2025年1月11日土曜日

仕事の空間の快適性

 今年の最初の1週間は瞬く間に過ぎ、もう週末、しかも3連休である。仕事は大急ぎというものはないのでややのんびりできる。

仕事の状況は黒板を使って管理している。個人経営なので誰かと進捗や予定などは共有する必要はない。だから進捗管理はコンピューターではなく黒板を使っている。ただし予定表はパソコンを使っている。出先でi-phoneで確認する必要があるからだ。これは手帳でもよいのだがアラートの設定ができる方が便利なのでソフトを使っている。

仕事の進捗確認のための黒板


で、黒板だがこの黒板は開業してすぐに作ったもので、厚さ7ミリのシナベニヤにマグネット塗料を下塗りしその上から黒板用塗料を塗って作った。ホームセンターなどで売っている出来合いの黒板はペラペラでチョークをあてて字を書いてもちっとも黒板らしくなく、それがイヤだったので自分で作った。黒板はチョークを当てたときカチカチと小気味のよい音とそれがチョークから指先に伝わってくるのがイイ。そのフィーリング無しに黒板の魅力はないと言い切れるほど大切だと思っている。またマグネット対応にしたのはカラーマグネットで状況を一目でわかるようにしたかったからで、赤が作業中、黄色は客先に提出し回答待ち、白は受注前で事前検討などを行っているもの、最後に青が完了し費用の請求などを行っているものである。黒板の右下にはいつもワンポイントでいたずら書きのようにイラストを描いているのだが、これは年末黒板をキレイに掃除したとき娘が部屋に来て描いていった。ふーちゃんらしい。ふーちゃんは去年私がデザインしたキャラクターである。

黒板のマグネットだが、今は年始めなので赤は2つだけである。白が多い、9件もある。白はただ待っていればよいものもあるが、事前にある程度検討する必要のあるものも多い。

さて、今日は久しぶりに仕事場所の写真を撮ってみた。以前も書いたがパッと立ち上がりカメラを手に取り撮影する。このとき片付けたりしないでありのまま撮ることが大切だ。写真を見ながら問題点の把握とどこをどう良くしていくかを考えるためである。

まずはMacの作業机

Macの作業机




ここは問題ない、先日配線スペースを変更したついでに奥行き方向に板を足しヤマハのスピーカーNS-1classicを少し奥に引っ込めることができデスクトップがだいぶすっきりした。机の上には先日購入して台を付けた関数電卓が置いてある。その手前のコースターはレモンチー用のコースターである。レモンチーはレモンティーのことである。冬のこの時期仕事をしながら飲んでいる。ティーバックに輪切りにして冷凍しておいたレモンを入れる。お湯はアラジンのストーブの上でアレッシーがしゅんしゅん沸かしている。ちゃんと茶葉とポットでいれる紅茶ではないのでレモンチーと呼んでいる。

次にサイドデスク

サイドデスク



輪切りのレモンを入れてあった皿と100年前の古い古いセルロイドの筆箱パイロットのロゴが風情があってよい。この筆箱には鉛筆が入っている。鉛筆はスケッチ用でシャープペンシルはほとんど使わない。きちんと削った鉛筆が8本入っている。あとはプリントの色見本が置いてある。色見本は遊園地の仕事で使う。それらが出しっぱなしになっている。まあいいかこれくらいなら。

次は本棚

本棚の下の段


macintoshのアンプのヨコはA2の写真用プリンターが置いてあるが黒いカバーをかけてある。その上に今製作中のふーちゃんが仮置きしてある。この手の作業は普通は作業台を使うのだがここのところ娘が課題で作業台を使っているので仕方なくプリンターの上に避難している。その下の段にはコピー用紙や大型ステープラー、大型孔あけパンチなどが置いてあるがちょっと手狭なのでここは要検討だ。ま、そのうち。

最後に作業台

作業台


ここは正月あけから娘が卒業製作で使っている。ただし寝る前に片付ける約束なので今はあまり散らかってはいない。ま、多少残っているがそれは大目に見よう。モニターがついているがこれは娘が作業しながら動画を流しているからで、娘の寝た後は私が聴いている音楽のプレイリストが表示されている。作業台の下はA3のカラーレーザープリンターとプラスチックのキャスター付きの6段引き出しが2つ置いてある。このプラスチックの引き出しがなんとも安っぽくしかも使い勝手がよろしくない。これは少し落ち着いたらホームセンターで材木を買ってきて使いやすいものを作ろうと思っている。

というわけで、課題は写真用プリンターの下の段の事務機器などの置き場と作業台の下のプラスチックの引き出しかな。





2025年1月7日火曜日

女性ポートレート写真のRAW現像〜Photoshopによるレタッチ

 昨年末は大掃除が忙しかったが夕食後はすこしのんびりできた。仕事もあったがそれほど忙しくなかったのでポートレートのアルバムづくりのための写真を再度チェックしたりと久しぶりに写真編集を楽しんだ。

昨年も書いたが写真はすべてdB(データベース)に登録してあり、このdBを使ってアルバム用の写真の選択やレタッチの必要性などを検討している。


自作の写真データベース




コーヒーや紅茶を飲みながらペラペラとdBのページをめくりながら眺めるのは実に楽しい。データベースとは別に実際のプリントをファイリングしてあるのでそれを眺めるのもいいがdBは検索をかけたり関連する写真を眺めたりできるので便利なのだ。特にどの写真がいいかな、と選ぶときやこのとき撮った別の写真を・・・なんているときはdBの本領発揮となる。で、今日も眺めていたのだが、ふと1枚の写真が気になった。データベースの女性ポートレート写真。

この写真はどうして白黒なんだろう、と。もともとカラー写真を前提に撮影した写真で、久しぶりにフラッシュを使って撮影でもしようかと何枚か連作で撮影した写真の1枚。フラッシュはバウンスで使用し、他にも照明を当てていたように記憶している。

さてどうしてカラーにしなかったのだろうか。おそらく連作の現像のプロセスでこの写真は白黒の方がいいかも、と白黒にしたのだろう。

データベースには同一の写真の現像やレタッチの設定を変えたものも登録できるようにしてある。また前後の別カットも参考に入れてある。下の画像は別の写真での例、こんな感じで関連する写真を何枚か並べて見られるようにしてあり、それぞれの写真をクリックすると拡大写真が表示される。


データベースでの関連写真の例



フラッシュを使ったのはフラットな照明にして奥行きをなくしphotoshopでアートワークにしようと考えたからで、上の画像はその例。メインの写真の下に同一ファイルの別現像の写真が4枚、右側には前後の別ファイルの写真が並んでいる。

