2022年12月21日水曜日

2022年を振り返る

 1月

3D-CGムービーの仕事を去年末に受注し1月にほぼ完成して引き渡した。今回キャラクターを用いた施工プロセスのムービーのためキャラクターのモーション付けに苦労した。

3Dソフトのモーション設定のタイムライン設定が思ったようにできない部分があり時間がかかった。なんとか納期には間に合ったがモーション付けはもう少し調べて練習しておいたほうが良さそうだと感じた。この画像もこういった少し無理な姿勢をとると安全帯が外れてします。修正には少し時間がかかりそう。





2月
昨年独立開業から仕事場である書斎の環境を少しずつ改善してきたが、今年も引き続き改良していこうと考え、まずはもう少し明るい楽しい雰囲気にしたいので飾ってある写真をすべて入れ替えることにした。
上4枚が白黒をベースとした元の写真、下4枚が入れ替えた写真。部屋の雰囲気がずいぶん変わった。



3月
久しぶりに三浦海岸から三崎港、葉山、鎌倉をドライブした。懐かしかった。
三浦海岸は東向きの海岸で房総半島から昇る日の出を見ることができる。以前あった久里浜の火力発電所の煙突がなくなっていた。
由比ガ浜や材木座海岸は夕陽がキレイな南西向きの海岸。三浦海岸とはまったくちがっておもしろい。このとき三浦海岸のマクドナルドで軽い昼食を食べ、帰りに横浜中華街の聘珍樓で夕食を食べる予定だったが、聘珍樓がなぜか閉店していてガッカリ。その後ニュースで完全閉店と知りさらにガッカリ。



4月
仕事用のMacを新しく出たばかりのMacStudioに買い換え、パソコンラックも作り直した。
新しいStudioは調子よく働いてくれている。その後の3D-CGムービーの仕事はこのStudioのおかげで快適に作業できた。ラックも使いやすく裏側の配線もメッシュ地のカバーですっきり。




5月
体調を崩しMRIで脳検査。結果は異常なし。ではあの激しい「めまい」はいったい何?
写真は検査が終わって、新宿を散歩したときに撮ったもの。少し大げさだが「世界のおわり」みたいな写真だなー、と。



6月

「めまい」の原因かどうかはわからないが、運動不足は良くないな、ということで積極的に散歩することにした。初めは家を起点に東西南北散歩して、それに飽きると電車ででかけて出かけた先で散歩した。近所は東は新宿駅周辺、南は初台オペラシティや笹塚など、西は方南町や立正佼成会の聖堂など、北は中野駅周辺。そして電車では小さい頃住んでいた場所や羽田空港に飛行機が着陸するのを見に行き太田市場から京浜島まで飛行機を見ながら歩いたり、他にも品川、葛西臨海公園、目黒など。真夏でも結構歩いた。最近あまり散歩していない、反省である。写真は昔住んでいた所を散歩しながら撮ったもの。山を切り崩し宅地造成、すごい階段。小田急線百合ヶ丘の近く。



7月

注文してあった望遠レンズが届いた。昔から月が好きで月の写真を撮れるレンズが欲しかった。ある程度大きく写すためには望遠、しかも1000ミリくらいの超望遠が必要だった。だが1000ミリなんてあまりなく、あってもものすごく高価で手が出そうもなかった。そこで普通は天体望遠鏡を買って一眼レフアダプターを使い撮影するのが一般的だった。今回買ったレンズはマイクロフォーサーズの300ミリ、換算600ミリだが、テレコンバージョンレンズを付けると2倍の1200ミリが可能だ。しかも軽くて持ち運びもできるから月を撮りに出かけるのが苦にならない。レンズとテレコン、それに保護フィルター、NDフィルター、PLなど全部で50万円くらいだったが、頑張って仕事している私にご褒美、ということで。



8月

久しぶりに泊まりがけで家族旅行。金沢の山奥の旅館に2泊した。ゆっくりくつろいだ。天候にも恵まれ、ドライブも楽しんだし少し暑かったが兼六園にも行った。



9月

模型づくりの仕事を受注。模型づくりの経験はあったが独立してからは初めてなので機材を揃えるだけで20万円以上かかり、材料費も合わせるとそれだけで赤字だったが、楽しかった。娘が手伝ってくれた。特に細かい作業、鉄骨のボルトやスタッドなどは大いに助かった。展示会などですでに何度か展示したらしい。



10月

工房を改修し、使い勝手を良くした。また新規に購入した模型用の機械を収納できるようにした。さらにサイクロン集塵機も作った。これで快適に作業できるようになった。快適になったついでに壁に写真を1枚飾った。



11月

月食の写真を撮った。7月に買った望遠レンズを使って都庁にかかる月食を撮影しに行った。カミさんと娘と一緒に行き、途中で三井55広場でフライドポテトを食べたりお茶を飲んだりしてなんとなく楽しい撮影だった。フライドポテトの手でカメラを触るのは良くないがコロナ対策で持ち歩いている消毒用ウエットティッシュが役に立った。



