2021年4月29日木曜日

ストロベリータルト



ゴルデンウィークが始まったが、大都市圏では緊急事態宣言により外出もままならない。そこで家で簡単にできるタルトづくりはどうだろうか。市販のビスケットやスポンジを使えばオーブンなしで作ることができる。

子供と一緒に作るのも良い。どうしても鍋を使っての加熱があるので、子供だけ、と言うわけにはいかないが、飾り付けはきっと楽しんでくれるだろう。そろそろイチゴのシーズンもおしまいだ。大好きないちごの最後の締めくくりとしてもストロベリータルト作り、おすすめだ。

 

タルトはいろいろあるが、断面はだいたいこんな感じになっている。



一番下にお皿状のタルト生地、その上にミックスクリームとスポンジの層、一番上にフルーツをかざりこれにゼリーを塗る。

例2のように途中にもフルーツを挟むこともある。

フルーツの上のゼリーは「いらないかも」などと考えないで欲しい、これがあると無いとでは、見た目もそうだが、味も2ランクくらい変わってくる。なのでゼリーと相性の悪い※パイナップルやキウイフルーツは、例2のように途中に挟む。

実はこれすごく大切なことなのだが、パイナップルやキウイは酵素の働きでゼリーが固まらない。特にパイナップルは缶詰も生もゼリーを完全に溶かしてタルトをびしょびしょにしてしまう「成功失敗を分ける重大なポイントその1」だ。

 

さて、

まずは材料、どれもスーパーマーケットで売っているものなので、食材の買い物のついでに。

材料はタルト1つ分

・タルト生地の材料

1.森永ムーンライトクッキー1 箱

2.無塩バター大さじ1

3.牛乳大さじ1



・ミックスクリーム(Aカスタード+ B生クリーム)の材料

Aカスタードクリーム

1.牛乳200ml

2.卵黄(卵の黄身)2 個分

3.グラニュー糖50g

4.小麦粉14g

5.バニラビーンズ2 センチ(スーパーの香辛料コーナーにある、無いときはバニラエッセンスで代用)



B生クリーム

1.生クリーム乳脂肪分45%くらいのもの200ml

2.グラニュー糖15g



 

・スポンジの材料

1.市販の手作りケーキ用スポンジ5 号15 センチ(使うのは半分)

2.シロップ用ブランデー大さじ1

3.砂糖(なんでもよい)20g



・飾り付け用フルーツ、ゼリーの材料

1.イチゴやグレープフルーツ、オレンジなど、

(酸味のあるものが向いている)

(ブルーベリーやラズベリーは見た目がプロっぽくなる)

(ミントも同様)

2.粉ゼラチン2g

3.レモン果汁40ml(レモンをしぼってもよいし、市販のレモン果汁でもよい)

4.砂糖(何でも良い)3g



 

材料は以上。

 

次に使う道具

大きなボウル(ガラスのボウルがいいけどステンレスでもよい)1つ、小さなボウル(ご飯茶碗くらいのおおきさ)数個

片手鍋(インスタントラーメン用くらいの大きさ)1つ、泡立て器、軽量スプーン(無くてもなんとかなる)、キッチンスケール(はかり、無くてもなんとかなる)、計量カップ(200mlが計れればよい)、できたタルトをのせる大きめの平たい皿1枚、カレーを食べるとき使うような少し深さのある皿1枚、キッチンペーパー、クッキングシート(100均にある)、料理用のハケ(100均にある)、ラップ、ジップバック(ジプロックね)、ゴムべら(無くてもなんとかなる)、まな板、包丁、おたま、しゃもじ、スプーン。

 

 

では作り始めよう。

最初に作るのはカスタードクリーム。カスタードクリームは鍋で熱して作る。冷やすのに時間がかかるから最初に作る。

冷やしている間に他のものをつくる。

 

最初に、気をつけること「成功失敗を分ける重大なポイントその2」。

材料は、全部使う分量を料理を始める前に計って用意し、あとは入れるだけにして手近に準備しておくこと。

ダメなのは料理の途中、必要なタイミングで慌てて計って入れること、これ絶対に失敗する。

 

ではまず、カスタードクリームの材料を作業台の上に用意する。

牛乳200ml、卵2個、グラニュー糖50g、小麦粉15g、バニラビーンズ2センチくらい。

まずは牛乳を200g計ってグラスに入れておく。グラニュー糖50gはキッチンスケールで計る、もしない場合はペットボトルのキャップすり切り1杯が6gなので、8杯くらい、これを小さなボウルに入れておく。卵は2個分の黄身だけ小さなボウルに入れる、ほんの少し白身が混ざったからといって気にしなくてもよい。小麦粉14gはペットボトルのキャップだと3杯とちょっと、これも小さなボウルに入れておく。バニラビーンズは料理はさみや包丁で2センチ長さにカットしてタテに切り込みを入れ、中身のススみたいなのをアイスクリームのおまけのスプーンなどで集めておく。