だが、この白黒の写真のdBには関連する写真は1枚も入っていなかった。

データベース(白黒1枚だけ)



この写真、ほんとうに白黒がベストなのかな、とふと疑問に感じたので、現像とレタッチを再度やってみることにした。

で、Adobe camera RAWで開き、設定をリセットした。


Adobe Camera RAW 初期設定



撮影したカメラはOlympusのE-420でレンズはパナライカ換算50ミリ単焦点。ISO感度は400、シャッター速度1/40秒、f1.6、露出補正は-0.3とあるがオートではないフラッシュ撮影なので露出補正は意味がない。ただしE-420は白飛びしやすいのでいつもアンダーで撮って現像で調整していた。カラーバランスもいい加減だがこれも現像で調整するのが原則だったのでこんな具合である。今とは大違いなのである。

E-420は600万画素だったがパナソニックのレンズがまあまあ良かったので楽しかった。カメラ自体はファインダー像は小さく、ピントも合わせにくく、さらにカメラのレスポンスも決して良くなかった。だがあまり不満には感じなかった。今でも時々引っ張り出して撮影することがあるが、それなりに楽しい。そもそも当時はカメラの性能に頼る撮影は好きではなかったのでこれでよかった。今でも当時ほどストイックではないがその気持ちはあまり変わらない。もちろんカメラの進歩で撮れないものが撮れるようになることはあるだろう。それは全く否定しない、その通りだと思う。だがそうでない写真というものもある。女性ポートレートなどもそうだと思っている。最新式の何十万円もするカメラやレンズで撮る写真よりも十分の一くらいの安いセットでも工夫して撮れば良い写真が撮れる。

そもそもカメラの性能にのみ依存するような撮影というものは、たとえば10年後には完全にとまでは言わないがほとんど意味を失ってしまうことを意味すると言えないだろうか。10年後の最新のカメラを使えば確実に私の今のベストを超えてしまうという意味だ。これは極論としてもカメラの性能にのみ大きく依存するということは多かれ少なかれそのようなことになるのは避けられない。そしてそんな写真を撮っても楽しくないだろうな、というのが私の考えで、何十年経っても技術がどんなに進歩しても超えられないような写真を撮ることの方がはるかにおもしろいだろう。だからこそいろいろ工夫もするし研究や勉強もする。そしてそれを実践するところに写真の楽しさがあると信じて疑わない。

さてこの写真だが、露出や色温度などをCamera RAWで調整するとこうなる。


Camera RAW で補正した状態



詳しく書いてもよいが、このブログでも何度か書いてきたことなので今回は現像の詳細は省略する。

さて、撮影がE-420なので少し解像度をアップしておいた方がよいだろう。Camera RAWのAIによるスーパー解像度を使って2倍に解像度を上げてみる。解像度を上げるにはこのCamera RAWのスーパー解像度の他に別ソフトだがTopaz Photo AIというのもある。今回はそれぞれのソフトの違いについて比べてみよう。

オリジナル、CameraRAWのスーパー解像度、Topazの比較



オリジナルは200%拡大表示、他は100%表示である。CameraRAWのスーパー解像度はあきらかに解像度が上がっている。ノイズも減っている。Topazも同様に解像度が上がっているがTopazはノイズリダクションがさらに強くかかっている。だがそのかわりディテールが少々辛いところもある。このあたりはパラメーターで調整できるので、原寸で確認しながら調整するのがよいだろう。私はCameraRAWのスーパー解像度の方が好みだ。

CameraRAWにはスーパー解像度の他にAIを使ってノイズリダクションをかけることもできる。

      

左Topazによる解像度アップ、右CameraRAWによるNR後Topazによる解像度アップ




右は確かにパキッとなっているが少々ディテールがつらい。部分的なレタッチ前提で使うことになるだろう。

左:部分的にレタッチしたもの、右:上の右と同じ



さて、ベースとなる画像ができたところでレタッチにかかるわけだが、今回は結果だけ紹介することにする。

まずはレタッチ前の全体像。


つぎにPhotoshopによるレタッチ後の画像
完成作品

白黒もよいがこうして再度現像とレタッチを行うとカラー写真も決して悪くない。いつまで経ってもなかなか決まらない、うーん。






2025年1月6日月曜日

コンピュータラックの改良

 年末年始はほとんど仕事はせずにのんびり過ごした。年始は4、5日が週末だったので例年より少し遅い仕事始めである。年末は大晦日まで家の掃除をした。年明け元旦と2日はのんびり過ごし、3日はぼちぼち仕事でも、とMacを起動したらなぜかM2proのMacMiniが立ち上がらなかった。たしか一昨年の年明けにMacStudioが故障して立ち上がらなくなりAppleに修理に出したのだが、今回もかな、とちょっと慌てたが、このMiniは予備機なのでStudioの時ほど深刻ではない。Studioの故障は大きなプロジェクトの途中で3D-CGのムービー計算中だったので大変だった。

さて最悪修理かぁ、と思いながら例によって接続しているデバイスをすべて一旦外し、モニターとキーボード、マウスのみ有線で接続して起動すると、あれま何事もなかったように起動した。

何が原因で立ち上がらなかったのかはわからないが、どうも配線にも問題があるような気がして、また最近カセットテープからの音声データの読み込みやらi-phoneのバックアップ用のケーブルやらで配線が少し煩雑になっていたので掃除もかねてすべてリケーブルすることにした。

ちょうど仮接続のためのUSB機器用のケーブルを各Macに1本ずつ計3本注文し年末に届いていたので、これを本設用として設置しておこう。また、ラックに付けた冷却ファンのトグルスイッチが少しゆるんできたので、これも一旦外して締め直すことにした。さらにラックの棚板の接着が弱くなっている所も発見したので、これも修理することにした。

ラックの修理と部分的な塗装に1日、再度機器を入れてケーブリングに1日で2日かな、と思っていたのだが、ラックのMacから出ているモニターのケーブル、LANケーブル、その他のケーブルのデスク下の配線スペースも作り直すことにした。配線スペースは1.5日くらいかかりそうだが、接着や塗装の待ち時間とあわせて調整すれば3日間でなんとかなりそうだ、と考えスタートした。

