MacのデスクトップオーディオにはMacMiniからUSB-DAC経由でアンプはmacintoshのMA6450、スピーカーはヤマハのNS1classicを使っている。
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macintosh MA6450 |
音楽用ソースは古いインテルのcore7のMacMiniをiTunesプレーヤーとして使っていて、仕事をしながら音楽を聴いている。仕事用のMacはこれとは別にMacStudioとアップルシリコンのMacMiniがある。
このうちMacStudioにはグラフィックデザイン用のソフトの他に動画編集ソフトのAdobeのAfterEffectsやPremiere、音声編集ソフトのAdacityなどがインストールしてある。動画編集の仕事ではこれらを使って作業するのだがプレイバックの際は、MacStudioのステレオミニジャックからケーブルをMA6450につなぎ、音楽と同じように再生している。本格的な編集作業ならオーバーヘッドタイプのヘッドフォンだろうが、同じフレーズをヘッドフォンで何度も何度も聞いていると頭が痛くなる。だから私はスピーカーから音を出してチェックしている。さいわい書斎はとても静かなので今までこのやり方で問題はなかった。
この方法で面倒だったのは、MacStudioはテレビ会議でも使うので、その時はステレオミニジャックにヘッドセットをつないで会議に参加することで、つまりMacStudioのミニジャックは音声編集時はアンプにつなぎ、WEB会議の時はヘッドセットにつなぎ替える必要があった。
だが、ラックに入れたMac本体の背面ミニジャックにケーブルを差し替えるのは手間がかかる。そこで今までは4極ミニの延長ケーブルをMacStudioにつなぎ、ケーブルの反対側をデスクトップに転がしておき、そこにアンプへのケーブルやヘッドセットをつなぎ替えて使っていたのだが、ケーブルが常にデスクトップにあるのですっきりしないし、掃除のときも邪魔である。
解決策としてはヘッドセットにはUSB接続のものもあるので、それを使えばいいのだが、USB接続のヘッドセットは音がオハナシにならないくらい悪く、試しに買ってすぐに捨ててしまった。ヘッドセットはミニジャック接続のゼンハイザー一択というのが私の結論だ。だからどうしてもつなぎ替えが必要だった。
また、音楽を聞くときもアンプは少し離れていて、スイッチを入れたりボリュームを変えたりするのがちょっと面倒だった。macintoshのアンプにはリモコンが付属していて、これをサイドデスクに置いて操作することもできるが、私はあまり電化製品のリモコンというものが好きではない。じゃまだし見つからないことも多いし見た目も良くないからである。電話がかかってきて音楽の音量を下げるのに「えーとリモコン、リモコン・・・」なんて勘弁してもらいたい。だから今までオンオフ、ボリュームのアップとダウンの3つのボタンだけのシンプルなボタンユニットを自作してそれをモニターの下に貼り付けて使っていた。これはとても使いやすかった。
そこで、今回はこの小さなボタンユニットのバージョンアップ版を製作することにした。併せてMacのミニプラグの出力先の切替えもできるようにし3台のMacの延長USBポートも付けることにした。
まずは図面を描く。
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設計図 |
次に材料の手配。用意した材料は、Amazonで売っている安い中国製の学習リモコン。そしてプッシュスイッチ、4極のトグルスイッチ、ミニ4極の延長ケーブル2本、ケース用のアクリル板、電線、その他である。
まずはAmazonの学習リモコンにmacintoshのMA6450のオリジナルリモコンから必要なものを覚えさせるところから始める。これは説明書を見ながらで超簡単。リモコンに付属の説明書は英語だが中学生レベルなので悩むことはないだろう。このリモコンは855円だったがこの値段とは思えないほどよくできている。ボタンは6つしかないが最低限の機能のみなので全く問題ない、そしてメモリーが不揮発メモリーなので電池交換しても覚えている内容を忘れることがない。たいしたものである。
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Amazonの学習リモコン |
さて設定を覚えさせたらキチンと機能するかチェックした後、リモコンを分解する。安いので中身もシンプルだ。基板1枚のみである。電池入れ部分のハンダ付けを外し基板を取り出す。次に基板のボタン部分の塗膜をカッターで少し削って金属面を現し、そこにケーブルをハンダ付けする。