12月

今月は良かったのか悪かったのかよくわからない微妙なできごとが多かった。月の初めに内視鏡検査で鎮静剤が効きすぎて気を失いそうになったが美人の看護師さんが心配そうに顔色を見てくれて、その時は意識が遠のいて行くのでわからなかったがあとで考えるとあれはあれでおもしろい経験だったのかな、と。翌週近くで工事しているという大工らしき若造がお宅の屋根壊れいますよ、という。棟おさえが片方外れてバタバタしているらしい。仕方がないので若造は帰し、いつもの大工さんを呼んでチェックしてもらうと「外れてませんね」とのこと。もう少しで若造に騙されるところだったが騙されずに済んだのはいいけどいつもの大工さんもタダではないからこれは良かったのやら悪かったのやら。さらにその後、冷蔵庫が壊れて修理を呼ぶと修理代10万円くらいかかりますよ。とのこと。仕方がないので買い換えることに。だが今の冷蔵庫を運び出すことができない、という。ウチは台所が2階なのだ。持って来て置いたのだからその逆も可能では、と聞くと今はもうできない、みたいな答え。しかたなく自分でグラインダーで真っ二つの切って階段を下ろし、図書室に仮置きした。で、新しい冷蔵庫は中型を2台買って部屋のこっちと向こうに置くことにした。これが割と便利で楽しい。良かったのやら悪かったのやら。写真は今年最後の満月を撮りに家の近所で。赤い都庁にかかる不思議な満月だが電線が邪魔でなんかねぇ。


ということで今年を振り返ったが、12月の微妙さを来年まで引っ張らないようにしないとね。そうね今月はまだ10日ほどあるからその間にツキを変えればいい。

ということで今年の漢字は「月」。


2022年12月14日水曜日

遊園地の仕事

 今日は早起きして遊園地へ行く。と言っても仕事である。遊園地のアトラクションのデザインをしていると現地確認のために足を運ぶことがある。なので年に何度か行く。


昭和時代は団塊の世代の時代で、よく1億総◯◯と言われた。みんなで同じ服を着て、同じ物を食べて、同じような家に住んだ。そして同じような夢を見、流行っているテレビ番組を見て、流行っている音楽を聴いた。だからベストテンみたいなのが国民の関心事だった。

そんな時代のレジャーの代表が遊園地だった。だから遊園地はすごく混んでいた。つまり繁盛していた。間違いなく遊園地にとって昭和時代後期は黄金期だった。

だから今でもその頃をノスタルジックにデザインメソッドやテーマに取り入れているところがある。また昭和ノスタルジーデザインはあまりお金がかからないというのもある。だが、団塊の世代はとっくに終わり、もう1億総◯◯なんてほとんど残っていない。遊園地にもみんな行かなくなった。少なくとも以前ほどは。だから壮大なコンセプトで膨大な予算をかけて、みたいなことはできない。

だがそんな状況だから私にも仕事が来る。大繁盛で巨額投資なら電博の天下で、デザインの仕事をするとしたら電博の下請けだ。あまり楽しそうな仕事は期待できない。

だから今の状況は私にとっては良いのかもしれない。アトラクションのデザインは楽しいし。少なくとも鋼製部材のジョイント金具のカタログよりは楽しそうに見える。

もちろんジョイント金具の仕事がつまらない訳ではない。実はこういうB to Bの仕事は専門性が高く面白い。また印刷屋のデザイナーには企画から参画なんて絶対できない。クライアントが全部考えた結果をもらって小ぎれいに仕上げるのが関の山だ。文章も何が書いてあるのか理解できない。以前分厚い製品紹介を作ったときに外部のデザイン事務所に協力してもらったが、用語の読み方すらわからないものが結構あると言っていた。「支承」「堰堤」「深礎」等々・・・。

そして気の毒だか形だけ整えるデザインは価格勝負になる。場合によっては相見積もりを取って安いところが受注したりする。結構辛い。

だがデザイナーが技術を理解し、セールスポイントのビジュアルを提案できたとしたら状況は変わってくる。だから勉強する。得意分野を増やし提案する。クライアントからもいろいろ教えてももらえる。これが実に楽しい。

でも遊園地は小さな子供にも喜んでもらえるデザインで、それはそれで楽しい。そして知識とは別にシンプルにデザイン力が試される。だからこれもおもしろい。

さて、電車が遊園地の最寄り駅に近づくにつれ、天気は良いが霧が出てきた。車窓からの眺めも街が霞んで幻想的だった。


車窓から、今日のメインは写真撮影だが大丈夫かな。




下り電車はガラガラだろうと思っていたがそうでもない。皆どこへ行くのだろう。最寄り駅で下車、早めに着いたのでドトールでコーヒーを飲みながら駅広を眺めて待つ。埼玉も千葉もここのような通勤圏ギリギリか少し先の風景は似ている。都内では見なくなったデイリーストアというコンビニ、不動産屋が駅前にあって聞いたことがない会社の路線バス。そして軽自動車がたくさん走っている。ドトールの店員もみんなおばちゃんでBGMもなんか田舎っぽくて面白い。

コーヒーをのんびり飲んでいるとクライアントから連絡があり、車に同乗し現地へ。打合せをしながら設置予定地での写真撮影をする。オリンパスといつものオールマイティズーム。

1時間ちょっとで終わり駅から電車に乗って帰宅。

片道2時間の小旅行は無事終了。




さて、今日から1週間でラフをつくる。3D-CGとPhotoshopとIllustratorをフルに使ってつくる。まずは今日撮影した写真のチェック。チェックしながら考えた。今使っているオリンパスのカメラはSDが2枚入れられるので2枚同時保存にしている。万一SDが壊れてももう1枚から取り出せる。今までそんなことは一度もないが保険のようなものだ。でももしカメラが壊れたらどうしよう。プロは2台持ちが基本だ。1台壊れてももう1台で撮影できる。私の場合、うまくいかなかったらまた別の日でもOKというのがほとんどだったので、2台はいらないな、と思っていた。