ラックの接着が弱っている部分はラックを何度か引っ張り出した時に無理な力がかかり接着が外れかけていた。接着し治具で押さえ丸一日置いといた。塗装のはがれた所をニスで塗装しこれも丸一日かかった。その間、配線スペースを作り直したのだが、図面を引かず寸法をあたりながら工房にある材料で作ることにした。図面は引きたくてもMacはすべて外してしまって使えない。それにシンプルな構成なので図面はいらないと考えた。

現状のラックはウラ側に配線隠しのカバーを付けてある。このカバーはマグネットでラックに留めている。だから渡り配線がフレームに緩衝するとマグネットが付かずに配線カバーの取付ができない。そこで上部の干渉しないところにガイドを付けそこに配線を通していたのだがここが狭くてリケーブルの際はたいへんだった。だから今回はその部分を重点的に改良することにし、ケーブリングが楽になるはずだった。

だが、リケーブルのしやすさを優先したためラックから出てくる何十本の配線がどうしてもはみ出し、カバーにあたってしまい、結局ケーブルをぐいぐい押してカバーを取り付けることになりリケーブルが簡単になるどころか前よりなんとなく納まりが悪くなってしまった。

これは大いに反省すべきところだ。丸3日もかけて改良したつもりが、実際は改善されなかったのだから。

原因はラックから出てくる配線が曲がる部分に配線カバーのフレームがくるため、ケーブルが少しでも引っ張られるとカバーを外してしまうこと。またこのケーブルの曲がり角は手が入りにくい場所なのでとてもケーブリングがしにくいこと。さらにこれはわかってはいたことだが配線の本数が非常に多かったこと。そして最も問題だったのが図面によるしっかりした検討をすっ飛ばして作業を始めたことである。

だがもう時間がない、今からやり直すことはできない。今回はなんとかぎゅうぎゅう配線を押し込みカバーを付けてこのまま使うことにした。

コンピュータラックの掃除や改良は年末年始とゴールデンウィークくらいしか作業できない。Macが使えなくなるだ。クライアントからの問い合わせにしてもデータ送付にしてもMacなしではほとんど何もできない。だからクライアントから連絡が来ない時に作業するしかないのである。

ではどうするか、次のチャンスはゴールデンウィークである。それまでに図面を描き、しっかり検討し、必要な材料の購入とある程度の加工をすませゴールデンウィークの2日間程度で入替作業ができるようにしようと思う。

思えばこれはコンピュータラックに限った話ではない。どこか部屋の改良をしたり何かを作るときは「これは簡単だから・・・」と甘く見ずに毎回キチンと図面を描いて検討するべきだ。もちろん仕事でもそうである。「簡単な仕事」でも甘く見ず事前検討や期間にゆとりを見るようにしよう。

今年初めの教訓として、これは忘れないようにしようと思う。しっかりブログに書いておこう。というわけで書いた。

改良後のラック(見た目は変わらない)


改良後のデスクトップ(こちらもほとんど変わらない)










2024年12月28日土曜日

2024年を振り返る

 1月

以前撮影した女性ポートレート写真をアルバムとして制作するためデータの再チェックと再現像を始めた。そのため以前作った私の写真データベースに手を入れ使いやすくそして見やすく改良することにした。これにより候補写真350枚を選んび、A4サイズにプリントした。次にその中から100枚に絞り込んだ。選んだ結果もデータベースに反映させた。下はデータベースのメインウィンドウ。自分で作ったデータベースなので使い勝手が良くとても気に入っている。また、カテゴリー欄を設けポートレートの他、花や風景などつまりすべての写真を登録することができるようにした。撮影した全てではなくその中から選ばれた写真のすべてである。現在1140枚ある。


写真のデータベース

2月

今年もビッグサイトで風力展があり、当社は昨年につづき展示物の製作を受注した。昨年制作したジオラマCGの評判が良かったので今年はそのジオラマを模型にして展示することになった。模型製作は模型屋さんに発注したが例によって調整業務はかなりたいへんだった。さらに動画コンテンツまで制作することになりてんてこまい。風力展期間中は忙しく会場には行けなかった。下の写真は別の展示会での写真。ジオラマと模型を並べて展示するのが基本。

風力発電模型

3月

3月中旬になってようやく休みが少し取れるようになった。3月末には家族でお弁当を持ってロマンスカーで江ノ島に行った。新宿から便利なのでカミさんとロマンスカーで昔はよく行った。当時駅前にトニーローマというスペアリブの美味いレストランがあった。海岸を1時間くらい散歩した後でトニーローマでお昼を食べて帰るのが好きだった。残念ながら今はもうない。東京の六本木と三番町にはある。今日はお弁当を持って来た。コサギがいたので写真を撮った。300ミリ(換算600ミリ)にテレコンを付けて1200ミリ相当、これを手持ちでシャッター速度は1/20くらいまでいけるのだからオリンパスはおもしろい。

コサギ


4月

メインのステレオの調子が悪くなりチャンネルデバイダーを入れ替えた。ウチのステレオはマルチアンプという方式なので、3ウェイスピーカー(低音、中音、高音の3つのユニットがあるタイプ)ではアンプは3台必要になる。低音、中音、高音それぞれ別のアンプで鳴らすので。どうしてこんな面倒なことになっているかというと、音が良いから。で、音を分けるための装置がチャンネルデバイダー。これが壊れてしまった。そこで新しいのと交換した。私はオーディオマニアではないが良い音で音楽は聴きたい。だからマニアには怒られるかもしれないが、ケーブルにはまったくこだわりはない。値段が10倍のものに変えても全く変わらなかったからだ。それ以来ケーブルはAmazonとかは使わないにしても普通のものを使っている。ケーブルは音の差はないがマルチアンプはこれは誰が聴いてもすぐにわかるくらいちがう。少しボリュームを上げたときのうるさい感じがない。また、スピーカーとカートリッジは良いものに変えるとかなり音が変わる。それ以外のアンプやCDプレーヤーなどは数万円の安物は除き、ある程度のものは差があるにはあるがスピーカーやカートリッジに比べるとその差は非常に少ない。

新しいチャンネルデバイダー(黒いプレーヤーの下)と3台の真空管アンプ(一番下)


5月

毎年恒例のコンピューターラックの掃除と配線の整理整頓をした。Macが3台のほか、モニター7台、プリンター2台、スキャナー、ハードディスクは10台もあるので配線は結構多い。だが配線がごちゃごちゃしているのが見えるは嫌いなので毎年この時期に掃除と合わせてケーブル類の整理整頓をすることにしている。ただしラック裏側はメッシュの配線カバーをしてあるので配線は見えないようになっている。オカガヤで買ってきたメッシュの布を使って空気は通すが配線は見えないようにしている。
Mac3台とハードディスク10台を収納するラック


