2022年11月10日木曜日

ショッピングバッグの製作


先日模型用の輸送バッグを作った布の切れ端と家にある布地や合皮を使ってショッピングバッグを作ることにした。
端切れのサイズは幅が約30センチで長さが1mちょっとのものが2枚ある。まずは図面を描く。
模型でも箱でもバッグでもまずは図面から


端切れからは23センチx50センチを4枚切り出した。また、家にある同じ防水布の色違いアンバーから23センチx50センチを2枚切り出し、オーストリッチ柄の合皮を66センチx26センチを1枚。オースリッチ柄にしたのは底面で汚れが目立たないように。材料はあとショルダーベルトが145センチが2本用意した。ベルトのカットははさみを使うと切り口からどんどん糸がほどけてしまう。だから450度くらいに熱した半田ごてを使う。このベルトは綿のような風合いだがポリエステルなので、半田ごてを使って溶かし切るのがよい。小口が溶けてほどけなくなる。

布地や合皮はチャコでマーク、はさみでカット。ただし裁縫用のはさみは防水布や合皮を切ると刃が痛むので工作用のはさみを使う。


カットした材料


カットが終わったら次はミシン。防水布は普通の布より硬いので3枚以上重なった部分では気をつけないと無理な力がかかると針が折れる。またショルダーベルトの縫い付けもミシンを使うが同様に注意が必要だ。


防水布を縫い合わせる

ミシンはカミさんが結婚したときに持ってきた古いミシン。カミさんが職業用ミシンを買ったときに私がもらった。私にはこれで充分。ちなみにカミさんのミシンは現在使っているのは職業用ミシン2台目、1台目は同じく私にお下がりになったのだが、今のこのミシンに慣れているのとまだ使えるのでそのまま使っている。だからウチにはロックミシンも含めるとミシンが4台もある。

図面から始めて4時間かかって完成。もう少し要領よく作れば2時間くらいでできるような気もする。次は2時間を目標にもう一回り小さいのをカミさん用に作ってみよう。


できあがったショッピングバッグ

底に合皮を使ったのは底がしっかりするから。たとえばワインを買ったときなど、ふにゃふにゃなショッピングバッグだとワインが下につっぱってしまう。


つまり左のようになる。これがなんとも気になる。だから右のように底に合皮を使ってしっかりホールドする。またこの合皮は裏打ちがクッション材になっているので、万一ぶつけたときにボトルなどが割れにくい。一石二鳥。

大きさは39センチx22センチx高さ42センチ。
かかった材料代は新規に購入したものはないが、材料原価という考えで試算すると、布地が青い布地が1mで1500円、ベージュが半分の面積だから750円、ベルトが3mで400円、合皮は小さいので300円くらいかな。ということで全部で3000円くらい。
明日の買い物にはこれを持って行こう。


ショッピングバッグ、完成

翌日、気になっていたのでひとまわり小さいサイズのショッピングバッグを作ってみた。今度は時間重視で。1時間半でできた。これなら合格かな。



1時間半でつくった小さなショッピングバッグ

2022年11月9日水曜日

月蝕を撮る


今日は皆既月食が見られた。東京の空は空気が澄んでいて観測には理想的な条件だった。重い300ミリ単焦点レンズを購入したのが7月末で、このレンズは月の撮影のために購入した。
なので今日のことをずっと楽しみにしていた。

今日に備えて何度か練習もした。まずはこのブログにも書いたが7月31日に葛西臨海公園で三日月を撮影した。その後も2回ほど、8月11日の満月、9月22日の明け方の下弦の月。
午前3時過ぎの月
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/13 ISO400、手持ち トリミングなし





そしていよいよ今日を迎えた。今回を逃すとしばらく月蝕はない。今日は天気も良さそうだ。

今日は午後3時に模型の納品があったが、特に問題もなくすぐに終わったので、急いで帰宅し、軽く食事をしてカミさんと娘と連れだって見に行った。
まずは東の空に昇り始めた満月の写真、月蝕はまだ始まっていない。

月食の始まる前の満月
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/400 ISO250、手持ち トリミングなし





やがて少しずつ地球の影が現れ始めた。
月食が始まった
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/400 ISO200、手持ち トリミングなし



 


半分くらい隠れた
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/100 ISO200、手持ち トリミングなし





この写真では月と地球の大きさの違いがよくわかる。
7割くらい隠れた
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/30 ISO200、手持ち トリミングなし





さて、ここからは露出を変える。上の7割くらい隠れた状態でも影の部分は実際はうっすら見えている。だがまだ残っている3割の部分がかなり明るいので、この明るい部分に露出を合わせると影のわずかな光は光量が足りずに写らない。そこでこの暗い部分をある程度、つまりうっすら写る程度まで露出を上げる。

