第5回シャッタースピードについて
露出設定は絞りとシャッタースピード、また時によってISO感度を含めて調整するこを説明した。
ISO感度はおいといて、絞りは開放より明るくはできないが、シャッタースピードは理論的にはいくらでも長くできる。
ちょっと脱線するが、カメラが発明された頃はカメラの性能がすごく悪くて、今で言うISO感度のようなものが非常に小さかった。
そのため、窓からの光をいっぱいに取り入れても、人物写真1枚撮るのに数秒間じっとしていなければならず、すこしでも顔を動かすとブレて台無しなのでU字形の首押さえで頭を動かないように固定して撮影していた。
今のカメラは高性能になって、短時間で撮影できるようになった。
それでも暗いときはシャッタースピードが長くなりブレてしまうことがある。
だれでも経験したことがあるだろう。
またシャッタースピードが遅いと、撮影する子供やペットが動いてしまう「被写体ブレ」がおきてしまうこともある。
被写体ブレを防ぐにはシャッタースピードを早くして被写体の動くよりも短い時間で撮影するしかない。
子供などゆっくり動いている場合は1/30秒より短く、速く動いているときは1/125秒くらいだろう。
実際にはSモード(シャッタースピード優先)にしていろいろ試してみるとよい。
さて被写体ブレはシャッタースピードを早くするしかないが、カメラブレの方は他にも方法がある。
カメラさえ動かなければ良いのだから1つは三脚を使う方法だ。三脚を使えばいくらでも長いシャッタースピードがブレずに可能になる。
だが、いつも三脚を使えるわけではない。持って行くにも重いし、使ってはいけない場所もある。
そんな時はしっかり手で持つしかない。
ちなみに広角に比べ望遠レンズほどブレやすい。わずかなゆれでも望遠による拡大で盛大に画角が動くからだ。レンズの違いによる見え方は次回説明する。
さて、では持ち方なのだが。
文章だけではわかりにくいし、かといって自分でカメラを構えた写真を出すのもどうかと。
そんなわけで私の代わりにこの子に登場してもらうことにした。
名付けて「カメコさん」だ。
以前仕事のパートナーのデザイナーに作ってもらった基本モデルを少しアレンジして作ってみた。といっても顔も服も全部新調したのだが。
それではさっそくカメラを構えてもらおう。
それでは、あとはよろしく。
はい、みなさん、初めまして。
オーナーは疲れて寝てしまったのであとは私がご説明します。
「でもカメコなんて、センスないわよね。それにこのスカート、もう少し何とかならないのかしら?」
「作る時間がなかったんですって、今度新しいのを作ってもらうわ、今どきウニコロだってもっとセンスいいわ」
えーとカメラの構え方ね。カメラを構えるときはブレないことが大切なの。だからしっかり手で持つ(ホールドする)のはもちろん、ちょっと構え方にコツがあるのよ。
そうね、正面から見たらこんな感じかしら
左手でレンズを下からホールドして、右手はカメラのグリップをしっかりつかむの。グリップがないカメラの場合はボディを押さえて、でもその場合はそんなにぎゅっとは握れないけど仕方ないわね。でも左手でしっかりホールドしているから大丈夫。
ちなみに両目を開けておく必要はないからね。
そして大切なのは左手は脇をしめて、ひじを引いて胸にぐっと押し当てるようにすること。
別の角度から見てみましょう。
カメラをしっかりホールドして軽く「鼻かおでこ」に触るようにして、そして「肩」と「胸に押し当てたひじ」これで三角形を作るとブレにとても強くなるのよ。
もちろんカメラの手ぶれ補正を使うのはいいけど、それでもきちんとホールドするとブレを最小限にできるし、それにこうやってしっかり構えると、写すときの緊張感があっていいのよ。
それに少しプロっぽくてかっこいいでしょ。
このようにホールドすれば広角〜標準なら1/20秒くらいまでのシャッタースピードでも大丈夫よ。手ぶれ補正が付いているカメラなら1/8秒〜1/4秒くらいかしら。
少し練習すればすぐにできるようになるので試してみてね。でも背面液晶を見ながらの撮影ではこういう風にはできないけど。
まあそれはしかたがないわね。
それでは今日はここまで、次回は何か聞いていないけど、
お楽しみに。