バニラビーンズはこんな感じ、使うのは中のススみたいなのだけ。

 

材料の準備ができたら、まず大きなボウルに卵の黄身2個分とグラニュー糖50gを入れ、しゃもじで良く混ぜる(練るようなかんじで)。



卵の黄身とグラニュー糖を混ぜる。(白っぽくなる)

 

小麦粉14gを加えてざっくり混ぜる、あまり混ぜすぎない(小麦粉の白いのがなんとなく見えなくなったらOK)。





小麦粉を加え、ざっくり混ぜる。少しくらい小麦粉が見えていてもOK、混ぜすぎない。

 

片手鍋に牛乳200mlを入れ強火で温める。1分くらいでよい。手で触ってぬるいくらい、絶対に熱くしない。

暖まった牛乳を先ほどのボウルに少しづつ加えながら混ぜる。泡立て器を使う。ただしボウルが金属製の場合あまりカチカチボウルに当てない。



温めた牛乳を少しづつ加えながら混ぜる(あまり神経質にならずとも5〜6回に分けて入れる感じでよい)。

 

全部加えたら、茶こしでこすのが理想だが、やらなくてもいい。やらない場合は事前に卵のカラザをしっかり取り除いておいたほうがよい。

バニラビーンズのススみたいなのをを加える(混ざらないけど気にしないでよい)。

混ぜ合わせた材料をボウルから片手鍋に流し込み、中火やや強火寄りで火にかける(弱火は絶対ダメ)。



鍋に移す

 

ここで「成功失敗を分ける重大なポイントその3」鍋で温めながら泡立て器でまんべんなくよーく混ぜる。絶対手を休めない。必死に均等に混ぜる。少しくらいこぼれても気にしない。ここで手を休めたり混ぜ方が悪いとダマになって一巻の終わり。



火を付けたらひたすら混ぜる

 

暖まるにつれ、だんだんねっとりしてくる。沸騰してポフポフしてきたら、火を消す。火を消した後も30秒間混ぜ続ける。



ポフポフ沸騰してきたら火を消す。そのあとも最低15秒くらいは混ぜ続ける。

熱いうちに深皿(カレー皿など)に移し、ラップをカスタードに密着するようにかけ、涼しいところにおいて置く。

 

カスタードクリームは粗熱がとれたらそのまま冷蔵庫に入れ、十分冷やす。粗熱がとれるまで2時間、冷蔵庫で1時間の計3時間くらい。その間に他の材料を準備する。

 

最初にシロップを作る。シロップはスポンジにたっぷりしみこませるのと、ゼリーに加えるのと、タルト地の練り合わせに少し使う。

カスタードクリームで使ったボウルと片手鍋をきれいに洗っておく。

次に材料を用意する。水60〜100ml、砂糖20g(白砂糖ならペットボトルのキャップ4.5杯、グラニュー糖なら4杯くらい)、ブランデー大さじ1(ペットボトルのキャップ2杯)。

、水60mlを沸かし、沸いたら弱火にして砂糖20gを加え溶かしブランデーを加える。30秒くらいでアルコールは飛ぶが心配なら弱火のままもう30秒。

火を消してできたシロップをボウルに移し涼しいところで冷やす。

 

さて、火を使う作業はおしまい。子供と一緒に作る場合、ここまでは大人がやって準備しておき、ここから子供といっしょに作るのが良いだろう。

 

タルト生地

タルト生地は、森永のムーンライトというビスケットを使う。いろんな会社のいろんなビスケットで試したが、これが一番良かった。次に良かったのが同じ森永のチョイスというビスケット。イギリス製ウォーカーズなんてのも試したがイマイチだった。

 

ジップバッグにビスケット1箱14枚すべてを入れ、手やすりこぎなどで砕く。あんまり乱暴にやると袋が破けて大惨事になるので、特に子供にさせるときは気をつけよう。






こんな感じ。100%子供はおもしろがってやりたがる。

できあがった砕いたビスケットをボウルに入れ、これに溶かした無塩バター大さじ1と牛乳大さじ1、さっき作ったシロップも大さじ1加える。



 

