2021年12月16日木曜日

RAW現像、モノクローム写真


今日はRAW現像のこと。カラー情報を持つRAWからモノクローム写真をつくる。

モノクローム写真を撮るとき、フィルムカメラ時代は、カラーフィルムとモノクロームフィルムを使い分けていたが、現在ほとんどのデジタルカメラはカラー対応のため、カラーデータからモノクローム写真を生成することとなる。

一部に、モノクローム専用のデジタルカメラや、モノクロ撮影モードを持つカメラもあるが、あまり一般的ではない。

それにカラーデータからモノクロ写真を生成するメリットもある。

今回はそのメリットを説明しながらモノクローム写真をどう現像し、画像補正するかを解説する。

いつものようにRAW現像には、Adobe PhotoshopプラグインCamera RAWを用い、画像補正の一部はPhotoshopで行う。

まずは今日の写真データ。


Camera RAWで開き、白黒ボタンをクリックする。
さらにCamera RAWで若干露光量を上げた。
さっそく今日のメイン。白黒ミックスの調整。
白黒ミックスというのは、カラー写真のどの色をどの程度明るくモノクロに変換するかを決める。
レッド、オレンジ、イエロー、グリーン...と各色をコントロールできる。
これが冒頭に述べたメリットだ。

例えばレッド(赤)のスライダーを下げると、赤い部分が暗くなる。

写真で赤いのは唇だから唇だけが黒っぽくなる。


レッドのスライダーを-70、唇だけかなり濃くなった。
まるで真っ赤な口紅をつけているようにみえる。

逆にレッドのスライダーを上げると、唇はどんどん白っぽくなる。

レッドのスライダーを+70、唇に色がなくなったように見える。

もちろん、通常ここまで大きく変えることは少ない。


今回は少し色を落として無機的にしたかったので+40とした。

次にオレンジ。
オレンジは人の肌の大部分をコントロールするポートレートでは重要な色。


オレンジを-50、肌が黒ずんでしかもムラが出てしまった。


オレンジを+50、今度は白くすっ飛んでしまった。


今回はオレンジは+30とした。
+30だと少し明るすぎる、でも他とのバランスは+30くらいがいい、そんな場合はここで露光量を微調整する。
この写真でもわずかに露光量を下げた。

イエローは肌のハイライト部分をコントロールする。
今回は変更なしで良いだろう。
他にグリーン、アクア、ブルー...とあるがこの写真には青系マゼンタ系の色がほとんどないので説明は省略する。

次にトーンカーブ
トーンカーブというのは暗い部分から明るい部分までのつながりを調整するツールだが、扱い方を知らないとちょっと難しいアイテムだ。


トーンカーブではまず最初にグラフのラインの中央をクリックしてここに鋲を打つ。
全体をパキッとさせたいときはこの鋲を少し上げ、マイルドにしたいときは下げる。
この写真ではそういった調整は不要なので鋲は打ったまま動かさない。
動かさないが必ず中央にまず打つことがポイント。

この写真では髪の毛の部分がほとんど背景と同じなので、少しだけ明るくしたい。
そこで左側につめの鋲を打ち、ここをわずかに持ち上げる。
暗い部分が少し明るくなる。中央に鋲を打ってあるので明るい部分は変化しない。


髪の毛と背景が少しはっきりした。あまりやりすげていけない。
この程度で十分だ。
次はノイズ除去など。


必ず目を入れた100%表示以上の倍率で行う。拡大せずに操作してはダメだ。
今回は200%表示で調整した。

これでRAW現像は完了だ。
データをPhotoshopに引き渡し、Photoshopでレタッチを行う。
レタッチが必要ない場合はそのまま保存して完了となる。

今回は少々レタッチが必要だ。

右目に髪の毛がかかっている。これは以前お人形の写真のレタッチで説明した。
キズや汚れ同様にレタッチすればよい。頬の部分は簡単だが目の部分は少し難しい。
今回は説明を省略するがリンクの説明を読んで試してほしい。
最後に背景の一部が白っぽくなっているところを他と同じように黒くする。

絶対にやってはいけないのが、選択範囲を作って黒で塗りつぶすこと。
背景は真っ黒に見えても階調が残っているからだ。
そこで、ここも以前書いたコンテンツに応じた塗りつぶしで黒くする。
こうすれば背景の他の部分(黒い部分)と調子をあわせた黒で塗りつぶしてくれる。
最後に以前説明した少し柔らかく仕上げるひと手間をかけ、完了。