だが時々、例えば現地が遠くて1日がかりの時とか、現地で撮影できる機会が少ない時など。そんな時は予備にDP2を持っていくこともあった。だがDP2のレンズは45ミリなのでちょっと辛い。物撮りならいいが、完成予想になると大抵広角で撮影することが多いからだ。

コンデジでもいいのでもう1台広角のカメラがあった方がいいかもしれない。1インチセンサーの24又は28ミリから80ミリくらいをカバーできるカメラが理想だ。予算は安いほうがいい。何しろ予備なので全く使わない可能性もあるので。

街撮り用で趣味で使う選択肢もあるが、それだと今度はDP2の出番がなくなる。それは困る。だから新規購入は予備機と割り切ることが良さそうだ。





2022年12月11日日曜日

私のパソコン履歴



始めて購入したパソコンはEPSONの98互換機だった。98というのはNECのPC9800シリーズのことで当時国内のパソコンのスタンダードだった。

本家の98より少し安かったのでEPSONの互換機にしたが、何に使うかと言ってもほとんど何にも使えず、まあパソコンなんてそんなものかと思っていた。当時使っていたソフトはワープロソフトや簡単な表計算ソフト、お絵かきソフトなど。あとは超低速なモデムを使ってパソコン通信なんてのもやってみた。ワープロはただ文字を打つしかできないし、表計算も条件設定できず、お絵かきソフトは幼稚園レベルだった。

その後アップルのQuadra650を買った。先のEPSONとは比べものにならないくらい費用がかかったが、このQuadraでグラフィックソフトを使い始めた。今とは比べられないが、充分実用的なソフトがいくつかあった。
だから98の10倍くらい費用がかかったが100倍くらい使ったので良かったのだと思う。

Macintosh Quadra650

このQuadra650はモトローラのCPUの最後の世代のMacで、コプロ付きの68040、クロックは33MHzだった。メモリーは8MBが標準でこれに16MBを2枚足して40MBで使っていた。40GBではなく40MBであるつまり0.04GB。それでもMacを使っている友人からは40MBも?いいなぁ〜、と言われた。そういう時代。


その後MacintoshはCPUがモトローラからIBMのPowePCに変更になり、名前もQuadraからPower Macintoshとなった。何だか安っぽい名前になったな、というのが正直な感想だった。
私のMacも、PowerMac8100、8600、9600と更新していった。



Power Macintosh 9600/350


性能は良くなったがデザイン的にはひどかった。Quadraの頃まではFROGデザインという会社が筐体のデザインをしていたが、PowerMacはAppleの事務屋がデザインしていたようだ。今では考えられないがAppleの経営が行き詰まっていたころのMacだ。絶対に使わないZIPドライブなんかが標準仕様で付いていた。ドライブを外してカバーするカバーが売られていたくらい役に立たないものだった。


その後PowerMac G3、G4グラファイト、G4クイックシルバー、G4ミラードドアへと更新した。時期的には、おにぎりiMacの時代。ちなみにPowerMacG4はプラスチッキーだがデザイン的には好きだった。今思うにハイエンドデスクトップはこのくらいのサイズがいいように思う。


PowerMac G4シリーズ

このG4シリーズはすべて持っていた。当時高性能なMacがどうしても必要で、新機種が出るたびに購入していたから。
その後水冷のG5、そしてCPUがインテルのジーオンに変わったMacProが出た。ジーオンはサーバー用のCPUだったので高かった。デスクトップはパワーPC、ノートパソコンはインテルというのが本当は良さそうだったが同一OSでは対応できない。まあ、仕方がなかったのだろう。IBMはパワーPCのノート用省電力を作る気はさらさらなかったのだから。


そしてMacProゴミバケツが発売され、でもエントリークラスのジーオンは、そのあとに出たMacMiniと性能的にほとんど差がなく、その後出たMiniにはあっさり追い抜かれ、それならもうMiniでいいかな、と数年間Miniをメインに使うことにした。別にゴミバケツデザインがキライでもないし数年でエントリーモデルに追い越されるのも仕方がないと思っている。だがどうも中途半端であまり好きになれなかった。