するとこうなる。

露出を変更、影の部分が見えるように
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 0.4s ISO1600、手持ち トリミングなし






残った明るい部分は白く飛んでしまっているが、影の部分は月蝕らしい赤い月だ。明るい部分に合わせたものと暗い部分がうっすら写る露出の差はかなり大きく、前者がISO感度200で1/30秒で後者はISO感度1600で0.4秒露出である。露光量で言うと約100倍の差である。

完全に地球の影に隠れた
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 0.3s ISO3200、手持ち トリミングなし







完全に地球の影に隠れた月。ISO感度はマイクロフォーサーズでは御法度の3200まで上げた。ちなみに3200が御法度と決めたのは私なので、気にしない人は6400くらいまで上げている。だがノイズがすごくなり、これはやはり三脚でロングシャッターが理想だろう。だが撮影場所が公園なので、多くの人が集まる場所で三脚を立てるのは良くないので手持ちで頑張ることにした。


さて、完全に地球の影に入った月がどうしてうっすら見えるかというと、地球には大気があるので、月から見ると地球の向こう側に太陽があり、太陽光はほとんど地球でさえぎられるが、地球の外周の大気の層で屈折した光が回り込んでわずかに月まで届くことになる。屈折に強い光は波長の長い光、つまり赤い光である。だからこの影の部分は赤く見える。青やその他の波長の短い光は屈折率が大きいので地球の大気の層で大きく曲げられ拡散してしまう。

さて、前述のように今日は公園で撮影したのだが、これは月とビルを一緒に撮影したいと考えたからだ。月蝕のピーク時には月は結構高度も高く、これとビルを同時に撮影するにはビルの近くで比較的ひらけている場所がよい。そこで新宿中央公園にした。同じ事を考えている人が結構いるらしく、夜にもかかわらず賑わっていた。


で、撮った写真。
都庁に隠れる皆既月食
E-M1-II M300 F4.0 、f/8 0.6s ISO1600、手持ち トリミングなし








都庁と皆既月食
E-M1-II M300 F4.0 、f/8 0.4s ISO1600、手持ち トリミングなし



都庁に隠れる皆既月食
E-M1-II M300 F4.0、f/8 1/4s ISO1600、手持ち トリミングなし






都庁と皆既月食
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 0.4s ISO1600、手持ち トリミングなし






都庁は青くライトアップしていたので、皆既月食の赤ととてもよく合っていた。東京都さすがである。
ちなみに写真はすべてトリミングはしていない。またRAW現像は若干の露出補正とノイズ処理のみで、色温度や彩度は変更していない。つまり画像処理で色を濃くしたりしていないということだ。それでこんなおもしろい写真が撮れる。まるで火星に向かう宇宙船のような感じだ。


月蝕は楽しい。でも次回は3年後。ちょっと長いね。次はもう少し人の少ないところで、三脚を使ってISO感度を下げてスローシャッターで撮ってみたいな。






2022年11月7日月曜日

模型作り_その2

またしても模型づくりの仕事。だが出来合いの模型の展示用ケースと輸送用ボックスづくりのみ。つまり模型本体はなし。
まあ、こういう仕事もあるさ。

例によって材料の手配から。

透明なアクリルカバーは厚さ3ミリを東急ハンズでカットしてもらう。東急ハンズはホームセンターに売り飛ばされたようでただの「ハンズ」となりマークも変わっていた。1つの時代が終わったような気がした。でも私はしばらく「ハンズ」ではなく「東急ハンズ」と呼ぶことにする。

さて、ベースの黒のアクリル台は2ミリ厚なので東急ハンズで買ったアクリル板を私が工房でカットする。

強化段ボール箱はいつもの業者に注文、だいたい注文から到着まで4日〜7日くらいかかる。厚さ15ミリで大きさは600x800ミリ。

外箱用の段ボールは前回Amazonに注文したものが残っているのでそれで足りそうだ。外箱なので強度は必要ないがこの段ボールはあまり品質が良くない。厚さ5ミリ900x600ミリ。

クッション材のウレタンはヨドバシに注文、厚さ60ミリ、315x465ミリ。

ベルトはオカダヤで購入、だがこれはそれほど悪くない品質のものが少し安くAmazonでも購入できる。

模型の建設機械にも多少手を入れる必要もあった。社名を入れたり、すぐに取れてしまうバックミラーを補強したり、ベースの地面を塗装したり。地面用の塗料は購入する必要があるが、他の接着剤や塗料は工房にあるもので足りるだろう。

