだ。それ以来ケーブルはAmazonとかは使わないにしても普通のものを使っている。ケーブルは音の差はないがマルチアンプはこれは誰が聴いてもすぐにわかるくらいちがう。少しボリュームを上げたときのうるさい感じがない。また、スピーカーとカートリッジは良いものに変えるとかなり音が変わる。それ以外のアンプやCDプレーヤーなどは数万円の安物は除き、ある程度のものは差があるにはあるがスピーカーやカートリッジに比べるとその差は非常に少ない。

新しいチャンネルデバイダー(黒いプレーヤーの下)と3台の真空管アンプ(一番下)


5月

毎年恒例のコンピューターラックの掃除と配線の整理整頓をした。Macが3台のほか、モニター7台、プリンター2台、スキャナー、ハードディスクは10台もあるので配線は結構多い。だが配線がごちゃごちゃしているのが見えるは嫌いなので毎年この時期に掃除と合わせてケーブル類の整理整頓をすることにしている。ただしラック裏側はメッシュの配線カバーをしてあるので配線は見えないようになっている。オカガヤで買ってきたメッシュの布を使って空気は通すが配線は見えないようにしている。
Mac3台とハードディスク10台を収納するラック


6月

久しぶりに手芸、印伝のポーチを作った。それまで使っていたポーチが10年も使ってだいぶ傷んできたのと、今のはちょっと小さいのでひとまわり大きいのが欲しかったので。ファスナータイプとがまぐちタイプの2種類を作ったのだが、がまぐちタイプは金具が他のものを傷つけるかも、と他の持ち物にあわせてファスナータイプと使い分けようと思っていたが実際には傷つけるようなことはなく、がまぐちタイプだけをよく使うことになった。がまぐちはファスナーより開け閉めが楽で気に入っている。ポーチにはポケットティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、のど飴、めがね、名刺入れ、マスク、i-phoneの充電バッテリーなどが入っている。これらを直にバッグに入れるとカバンの中でどこに行ったかわからなくなり、毎回探すのが大変。ポーチですっきり解決。
ポーチ、幅は18センチある

7月

絵本を作って印刷した。クライアントに福井県での展示会に向けて提案したものが採用された。建設系の展示会はどうしても硬いイメージが強く、時々見かけるキャラクターも「建設くん」みたいなのがほとんど。クライアントは自然災害への対策製品では有名な会社なので、あえて「建設くん」とか「安全くん」みたいなのではなく、森と自然のアンバサダーとして「ふーちゃん」をつくった。ふーちゃんは商品説明などはさせずに自然と人がいつまでも共生できることを願っているいわば「森の精」である。
ふーちゃん


8月

新規に模型の仕事を受注した。建築の鉄骨造に木材を組み込んだ新しい工法の模型。木材を使った模型は今まで作ったことがなかったが、今回は木材の見せ方がポイントになっている。だから製作では木工がかなりの部分を占める。そのためツールをいくつか購入した。テーブルソー、スライド丸ノコ、ベルトサンダー、などなど。今年は本件とは別に製本用に裁断機や大型の孔あけパンチ、中綴じ用の大型ステープラーなども購入した。これらの設備投資に30万円くらいかかったがどれも大活躍してくれている。またアクリルの熱曲げ用の加工機も製作した。これは模型用。
左上から時計回りに「アクリル加工機」「テーブルソー」「スライド丸ノコ」「裁断機」



9月

今年は模型の仕事が結構多かった。海底の地盤改良工法の模型を受注し、これは実製作は模型屋さんに依頼した。あー、船すごいなぁ、3Dプリンターウチにも欲しいなぁ、と一瞬思ったがすぐにそういう案件は模型屋さんにお願いすればいい、となった。この模型、9月末に横浜の展示会に出されたので家族みんなで見に行った。クライアントの会社の社長にも挨拶させていただいた。模型も喜んでもらえてよかった。
模型屋さんにお願いした模型



10月

模型が続くが、当社で製作まで請け負った模型が完成して納品した。1台はシンプルな構成だったがもう1台は地震時の変形を極軟鋼の塑性変形により吸収するダンパーの模型で木材は面外方向への座屈防止として機能する。これを模型で表現するために考えに考え、試作を重ねた。
当社製作の模型2台