6月

久しぶりに手芸、印伝のポーチを作った。それまで使っていたポーチが10年も使ってだいぶ傷んできたのと、今のはちょっと小さいのでひとまわり大きいのが欲しかったので。ファスナータイプとがまぐちタイプの2種類を作ったのだが、がまぐちタイプは金具が他のものを傷つけるかも、と他の持ち物にあわせてファスナータイプと使い分けようと思っていたが実際には傷つけるようなことはなく、がまぐちタイプだけをよく使うことになった。がまぐちはファスナーより開け閉めが楽で気に入っている。ポーチにはポケットティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋、のど飴、めがね、名刺入れ、マスク、i-phoneの充電バッテリーなどが入っている。これらを直にバッグに入れるとカバンの中でどこに行ったかわからなくなり、毎回探すのが大変。ポーチですっきり解決。
ポーチ、幅は18センチある

7月

絵本を作って印刷した。クライアントに福井県での展示会に向けて提案したものが採用された。建設系の展示会はどうしても硬いイメージが強く、時々見かけるキャラクターも「建設くん」みたいなのがほとんど。クライアントは自然災害への対策製品では有名な会社なので、あえて「建設くん」とか「安全くん」みたいなのではなく、森と自然のアンバサダーとして「ふーちゃん」をつくった。ふーちゃんは商品説明などはさせずに自然と人がいつまでも共生できることを願っているいわば「森の精」である。
ふーちゃん


8月

新規に模型の仕事を受注した。建築の鉄骨造に木材を組み込んだ新しい工法の模型。木材を使った模型は今まで作ったことがなかったが、今回は木材の見せ方がポイントになっている。だから製作では木工がかなりの部分を占める。そのためツールをいくつか購入した。テーブルソー、スライド丸ノコ、ベルトサンダー、などなど。今年は本件とは別に製本用に裁断機や大型の孔あけパンチ、中綴じ用の大型ステープラーなども購入した。これらの設備投資に30万円くらいかかったがどれも大活躍してくれている。またアクリルの熱曲げ用の加工機も製作した。これは模型用。
左上から時計回りに「アクリル加工機」「テーブルソー」「スライド丸ノコ」「裁断機」



9月

今年は模型の仕事が結構多かった。海底の地盤改良工法の模型を受注し、これは実製作は模型屋さんに依頼した。あー、船すごいなぁ、3Dプリンターウチにも欲しいなぁ、と一瞬思ったがすぐにそういう案件は模型屋さんにお願いすればいい、となった。この模型、9月末に横浜の展示会に出されたので家族みんなで見に行った。クライアントの会社の社長にも挨拶させていただいた。模型も喜んでもらえてよかった。
模型屋さんにお願いした模型



10月

模型が続くが、当社で製作まで請け負った模型が完成して納品した。1台はシンプルな構成だったがもう1台は地震時の変形を極軟鋼の塑性変形により吸収するダンパーの模型で木材は面外方向への座屈防止として機能する。これを模型で表現するために考えに考え、試作を重ねた。
当社製作の模型2台



11月

図書室の改良にかかったが娘の課題製作とバッティングして図書室はしばらく中止となった。そのため、ぎゅうぎゅうに積んだ本棚は現在本棚として全く機能していない。娘はばかでかい装置をせっせと作っている。置き場所がないので図書室の空いたスペースを使っている。1月までかかるらしい。ま、しかたがない。終わるまで待つことにしよう。
やりかけの図書室


12月

建築土木の仕事がだいぶ落ち着き、代わりに遊園地の仕事がいくつか入ってきた。ただしそれほど忙しくはないので、こういうときにのんびりすることにした。カミさんと娘といっしょにドライブに行ったり、あれこれ今までできなかったことをゆっくり片付けることにした。現在5〜6件ほど新規の仕事の引き合いが来ている。おそらく1月は中旬から忙しくなるだろう。この年末年始だけはのんびりしようと思う。

ドライブに行ったときフェリーから撮った写真これもオリンパスの300ミリレンズ


これがわたしの2024年。





2024年12月17日火曜日

東京湾1周ドライブ

 今日は久しぶりに家族でお出かけ。レンタカーを借りて東京湾を1周することにした。カミさんがドライブにでも行きたいなぁ、と言うので。娘も一緒にみんなで仲良くドライブである。1周と言っても千葉の湾岸地帯はパスして川崎からアクアラインで木更津なので正確には半周である。

家の近くのレンタカー屋さんで車を借りて、首都高の中央環状線から羽田経由でアクアラインで海ほたるに行ってそこで海や羽田に着陸する飛行機などをのんびり眺めて、朝ご飯にちゃんぽんを食べた。味はまあまあ食べられたのでよかった。

海ほたる


ここ海ほたるには昔私がデザインした照明が使われていたが、老朽化ですべて今は違うものに入れ替わっている。何しろ海の真ん中だから20年くらいで交換なのだろう。ま、仕方がない。

以前の照明柱


さて、再び車で、木更津から君津、そして金谷港へ。そこでフェリーを待つ。なんと待ち時間が2時間もあったので、フェリー乗り場の食堂でコーヒーを飲んだり外で東京湾を眺めたりしながらのんびり待つ。

やがてフェリーがやってきた。

東京湾フェリー


フェリーに乗っている時間は短くて、だいたい40分くらい。東京湾内なので波はなくほとんど揺れないし東京湾を行き来する船や遠くに富士山や伊豆大島を眺めながら風もそれほど冷たくなく気持ちが良い。今日はカメラを持ってきたので写真も何枚か撮ってみた。

富士山と横浜 E-M1-II M300 F4.0 f/4 1/8000 ISO1600




富士山、先日土星食を撮影したときの設定のままISO感度が1600だった。やれやれ。


幕張 E-M1-II M300 F5.6 f/4 1/125 ISO200




設定を戻し今度は千葉の幕張、先日模型を持って行った幕張メッセも見える。

伊豆大島と貨物船 E-M1-II M300 F5.6 f/4 1/5000 ISO200




最後に伊豆大島と貨物船。これで写真はおしまい。あとは気持ちのいい海風に当たりながらカミさんとお話ししながらあっという間に久里浜港に到着。

久里浜から30分ほど海沿いを走り三浦海岸のマクドナルドでコーヒー休憩。娘はうれしそうにフライドポテトを頬張っていた。休憩のあと海外沿いをさらに剣崎灯台入り口から三崎港と走って、油壺、葉山とそこから再びバイパスと高速道路経由で帰ってきた。今日は海がテーマなので、首都高でベイブリッジ経由のルート。夕陽を背にオレンジ色に輝く港がキレイだった。だが羽田を過ぎると事故渋滞らしく、羽田から家まで2時間近くかかってしまった。おかげでベイエリアの夜景まで眺めることができたが、家に着いたのは6時過ぎだった。
カミさんと娘を家の前で降ろしレンタカーを返しに行く。