目指していた無機的でありながら優しいイメージに仕上がった。

このように現像の際、調整しながら思う方向に持って行くことができるところがRAW現像の楽しみと言える。







2021年12月15日水曜日

パーセル 束の間の音楽

今日は音楽の話。レコードとCD「束の間の音楽」。

アルバムタイトルの「「束の間の音楽」はパーセル作曲の歌曲。6分程度の短い歌で、詩も短い。

お気に入りのレコードとCD。パーセルの楽曲を現代風にアレンジしている。普通こう言うのは大失敗することがほとんどだが、これは例外的に素晴らしい。

束の間の音楽、パーセルの楽曲に基づく即興演奏、
演奏はラルペッジャータとクリスティーナプルハーとある。

レコードを買って聴いて良かったのでCDも買った。こういうことは時々ある。
逆にCDを買って気に入ったからレコードを買うというのは少ない。
レコードが再ブームらしいが、それでもやはり種類が少なく、探しても見つからないことの方がほとんど。
さて、イギリスの作曲家パーセルは詩も良いが曲だけ聴いていてもすごく良いので、今まではあまり詩の意味は考えていなかったが、ふと「束の間」ってなんだろう、と思い調べてみた。

その前に歌詞

Music for a while
Shall all your cares beguile.
Wond'ring how your pains were eas'd
And disdaining to be pleas'd
Till Alecto free the dead
From their eternal bands,
Till the snakes drop from her head,
And the whip from out her hands.
Music for a while
Shall all your cares beguile.

(CD、レコードのライナーノーツより)


輸入盤なので対訳はない。
少々難しいが挑戦してみよう。



束の間の音楽

それはあなたのすべての悩み癒やす。
束の間の音楽は不思議に思う。どうしてあなたの痛みが消えたのか。
そしてあなたが喜ぶことをいぶかしく思う。
アレクトーが死者を永遠の束縛から解き放ち、
彼女の頭の上の蛇や手に持った鞭が滑り落ちるまでそう思いつづける。
束の間の音楽
それはあなたのすべての悩み癒やす。

ジョン・ドライデン作
パーセルの歌劇「オイディプス王」から

3行目と4行目は、音楽を主語にし、音楽に感情があるかのように歌われている。

歌劇「オイディプス王」のオイディプス王の物語は、ギリシャ3大悲劇のひとつ。
そうとは知らず実の父を殺し、母と交わって子をなした王子が事実を知り破滅する話。
詩に出てくるアレクトーは罰を与える女神で、罪人の心に取り憑き破滅させる。

歌詩だけサッと目を通すとたいした歌ではないが、オイディプスとアレクトーのことを知ると、ものすごくシュールな歌となる。
だが曲はひっそりとした孤独感はあるものの、それだけであまり悲劇的ではない。
淡々とした寂しさがパーセルの魅力だと思う。
さて、トーレンスのレコードプレーヤーをどうするか、つまりカートリッジをどうするか考えていたが、馬鹿馬鹿しくなったのでもう考えないことにした。何とかもう少し安い低インピーダンスのMCはないかなどといろいろなショップを調べているうちに、やっていることがまるでオーディオマニアみたいだ、と気づき、やめてしまった。
そんなことに時間を費やすより、このレコードみたいな音楽にたくさん出会うほうがよっぽどいい。

なのでカートリッジのことはもう考えない。
それよりレコード棚がだんだんいっぱいになってきた。


アリアドネー像

レコードの棚の守り神。もう何枚かレコードが増えるとアリアドネーにはナクシス島に帰ってもらわないといけなくなるが。

2021年12月13日月曜日

古いフィルム写真のレタッチ-3


古いフィルム写真のレタッチ、今回が最終回
今日はゴミ取り。
フィルム写真に限った話では無いが、スキャンした画像にはキズやゴミなどがある。これらを取り除くのはチマチマした作業だ。
だがPhotoshopにはいくつかのツールがありキズやゴミの大きさや部位に応じて使い分けをすることで効率的な補修が可能だ。
毎回スタンプツールだけを使っている人も多い。他のツールを使わないのはもったいない。ぜひ試して欲しい。
さて、ではキズやゴミに使うツールには何があるか。