MacMini




さて、そのMiniだが、性能的には悪くないのだが、冷却システムに問題があって負荷の高い仕事をさせるとCPUの温度が100度を超えた。自作のファンを別途取り付けたり、ファンスピードをユーティリティソフトで変更したりして何とか使っていた。なんかこう軽自動車に4人乗って山越えのバイパスを走っているような、使っていて疲れる。いくら軽が良くなったとは言え・・・・という感じ。でもCPUの性能が上がり、入門機でもどんなソフトも使えるようになったので良い時代だとは感じた。ちなみにMiniより少し高性能なMacはi-Macかまたはうんと高い最新のMacProしかなく、i-Macはモニター付きなのでパス(モニターは自分で選びたいし、デュアルモニターにするとi-Macは浮いてみょーな感じになる。そしてMacProはMiniに比べ高すぎた。
ゴミバケツMacProが2年くらいでMiniに抜かれたのを目の当たりにすると新型の100万円超えのProを買う気にならなかった。
ちなみにProのスタンダードモデルなら60万円ちょっとだったが、CPUはもう少しパワーが欲しいしストレージも512GBでは辛い。メモリーもノーマルは少々心許ない。なので若干パワーアップして100万円だなぁ、と試算したのを覚えている。Windowsという選択肢もあるにはあるが使い勝手、特にマウスの動きやファイルシステムがお粗末すぎてオハナシにならなかった。Windowsはその誕生から最新まで見てきたが、はじめにWindows3.1が出た時にこれでMacに追いついたと言っていた。だがMS-DOS上でGUIというアプリケーションを動かしているのが見え見えでしかも頻繁にクラッシュした。photoshopのWindows3.1版は30秒ごとに落ちた。これには笑うしかなかった。改良版のWindows95が出た時「今度こそMacに追いついた」と言っていた。その後も同じことを何回も何回も繰り返しておった。使う気には全くならなかった。
そんな訳で当面はMiniを使い倒して、計算が遅ければもう1台買ってネットワークレンダリングでもすればいい、と考えていた。


ところが今年出たMacStudioはMacProに比べてずいぶん安い。半額くらいで性能は良さそうだ。MiniのCPUの100度超えにハラハラうんざりさせられていたこともあり、考えを変え購入することにした。Studioに買い換えたもうひとつの理由が3Dアニメーションの仕事が増えてきたのでMiniではどうにもならなくなったからだ。ネットワークレンダリングはムービーには向かない。単体で高性能なMacでストレスなしで仕事をしたい。


MacStudio


MacStudioは性能的には申し分なく、さらに負荷の高い計算でもCPU温度は60度台とそれだけでも精神衛生上好ましい。拡張性はほぼ無しだが、まあいいだろう。


以上が私の使ってきたMacだ。
今回はノートパソコンには触れなかった。ノートパソコンは出張対応と出先でのプレゼンがメインだったのであまり使用頻度は高くなかった。それにあまり覚えていないというのもある。デスクトップ機はすべて私がプライベートで購入したが、ノートパソコンは当時働いていた会社で購入してもらった。だから覚えていない。個人で購入したのは4台くらい。印象に残っているのはクラムシェルのG3かな。かわいかったし。今使っているM2のAirもまあまあ気に入っているが。


ちなみにWindowsパソコンはほとんど持ったこともないし使ってもいない。どうしても必要でHPのサーバーを使ったこともあるし、会社勤めをしていた頃は何だか知らないがDELLの泣きたくなるようなPCがオフィスに置いてあった。製造委託先にタダでデザインさせたようなお粗末な外観で、電源スイッチを入れてからOSが立ち上がって使えるようになるまで5分以上待たされた。Macは30秒くらい。また、やれネットワークがどうのだセキュリティがどうのとほぼ毎月何らかの問題が発生していた。みんなエライな辛抱づよくて、と思ったものだった。


私はあまり高性能を追い求めるのは好きではない。どうしても処理速度が必要で高性能なものが必要なときは別だが、普段はあまり性能を追い求めるよりは気楽に使う方が好きだ。つまりイイのを買っておけば間違いない、という考えがキライだった。今でもキライだ。
これはパソコンに限った話ではなく、カメラやオーディオなども同じだ。私のカメラはマイクロフォーサーズだ。これで今のところ充分と感じている。どうしても必要になればその時フルサイズでも中判でも買えばいい。オーディオも超高級なんて1つもない。オーディオの場合スピーカーを除き、アンプなどはある程度以上は音はほとんど変わらない。少なくとも私には差が感じられない。だから今ので充分だ。カメラもオーディオも高級なものはすごく高い。
そもそもお金にゆとりもないし、限られた予算ならカメラより撮影にお金をかけたいし、高級オーディオよりレコードにお金をかけたい。
ちなみに今使っているオーディオはスピーカーは少しこだわって自作3ウェイ、低音30センチコーン、中音は自作木製ホーン、高音もホーン。これをdbxのチャンデバ経由でマルチアンプ。トライオードの88を3台。レコードプレーヤーは中学生の時に買ったパイオニアと頂き物のトーレンス520。カートリッジはオルトフォンMC-20とDENONの定番の2つ。プリは中古のカウンターポイント。CDプレーヤーはパイオニアの10万円くらいのCDプレーヤー。これで充分楽しく聴いている。


そうね、生活信条みたいなものかもね。
高級カメラをショーケースみたいな防湿庫に大事に飾って、とか。
何百万のオーディオでレコードは2、30枚、とか。
高性能パソコン買ってほとんどWEBしか使わない、とか。
何百万円の高級キッチンだけど揚げ物は汚れるから作らない、とか。
高級車買って上履きに履き替えて運転したり、とか。
そういうのは私には考えられない。


楽しみながらどんどん使って、これでは足りないとなったとき、必要なスペックのものに買い換えたらよい。そのときは本当に必要なものがはっきりしているはずだから。
そう信じている。

2022年12月7日水曜日

日比谷公園の秋

 今日は年に一度の内視鏡検査で日比谷に行った。丸ノ内線霞ヶ関駅から小雨が降っていたがなんとなく日比谷公園を歩いてクリニックに向かった。

カメラは持ってこなかったのでiphoneで少し写真を撮りながら歩いた。


以前働いていた会社は日比谷公園に面していたのでここはよく歩いた。結婚する前に当時つきあっていたカミさんと待ち合わせも日比谷公園が多かった。正式名は知らないがこの写真の場所は「鶴の噴水の池」と呼んでいた。