最後に輸送用のバッグ。防水の布地を約2mとベルトをオカダヤで購入。

今回の材料費は接着剤や紙やすりなども含め、しめて3万円くらい。

材料が届いたところで製作にかかる。

まずは図面を描く。adobeイラストレーターで原寸で描く。レイヤーを変えて模型本体、アクリルカバー、強化段ボール箱、まで描く。


図面は他にも結構描いた。透明アクリル板の板取り図


クッション用ウレタンのカット図



強化段ボールの構成図と板取り図




この図面をプリントして工房の壁に貼り見ながら加工する。まずは透明アクリルの加工から。カットは東急ハンズに頼んだが、切り口は切りっぱなしなので磨きが必要だ。スポンジヤスリの600#で磨き、その後アクリル磨きコンパウンドで仕上げる。


スポンジヤスリで磨き



コンパウンドで仕上げる


次にこれを貼り合わせて箱にする。精度が求められる。治具などを使って丁寧に貼っていく。接着はアクリル接着剤で筆を使って接着面に流し込む。


丁寧に接着する


接着の際、治具で締め位置を微妙に調整する。アクリル接着剤は瞬時に固まり動かないよう思われるがそうではない。手で押しても動かないし無理に曲げたりすると外れてしまうが、接着後すぐなら治具で丁寧に締めて矯正することができる。貼り合わせ位置をチェックしながらクランプで微調整しながら接着した。


アクリルカバーの接着中

今回の展示用建設機械は中国製で、左側のバックミラーはもともと点付けの接着なので触っただけで簡単に外れてしまう。そこでタミヤのミニバイスで穴をあけ、細い針金を入れ補強し2液型の接着剤で接着。その際少し接着剤を盛って取れにくくし乾いたらタミヤカラーで塗装した。ボディに貼るシールはadobeイラストレーターで作成し、サンワサプライのホワイトフィルムラベルにインクジェットプリンターでプリントした。

模型に付いていたベースの地面は、かなり反っていてそのままだと中央が2ミリほど浮いてしまう。ベルトサンダーで削りフラットにした。また地面は一部盛りパテで修正しタミヤのアースカラーペイントで塗装、最後につや消しラッカーで仕上げた。

模型ベースは黒のアクリルをカットし接着後サンドペーパーとコンパウンドで仕上げた。透明アクリルのカバーも土台の黒のアクリルもピン角を面取りする。透明カバーはR面取り。黒アクリルベースは糸面取り。


できあがった透明カバーとベース

接着剤や塗装の乾燥中は他の仕事をしながら製作した。
つぎに強化段ボール箱と外箱、それに建設機械の収納箱の改良。強化段ボール箱は前回同様まずは図面を描く。


強化段ボール箱の構成図・板取り図



図面を見ながらの作業

次に切り出し。これが結構重労働。何しろ普通の段ボールではない。表面のクラフト紙からして極厚で、しかも3層15ミリ。カッターで切るのだが斜めにならないように丁寧に切る必要もある。


強化段ボールのカット

次に貼り合わせ部、および木口の加工、3センチ幅で表側のクラフト紙1枚を残して残りを取り去る。


木口加工ステップ1



ざっくり取り除いたところ



残った不要部分を削り取る



この程度まで取り除く



4周すべて完了
部位によってこの作業のカ所数は異なるが、時間がかかる。



全ての加工が終わった

次は接着。


接着作業は上側と下側の同時進行



ようやく箱らしくなってきた
最後に模型をサポートするためのスペーサーを低反発ウレタンで作って内部に接着し、箱の外側にはステンシルで上下を表示し、さらにベルトを作ってベルト通しを底に接着し完成。

次は模型の収納ボックスの改良。


模型の収納ボックス(発泡スチロール)の改良



加工の終わった収納箱(収納・輸送時の状態)


低反発ウレタンでスペーサーをつくり、説明書きなども作って貼り付ける。
次は外箱、これは簡単。図面を描いて製作。


強化段ボールの内箱(左)と外箱(右)

最後にキャリーバッグ、いつもの防水布。


輸送用のバッグ

以上が今回の仕事。本業ではないのであまり利益を考えず受注したのだが、いろいろスキルが高まるのは良いがほどほどにしないとちょっと辛い。

2022年10月20日木曜日

ファイル名のルール




私がMacでよく使うソフトはadobeのInDesign、Illustrator、Photoshop、それにビデオ編集用のAfterEffects。写真の編集作業ではBridgeも使うがBridgeでは新しいファイルは作らないのでここでは省いてよいだろう。

