最初にフィルター全般について。フィルターで最もよく使われているのはレンズ保護フィルターだろう。レンズは高価なので汚れたり傷が付いたりしたらたいへんなので、保護フィルターを付けるのが一般的だ。保護フィルターは安いので、汚れたり傷が付いたら交換すればよい。ちなみに保護フィルターを付けると画質が劣化するので付けないという人もいるが、まあ個人の自由だからいいが、強い逆光の時以外ほとんど差はわからなかった。なので画面の中に白飛びするくらい明るい光源が入っていなければ気にする必要はないだろう。
ちなみに天気の良い日、陽がまだ高い時刻に太陽をフレーム入れて撮影するのはやめておいた方がいい。カメラが焼けてしまうことがあるので。一眼レフではカメラだけでなく目を痛める可能性も高い。
さて、その他のフィルターに関しては、フィルムカメラの頃は様々な特殊効果フィルターがあったが、今はフォトショップなど画像処理ソフトでもっと効果的に編集できるので、そのほとんどを使う必要がなくなった。
今でもよく使われる特殊効果フィルターは、今日紹介するPLフィルターとNDフィルターくらいだろう。
NDフィルターは暗くするフィルターで、どうしても長いシャッタースピードで撮影したい時や、非常に明るい外で被写界深度を浅くしたいため絞りを開放にしたらシャッタースピードが1/2000秒でも明るすぎるような場合などで使う。NDについては別の機会に使い方を紹介する予定。
さて、PLフィルターだが、これは主に、水面の反射などを抑える効果があるフィルターだ。
原理は少々専門的だが、光には波としての性格と粒子としての性格の2面性があり、このうち波としての性格に対応して効果を発揮する。
光源からの光はタテ波もヨコ波もナナメもあるが、何かに反射した光は、反射した物の表面に垂直な波が多く反射され、水平な波はあまり出ない。そんため、垂直な向きの光の波を除去できれば、反射する光をあまり見えないようにすることができる。
PLフィルターは目に見えない細いスリットが多数並んだフィルターで、スリットの向きと同じ波は通すが、スリットと直角な波は通しにくくなる。
カメラのレンズにPLフィルターをつけたときは、フィルターは回転式になっているのでくるくる回すとスリットが回転し、反射光を通したり、あまり通さなくなったりと変化する。
百聞は一見、まずは例を見てみよう。
まずは最もオーソドックスな水面の反射のコントロール。
今回はフィルターを付けたり外したりが面倒だったので、フィルターはつけっぱなしで反射最大と反射最小の比較。
サンプルの写真はすべて右側(下)がPLの効果により反射光を最小にしたもの。
空の反射を撮りたいのか、水の中の魚や石を撮りたいのかで決まる
ただし、水面の角度が浅いとPLを使っても反射はあまり減らない。湖に富士山が写って見えるような場合だ。
ガラス窓の場合、たとえば店の中をよく見せたいがガラスが反射して困るときに使うことが多い。
ただしPLは鏡や金属の反射には効かない。これらの反射には光の波のタテもヨコも含まれているため。
PLの効果があるのは、他にも例えばアパートメントのモデルルームの写真など、フローリングの反射を抑えた写真など。一概には言えないが反射が少ない方がシックに見える。
ただしPLは鏡や金属の反射には効かない。これらの反射には光の波のタテもヨコも含まれているため。
PLの効果があるのは、他にも例えばアパートメントのモデルルームの写真など、フローリングの反射を抑えた写真など。一概には言えないが反射が少ない方がシックに見える。
ただしある程度光沢があった方が良い場合もあるので、効果を変えて何枚か撮影するのがよい
木の葉の表面のテカリもコントロールできる。
これも一概にどちらが良いとは言えないがかなり印象が変わるので、撮り比べてみるのもおもしろい
最後に空気中の水蒸気により景色がカスミがかかったように見えるときもPLである程度パキッとした写真にすることができる。これは空気中の水蒸気1粒1坪の反射に対してPLがかかることを意味する。ただし上のサンプルのようにPLの効きの山をつかみにくい。
露出計を見ながらAモードで最もシャッタースピードが長くなるときに最も強く効いているので、PLを回しながら確認するとよい。
木の葉の表面のテカリもコントロールできる。
これも一概にどちらが良いとは言えないがかなり印象が変わるので、撮り比べてみるのもおもしろい
最後に空気中の水蒸気により景色がカスミがかかったように見えるときもPLである程度パキッとした写真にすることができる。これは空気中の水蒸気1粒1坪の反射に対してPLがかかることを意味する。ただし上のサンプルのようにPLの効きの山をつかみにくい。
露出計を見ながらAモードで最もシャッタースピードが長くなるときに最も強く効いているので、PLを回しながら確認するとよい。






