2021年11月14日日曜日

プリント、色管理

ポートレート写真を3枚ほど追加でプリントしたとき、色のりがやや悪いように感じて、プリント設定を確認するためテストプリントをしてみた。

まずはプリントして一晩経ったポートレート写真とモニターの画像をAdobe Photoshopで開いて見比べる。

ほとんど問題ないことがわかった。気のせいだったのだろうか。
だが、どうも気になるので、プリント時の設定をいろいろ変えてテストプリントしてみた。
乗りかかった船だし、きちんと検証したことがなかったので、これを機に、ということで。


上の3枚、プリントして一晩経ったポートレート写真
下の5枚、設定を変えてプリントした今回のテスト結果

テストプリントは色味のチェックなので2L版で行った。A4だと紙代もインク代も結構かかるので。
プリント設定は、カラー調整をphotoshop主体で行うか、プリンター主体で行うかを選ぶことから始まる。つまりここが最初のそして最大の分かれ道だ。
昔のプリンターはプリンターの癖が強く、プリンター主体を選ばないと色が合わなかったが、今の写真用プリンターはphotoshop主体でも問題なくなっている。なのでPhotoshopで行うのが良いだろう。

下の5枚は現像の際、少し背景の青がしっかり出るよう彩度を上げて青の出方を確認してみた。エプソンのプリンターは青がマゼンタやグリーンに転ぶことが多いので、この画像で試してみた。


元画像
ただしブログにアップした時点で正確な色情報は欠落してしまうので、これはあくまで参考程度。実際、photoshopで開いてナナオのモニターで見比べるとかなり色が違う。
photoshopでプリントウィンドウを開く(メニューバーのファイル>プリント)


①:プリントするプリンターを選ぶ
②:カラー処理、色設定をphotoshopで行うかプリンタードライバーで行うか決める。
③:②でPhotoshopによる、を選んだので、ここでプリンターのカラープロファイルを選ぶ。
④:通常プリントを選ぶ、もう一つプルーフ用を選べるが最終出力がプリンターなので通常プリントで良い
⑤:マッチング方法、ここがネック、どうもよくわからない「知覚的」「彩度」「相対的な色域を維持」「絶対的な色域を維持」から選べる。

そこで⑤の4種類とさらに参考程度だが②でプリンタードライバーによる色管理でも1枚プリントしてみた。
その結果が


知覚的


彩度


相対的な色域を維持


絶対的な色域を維持

となった。この画像も参考程度だ。プリントアウトをスキャンしたものなので。
部分を切り抜き1枚に並べてみた。


こうすると差がわかりやすい、ただし知覚的や彩度がくすんで見えるのはスキャンのせいで、色の傾向がこの2枚は少しだけ緑っぽい。モニターの画像にどれが近いかというと「絶対的な色域を維持」だった。ふしぎなことにブログにアップした画像は少し緑がかって「知覚的」に近くなっていることだった。
ちなみにプリンタードライバーによる色管理をえらび、デフォルトでプリントしたものも「知覚的」に近い結果となった。またプリンタードライバーによる色管理では各色を直接微調整する機能もあるので、どうしてもPhotoshopによる色管理では色が合わない場合、こちらで調整する方法もある。ただし、場合によってはモニターなどの癖をプリンターでアジャストすることにもなりかねないので、要注意だ。

さて、正確な評価はもう少し別の写真でも検証が必要だろう。今回は暫定として、photoshopによる色管理、絶対的な色域を維持
としておこう。

その後、3枚の画像の色のりが悪いと感じた理由もわかった。RAW現像の時少し彩度を落としていた。おそらく背景の青が勝ちすぎていたため全体の彩度を落としたのだと思う。
次にモノクロ写真
こちらもカラー同様にphotoshopによる色管理でまずはプリントしてみた。


なぜかiphoneで撮った写真は変な色がついてしまったが、まあ仕方がない。
上の写真は一発オーケー


元画像

下の写真は古いモノクロ写真のようにハイライトを飛ばしたものと普通のものをphotoshopで用意してプリントしてみた。


ハイライトを飛ばしたもの


普通に現像

やはり白飛びはあまり良くないことがわかった。
ちなみにプリンタードライバーによる色管理を選ぶと、なぜかセピア調のような色を選ぶことができる。お手軽にセピア写真ができますよ、ということだろう。このプリンターを使う人には不要な機能のような気もするが、使わなければ良いだけなので不満はない。