近くにタリーズができていた。帰ってカミさんに話したら前に散歩したときもあったよ、と言っていた。そうだったかな。



イチョウの落ち葉のなかにこれはトウカエデかスズカケノキだろうか、大きな葉も落ちていた。



少し歩くと、大量に落ちていた。



さて、家を少し早めに出たので公園をのんびり歩いてそれでもクリニックには20分ほど早く着いた。

検査が終わって少し休んでいると、いつもよりフラフラする。もう少し休んでいれば良くなるだろうと思っていたが、さらにひどくなった。美人の看護師さんが顔を覗き込んで「大丈夫ですか」と聞くが、今にも気を失いそうなので、「フラフラします」というと血圧を測ってくれた。いつもは高血圧の薬を飲まなければならないほどの数値なのが、どうしたことか最高血圧が90台と初めての二ケタである。ベッドで少し横になってやすませてもらった。15分くらいして再び先ほどの美人の看護師さんがやってきて「どうですか?」ときくので、さっきより少し楽になりました。というと、「内視鏡の時の鎮静剤が効きすぎたようです、待合で座って様子を見ましょう」というので待合に戻り座っているとまた気を失いそうになり、さらに悪いことに少し吐き気もする。うつむいて座っていると、相当顔色が悪かったのだろうか、またまた先ほどの看護師さんがやってきて、診察室でもう一度血圧を測ってくれた。低いままだったので、何か注射してくれて、説明はあったが全く覚えていないのだが、それでまた少し横になって休むことになった。注射のおかげか又は美人の看護師さんの癒やし効果かその両方か、その後少し楽になったので、会計を済ませて帰宅することにした。ゆっくり歩いて虎ノ門から銀座線に乗る頃にはだいぶ良くなった。

帰ったらしっかり食事をして、今日はゆっくりしよう、と思いながら帰宅した。こういうときは電車の中で何を作って食べるか真剣に考えるのが好きだ。

帰宅後、あんかけ焼きそばを作って食べた。いつもより何倍もおいしく感じた。不思議。

しばらくすると娘が帰ってきた。夕食に何が食べたいか聞くと「ジャンボハンバーグ」と。最近課題をやりながら観ていたアニメ「パプリカ」で体重150キロはありそうな巨漢の研究員がファミレスでオーダーしていたのを見ていて食べたくなったらしい。

もう体調もだいぶ良くなったので、娘と一緒に散歩がてら近所のスーパーマーケットに行き、ハンバーグ用の肉を買った。輸入牛のランプステーキのデカいの、ハンバーグならこれで充分。

それで夕食はハンバーグステーキとなった。ハンバーグステーキなんて何年ぶりだろう。


これは私の分、直系10センチ、焼く前は15センチ。ちなみに娘はこの1.5倍。付け合わせはニンジンのバターソテーとガーリックライス、フライドポテト。

娘はおいしい、おいしいと喜んで食べていた。

今日はちょっと疲れたなぁ。


翌日、すっかり体調が良くなって血圧を計ると以前の数値に戻っていた。少し高めだがココはヨシヨシ、としておこう。

朝食はきつねうどん。


一昨日のごぼう天が冷蔵庫に少し残っていたのでそれも入れた。

夕食はぎょうざとおでん。ご飯は食べない。

ぎょうざは3人で45個くらい食べた。ひとり15個ということになる。

うちのぎょうざはニラは入れない。ニンニクは少し入れることもあるが入れない時の方が多い。材料は豚挽肉、長ネギ、白菜漬け、中華スープの素、しょうがでつくる。

おでんは、大根、こんにゃく、油揚げ、さつま揚げの小さなボール、ちいさながんもどき。これが我が家風。出汁は朝のうどんのつゆに、さらに鰹節をカンナで削ってとった鰹だしを加えて使った。



2022年11月30日水曜日

作業テーブルにモニター設置

 書斎の作業デスク周りを変更することにした。今まではプリントしたものを見ながら作業していたが、モニターを設置してそれを見ながら作業できるようにした。既存のMacの拡張モニターとして設置するので、何も表示する必要がないときは風景写真や動画でも流しておくのも良い。

作業デスク前の壁は棚などがあって高さ方向はあまり広くとれないので高さが30センチくらいでなるべく幅の広いモニターを選んでみた。スタンドはじゃまなのでVESA金具で直接壁に留めることした。この手の金物はヨドバシにはあまりなく、仕方なくAmazonに注文。Amazonはほぼすべてイーカゲンな中国メーカー製で、仮に国内発送でもそれは変わらない。分解して修正したり手を加えないとまともに使えない物が多い。今回購入した金具も同様で、遊びが大きくグラグラだ。5ミリくらい遊びがあるのでそのままではモニタが2センチくらい前のめりになる。単純なプレート加工品なので工房へ持ち込んで矯正加工した。


その後、元あった棚板や新規の棚板を設置して改良工事は終了した。



これで作業台のまわりは一旦完了としよう。本棚はまだ改善の余地はあるが、今の状態でも問題ないだろうから。



となりのプリンター側も一旦これで良しとしておこう。



サイドデスクはちょっと散らかっている。ここはもう少し何とかしたい。


サイドデスクは普段は物がほとんどない状態にしておかないと、仕事の時に困る。資料置き場になるから。

最後に仕事机。


一時期キーボードは1台を切り替えて複数台で使っていたが、切り替え忘れて操作してしまうことが多いので、2台別々に戻してみた。
しばらくはこれで様子を見てみようと思う。
気になるのはスピーカーの色かな。