まずは定番スタンプツール(正しくはコピースタンプツール)。コピー元を指定してコピー先にペタっと貼り付けることでキズやゴミを補修する。



これは定番なので知らない人はいないだろうから説明は省略する。

また、コンテンツに応じた塗りつぶしも前回説明した。ある程度広いエリアでかつあまり複雑でない場合有効な方法だ。

今日は修復ツール3種類について説明する。

今日使う写真はこれ。


この画像ではわかりにくいがキズやゴミが結構多い。










細かいキズやゴミが結構ある。
そしてこの写真を選んだ理由はこれ。


顔の部分に大きなキズがある。
非常にやっかいなキズだ。
これらを修復していく。
まずはスポット修復ブラシツール



ブラシの大きさを調整し、キズ、ゴミ部分をなぞると自動的にまわりの画像に合わせて修復してくれる。

ごく小さなキズやゴミなどで、背景が単純なときはこのツールでうまくいくことが多い。なにしろただキズをなぞるだけなので簡単だ。スタンプツールのようにコピー元を指定する必要も無い。

次が修復ブラシツール


これはスタンプツールとほとんど同じ。違いはスタンプしたときにまわりを元あった画像となじませてくれること。なじませてくれるのでつながりが自然になるが、色が違う場合などなじませることで元の色がにじんで出てきて汚れのようになることもあるので、どこに向いていてどこに向かないか試してみることをおすすめする。

最後がパッチツール

これもスタンプツールに似ているが、スタンプツールは先にコピー元を指定し、それをキズやゴミ部分にペタっと貼るが、パッチツールは先にゴミやキズの部分を選ぶ。そしてドラッグすることでコピー元を後から決められる。

スタンプツールでペタっとやったら明度が違って黒っぽくなってしまったとか白っぽくなってしまったという経験はよくある。パッチツールを使えば後からコピー元を選べるので、明度の合う部分をあとから選んでペタっとできるので、特にグラデーションのある部分の補修にはとても便利だ。

さて、最後に顔の部分の致命的なキズだが、これは残念ながらここで紹介したツールでは補修できない。

ではどうするか。絵画の修復と同じように色をピクセルごとにのせていくしかない。

まずは左側の髪の毛の部分のキズ、ここはスポット修復ブラシツールやパッチツールなどで簡単に修復できる。

こんな感じだ。


問題はここから。


ブラシツールで色をまわりから選びのせていく。ある程度終わったところ。
だがよく見ると肌がガサガサだ。
そこでこの部分に修復ブラシツールで肌のキレイな部分を少しづつ今置いた色となじませながら修復していく。


こんな感じにまあまあキレイになる。
このあと歯と唇の境界などをさらに丁寧にブラシで修復する。

最後に画像をトリミングして完了。


今日のまとめ。
様々なツールを上手く使って効率的な修復をする。
ただし大切なところは時間を惜しまず丁寧に手作業で修復する必要もある。

2021年12月11日土曜日

どうしようかなカートリッジ

仕事はまだまだ忙しいが、それでも生活をだんだん朝方に変えていこう。ということで今朝は少し早起きし書斎の掃除。

その後、先日届いたレコード、CDから、ヴァルヒャのバッハオルガン全集を聴く。
全集なので12枚組もあるが、好きな曲は半分くらい。
有名なトッカータとフーガニ単調はあまり好きではないのでほとんど聴かない。もちろん名曲であることに異論は無いが、好き嫌いとなるとちょっとちがう。
好きなのはオルゲルビュッヒランなど。タルコフスキーの映画ソラリスでブリューゲルの絵とともに流れるあの曲がオルゲルビュッヒラインの中の1曲だ。当時学生だった私はあのシーンにガツンとやられてレコード店に走ったものだった。

さて、掃除のあとバッハを聞きながら洗濯物をたたむ。
レコードプレーヤーをちらちら眺めながら、トーレンスをどうしようかな、と考える。


トーレンスのレコードプレーヤー520(右)

今月レコードはまだ数枚しか買っていないが、お正月用にもう何枚か買って、オルトフォンで聴くつもりだったのが、針が入手できなくなってしまったので、どうするか考え中。先日も書いたがオルトフォンはデンマークの工場が新型コロナの影響で製造を中止しており、そのため針の交換を全面的に停止、再開がいつになるか不明とのことらしい。