あとは3DグラフィックのShadeを使う。これもファイルをたくさん作ることがあるのでルールは必要だ。また、Shadeではファイル名以上にパートの名称が重要なのだが同時に論じる話ではないし混乱するのでこれは最後に触れることにする。

で、先のグラフィックソフトだが、その中でファイル名が特に重要なのが、InDesignとAfterEffectsだろう。リンクファイルが大量にできるから。Illustratorもリンクファイルが結構あるがInDesignで決めておけば同じルールでよいだろう。

ではまずInDesignから。

InDesignの本体ファイルの名称は、制作するプロジェクトの名称を必要に応じて若干省略、短くし、そのファイル名の先頭に「_」(アンダーバー)を付け、ファイル名の末尾に01から順に番号を振るように決めた、末尾の数字は別名で保存のたびに02、03と増えていく。

ファイル名の先頭にアンダーバーを付けるのはフォルダーをリスト表示したときに一番上にくるので見つけやすいから。

別名で保存するたびに古いデータは予備のフォルダーに移動する。こうすれば間違えないですむ。数ヶ月に及ぶプロジェクトでは予備のフォルダーにはInDesignの古いデータが数十個並ぶことになる。どんどん上書きせず別名で保存するのは修正前のデータが必要になることも多々あるのと最新のファイルが壊れた時のダメージを最低限にとどめるため。

さて、問題はリンクファイルのルールだ。リンクファイルにはラスター画像とIllustratorのベクター画像がある。ベクターはIllustratorだけなのでよいが、ラスターは通常ファイル形式はPSDにしているが、コンテンツとしては写真とCGがある。これらはごちゃ混ぜにしたくない。

もちろんIllustratorのデータと写真、CGなどを別々のフォルダに入れリンクを貼ることもできるしそうしている人もいるが、私はやりたくない。これだと例えばリムーバブルディスクや別のハードディスクなどにプロジェクト全体を移動やコピーするとリンク切れになるから。だから必ずInDesignのデータとリンクファイルは同じフォルダに入れておく。使わなくなったリンクファイルも古いInDesignデータと同じ「予備」のフォルダに移動する。こうすればデータを見つけやすいし入稿も楽だ。

ではIllustratorのデータや写真とCGをどうネーミングするか。ファイル名は極力短くしたい。

Illustratorデータはファイル名先頭に「a_」を付けることにした。図面やイラストなどは手を加える回数が圧倒的に多いので、必要なファイルを見つけやすいようにInDesignデータの次に来るようにするためだ。

写真データはレタッチ作業はあるが一度レタッチが完了したら編集終了となることが多い。つまり何度も変更しない。だからリストの下の方でよい。photoの「p_」を先頭に付けることにした。

同じラスターでもCGのレンダリング画像は変更がとても多いのでリストの上の方がよい。Illustratorの次に来るように「c_」とした。もちろんCGのモデリングデータなどは別フォルダでよい。モデリングデータはInDesignが直接見に行くことは絶対にないので。ただし制作しInDesignにリンクした画像がどのshadeファイルを使って作ったかは何年後でもすぐに判るようにしておく必要がある。後になって必要になることがとても多い。

さて、リンクのIllustratorデータにも画像リンクを貼ることがある。こうなるとInDesignからは親子孫となる。なのでなるべくイラストはイラスト、写真は写真とし、画像はInDesignからのリンクになるように心がけてはいるが、どうしてもIllustrator上でリンク画像を扱った方が良い場合もある。

このときのIllustratorが使うリンク画像のファイル名は「p_」や「c_」は使いたくない。InDesignの直接リンクと区別がつかなくなるから。

そこでこれらは「ap_」「ac_」と先頭につけることにした。

全体の並び順はこうなる

1. InDesignのファイル「_プロジェクト略称+数字」

2. Illustratorのファイル群「a_コンテンツ名+英字+数字」

3. Illustratorのリンク画像CG「ac_コンテンツ名+(英字)+数字」

4. Illustratorのリンク画像写真「ap_コンテンツ名+(英字)+数字」

5. CGリンク画像群「c_コンテンツ名+英字+数字」

6. 写真リンク画像群「p_コンテンツ名+英字+数字」

さらに7番目として当たり用の仮画像を「仮_」でこれらは最後の方に並ぶ。入稿前には無くなるファイル群だ。

7. 暫定使用のリンク画像「仮_コンテンツ名」

これで決まりなのだが、例えばページ数が多く写真やCG画像などのリンクファイルが多いとき、例えば「c_」ではじまるファイルが100個なんてこともある。そうなるとFinder上で探すのが少々面倒だ。以前は「c_1」などと掲載ページを入れたこともあったがページの入れ替えなどのたびにリンクファイル名を変更するのは面倒だし、古いページ番号のままにしておくのもわかりにくい。ページ番号をやめて制作順に1、2と振るのもナンセンスだ。作った順番などすぐに忘れる。そこでファイル名の「c_」はそのままで、そのあとの名前に見つけやすいネーミングルールを使うことにした。たとえば製品の使い方のCG画像であれば、「c_適用例崖1」「c_適用例川A1」「c_適用例川B1」といった具合に。つまりファイル名でグルーピングする方法だ。末尾の1はレタッチなどのたびに2、3と増えていく。

