2021年5月17日月曜日

ISO感度について

 




第2回、3回と露出について説明したが、今日もそのつづき。

ちょっと面倒なISO感度について説明する。

 

さて、理論編も4回目となり理屈っぽい説明ばかりで、ほんとうにこんなんで写真がうまくなるの?と心配になっている人もいるだろう。

実を言えばこういう理屈はいくら勉強しても写真はうまくならない。きっぱり。

だが、うまく撮るための説明をする際に、それを理解するのにどうしても必要なことなのだ。だからもう少しだけ辛抱して続けて欲しい。

 

ではISO感度について。

ISO感度というのは、わかりやすく言えば「カメラの胃袋」のことだ。カメラは光を食べる。胃袋が小さいと少しの光でおなかいっぱい。逆に大きい胃袋だとおなかいっぱいになるにはたっぷり光を食べないと満足しない。

さて、面倒になってきた。

絞りとシャッター速度でちょうど良い光の量を調整するはずが、胃袋のことまで考えて決めないといけないからだ。しかも胃袋の大きさはあなたが決めることができるのだ。

 

だから大きな胃袋を選んで、それから絞りとシャッター速度を決めて、とか小さな胃袋を選んで・・・と胃袋の大きさは何種類もあるので組み合わせはものすごく多い。

 

組み合わせの解決の前に、そもそも小さな胃袋を選んでおけば光の量が少なくて済むのだから、それでいいのでは?

と思うかもしれない。わざわざ大きな胃袋を選んでたくさん食べるなんて無駄では?、と。

実は胃袋のサイズを小さくすると、画質が低下してしまうのだ。

だったら小さい胃袋なんていらないのでは?

それがそうでもないのだ。例えば少し暗い室内で写真を撮る。光の量が少ないので、絞りは全開、シャッタースピードも長くする必要がある。でもシャッタースピードが長いとブレてしまう。三脚を使えればブレないけどカメラを手で持って撮影するとブレてしまう。こういうときISO感度を少し上げて(胃袋小さくして)必要な光の量を少なくすれば、シャッタースピードが少し短くなるのでうまくいく。

もちろん画質は少し悪くなるが、ブレてしまってはそれどころではない。

 

なので、ISO感度というのは暗くて困ったときの非常手段、と覚えておいたらよいだろう。

もう一つ、被写界深度を深くするには絞る必要があった。絞れば光の量が少なくなる。するとシャッタースピードが長くなる。するとやはりブレてしまう。こんな時もISO感度を少し上げてシャッタースピードがブレない程度に調整するとキレイに撮れる。

 

実際にはISO感度というのは数字で100、200、400・・・・・・6400・・・・のようになっている。数字が大きいほど感度が高い、つまり胃袋が小さくなっていく(数字が大きいと胃袋が小さいというのはちょっとわかりにくいね、ゴメン)。

で、基本は200にしておく。

室内で少し暗い場合は1600くらいまでなら画質にほとんど影響しないのでOKだ。

ただし場合によっては6400くらいまでは使うこともある。それ以上はおすすめできない。

マイクロフォーサーズに関しては以前実験を行い、詳しくはこのブログで紹介したことがある。


 

まあ、あまり専門的な内容をここで理解する必要は無い。

必要なのは、ISOの設定も操作方法をマニュアルで調べて、しっかり覚えておくことだ。

そしてブレてしまいそうなシャッタースピードの時はISO感度を上げてブレないようにし、終わったら戻すように心がけることだ。

 

ではいつものようにおさらい

ISO感度というのはカメラが必要とする光の量の調整。

いつもは200だが、ブレそうなときは最大6400まであげる。

 

次回はシャッタースピードについて