そこで私に与えられたオプションは3つ

他のカートリッジを買うのが1つ、ただし低インピーダンスのカートリッジは15万円くらいする。予算オーバーだ。もともと針の交換で5万円くらいのつもりだったので。

次のオプション、今あるカートリッジを使う。低インピーダンスをあきらめて今持っているデンオン103を520につけて、トランスは使わず直接フォノアンプにつなぐ。パイオニアの方をMM専用にしてテクニカの150EAGで使う。うーん、なんかねぇ。

3つめのオプションはやめる。今付いているシュアーの安物のままにして放ったらしておく。年末年始だって仕事は結構ある。のんびり音楽を楽しむ時間がどれほどあるものか。
さて、どうするか。

2021年12月9日木曜日

古いフィルム写真のレタッチ-2



先日昔のフィルム写真のレタッチについて説明したが、その時「退色してしまったフィルムは除く」と書いた。
今日はその退色してしまったフィルムの写真のレタッチについて。

はじめに断っておくが、退色したフィルムというのはフィルムから主に青い色の成分が抜けてしまっておきることが多い。なので基本的には元通りに戻すことはできない。
色が薄くなったとか他の色に転色したならまだやりようがあるが、その大部分が抜けてしまったものは元には戻せないからだ。

そういったネガをスキャナーで読み込むと、青の反対色である黄色に全体が染まっている。



退色して青がほぼ抜けてしまったカミさんの若い頃の写真
スキャナーで読み込んだままの画像、ブログ用にリサイズのみ。
退色した写真のレタッチでは背景ありの人物写真が難しい。背景の空、山などと人の肌の両方をバランス良く調整することが求められるからだ。
逆に風景写真ではテキトーに全体を青っぽくすればそれらしく見えることも多い。もちろんそれでいいと言う訳ではないのだが。
なのでここでは少々難易度の高い、ごまかしのきかない木々を背景にしたポートレートを選んでみた。
ではPhotoshopで読み込んでみよう。



チャンネルからブルーチャンネルだけ表示するとこうなる。



ほとんど真っ暗だ。これは青の色情報が失われたということ。
しかしわずかに残っているので、その残った部分をレベル補正で持ち上げる。



もともとデータ量が少ないものを無理矢理持ち上げたのでボヤボヤだ。でも全く無いよりマシだ。RGB表示に戻してみよう。



だいぶマシになった。ここまでできたら前回同様CameraRawフィルターを使って調整する。



こんな感じ。

少し拡大して荒れた粒子も調整しよう。本来は100%表示で行うのが正しいが、このフォルムはスキャン時に8000x5500ピクセルでスキャンしてあとで適正解像度に落とすので、33%表示程度でかまわない。



OKしてさらに人物と背景を別々に色調整を行い、最後にレベル補正で全体を締める。



さらに服、肌、緑、空と微調整を続ける。
空はすっ飛んでしまっているので他の空をコピペして不透明度30%程度で合成する手もある。



レタッチ完了
解像度を適正にし、保存する。
完全では無いがだいぶ見られるようになった。
冒頭に書いたが、失われた情報はあとからはどうにもならない。スキャナーの機能で退色復元が付いているものもあるが、基本的には同じ処理を自動でやっているにすぎない。

プロセスを要約しておこう。
1.ブルーチャンネルをレベル補正で持ち上げる。
2.CameraRawフィルターで色温度、露出、ノイズなどを調整する。
3.各部をそれぞれ選択して微調整する。

かなり手間がかかる。
今回の例では15分くらいかかった。
ネガがダメになる前にデジタル化しておくことが肝要ということか。

2021年12月7日火曜日

新宿中央公園の紅葉-1


今日は散歩がてら新宿までレコードの針を交換に行った。娘は学校なのでカミさんと二人で散歩である。

曇天で少し肌寒いが、カメラも持って行った。新宿中央公園の紅葉でも撮ってみるかな、と。先日買った旧フォーサーズの50ミリマクロだけ持って行った。今日はオートフォーカスで撮ってみよう、と。