2022年11月20日日曜日

Macのデータバックアップソフト

昨日の朝食はきつねうどん。



夕食はぎょうざ
今日の朝食は久しぶりにホットサンド。


食パンは近所のスーパーマーケットで買ったパスコのパン。5枚切りを買ってきて半分の厚さにカットして作った。どうしてスーパーマーケットの食パンは全部切ってあるのだろう?少しでいいので切ってないのを置いてくれたらいいのに。売れないのかな?その時の食べ方に厚みを合わせて切って食べたい人ってあんまりいないのかね。
付け合わせはベーコンのオムレツとサラダ。このベーコンも近所のスーパーマーケットで買った。鎌倉ベーコンとかいうベーコン。スーパーマーケットにしてはおいしい。これを刻んでカリカリに焼いてオムレツに入れる。娘の大好物。最近はオムライスよりこのオムレツがいいらしい。ホットサンドは薄い食パンの四スミにバターを塗って、溶けるチーズをパラパラとこぼれ落ちるくらいのせ、その上にシャウエッセンというこれまた近所のスーパーマーケットのソーセージを5ミリくらいに切ったものを2本分フライパンで焼いてブラックペッパーをたっぷりかける。それをスプーンでチーズの上にのせる。かなりこぼれ落ちるが皿やまな板の上で作業して落ちたのをひろってまたのせる。さいごにもう少しチーズをのせてもう1枚のパンでおさえる。それをホットサンドプレートにはさんでガスレンジで弱火でゆっくり焼く。電気のホットサンドメーカーよりガスレンジ用の方がおいしくできる。
時々あけて片側がいい色に焼けたらバターをのせてフタをしてひっくり返す。反対側も焼けたらそちらにもバター。こんがり最高においしいホットサンドができる。コーヒーとも合う。

さて、今日はMac2台のデータ整理。OSをアップデートした。また仕事のMacはstudioなのでMiniはあまり使わなくなった。そこで2台あったminiを1台に集約し、ハードディスクのつなぎ替えと一部データの移動をした。
さらに以前働いていた会社からもらったメールアカウントがどうも安定しないので、サクッと使うのをやめて、NdA(私の会社)のドメインに集約した。客先にはメールの変更をお知らせ済み。

で、最後にデータの自動バックアップの設定。いろいろ変更したので設定のやり直し。
使っているソフトはSyncSyncSyncというソフト。シェアウェアだが値段が安い割に使い勝手が良い。欠点は2つ。アイコンがかっこ悪いのと、ネットワーク経由の他のMacとの間では自動バックアップに設定してもちゃんとバックアップが取れないことがあること。
このうちアイコンは自動バックアップにしておけばドッグにアイコン登録は不要だし、自分で作ったアイコンに置き換えてもよい。問題はちゃんとバックしないという方だ。これは曜日時間指定で自動バックアップを設定した時にネットワークで別のMacとデータのシンクロをさせたいとき、自動ではバックアップしないという問題で、また同じMacのハードディスクAとBのような単純な設定でも、半年に1度くらいはちゃんと取れているか確認する必要がある。私の場合はハードディスク単位でバックアップなので、バックアップ元と先で空き容量が異なっていたら要注意だ。どうも怪しいと感じたら1度設定をすべて消してもう一度設定し直すときちんとバックアップを取ってくれる。


ちなみにアップルにもタイムマシンとかいうバックアップソフトがあるが、私には非常に使いにくくい。
アップルはどうも「アップルが作ると他とは違う」ということにこだわる文化があり、そうしないではいられないようだ。それは時には良い方向に働くが、ときには妙なものを生み出す。
ソフトでいうと、シンプルなバックアップがなぜかできないタイムマシン、ファインダで写真を見つけることができなくなるPHOTO、マイクロソフトよりわかりづらいキーチェーンなど。ハードウェアは、耳からうどんのイヤーポッド、風呂のフタみたいなipadのカバー、スタンドが外せないモニターやiMacなど。

2022年11月16日水曜日

B&O A2のキャリングケース製作


昨日の朝食はインスタントラーメン。佐野ラーメンと書いてあった。正確にはインスタントラーメンというのはサッポロ一番みたいな、あれは油で揚げてある麺かな、つまり乾麺に粉末スープをお湯で溶かして作るラーメンのことを言うのだろうが、最近スーパーマーケットでよく見る生麺タイプで液体のスープの付いているラーメンも手間としてほとんど同じなので、ウチでは全部まとめてインスタントラーメンと呼んでいる。

で、佐野ラーメンを1つは多いのでカミさんと1玉を半分こして食べる。その代わりたっぷりもやしキャベツ炒めを作ってのせる。お腹いっぱいになる。


朝のラーメン


器は夏に金沢に行ったときに買った梅模様の鉢。すごくセンスが良いので少し高かったが衝動買い。

夕食は娘のリクエストで再び「具なしカレー」。以前は年に2回くらいしか作らなかったカレーだが、9月に作って11月にまた作るという変わり様。

昨日は仕事が一段落したので久しぶりにレコードで音楽を聴く、DIF JUZ。


DIF JUZのレコード「Extractions」とレコードプレーヤー


DIF JUZは大好きなバンドでレコードは少ないが全部持っている。今は多分CDを含めほとんど手に入らないだろう。コクトーツインズと同時期のイギリスのロックバンドで、ほとんどの曲はインストゥルメンタルナンバーだ。エレキギター2本で奏でるカノンのような、というと誤解があるだろうな、とにかくかっこいいサウンドなのである。