今日のコースは好きなコースなのでまた今度走ってみようと思う。





2024年12月16日月曜日

TEXAS INSTRUMENTSの関数電卓を買う


 


仕事で関数電卓を使うことがある。それほどむずかしい計算ではない、せいぜいsin、cos、tanとその逆数、さらに1/xやxのy乗とか3乗根とかとか・・その程度。

だがこれらを使う以上電卓はどうしても関数電卓が必要になる。私はずっとカシオのFX-602Pという関数電卓を使ってきた。学生時代に買い、社会人になってから買い足して2台持っている。たしか結構高かった。普通の関数電卓の5倍くらいだったように記憶している。このFX-602Pはプラグラム電卓で当時はこれで簡単なプログラムを入れて便利に使っていた。値段が高かったのもプログラミングできるからで、結構人気の機種だった。今でも使っているのは普通の計算でも扱いやすく表示も見やすくすっきりとしたデザインも気に入っていたからである。

カシオのFX-602P


このFX-602Pだが、最近液晶が薄くなって電池を替えてもあまり改善されず、特に書斎は天井照明がなく暗いのでさらに見えにくい。考えてみれば何十年使っただろう、それそろ寿命でも仕方がない。新しい電卓を買うことにした。ヨドバシとかAmazonで調べてみることにした。そこで見つけたのがこの3機種


カシオ、シャープ、キヤノンの関数電卓。どれも結構安い。一番高くても2500円くらい。安いものはその半分くらい。結構長く使うものなので1万円くらいしてもいいのだけれど、今の人は電卓にお金はかけないのだろう。
もちろんもう少し高い関数電卓もあるが、前述の通り私はそれほど長い計算式を使うわけでも計算式を記憶させる必要もないので、表示は1行でよい。1行表示でシンプルなものを探したら安いこの3機種にたどり着いたということである。

この3台、決して悪くはないのだが、なんとなく気に入らない。ちまちました感じが気に入らない。そしてこの3機種すべて同じものに見える。違う会社が作っているとは思えないほどどれもよく似ている。まるで三つ子の兄弟のようだ。まあ他に選択肢がないならこの中から選ぶかな、ただしカシオはソーラーパネルなので今回はパス、書斎は天井照明がないので暗くソーラーパネルはおそらく発電しない。

しかしここでふと思いついて「ボタンが押しやすい関数電卓」とか「シンプルですっきりした関数電卓」とかでグーグルで一般検索をかけてみた。そこにはだいたい上の3つと同じようなものばかりが並んでいたが、ふと違うものを1つ見つけた。
それがTEXAS INSTRUMENTSの電卓だった。テキサスインストゥルメンツ、まだあったのねこの会社。
デザインはあきらかに国産3社とちがう。よく使う三角関数などのボタンが大きい。これ、いいかも。さらにデザインもすっきりしていてちまちましていないのがいい。
というわけで注文したらすぐに届いた。値段もこれもそんなに高くなく5千円くらいだった。

TEXAS INSTRUMNTSの電卓




使いやすそうなキーレイアウトで良さそうなのだが、2つ問題点があった。1つはすごく軽く、しかも電卓のウラがスルスル滑るので手に持つ分にはよいが、机上に置いて使うと簡単に動いてしまって使いにくいこと。

私は電卓を手に持つことはほとんどない。Macで作業しながら必要なときに机の上に置いて右手でちょこちょこっと計算してその結果をMacに入力する、またはメモ用紙にスケッチを描きながら数値を計算したりという使い方が多い。机の上に置いたまま使う。だから滑るのは困る。対策としては単純に裏に滑り止めのゴムでも貼ればよいのだが、ふと思い立ち台を作ることにした。台を付けた理由はMacで作業しているとき水平に置いた電卓の表示をのぞき込むときのがめんどうだったからで、電卓の方が少し傾いてくれたらのぞき込まなくてもよいと考えたからである。

台を付けてみた



台は模型製作で余っていた透明アクリルの端材を使った。厚さは5ミリ、先日製作した加工機で熱曲げで成形した。ウラ面にドリルで浅い穴を掘りそこに滑り止めのゴムを貼った。ついでにデスクペン立て用の孔も空けた。仕事しながらメモを取ることが結構あるのだがそのときペンを引き出しから出すのはめんどうだし、机の上に無造作に置いておくのも好まない。だからペンスタンドが欲しいとずっと思っていた。画材屋や文房具屋に行くと時々探していたのだがどれも全く気に入らなかった。だから電卓のスタンドにペンを立てるのは我ながらグッドアイデアだった。

ペンスタンド部分



ペンスタンドは下にゴムシートを円形に切り抜き貼っておいた。

2つ目の問題点は、どうもボタンのメンブレンが今ひとつでしばらく使わないとボタンが硬くて押しにくくなること。これは結構辛い。使う前にボタンのマッサージが必要らしい、やれやれ。アメリカのおおらかさなのか製造国はフィリピンのようだが南の島のおおらかさなのか、まあいい、かかるマッサージしてから使いましょ。

さて、この新しい電卓と台、表示は古いFX-602Pよりはだいぶ見やすくなったし使いやすくなったのでよかった。もうひとつ、FX-602Pには自動OFF機能があり、電池を消耗しないようにある程度操作しないと自動で電源が切れるようになっていた。便利な機能ではあったが計算結果を見ながら作業しているので5分後にもう一度いくつだったっけと電卓をのぞき込んでもOFFになっていて計算結果は残っていない。すぐに結果をMacに入力すれば良いのだがそうはいかないことも多い。すると再計算になる。メモしておけばよいが毎回面倒ではある。だがこのテキサスインストゥルメンツの電卓は自動OFFは同じように付いているがONボタンを押すと先ほどの計算結果を覚えていてくれる。これは今の国産電卓もそうなのかもしれないが大変便利だ。自分でOFFボタンを押したときは覚えていないというのもよい。

