2021年10月10日日曜日

スピーカーケーブルを換える

壁の塗装のついでに棚に置いてあった物を整理した。結構時間がかかったがこういうときにしないとなかなかできない。
おかげでだいぶすっきりした。
不要な物は捨てて、あまり使わない物も他に収納することにした。

さらにもうひとつ、スピーカーケーブルを交換した。
メインステレオの方は、カナレの4S8というケーブルを使っているが仕事場の方は普通のビニル電線を使っていたのだが、極性がわかりにくいのと、あとはなんとなくの理由で同じカナレのスピーカーケーブルにした。こちらは5mなので4S6にした。
カナレは日本のメーカーで主に映像・音響関連のケーブルや機器を扱っている。スピーカーケーブルは普通のタフピッチ銅だが値段が安く品質が良いのでおすすめだ。
スピーカーケーブル長が5m以下なら一番細い4S6で十分だろう。もう少し長くなれば4S8だ。4S11や4S12というのもあるが太くなりすぎて扱いづらい。
ちなみに4S6ならサウンドハウスで1m100円くらいなので買うならここに限る。
Amazonでは1m240円だ。Amazonは単価の安い商品は送料を商品価格に転嫁しているので法外に高くなっていることが多いので要注意だ。
さらにサウンドハウスは2千円くらい購入すると送料はかからない。ヨドバシは店舗販売のみで通販では扱っていない。
なのでサウンドハウス一択と言って良い。Amazonには代わりにアルミのクラッド線などを使ったちょっと信じられないような粗悪品がAmazonチョイス!などと平気で売っているから要注意だ。これは恐ろしいケーブルだ。つなぐときは絶対アンプの上で作業してはだめだ。ポロポロ切れる線の破片がアンプの空気孔から中に落ちたらアウトだ。クラッドというのは2種類の金属をくっつけて合わせたものを言う。混ぜたものを合金、くっつけたものをクラッド。Amazonのスピーカーケーブルはアルミ線の表面を銅で被覆してあるクラッド線。基線がアルミなので2、3回曲げるとプツッと切れる。普通に皮を剥いてよじるだけで切れることもある。特性も銅に比べ電気抵抗が大きい。だから電気製品の電源ケーブルには使わない。怖いので。そんな電線を使ったスピーカーケーブルだ。

さて、スピーカーケーブルは基本左右の長さは同じにする。別にミリ単位で揃える必要はないが倍も違うのはあまり良くない。

スピーカーケーブルを選ぶポイントは電気抵抗と極性のわかりやすさ、加工しやすさと取り回しやすさである。つまり性能的には電気抵抗のみだ。だから電線メーカーの普通のケーブルが良い。ヘンテコな加工や金具を付けて付加価値を高めた商品を買うのは無意味だ。ロジウムめっきだのクライオ処理だのという商品を売っている会社は私は信用しない。

ついでに言うとインターコネクトケーブル(RCAピンケーブル)はノイズ対策のシールドで性能が決まる。電気抵抗はあまり気にしなくてよい。

電気が苦手な人にもわかりやすいように説明すると、スピーカーはインピーダンスが8Ωとか書いてあるはずだ。正確に言うと4〜8Ωくらい。インピーダンスとは抵抗のことだが、これが小さい。
なのでケーブルが細かったりして電気抵抗が大きいと8Ωに対して1Ωだと1/8で無視できない。音の特性が変わってしまう。ところがインターコネクトケーブルは機器間のインピーダンスは600Ωくらいなので、仮にケーブルの抵抗が1Ωあったとしても1/600程度なので無視できる。
インターコネクトケーブルでシールド性能が重要なのは、インターコネクトケーブルは例えばCDプレーヤーからアンプへの信号など非常に弱い電気が流れる部分に使うからだ。ケーブルがわずかな空中の電波などを拾ってもそれがアンプで何百倍に増幅されるので問題となる。なのでシールド線にして雑音を拾わないようにする。従ってシールド性能でケーブルの性能が決まる。
一方スピーカーケーブルはアンプで増幅された大きな電流が流れている。ここで仮に空中の微細なノイズを拾ったとしてもスピーカーを鳴らすような力はない、なので聞こえない。よってノイズ対策はいらない。と、そういうことだ。
最後に電源ケーブルについて、これはインバータ機器などと同じ回路を使ったときの電源経由のノイズを気にする必要はあるが電線やプラグは音質には影響ない。

時々販売店や雑誌、ネット記事などで、ケーブルによる音の違いを紹介していることがある。「確かに変わる」と。だがこの手の記事やイベントに、基線メーカーの人が登場することは絶対にない。つまり古川、住友、フジクラ、カナレなどの人は絶対出てこない。出てくるのは怪しい電線屋、○○商会とか○○電気、さらにカタカナ系のあやしい販売会社と最後に提灯記事専門のライターだ。それだけケーブルビジネスはチョロいのだ。売りっぱなしで保証もいらない、誰も「ケーブルが壊れた」なんて言わないからね。そして都合が悪くなったらすぐにやめられる。製造設備を持っている訳でもない、楽ちんだ。

その手の提灯記事の紹介はいつも同じだ。「一聴してその鮮度の違いがはっきりわかった」だ。いつも同じ、馬鹿みたい。もうかれこれ何年も何十年も鮮度が上がり続けて、今一体どんなことになっているのだろうかと心配になる。そのうち音を止めてもぴょんぴょん部屋中飛び回るに違いない。

あとレコードプレーヤーならカートリッジのリード線。3センチの細い細いケーブルが4本で何千円なんてもの。リード線の3センチに超こだわっても、その先トーンアームの内部配線が40センチ、さらにレコードプレーヤーからフォノイコまで1mのケーブルは無視?つまり140センチには言及せずその先の3センチに超こだわって何が変わるのか、少し考えれば、いや考えるまでもない。

やれやれ。

ビニル電線(普通の電源ケーブルのこと)奥、とカナレ4S6手前