こうすれば適用例のファイルがあつまるので探すのはかなり楽になる。

間違っても「崖事例」「川事例」とはしない。finderで事例写真がバラバラになり探しにくい。

こうして決めたルールだがInDesignはこれでとてもうまくいっている。




次にAfterEffectsだ。こちらは元々ソフトの利用率もInDesignの1/10以下と低く、あまり真剣に考えてこなかった。今回これを機に長く使えるルールを作ろうと思う。

もちろん今までもテキトーにファイル名を決めていたわけではない。InDesignと同様のファイル名ルールを一旦は決めて使っていた。以下の通り。

1. AfterEffectsのファイル「_プロジェクト略称+数字」

2. リンクCG静止画像「c_コンテンツ名+英字+数字」

3. リンクCGムービー「m_コンテンツ名+英字+数字」

4. リンク写真静止画「p_コンテンツ名+英字+数字」

5. リンク実写動画「v_コンテンツ名+英字+数字」

である。

ここまでは問題ない。だが、AfterEffectsはInDesignとはちがってタイムラインウィンドウでの編集とフッテージウィンドウでのコンテンツの選択があるのでリンクファイルが100を超すと探すのに時間がかかる。

そこでタイムラインの登場順に番号を付けることにした。つまりタイムラインの並び順をフッテージウィンドウでも継承するような形だ。フッテージウィンドウはfinderとほぼ同じ順で並ぶ。

1. AfterEffectsのファイル「_プロジェクト略称+数字」

2. リンクCG静止画像「c_数字+コンテンツ名+英字+数字」

3. リンクCGムービー「m_数字+コンテンツ名+英字+数字」

4. リンク写真静止画「p_数字+コンテンツ名+英字+数字」

5. リンク実写動画「v_数字+コンテンツ名+英字+数字」
といった具合に。
これでファイル種別ごと登場順にフッテージウィンドウに並ぶので比較的見つけやすい。
多少タイムライン上で順序が変わることもあるので完璧とは言えないが、ランダムに並ぶよりはだいぶ良い。だから当面はこの方法で、と考えていた。

だがこの方法には問題も多かった。たとえばCGムービーの動きが止まったあとの尺が足りなくて静止画を足す必要がある場合の静止画のファイル名をどうするか。本当は必要な尺のムービーを3Dソフトで再レンダリングするのが理想だが1秒30コマで3秒なら90コマ必要で1コマのレンダリング計算に1分かかると90分、つまり1時間半余計に計算にかかることになる。またテロップの都合で尺が延びただけでCGムービーの再計算なんてあまりに無駄だし、たいていそんな時間はない。ムービーによってはMac studioの20コア版で再計算に5時間もなんてザラで10時間なんてのもある。だから静止画を挿入する。この静止画、「c_」だとこの静止画がCGムービーと並ばないので何のためのCG静止画かわかりづらい。かといって並ぶようにするには「m_」を先頭に付けることになり、ムービーではないファイルにムービーの名称が付きルールとちがってくるので少し気になる。もちろん拡張子付きなので区別はできるが。

さらにもうひとつ。当初CG静止画が途中でCGムービーに変更になった場合は「c_」を「m_」に変更する必要があるが、続き番号の途中に入れて残りを振り直しなんて面倒なので番号は最後の番号+1になり、そうなると順番に並ばない。1つ2つならよいがいくつもあると気になる。後から追加したコンテンツについても同様だ。

今まではギリギリまで我慢して使って、もう嫌だという時点で全ファイル名の振り直しをしていた。だがこれにはとても時間がかかるし間違える可能性もある。なんとかリネームせずにわかりやすさをキープしたまま最後まで乗り切れてその後数年経ってもすぐに関係を理解できる方法はないだろうか。