さて、この台付き電卓だが、持ち運びには向かないが私は電卓を打合せに持って行くことはここ数年一度もない。出先ではi-phoneの電卓機能でまあ何とかなるからだ。だからこれは卓上専用で全く問題ない。ちなみにこの電卓はスリーブが付いているのでスリーブを台に貼り付けたので電卓だけを取り外して持ち運ぶことも電池交換もできる。

スリーブから本体を外すとこうなる



FX-602Pは1台は今まで通り作業台のところで使う、今回新しい電卓に変えたMacの机で使っていたものは工房で使うことにしよう。作業台や工房は明るいのでこの電卓でも何とかなるから。

ところで最近電卓も卓上時計もそうだが、デジタル表示で文字が光るものってあまり見なくなった。消費電力が大きいので大きな電池やACアダプターが必要でハンドリングが悪いのはわかるが、例えば関数電卓で文字がオレンジ色に光ってサイズも少し大きくてペーパーバックくらいあって乾電池でリチャージャブルバッテリーも使えるなんてのがあったらいいなぁ、とふと考えてしまった。時計の方は少しはあるようだが、表示が光ることをデザイン要素として上手にさりげなくデザインされた良品は少ないように感じる。時計の理想は時刻のみで曜日や温度計など余計な物はなしでシンプルでただし文字フォントは十分考えられたものであってほしい、そして文字色の色温度を電球の昼白色から電球色の間で調整できたらいいなと思う。ウチのSEIKOの電波置き時計は文字が光るタイプだが色は変えられない、フォントもいまひとつ。電卓はさすがにACアダプターではどうにもならないし単3電池4本で1週間でバッテリー切れではクレームの嵐なのだろう。でもだれかつくってくれないかなぁ。そうね50年代のスペースエイジデザインなんてのもいいな。





2024年12月14日土曜日

具なしカレーと楽しい家族の時間

 打合せで出かけた帰りに家族と待ち合わせをしてオカダヤで布地を買ったりデパ地下でクリスマスケーキの予約をしたりして、それから食事をして帰った。帰りに近所のスーパーマーケットで買い物をしていたら娘とカミさんが「たまにカレーもいいね」と珍しいことを言うので、それならば、とカレーの材料も買って帰った。そう、ウチではカレーはあまり作らない。年に数回で、1度作ると3ヶ月から半年は作らない。外でも食べない。会社勤めしていたときは付き合いで昼食にカレー屋さんに、というのも何回かあったが自分から進んでということはなかった。カレーはいつまでも口に残るのがあまり好きではないから。でも時々食べたくなる。KFCのチキンみたいなもの。KFCのチキンも時々食べたくなるが一度食べるとしばらくはいい。

それが娘とカミさんが食べたいと言う、これはめずらしい。というわけで明日の夕食は久しぶりの「具なしカレー」にしよう。


具なしカレー


具なしカレーとはその名の通り具が入っていないカレーで、我が家のカレーはいつもコレ。実際には豚バラブロックのかたまりと人参が丸々1本入っているが、これはカレーの具ではなく、つまりカレーの中で煮込むのではなく、圧力鍋で柔らかく煮込んだものを飯と同じようにカレーをかけて食べる。で、カレーの方には何も入っていない。だから「具なしカレー」と呼んでいる。材料は豚バラブロック2本、人参6本、タマネギと市販のカレーのルウとS&Bのカレー粉、その他である。

まずはタマネギをみじん切りにして弱火でよーく炒める。テフロンのフライパンを使って油は1滴も入れない。炒め始めると始めタマネギから水分が出てくるので焦げることはないが、10分くらい経つと水分がなくなってくる。やかんで湯を少しずつ回しかけながら炒め続ける。焦げたりきつね色に色づいてもタマネギは雑味が出てうまくない、弱火で湯を少しずつ回しかけながら最低でも1時間、できれば1時間半くらい炒める。

1時間半炒めたタマネギのみじん切り



今日は娘が手伝ってくれた。いろいろ話をしながら料理をする。料理は何でもそうだがこの1時間ちょっとを「面倒だ」と親が感じてそれが態度に少しでも出ると娘には「料理はめんどうなこと」という意識が確実にすり込まれる。そうなったら、まず手伝ってはくれないか、手伝ってくれたとしてもイヤイヤとなる。

さて、娘がタマネギを炒めているヨコで私は豚バラと人参を準備する。人参はピーラーで皮をむき、よく洗ってから上下をカットする。豚バラは大きめにカットして鉄のフライパンで強火で軽く炒める。鍋に入れ、別で沸かしてあった湯を入れる。

豚バラブロックと人参




火にかけ沸騰し始めたらアクを取る。そこにタマネギのみじん切りを1時間以上炒めてペースト状になったものを加え、圧力鍋に最低でも1時間以上煮る。

話は変わるが、今日たまたま情報サイトを見ていたらコロッケは1時間とか手間がかかる割に・・・お店で売ってる出来合いのものはおいしいし・・・作り甲斐のない料理だよね・・・なんて書いてあった。こういう記事はネット社会のマーケテイング指向の問題が露呈する格好の題材で、読者はみなマトモに料理なんか作らないのが集まって皆こぞって「そーだよねぇ」の大合唱になる。マーケティング指向というのは「いいね」欲しさに耳ざわりがよく何となく共感が得られるようなネット特有の思考形態で、たとえば料理なら「1日働いて疲れているから料理にそこまで手をかけずに簡単におしいものを作りたいあなたへ」みたいなのを言う。少々オツムの弱い人たちがコロッといってしまう指向で、ネット社会ではこういうのばっかりなのである。もしここで「コロッケは家で作るよ、別に特別ではないし自分で作るとおいしいから」なんて言おうものなら総スカンを食らう。一生懸命やる人よりそうでない人の言い訳の集合の方が圧倒的に強く声も大きいからである。人は良いことで結ばれるより弱みで結ばれる方が絆が強い困った生き物なのである。

だがあえて言いたい、決してそうではない。ダメな人に合わせる必要はない。そして何より合わせることでどんどん人はダメになっていくのだ。

考えてみれば、料理で1時間なんて決して特別ではない。「ロールキャベツ」だって「ちらし寿司」だって「豚の角煮」だって「ミートソーススパゲッティ」だって「ぎょうざ」だって「春巻き」だってどれも特別な料理ではないが1時間以上かかる。また、市販がおいしいと言ったってコロッケは家で作れば「うま味調味料」が入らずいい挽肉を使ったジャガイモの風味が生きている本当においしいコロッケを作ることができる。先の「そーだよねぇ」の連中に組みすると料理は面倒なもの、あと片付けはやりたくないこと、という空気が家庭に蔓延することになる。さきほど書いたようにすっかり刷り込まれた子供たちも親と同じように感じ考えるようになる。絵に描いたような不幸の始まりである。

