先日新宿に行ったとき小田急百貨店の写真を撮っておいた。つまらない写真だがこの風景も見納めとなるだろう。地下では工事用の仮囲いがどんどん増えている。すでに全店舗は退店して一部はハルクなどに移っている。ここもすぐに足場が組まれ、解体が始まるだろう。
さて、今日はAuto-CADの2次元データをShade3Dに下絵として読み込んで活用する方法と注意点について。
Shade3DでAuto-CADのdwgデータは直接読み込むことはできないが、イラストレーターでは読み込むことができる。そこでdwgを一旦イラストレーターで読み込み、それをベクターのepsで書き出せばShade3Dに読み込むことができる。
つまり要求元や作図者にいちいちDXFに変換してもらわなくてもShade3Dへインポートできるので便利だ。
だが注意点が2つある。今日はその注意点についてのメモ。それは読み込む際の縮尺の指定とイラストレータでの線の透明度の確認である。では順に。
1.イラストレーターで読み込む際の縮尺指定
通常CADというのは原寸で入力してある。つまりCAD上で長さを測れば1mのものは1mつまり1000mm、100mなら100000mmとなっている。だがイラストレーターのアードボードはあまり大きくできない。そこで読み込む際に「アートボードに合わせて拡大・縮小」を選択する。だがこれだと縮尺がわからなくなる。
そこでおすすめは縮尺に1%や0.1%などとその図面の縮尺を入力して読み込む方法だ。
1/100なら1%、1/1000なら0.1%である。図面の縮尺がわからなければ1%で試してみて小さすぎたり大きすぎたら変更してもう一度やり直せばいい。
そしてこれをShade3Dのファイル>インポート>EPSFを選択して読み込む。そして読み込んだらすぐに正しい縮尺に変更する。イラストレーターで1%で読み込んだのなら、Shade3Dで移動>数値入力で100倍にすればよい。
ただし100倍にするときはまだ他に形状データがないからといってブラウザのRootパートを選んで100倍してはだめだ。Rootつまり全パートの座標変換によりこのあと作業がしにくくなる。
読み込んだEPSデータのパートを選んで100倍する。さらに拡大が終わったあとでこのパートの座標変換のリセットをしておけばより安心だろう。
2イラストレーターでの線の透明度の影響
dwgデータを変換してShade3Dに渡す際、全てのレイヤー、形状をひとまとめで変換して渡すのはあまりよいやり方とは言えない。イラストレーターでひと手間かけておいた方がその後のShade3Dの作業が楽になる。
たとえば不要なデータの削除、ハッチングの削除、破線を実線にするなど。特に破線はShade3Dに読み込むと1本の線にはならず、バラバラに分解して大量の線データになるので場合によっては非常に面倒になる。またデータも重くなる。だから必ず全線データを実線に変更する。
また、1枚の図面に平面図、立面図、断面図が描かれているような場合は、それぞれ別のイラストレータデータにしてからEPSに変換する。この平面と立面を分ける作業、イラストレータでやれば簡単だが、Shade3Dにインポートしてからはかなり面倒な作業となる。
まあ、このあたりは何度か使ったことのある人ならよく知っているルールかもしれない。
このイラストレーターでひと手間かける作業のとき、塗りを削除して線を単色に変更したりもする。また、読み込んだ形状がそのままでは使えないのでイラストレーター上でトレースしたりして新たに形状を加えることもある。
問題は、その際、線の透明度を変更するとShade3Dに読み込んだときに結果が異なってくる点だ。
まずは不透明度100%のとき
ここではわかりやすいように太線の正方形1つだけとしている。もちろん実際の図面はもっと多くの情報を持っている。
この線分は不透明度100%、つまり透明度ゼロである。これをEPSで保存したものをShade3Dで読み込むとこのようになる。
次に透明度を50%(不透明度50%)の場合
これを同様にShade3Dに読み込むと
線の太さを反映した二重線となって読み込まれる。
通常は二重線になっては困るので、書き出す前に線の不透明度をすべて100%にすることを忘れないようにしたい。ただしこの二重線が便利な場合もある。白線の位置をCADで単線で標記してあるような場合、これをイラストレーターの線分のオフセットなど使わずに不透明度を少し下げ、線の太さを調整して書き出せばよい。
最悪なのは破線を実線に変更せず、少し透明にして無意識に書き出すと図面によってはすごいデータ量になる。





























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