本なら章ごとというのがあるがムービーも同じように章ごとの記号をつけるべきななのだろうか。例えばCGムービーなら次のようになる

3.リンクCGムービー「m_章を表す記号+数字+コンテンツ名+英字+数字」

章と言っても実際に章があるわけではないので、なんらかの制作上の区切りを設けることになる。この区切りは制作者が恣意的に決められるしそれで問題はないので、ある程度短くすれば章を構成するコンテンツの数が限られるので全体の通し番号は不要になる。ひょっとしたら「m_」や「c_」も不要かもしれない。そのためには「章」を構成するコンテンツ数が多くても20ファイルくらいに抑えたい。かと言ってあまり章が多くなり構成するコンテンツファイル数が2、3個では意味がない。今度は章が見つけにくくなる。

それに章も追加の可能性もある。「1」「2」「3」と付けたのでは「2」と「3」の間に章が2つ追加になった場合などどうするか。「2」「2a」「2b」とするのか。つまり解決策はあるがどうしたら一番わかりやすいかは少し考えた方が良さそうだ。

幸いCGムービーのプロジェクトを現在制作中である。このプロジェクトはファイル数が100を超えている。尺も5分強と検討にはちょうどいい。何度かルール変更のトライアンドエラーで余計な時間はかかるだろうが仕方がない。ここできちんと決めておくことが大切だ。

ところでadobeのソフトは最近は例えばInDesignでもAfterEffectsでもソフトを使っていてそのファイルをfinder上で表示する機能がついている。だからファイル名なんかにここまでこだわらなくても困らない、という意見もあるだろう。だが使っている画像ファイルを1つ見つけるのにわざわざソフトを立ち上げないと見つけられないなんて私は嫌いだ。ソフトが変わるたびにファイル管理まで振り回されるのなんてまっぴらだからだ。

話は脱線するが、だから絶対AdobeのLightroom とAppleのPhotoは使わない。finderとは無関係にファイルをソフト専用に収納しソフトを開かないと写真がどこにあるかもわからなくなるからだ。一度使い始めたら死ぬまで使い続けないとだめなソフトだ。

さて、最後にShadeのブラウザでのパートやオブジェクトの名前。まず私は使い始めた頃からオブジェクトのリネームとオブジェクトへの材質設定は基本的にしないようにしている。

理由はリネームの方は形状が何なのか分からなくなるから。自由曲面なのかポリゴンなのか掃引体なのかブラウザを見てもわからないのが嫌だから。パートに入れてパートに名前を付ける。材質は他のオブジェクトに同じ材質をコピーして使う時やりにくいから。

パートは基本的に大きく2つ、レンダリング対象と非計算対象(参照形状や予備のオブジェクト)。非計算対象の方は読み込んだ図面などは使いやすいようにグルーピングしているが、予備のつまりいらないけど万一復活したら使うかもという形状などはテキトーにパートを作って放り込んでいる。

レンダリング対象のパートは様々なルールを決めて運用しているが、大切なことは10年後にファイルを開いたときにもすぐに構成がバッチリ理解できるようにすることだ。

だからルール作りにかける時間は惜しまないようにしている。

そうね、ルールというと堅苦しいからメソッドとでも言っておこうかな。

上の写真は受注した仕事向けに撮影した写真。散歩のついでに撮った。
「はじめに」とかで使う。


2022年10月8日土曜日

工房用ダスト集塵機製作

工房の集塵機を作ることにした。

塩ビ管VU50をダクトとして、他にサイクロン集塵装置、蓋付きのペール缶、古い掃除機のファンモーターを使った。


完成した集塵システム

ダクトにはつなぎ口を4つ取り付け、使いたい場所に近いつなぎ口にホースをつなぐようにした。使わない時はキャップをし、つなぐ時はキャップを外しホースを取り付ける。

また、つなぎ口の下には工作機械を使うときのコンセントも新設した。コンセントの集中オンオフスイッチを付け、二重切りの安全対策を行った。

製作は掃除機のファンモーターの改造、工房の部屋の清掃と部分改修、吸塵ダクトの製作の3つを並行して行った。

掃除機をバラしてファンモーターと基盤、手元スイッチの基盤などを丁寧に取り出し、全て洗剤の入ったバケツで水洗い。モーターのグリスが流れてしまわないように水洗いは手短に。ほんとうはモーターは水洗いしたくなかったのだが30年以上使った掃除機なので埃だらけ。仕方がない。水洗いのあと3日間乾かす。


集塵機配線はまだ整頓していないのでごちゃごちゃしているが・・・

ダクトはヨドバシに部品を注文した。塩ビ管、エルボ、キャップ、チーズなど。これらをレイアウトに沿って組んでいく。


集塵ダクト

写真中央のTの形をした部品がチーズ、これがあまり良くなかったのだが・・・
ちなみにチーズとは本当はティーズで、建設現場のリポビタン・デーな人たちにも発音できるようチーズ。
部屋の方はダクトを通す孔を空けたり電源工事など。あわせて部分的に掃除もした。