ウチでは料理とはおいしいものを作る「楽しい時間」である。だから今日も夕食後「明日の下ごしらえちょっと手伝わない?」と聞くと娘はうれしそうに「やる、やる」と言って手伝ってくれる。

後片付けだって同じで、楽しい食事の時間の延長なので、「さーてと」と言うとみんな「私が洗う〜」とただの一度も押し付け合いなど起きたためしがない。

料理だけでない。先日の模型の納品でも、「来週模型を会場に持って行くんだけど手伝ってくれる?」と聞くとみんなで手伝ってくれる。決して「えー」なんて誰も言わない。会場でカミさんと娘と一緒にエッサホッサ模型を運んでいると、客先の担当者が「いいなぁ」なんて言ってたけど、ウチでは普通のことである。仕事のお手伝いができて楽しい、と感じてくれる。それで終わったらご苦労様で少し奮発してみんなでおしいものでも食べて帰ろうか、となる。

また、先週末土星食があった。土星が月の向こう側に隠れる現象で、日本ではかなり広い地域で見られた。


土星食直前(月の左上に見える点が土星)Olympus E-M1ll+ED300+MC20


ウチのカミさんは特に天体が好きというわけではないが、私が外に出て見ているとやってきて「どう?」というので見てごらん、と天体望遠鏡で覗いてもらう。あれが土星?などと言っていた。娘も私と一緒に眺めていた。寒かったけど。

思うに、例えば結婚前に付き合っているときは何でも相手の興味あることを一緒に楽しんでいたのに結婚して何年か経つとそうでなくなるのはなぜ?。なぜ何もかにも面倒くさくなるの?テレビでくだらいバラエティ番組やi-phoneのゲームの方が一緒に土星を見るよりよくなるの?さっぱりわからない。「あ、そう、私はいいや、面倒くさいし寒いから・・・」そばで会話を聞いている子供は「めんどうくさい」が口癖の子供になる、間違いなく。

一緒に楽しむなんてごく当たり前のフツーのことができなくなっている家庭が実に多いようだ。どこかでボタンを掛け違う前によーく考えた方がいい。教育とは子供に何かさせたり禁止したりではなく、どう感じるようになってもらうかが最も大切なのである。

さて具なしカレーだが、圧力鍋の後しばらく放置して冷ます。次に中の人参と豚バラブロックをトングでそーっと取り出し皿によけ残った汁は油が白く固まっているので取り除く、さらに濾し網で濾しタマネギの出がらしも取り除く。澄んだ濾し汁にカレーのルーを溶かし火にかけ温める。取り出した人参と豚バラブロックは軽く洗って表面のタマネギの残りを洗い流す。豚バラも人参も圧力鍋で煮たのですごく柔らかいので丁寧に扱う。最後にこれらをカレーの鍋に戻し弱火で10分ほど温めたら完成。






2024年11月26日火曜日

あさりとマッシュルームのマカロニグラタン

 


少し前フランフランに寄ったらイイ感じのグラタン皿があったので買って帰った。最近スーパーマーケットの生魚コーナーでよくアサリを売っているのを目にするので、娘に「アサリのグラタンなんてどう?」と聞いたら「うん」というのでアサリを4パック1000円分とマッシュルームを500円分くらい、マカロニと牛乳を1パック買って帰った。これでだいたい4〜5人分のグラタンができる。

まずあさりは軽く洗ってからステンレスのボウルに塩水を入れ、アサリをそーっと入れて砂抜き。だいたい1時間半くらい。ほんとうは半日くらいかけたほうがよいが・・・。

次にマカロニを茹でるため大きな鍋に湯を沸かす。沸騰する前に塩を入れる。ステンレスの鍋は沸騰してから塩を入れると突沸することがあるので、沸騰する少し前に入れた方がよい。塩の量はスパゲティと同じでスープなどの塩加減と同じくらいの塩気にして茹でる。

マカロニを茹で始めたら、次にアサリの酒蒸しを作る。ここがポイントなのだが、アサリは殻付きでグラタンには入れない。食べにくいし、アサリもたくさん入れられない。レストランなどではアサリがそれなりに入ってますよ、を演出するため殻付きだが家ではそんな必要はない。

で、まず酒蒸しにする。中華鍋を熱してサラダ油を入れてなじませ捨てる。そこに砂抜きしたアサリを全部入れて強火にする。混ぜない。ニンニクをほんの少し細かく刻んで入れると同時に白ワインまたは日本酒を注ぐ。コップ1杯より少し多め。

強火キープでフタをする。3分くらいでアサリが全部開くので、片手鍋にザルをのせ中華鍋のアサリをあける。片手鍋のアサリの汁はとっておく。この汁がアサリの身より大切なくらい。ザルのアサリを深皿にあけ、少し冷ましたらティースプーンで身と貝殻を分ける。これはカミさんと娘が手伝ってくれた。このときにんにくのかけらも取り除く。

1000円分のアサリも身だけにするとほんのちょっとである。だからあさりはスーパーマーケットで4パックくらい買う必要がある。

次に少し深いフライパンにオリーブオイルを入れ弱火にかける。バターをたっぷり入れて溶かす。そこによく洗ってざっくりと刻んだマッシュルームを入れて炒める。理想は直径2センチくらいのマッシュルームを切らずにそのまま入れたいところだが、売っているマッシュルームだいたい3センチから4センチくらいある。だから4等分くらいに切る。マッシュルームをある程度炒めたら油分はフライパンに残し網でマッシュルームをすくい、深皿によけておく。

残った油とバターに小麦粉を加え中火にかける。油分が足りなければオリーブオイルを足す。小麦粉がペースト状になりふつふつと細かな泡が立ち始める。少し火を弱めさらに1分ほど練るように炒める。

そこに冷蔵庫から取り出したよく冷えた牛乳を一気に注ぎ、ヘラと泡立てなどでよく混ぜる。牛乳は冷たい方がダマになりにくい。つまりペースト状の小麦粉との温度差がダマにならない条件となる。だから家庭では冷たい牛乳を一気に注ぐ。

ペースト状の小麦粉が牛乳に溶けたら強火にして良く混ぜながらホワイトソースを作る。このとき何があっても混ぜる手を休めてはダメ。手を一瞬でも休めるとダマになり台無しになる。ココがこの料理の最も気を使う部分。