で、そのうちの1枚がこれ。


Olympus EM1-II + ZD 50Macro f2.0 f2.0 SS1/500 ISO200

新宿中央公園にもなかなか風情のある場所がある。こういう風景だとオートフォーカスでも全く問題ない。今回はオートフォーカスの確認だったので、絞りはずっと開放F2.0のままにした。
さてこの写真、右端の注意看板がなんとも無粋だ。というわけで昨日紹介した「コンテンツに応じた塗りつぶし」で消してみよう。
今日は少し丁寧に説明する。
1.まずは「なげなわツール」で看板とポールを選択する。少しだけ広く。


2.メニューバー>編集> コンテンツに応じた塗りつぶし、を選ぶ
別ウィンドウが開き補正後のプレビューが表示される
元画像の緑色の部分は、この緑色の部分を参照して選択範囲を修正しますよ、という意味だ。
プレビューの下の方に、左側の枝と全く同じ枝がコピーされている。不自然だ。


3.左側の緑部分はマウスでドラッグして消すことができる。そのときのブラシサイズも変更できる。消すだけでなく追加もできる。
コピーされると目立つ黒い枝を参照エリアから削除する。


4.自然な感じでレタッチできた。





Olympus EM1-II + ZD 50Macro f2.0 f2.0 SS1/500 ISO200 retouch

その他に撮った写真


Olympus EM1-II + ZD 50Macro f2.0 f2.0 SS1/320 ISO200

もうちょっと葉っぱが右だと良かったが、ありのままの方がいいと感じたのでそのまま撮影した。手を加えたくなる気持ちを抑え撮影することも大切だ。


Olympus EM1-II + ZD 50Macro f2.0 f2.0 SS1/640 ISO200

これは、なんでしょうね。オートフォーカスだとなかなかピントが合わない。
だが背景はきれいなボケで先日とは全く違った印象だ。訂正する、このレンズはボケもいい。
さて、写真は以上だ。

今日はヨドバシカメラにカートリッジの針交換に行った。オルトフォンのMC-Q20というカートリッジ。MCなので本体交換になる。

店員に針交換を頼むと、お預かりしたカートリッジをオルトフォンに送って、オルトフォンから交換用のカートリッジがお店に届き、そしたら電話しますので取りに来てくださいね、と丁寧な店員だ。値段は5万円ちょっと(正確な数字は忘れた)。

はい、問題ありません、よろしくお願いします。と言うと、その店員が、ちょっとメーカーに確認してみますから待っていてください、と言うと電話をかけ始めた。私とカミさんはCDプレーヤーなどを見ながら売り場を歩いていた。カミさんは「針って高いのね」と、私「そうだね、ピンキリだけどね」と。

ずいぶん長いこと店員は話をしていた。5分くらい。

電話が終わって、店員が申し訳なさそうに、コロナでデンマークの製造が止まっていて針交換を受け付けていないとのことです、と。

あれま。でも仕方がない、渡したカートリッジを受け取って帰宅した。

しかしヨドバシの店員はとても親切でよかった。私はヨドバシのまわしものではないが、もっと応援しよう、と今日はそう思った。

それにしても、年末新しいカートリッジをトーレンスのレコードプレーヤーにつないで音楽を聴こうと思っていたが、できなくなった。
すでにレコードを何枚か注文しているが、どうしようかな。

2021年12月6日月曜日

古いフィルム写真のレタッチ




昔のネガフィルムが大量にある。100本以上。
仕事の写真などで不要なネガは処分するとして、家族の写真などはとっておきたい。しかしフィルムのままでは劣化が進むし、昔はフィルム専用スキャナーというものがあってそれなりにデータ化できたが、今はほとんど無い。あってもおもちゃの延長のようなものばかりだ。
また、フラットベッドスキャナーにフィルムを読める機器もある。ウチのスキャナもそうだ。ただし以前仕事で使ってみようと試してみたが、あまりに品質が悪く、結局プロラボにスキャンしてもらった。
だが、何百枚もあるネガをラボに頼んだら何十万円もかかってしまう。そこでもう一度フラットベッドスキャナーに挑戦することにした。一旦全て自動で読み込み、その中からいい写真だけPhotoshopでレタッチしてどこまで良くなるか。
結果は思っていたよりキレイに仕上がった。
まずはこれがスキャンしたオリジナル。
カミさんと娘、娘がまだ幼稚園に通っていた頃の旅行の写真だ。