つなぎ口と吸塵機のリモートスイッチ
下に写っている鉄筋は集塵機とは関係ない、重石用の鉄筋

さて、当初4日間くらいで完成すると思っていたが、どの工程も予想以上に時間がかかり、結局1週間かかった。
もちろんこれも仕事の合間に作業したのだが、合間だけでは済まず、ほぼ半日はこの作業に追われた。

ファンモーターはむき出しでは怖いので100均の手桶を加工してカバーを作った。基盤も同じく100均のプラスチック製弁当箱を加工した。基盤には1か所放熱版が付いていてこれがアルミ板をL型に曲げたシンプルでかさばるものだった。コンパクトなCPU用のヒートシンクに交換した。弁当箱は孔を空けヒートシンク部が出るようにし熱がこもらないようにした。手元スイッチはリボンケーブルに小さなチップがハンダ付けしてあるものだったので、チップ部分を切り出して、リボンケーブルの表面を削って金属部分を露出させて細電線をハンダ付けし、スイッチは交換し、リモートスイッチボックスに作りかえた。

こういう細々とした加工に時間がかかり全体で1週間となったわけだが、時間はかかったが、なんとか完成し使えるようになったのでよかった。

ほぼ満足しているが不満、つまり失敗もいくつかある。

1.まずチーズを使って二股にしたが吸い込んだゴミは直進し反対側のパイプにある程度溜まること。これはチーズではなくY形の継手を使うべきだった。

2.モーターにはニードルフェルトの防音ダスト受けカバーを付けたがそれでもまだ音が大きいこと。ファンモーターを別置にし、厚手のニードルフェルトでしっかり囲うべきだった。

3.最後につなぎ口のキャップを全て塞いだ状態でスイッチを入れるとモーターやパイプに結構な負荷がかかること。これは何らかの安全装置を仕込むべきだった。

1〜3、今から改造することもできるが、これ以上時間をかけたくないので一旦これで完成とする。時間が合ったら2は対応したいとは思うが。

その後、余っていたアルミフレームを加工して正方形にし、写真を飾ることにした。工房はチャレンジの場なので船首像(フィギュアヘッド)のようなのがいいかな、とこの写真にした。





2022年10月7日金曜日

MacBook Airの本革カバーの製作

仕事で必要になりノートパソコンを購入した。MacBook AirのM2モデル、色はmidnight。届いたパソコンは思っていたより黒っぽかった。まさにミッドナイトそのもの。


今まで使ってきたノートパソコンはシルバーの筐体が多かった。そもそも昔、G4の頃からはシルバー1色しかなかった。ボディカラーが選べるようになってもシルバー系を選ぶことが多かった。windowsのノートパソコンは安っぽい黒のプラスチックが多く、そいうのは嫌だった。だが、今回黒を選んだ理由は、なんとなくmidnightという新色に興味があったからというのもあるが、もうひとつある。

今までのシルバーの筐体だとグラフィックソフトを使うときフレームのシルバーが目立ち、なんとなく落ち着かないと感じることがあった。仕事柄モニターの背景色はダークグレーの単色にしている。特にデスクトップの方はもうだいぶ前からそう決めている。これは写真などで微妙な色調整の時デスクトップのカラーに影響を受けることがないように。そしてこのグレーの色が以前は中間調のグレーつまり50%程度のグレーだったが、最近これを80%くらいにした。MacOSがダークモードを選択できるようになったおかげだ。ダークモードにしないで背景をダークグレーにするとメニューなどの白とのコントラストが強すぎる。もちろんグラフィックソフトで紙の白の上にデザインをするときは全く問題ないのである程度は気分的なものかもしれないが。だがダークモード+ダークグレーの背景は実に快適なのは確かだ。

一方ノートパソコンではあまり厳密には考えなかった。液晶は角度によって微妙に色が変わるのでノートパソコンは液晶の傾きが一定ではないので色合いが微妙になる。つまり背景色にこだわるような環境とは言えなかったからだ。だからおしゃれな壁紙を選んで楽しんでいた。RAW現像などは決してノートパソコンではやらず、デスクトップのMacを必ず使っていた。

だが、最近のノートパソコンはそこそこ液晶モニターの色が信用できるし、モニターの角度を変えても大きく色味は崩れない。それならグラフィックソフトの作業もある程度できるかも。と作業中の背景はダークグレーにすることにした。

そうなるとボディカラーのシルバーが目立つ。そんなわけでmidnightいいかも、とこの色に決めた。それにwindowsも最近はMacの猿まねのようなシルバーが多いし、Macならデルやレノボのようなみっともない黒にはしないだろうと思ったからだ。