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スイッチ部分にケーブルをハンダ付け |
このケーブルにプッシュスイッチを付ける。プッシュスイッチもAmazon中国製。なんと15個で999円。でも以前この手のスイッチを買ったら10個中不良が3個あったので今回はつなぐ前にチェックすることにした。ちなみにプッシュスイッチには2種類「モーメンタリ」と「オルタネート」がある。モーメンタリはボタンを押している間だけスイッチが入り、手を離すと切れるタイプで、玄関のチャイムやバスの降車ボタンなどに使われる。オルタネートは一度押すとスイッチが入り手を離してもスイッチは切れない、もう一度押すと切れるもの。車のハザードランプのスイッチが代表。今回使うのはモーメンタリスイッチ。
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スイッチのチェック |
ミニケーブルの切り替えもスイッチが必要だ。こちらはトグルスイッチを使う。これもAmazon、2個入り693円。トグルスイッチというのは下の写真のようにバーなどをカチッと上げ下げしてオンオフやオンオン(切替え)で使うスイッチで、特に今回のような4極の切替えではこのトグルスイッチかまたはロータリースイッチを使う。ロータリースイッチは昔々のテレビのチャンネルのように回して切り替えるスイッチ。ちょっと例えが古すぎかな。そうね、車のエアコンの風量調整はロータリースイッチが多い。ロータリースイッチは多極をA、B、C、Dと切替え先が多い場合には便利なスイッチだ。今回のように2系統切替えならロータリースイッチにするまでもなくトグルスイッチの方がコンパクトで使いやすい。
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4回路2接点のトグルスイッチ |
で、そのトグルスイッチだが4回路2接点のものを用意する。4つの信号(今回は4極ミニプラグの4回路)をA、Bの系統(接点)に切り替えるタイプ。これを使えばミニ4極のジャックをヘッドセットとライン出力で切り替えて使えるようにできる。
ここで問題発生、4極のミニジャックはAmazonにも電子部品屋さんにも部品としての販売は見つからなかった。仕方がない、4極ミニの延長ケーブルを2本買い分解してジャック部分のみを取り外しケーブルをハンダ付けして使うことにした。
アンプにつなぐ方の出力にはマイクの線は不要なので配線は音声出力の3本のみ取り付け、またアンプ側へのアウトプットコネクターもRCAピンジャックにした。
こうしてできあがったリモートコントロールユニットがこれ。
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リモートコントロールユニット |
表側
左奥からプッシュスイッチが5つ。1.オンオフ、2入力切替え、3.ミュート、4.音量上げ、5.音量下げ。中央にUSBポートを3つ、Macが3台あるのでそれぞれに1ポートずつ。一番手前はトグルスイッチとヘッドセット用のジャック。
裏側
奥から順に、電源ケーブル、リモートコントロールの赤外線発行部のLEDのケーブル、ラインアウトのピンジャック2つ、ミニジャック(4極)入力、USBケーブル3本
である。
赤外線発光部はアンプに赤外線が届く位置に設置する必要がある。そこで直径2ミリのキャブタイヤ2芯ケーブルで少し離れた場所からLEDをアンプの受光部に向けるようにした。このキャブタイヤもAmazonで購入、5mで855円だった。使ったのは1m。電源ケーブルは電池ボックスにつなぐ。単三電池2本で3ボルト。ACアダプターでもよいが電池の保ちはすごく良いので電池でいいだろう。
USBポートはi-phoneのバックアップを取ったり、WEB会議のカメラをつないだりに使う。USBケーブルはヨドバシで購入、1180円が3本で3540円。
さて、こうしてできあがったユニットをモニター下に設置した。
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目立たないようにモニター下に設置 |
モニター下と書いたが正確にはモニターには留めていない。向こう側のラックに留め、モニターとは縁を切っている。モニターは時々アームを動かして手前に引き出すことがあるのでこのスイッチが一緒に引っ張られるとケーブルも引っ張られ、モニターを戻すとケーブルが垂れ下がる。それが嫌だったから。
さあこれで今までよりだいぶ使いやすくなり机の上の配線もなくなりさっぱりした。
めでたし、めでたし。