11月

図書室の改良にかかったが娘の課題製作とバッティングして図書室はしばらく中止となった。そのため、ぎゅうぎゅうに積んだ本棚は現在本棚として全く機能していない。娘はばかでかい装置をせっせと作っている。置き場所がないので図書室の空いたスペースを使っている。1月までかかるらしい。ま、しかたがない。終わるまで待つことにしよう。
やりかけの図書室


12月

建築土木の仕事がだいぶ落ち着き、代わりに遊園地の仕事がいくつか入ってきた。ただしそれほど忙しくはないので、こういうときにのんびりすることにした。カミさんと娘といっしょにドライブに行ったり、あれこれ今までできなかったことをゆっくり片付けることにした。現在5〜6件ほど新規の仕事の引き合いが来ている。おそらく1月は中旬から忙しくなるだろう。この年末年始だけはのんびりしようと思う。

ドライブに行ったときフェリーから撮った写真これもオリンパスの300ミリレンズ


これがわたしの2024年。





2024年12月17日火曜日

東京湾1周ドライブ

 今日は久しぶりに家族でお出かけ。レンタカーを借りて東京湾を1周することにした。カミさんがドライブにでも行きたいなぁ、と言うので。娘も一緒にみんなで仲良くドライブである。1周と言っても千葉の湾岸地帯はパスして川崎からアクアラインで木更津なので正確には半周である。

家の近くのレンタカー屋さんで車を借りて、首都高の中央環状線から羽田経由でアクアラインで海ほたるに行ってそこで海や羽田に着陸する飛行機などをのんびり眺めて、朝ご飯にちゃんぽんを食べた。味はまあまあ食べられたのでよかった。

海ほたる


ここ海ほたるには昔私がデザインした照明が使われていたが、老朽化ですべて今は違うものに入れ替わっている。何しろ海の真ん中だから20年くらいで交換なのだろう。ま、仕方がない。

以前の照明柱


さて、再び車で、木更津から君津、そして金谷港へ。そこでフェリーを待つ。なんと待ち時間が2時間もあったので、フェリー乗り場の食堂でコーヒーを飲んだり外で東京湾を眺めたりしながらのんびり待つ。

やがてフェリーがやってきた。

東京湾フェリー


フェリーに乗っている時間は短くて、だいたい40分くらい。東京湾内なので波はなくほとんど揺れないし東京湾を行き来する船や遠くに富士山や伊豆大島を眺めながら風もそれほど冷たくなく気持ちが良い。今日はカメラを持ってきたので写真も何枚か撮ってみた。

富士山と横浜 E-M1-II M300 F4.0 f/4 1/8000 ISO1600




富士山、先日土星食を撮影したときの設定のままISO感度が1600だった。やれやれ。


幕張 E-M1-II M300 F5.6 f/4 1/125 ISO200




設定を戻し今度は千葉の幕張、先日模型を持って行った幕張メッセも見える。

伊豆大島と貨物船 E-M1-II M300 F5.6 f/4 1/5000 ISO200




最後に伊豆大島と貨物船。これで写真はおしまい。あとは気持ちのいい海風に当たりながらカミさんとお話ししながらあっという間に久里浜港に到着。

久里浜から30分ほど海沿いを走り三浦海岸のマクドナルドでコーヒー休憩。娘はうれしそうにフライドポテトを頬張っていた。休憩のあと海外沿いをさらに剣崎灯台入り口から三崎港と走って、油壺、葉山とそこから再びバイパスと高速道路経由で帰ってきた。今日は海がテーマなので、首都高でベイブリッジ経由のルート。夕陽を背にオレンジ色に輝く港がキレイだった。だが羽田を過ぎると事故渋滞らしく、羽田から家まで2時間近くかかってしまった。おかげでベイエリアの夜景まで眺めることができたが、家に着いたのは6時過ぎだった。
カミさんと娘を家の前で降ろしレンタカーを返しに行く。

今日のコースは好きなコースなのでまた今度走ってみようと思う。