開封して眺めてこの色でよかったと思っている。

キーボードはUSなので注文仕様となり、少し納期がかかりそうだったが、注文から1週間ちょっとで届いた。

メモリーやストレージは増やさずベーシックのまま。それほどデータを入れないし、ソフトも限定的だからこれで十分と考えた。増設は結構お金もかかるし。

届いたAirは移行アシスタントを使ってStudioから全ての設定をコピーし、そこから不要なアプリやデータを消して調整することにした。半日で完了、このやり方で正解だった。もちろん必要なライセンスは全て持っているのでインストール後アクティベーションをして使えるようにする。

さて黒いノートパソコンは傷が目立つ。このパソコンはプレゼン用がメインだから持ち運び専用のようなもの。バッグにはカメラやら筆記具やら小物ポーチやらが入っている。小物ポーチのジッパーに触れただけで確実に傷だらけになる。

シルバーでは全く気にしなかったが、この色ではカバーは必需品かも、と考えた。
だが例によって市販品はあまり好みではない、イイ感じのモノは1万円以上する。

で、作ることにした。

幸い模型の仕事も終わり、今は3D-CGのムービーの仕事がメインだ。計算に非常に時間がかかる。長い計算は寝る前にセットするが、短いものは30分とか1時間で済むので計算が終わるまで待つことになる。この時間を使って作ることにした。

材料は以前、蒲田のユザワヤで買った本革。ユザワヤは本革も種類は少ないが安かった。確か1500円くらいだった。材料はあとは縫い紐(糸)くらいなので、費用はほぼ革の1500円だけということになる。

道具類はすでに持っているもので十分間に合う。

今回使った道具は、ゴム板、菱目打ち、金槌、レーシングポニー、縫い針(丸針と角針)、孔開けポンチ、定規、カッター、マスキングテープ、サークルカッター、カッターマットなど。

あとは材料として、縫い糸とトコノール(コバ仕上げクリーム)。



ゴム板の上で菱目打ちで孔をあけ、レーシングポニーにはさんで縫っていく。
行きは角針で帰りは丸針で縫う。
角針というのは私の呼び方で実際は違う名前だったと思う。針の先が削ってあってナイフのようになっている。菱目打ちで下孔は空いているがそれでも通常の丸針では通りにくいが角針では少し強く押せばサクッと通る。なので角針を使う。だが一度糸を通した孔に2本目の糸を通す時は角針は使えない。ナイフのような先端が最初に通した糸を切ってしまうので。そこで行きは角針、帰りは丸針に変える。


今回のカバーは簡単な作りなので、革のカットから完成まで仕事の合間、計算中に合計で3時間から4時間くらいで完成した。




古い糸どめ付き封筒のデザインにした。
レトロ感がいい感じにできあがった。

最後にこのMacBook Airだが、おおむね気に入っているが気に入らないことが3つ。
1つ目、指紋認証タッチボタンのデザインが悪い。キーボードのキートップが剥がれてしまったようにしか見えない。今のアップルはこういうことに気がつかない。
2つ目、裏面の滑り止めのゴムがデカすぎる。以前購入したMacBookは5ミリ径くらいで上品だった。そして5ミリで全く問題がなかった。なんでこんなに大きくした?
3つ目、ACアダプターが真っ白で合わない。まあこれは仕方がないかも。

まあどれも小さなことだが、Windowsのパソコンと決定的に違うのがこういうところへのこだわりなのだから、もう少し頑張ってほしいかも。


さて、その後カバーを付けて2回ほど打合せに持って行った。クライアントの会議室で皆が見ている前ではさっさと準備する必要がある。30秒くらいが望ましい。
カバー入りのMacBookAirをカバンから取り出し、カバーから本体を出す。ビデオケーブル用のコネクターを取り出して会議室の備え付けのHDMIケーブルにつなぐ。ここまでで20秒ちょっとかかる。モニターを開き指紋認証で5秒。まあだいたい30秒。もちろんドキュメントを配ったりする時間も30秒くらいかかるので準備に1分。まあ許される範囲だと思う。
こういうところでマゴつく人が結構多いが余り感心しない。
私も以前使っていたAirは古かったので、いろいろ動作が冗長でサクサクいかずに少々フラストレーションがあったが、新しいAirは俊敏でしかもパスコードの打ち込みみたいな野暮なことを客先でする必要がない、これはすごく良い。
カバーも役に立っている。今日プレゼンが終わって取り出すとカバーにかすり傷が付いていた。カメラと一緒に入れてあるからかな。このカバーのおかげでAir本体はもちろん無傷、よしよし。