やがてホワイトソースがクリーミーになりプツプツと沸騰してくる。弱火にしさらに1分混ぜ続ける。火をとめさらに1分混ぜたら塩を少し加え味を調える。ホワイトソースの完成。

ホワイトソースに茹で上がってザルにあけ余熱で水分を飛ばしたマカロニとアサリの煮汁を入れて混ぜる。再び火をつけ、よけておいたマッシュルームとアサリも加え加熱する。沸騰したら火を止めグラタン皿に適量入れる。このときグラタン皿のフチにはホワイトソースが付かないよう気をつける。付いてしまったらペーパーで拭き取る。フチに付いたままだと焦げるのでできあがりがキレイにならない。

最後にピザ用のチーズをたっぷりふりかけ、バター少々と牛乳をスプーン1杯回しかけ、オーブントースターで7〜8分チーズに焼き色がつくまで焼く。

最高に美味しいアサリのマカロニグラタンの完成。アサリの砂抜きにかけた時間をのぞき、実質の調理時間は45分くらい。


ちなみに私は料理の時いちいち調味料の分量は量らない。何度か作っているウチにおおよその分量は見当がつくようになる。また、たとえば今回のホワイトソースの時の牛乳の量などは少し少なめで始めて足りなければ少し足す方法で調整ができる。全然足りないようではオハナシにならないが微調整なら可能である。塩加減も少なめにしておき、最後にもう一度調整することもできる。入れすぎた塩を引くことはできないが足りない分を少し足すのは簡単である。調整しやすい方向でサバをよみながら作ればいちいち大さじだのカップだのめんどうな計量は必要ない。また、ホワイトソースを混ぜているときなどは全く手を離せないが、たとえばアサリを酒蒸しにしている3分間は横目で時々眺めながら他のことができる。じっとそばに付ききりの必要はない。そういう時間を使って道具を洗ったり片付けたりすれば、あとが楽だ。




2024年11月13日水曜日

古いレコード、古い映画、図書室

 今日は池袋に先日製作した模型を運び設置した。カミさんと娘も手伝ってくれた。帰宅後、以前読み込んだFM Transmission BarricadeをiTunesで聴いていると懐かしいFra Lippo Lippiがかかった。ノルウェーのデュオグループ。昔、芝浦のライブハウスにカミさんと結婚する前に聴きにいったことがある。ものすごく混んでいて途中で出てしまったが。確かレコードがあったはず、とレコード棚を探すと出てきた。

Fra Lippo Lippi と Isabelle Antena と It's Immaterial


ついでにIsabelle AntenaとIt's Immaterialも。Antena(アンテナ)の方は1年くらい前にも聴いた。これもコンサートに行ったことがある。まあまあだったかな。ちなみにAntenaはフランスのグループでボーカルの女の人の名前がIsabelle Antenaでグループ名がAntena。ベルギーのクレプスキュールレーベルからレコードが出て、のちに他のレーベルからも出たようだがクレプスキュール時代がよい。It's Immaterialはイギリスのバンド。歌詞は小学生みたいだけど曲作りがうまい。

レコードは保存が良いと何年経っても劣化しない。特に皮脂に気を使う必要があるがレコードをあつかう前に石けんで手を洗えば問題ない。手を洗わずにレコードに触れるとどうしても皮脂がレコードのフチに付く。このフチの皮脂にカビが生える。カビはスリーブの中で盤全体に広がる。そうなるとクリーニングしても完全にはなくならない。相手はカビである。根を生やすのでとれない。いろいろなレコードクリーナーがあり、中には盤を水槽に漬け超音波でクリーニングするものまである。これでダストは取れるだろうがカビはどうだろうむずかしいと思う。それより毎回丁寧に石けんで手を洗えばクリーニングはベルベットのレコードクリーナーで軽く拭くだけで十分である。その方が結果として楽である。レコードに限らず汚れたものをキレイにするより、汚れないようにするほうがトータルでは楽なことが多い。たとえばバスルームにカビが生えたとする。タワシでゴシゴシやってもなかなか落ちない。レコードはタワシなんて使えないからカビを完全に落とすのは不可能だと思う。

私のレコードはもう何十年も前のレコードでもほとんどノイズはない。この3枚、今日はもう遅いので今度聴くことにしよう。

夕食の時カミさんが久しぶりに古い映画を観ていた。オードリーヘップバーンとケーリーグラントのシャレード。オードリーヘップバーンはローマの休日の10年後だが10年でずいぶん歳を取ったなぁ。映画そのものもそれほどおもしろくない。


だが、この映画ですごく気に入っているシーンがある。それはこのおじさん。すごくいい。これ、今の日本人なら少なからずなんとか金を取ろうとするだろう。だがこのおじさん、何かの間違いだと思ってました、と何も要求せずニコッと微笑み返してくれる。
傲慢な金持ちと哀れな貧乏人ばかりになった今の日本人の何パーセントくらいがこのおじさんのように生きられるだろうか。もらえるものならもらわなければ損、ダメ元で理不尽な要求をしてみる、私はカワイソーな人だから・・・、そんなのばかりになってしまった今、この映画のこのシーンは実に気持ちがいい。そして自分は何があってもこういう風に生きたいな、と思うのだ。


さて、現在仕事はだいぶ少なくなり、今現在アクティブな仕事はほんの数件となった。つまり自由な時間がようやくとれるようになった。そこで図書室のリニューアルを毎日少しづつ進めている。まずは既存の本棚を少しずらして配置し4台+両側に1台ずつ文庫本の本棚を置き、これらを緊結させた。そして分解撤去する本棚の本やファイルなども一旦積み重ねてこの本棚に入れた。

工事中の図書室



空になった古い本棚は解体して処分する予定。

空になった本棚とラック


寒くなると作業は辛くなるが、のんびり毎日少しずつ作業することにした。終わらなければ来年の春までお休みして暖かくなってから再開したのでもよいかな、と思っている。考えてみれば仕事ではないので期限を切って必死になる必要もないと考えを変えたからである。だから予定も立てない。

今日は池袋の設置のあと、カミさんと娘と軽く食事をしてそのあと喫茶店でコーヒーを飲んでのんびりした。チェーン店の喫茶店。コーヒーの味はまあまあで、こう言っては何だが家で作るコーヒーの方が美味い。食器はこれはロイヤルコペンハーゲンかな、まあまあ。でもまあ落ち着いた雰囲気だしのんびりはできるので時々利用する。

コーヒー