DENONのカートリッジにするかオルトフォンにするかちょっと迷ったがオルトフォンにした。正解だった。

さて、今日は品川で仕事の打合せ。制作中のCGムービーの途中経過報告とチェック。BGMを入れることになったのでB&Oのポータブルスピーカーを持っていく。

先日ケースを作ったのでそれに入れて持っていった。

ノートパソコンのカバーを作ったときの本革の残りとえんじのデニムを使った。デニムには厚手の接着芯で裏打ちをした。


B&Oとカバー

B&Oのこのスピーカーはナチュラルな音で聞きやすい。BOSEやSONYのような「ボコボコキンキン」した音とは全く違う。実に良い音なので気に入っている。数年前パリに旅行に行ったとき、ホテルにBOSEのスピーカーが置いてあり、iphoneからBluetoothで再生できるようになっていた。最初の日にさっそくつないで音楽をかけて、音が気持ち悪くて、いろいろ調整したが結局ダメで、その後は一度も使わなかった。あー家のB&Oがあったらなー、と持ってこなかったのを後悔した。

さて、クライアントのオフィスで会議室にある大型モニターにつなぐのだが、なぜ会議室のモニターの音声入力を使わないのかは理由がある。私の経験では古いMacやウィンドーズでは映像が「あれれ?写らない?」が時々あるが、最近のMacでは映像はまず問題ない。だが、HDMI経由の音声はどうもあやしい。これはMacが悪いわけでもディスプレイが悪いわけではなくHDMIがどうもあやしいと思ってる。この規格ツメが甘くないか?と。かと言って別ケーブルをつないでモニターの音声入力を切り替えてなんて時間がかかる。だからスピーカーを持参する。30人くらいの会議室ならこのB&Oで全く問題ない。優れものなのだ。

MacBookAirと打合せ用の資料、さらにこのスピーカーとその他もろもろで少々荷物が多くなりいつものショルダーバッグには入らない。こう言う時は寅さんバッグの出番。以前ココで紹介した堀のカバンを使った。
これもお気に入りのカバンだ。

独立して開業して、道具を自由に選べるのは実に楽しい。実は会社で働いていたときも私の部署だけは私のわがままを通してコンピューターもプリンターも好きにしていたからそれほどストレスはなかったが、それでも独立して自由度無限大はほんとうに楽しい。

さてさて、カバンと言えばショッピングバッグをさらにもう一つ追加で製作した。さらに小さいタイプ。あまった端切れでミニチュアも作ってくっつけた。
カミさんが見てケラケラ笑っていた。


ショッピングバッグ

ショッピングバッグづくりはもうおしまいかな、これで充分。

2022年11月10日木曜日

ショッピングバッグの製作


先日模型用の輸送バッグを作った布の切れ端と家にある布地や合皮を使ってショッピングバッグを作ることにした。
端切れのサイズは幅が約30センチで長さが1mちょっとのものが2枚ある。まずは図面を描く。
模型でも箱でもバッグでもまずは図面から


端切れからは23センチx50センチを4枚切り出した。また、家にある同じ防水布の色違いアンバーから23センチx50センチを2枚切り出し、オーストリッチ柄の合皮を66センチx26センチを1枚。オースリッチ柄にしたのは底面で汚れが目立たないように。材料はあとショルダーベルトが145センチが2本用意した。ベルトのカットははさみを使うと切り口からどんどん糸がほどけてしまう。だから450度くらいに熱した半田ごてを使う。このベルトは綿のような風合いだがポリエステルなので、半田ごてを使って溶かし切るのがよい。小口が溶けてほどけなくなる。

布地や合皮はチャコでマーク、はさみでカット。ただし裁縫用のはさみは防水布や合皮を切ると刃が痛むので工作用のはさみを使う。


カットした材料


カットが終わったら次はミシン。防水布は普通の布より硬いので3枚以上重なった部分では気をつけないと無理な力がかかると針が折れる。またショルダーベルトの縫い付けもミシンを使うが同様に注意が必要だ。


防水布を縫い合わせる

ミシンはカミさんが結婚したときに持ってきた古いミシン。カミさんが職業用ミシンを買ったときに私がもらった。私にはこれで充分。ちなみにカミさんのミシンは現在使っているのは職業用ミシン2台目、1台目は同じく私にお下がりになったのだが、今のこのミシンに慣れているのとまだ使えるのでそのまま使っている。だからウチにはロックミシンも含めるとミシンが4台もある。

図面から始めて4時間かかって完成。もう少し要領よく作れば2時間くらいでできるような気もする。次は2時間を目標にもう一回り小さいのをカミさん用に作ってみよう。


できあがったショッピングバッグ

底に合皮を使ったのは底がしっかりするから。たとえばワインを買ったときなど、ふにゃふにゃなショッピングバッグだとワインが下につっぱってしまう。


つまり左のようになる。これがなんとも気になる。だから右のように底に合皮を使ってしっかりホールドする。またこの合皮は裏打ちがクッション材になっているので、万一ぶつけたときにボトルなどが割れにくい。一石二鳥。