基本スキャンしたままだが後ろにいるおばさんにはぼかしをかけた。

ホワイトバランスがわるく顔色が悪い。粒子も目立つし少しゴミも付いている。露出も少々アンダーだ。
こういうとき、Photoshopのメニューバー>フィルター>Camera Rawフィルターが便利だ。
Camera Rawフィルターは、RAW現像のときに使うCamera Rawをそのままフィルターとして通常のJPEGなどの画像データのレタッチに使えるようにしたもので、露出アンダーの写真の露光を上げたり、ノイズを除去したり、もちろんカラーバランスの調整も可能だ。
Camera Raw フィルターで調整し、ゴミをとるのにだいたい1分くらい。

それでこうなる。




これなら2L版程度なら十分プリントにも対応できる。

もう1枚
今度はPhotoshopのコンテンツに応じた塗りつぶし、を利用した斜めの写真の補正
まずはスキャンした写真




どうしてこのタイミングで撮ったのやら。後ろにおじさんが写っている。画像も傾いている。

まずは先ほどの写真と同じくCamera Rawフィルターで、露出調整、カラーバランス調整、さらにシャープネスの調整を行う。
次に、スポイトツールのところにある「ものさしツール」で砂利と植え込みの境界部分を左端から右端までドラッグして、そのあとすぐにメニューバー>イメージ>画像の回転>角度入力を選ぶ。すると先ほどものさしツールで測った角度が自動的に入力されるので、OKをクリックすると、砂利と植え込みの境界が水平になる。

だが画像を回転したため、まわりに三角形の余白ができてしまった。この部分をトリミングでカットする方法もあるが、今回はコンテンツに応じた塗りつぶしを使ってみる。まわりにできた三角形とおじさんを選択する。このときすこし広めに選択する。選択には境界線を0.5〜1ピクセルぼかしたなげなわツーツをつかう。

そして、メニューバー>編集>コンテンツに応じた塗りつぶしを選ぶ。

するとあら不思議、まわりの画像にあわせて白い部分が自動的に補正された。
おじさんも消えた。

作業的にはこれも1分くらい。なれれば簡単に補正できる。このあと必要に応じてゴミ取りなどをする。




レタッチの終わった写真。
娘とカミさん、七五三の写真。いい感じに仕上がった。

今回2枚の写真で試してみて、退色してしまったネガフィルムでなければ結構イケることがわかった。
せっかくだからこういう古い写真もいくつか選んで製本してみようかと思う。

2021年12月5日日曜日

青山散歩

今日は外苑銀杏並木でも見に行こうか、とカメラを持っておでかけ。

結構人が多く、おまわりさんが「はいそこ、車道へ出ないで!」「あぶないですよ!」などと連呼している。埼玉や千葉のナンバープレートをつけた車がブオンブオンとうるさい。

うんざりしながらも、せっかく来たのだから、と
ND16手持ちロングシャッターを試してみた。

f18 3.2秒 ISO100 ND16 手持ち

靄みたいになっているのはたくさんの人が横断歩道を渡っているところ。

広角寄りでしっかりホールドすれば1秒超えもブログ用ならいけるなぁ。などと思いながら撮影、だがあまりの人の多さに早々に退散した。


これは普通に撮影、娘が、「大分はよかったね、人がいなくて」と。

全く同感である。
で、次に青山通りを表参道まで歩く。ここも人が多かったので、ほとんどどこの店にも寄らず、帰ってきた。





娘が立ち止まって撮っているとき、私もお付き合いで数枚撮ってみた。

クリスマスイルミネーション。明治神宮の参道に異教のキリスト教の豆電球が光るというアジア的風景に改めて脱帽。すごい国民性だ。

新宿で夕食を食べ、歩いて帰ってきた。途中都庁がなぜか真っ赤だった。カミさんが「なんか気味が悪いね」と。全く同感である。


さて、最後に先日マクロを試した照明を今日はお手軽ズームで撮ってみた。

気味の悪い都庁を最後の1枚にしたくなかったので。


反省、今日の写真はどれもイマイチ。

人の多さに辟易してしまって、と言い訳は許されない、な。
今日の歩数は16000だった。結構歩いたので疲れた。