大きさは39センチx22センチx高さ42センチ。
かかった材料代は新規に購入したものはないが、材料原価という考えで試算すると、布地が青い布地が1mで1500円、ベージュが半分の面積だから750円、ベルトが3mで400円、合皮は小さいので300円くらいかな。ということで全部で3000円くらい。
明日の買い物にはこれを持って行こう。


ショッピングバッグ、完成

翌日、気になっていたのでひとまわり小さいサイズのショッピングバッグを作ってみた。今度は時間重視で。1時間半でできた。これなら合格かな。



1時間半でつくった小さなショッピングバッグ

2022年11月9日水曜日

月蝕を撮る


今日は皆既月食が見られた。東京の空は空気が澄んでいて観測には理想的な条件だった。重い300ミリ単焦点レンズを購入したのが7月末で、このレンズは月の撮影のために購入した。
なので今日のことをずっと楽しみにしていた。

今日に備えて何度か練習もした。まずはこのブログにも書いたが7月31日に葛西臨海公園で三日月を撮影した。その後も2回ほど、8月11日の満月、9月22日の明け方の下弦の月。
午前3時過ぎの月
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/13 ISO400、手持ち トリミングなし





そしていよいよ今日を迎えた。今回を逃すとしばらく月蝕はない。今日は天気も良さそうだ。

今日は午後3時に模型の納品があったが、特に問題もなくすぐに終わったので、急いで帰宅し、軽く食事をしてカミさんと娘と連れだって見に行った。
まずは東の空に昇り始めた満月の写真、月蝕はまだ始まっていない。

月食の始まる前の満月
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/400 ISO250、手持ち トリミングなし





やがて少しずつ地球の影が現れ始めた。
月食が始まった
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/400 ISO200、手持ち トリミングなし



 


半分くらい隠れた
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/100 ISO200、手持ち トリミングなし





この写真では月と地球の大きさの違いがよくわかる。
7割くらい隠れた
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 1/30 ISO200、手持ち トリミングなし





さて、ここからは露出を変える。上の7割くらい隠れた状態でも影の部分は実際はうっすら見えている。だがまだ残っている3割の部分がかなり明るいので、この明るい部分に露出を合わせると影のわずかな光は光量が足りずに写らない。そこでこの暗い部分をある程度、つまりうっすら写る程度まで露出を上げる。

するとこうなる。

露出を変更、影の部分が見えるように
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 0.4s ISO1600、手持ち トリミングなし






残った明るい部分は白く飛んでしまっているが、影の部分は月蝕らしい赤い月だ。明るい部分に合わせたものと暗い部分がうっすら写る露出の差はかなり大きく、前者がISO感度200で1/30秒で後者はISO感度1600で0.4秒露出である。露光量で言うと約100倍の差である。

完全に地球の影に隠れた
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 0.3s ISO3200、手持ち トリミングなし







完全に地球の影に隠れた月。ISO感度はマイクロフォーサーズでは御法度の3200まで上げた。ちなみに3200が御法度と決めたのは私なので、気にしない人は6400くらいまで上げている。だがノイズがすごくなり、これはやはり三脚でロングシャッターが理想だろう。だが撮影場所が公園なので、多くの人が集まる場所で三脚を立てるのは良くないので手持ちで頑張ることにした。


さて、完全に地球の影に入った月がどうしてうっすら見えるかというと、地球には大気があるので、月から見ると地球の向こう側に太陽があり、太陽光はほとんど地球でさえぎられるが、地球の外周の大気の層で屈折した光が回り込んでわずかに月まで届くことになる。屈折に強い光は波長の長い光、つまり赤い光である。だからこの影の部分は赤く見える。青やその他の波長の短い光は屈折率が大きいので地球の大気の層で大きく曲げられ拡散してしまう。

さて、前述のように今日は公園で撮影したのだが、これは月とビルを一緒に撮影したいと考えたからだ。月蝕のピーク時には月は結構高度も高く、これとビルを同時に撮影するにはビルの近くで比較的ひらけている場所がよい。そこで新宿中央公園にした。同じ事を考えている人が結構いるらしく、夜にもかかわらず賑わっていた。


で、撮った写真。
都庁に隠れる皆既月食
E-M1-II M300 F4.0 、f/8 0.6s ISO1600、手持ち トリミングなし








都庁と皆既月食
E-M1-II M300 F4.0 、f/8 0.4s ISO1600、手持ち トリミングなし



都庁に隠れる皆既月食
E-M1-II M300 F4.0、f/8 1/4s ISO1600、手持ち トリミングなし






都庁と皆既月食
E-M1-II M300 F4.0 + MC-20、f/8 0.4s ISO1600、手持ち トリミングなし






都庁は青くライトアップしていたので、皆既月食の赤ととてもよく合っていた。東京都さすがである。
ちなみに写真はすべてトリミングはしていない。またRAW現像は若干の露出補正とノイズ処理のみで、色温度や彩度は変更していない。つまり画像処理で色を濃くしたりしていないということだ。それでこんなおもしろい写真が撮れる。まるで火星に向かう宇宙船のような感じだ。


月蝕は楽しい。でも次回は3年後。ちょっと長いね。次はもう少し人の少ないところで、三脚を使ってISO感度を下げてスローシャッターで撮ってみたいな。