これを1〜2分粘土のように練ってひとかたまりになったら、平らな皿にクッキングシートを敷き、タルト地の形に成形する。

まあできあがってしまえば見えないのであまり気にせず子供にまかせたのでかまわない。でも厚みは5ミリくらいがよいかな。

成形が済んだら冷凍庫で30分くらい冷やして固める。固まったら冷蔵庫に移し、そのまま冷やしておく。ボウルも洗って空のままラップをかけて冷蔵庫で冷やしておく※。

※ボウルは次に生クリームをホイップするときに使う。ホイップは冷たい容器で作る必要があるので、冷やしておく。

 



成形して冷やしたタルト地、多少いびつでも問題ない。

 

次にスポンジの準備。

スポンジは市販のスポンジ5号(15センチ)を半分だけ使う。

たいていスポンジは半分にスライスして2枚になっている。そのうち1枚をさらに半分の厚さに切って使う。



少々難しいかもしれないが、失敗しても見えないところなので気にしないでよい。

これにシロップを塗るのだが、ここでまた注意事項「成功失敗を分ける重大なポイントその4」シロップを塗るときは平らな皿にラップを敷き、スポンジをのせてからシロップをたっぷりハケで塗り、この上にラップをかけ次のスポンジをのせてシロップをかけ、またラップしてこれを皿ごと冷蔵庫で冷やしておく。シロップを塗ったスポンジはフライ返しを使っても移動はできない、崩れてしまう。だからラップを使いラップごと持ち上げ、このあとミックスクリームを塗りながら重ねるときにラップごと「よっこらしょ」とひっくり返して重ねていく。

 

このあと先ほど作ったカスタードクリームの粗熱がとれたようなら、冷蔵庫に入れて冷やしておこう。

 

次はフルーツの用意だ。

フルーツはお好みで何でも良いが、トッピングのフルーツにパイナップルは厳禁、キウイフルーツもほんの少しなら良いがあまり良くない。グレープフルーツも酵素を少し含んでいるので注意。

イチゴや皮ごと食べられる種なしブドウ、青肉メロン、グレープフルーツやネーブルを少々、それにブルーベリーなどがトップにおすすめ、中に挟むのは缶詰のパイナップルや桃缶など何でも。

 

フルーツは例えばイチゴは水洗いしてはダメ、などと良く言われるが水洗いOKだ。ただし洗った後ペーパーで水分を拭き取ること。缶詰のフルーツも水分が多いので、ペーパーの上で水分を取り除く。



実際にはこんなに多くは乗らないが、まあこんな感じ。

 

さてそろそろカスタードクリームが冷えているはずだ。

もし十分冷えていないようなら、次の生クリームをホイップし終わるまで冷凍庫に入れておこう。

 

では生クリームをホイップする。

冷蔵庫でキンキンに冷やしておいたボウルに生クリーム200gとグラニュー糖15gを手早く入れ泡立て器でホイップする。だいたい2分くらいで固くホイップできる。スーパーで少しケチって乳脂肪分の低い生クリームを買った人はここで5倍くらい時間がかかるので、氷を入れたフライパンにボウルを付け冷やしながら汗をかきかき固くなるまでホイップする。100円節約して腕パンパンとなる。


泡立て器に絡んで落ちないくらい固くホイップする。

 


冷蔵庫からカスタードクリームを持ってきて生クリームと混ぜる。ここでもざっくりと30秒くらい混ぜればよい。








混ぜすぎないこと。

 

 

できたミックスクリームをボウルにラップをして冷蔵庫に入れておく。

 

次にトップコートのゼリーをつくる。

粉ゼラチン2gをお湯60mlで溶き、砂糖3gを加えよく混ぜて溶かす。

15分くらい冷ましてからレモン果汁を35ml加えよく混ぜる。 

 冷蔵庫ではなく冷凍庫に入れておく。

 

ではいよいよ飾り付け。

まずタルト地を冷蔵庫から出し、これにミックスクリームの1/4くらいをのせてへらなどでのばす。

スポンジをのせて、クリーム1/4、ここでフルーツをのせても良い。フルーツをのせた場合はその上に少しクリームを塗る。

またスポンジをのせて残ったクリームを全部のせる。余ることもある。無理して全部使い切る必要はない。

つぎにフルーツで飾り付け。少し軽く押してクリームに少しだけ押し込む感じで。自然に落ちない程度でよい。

 

飾り付けが終わったらトップコートのゼラチンを冷凍庫から取り出し、どろっとなっていたら準備OK、ハケで飾り付けのフルーツの上に塗る。かなりたっぷり塗った方がおいしい。

このゼリーはかなり酸っぱいのだが、このレモンの酸っぱさがタルトの甘いミックスクリームと合わさり絶妙な味となる。

たっぷりゼリーを塗ったら、さっきまでミックスクリームが入っていたボウルを良く洗いペーパーで水気を切り、できたタルトの上にさかさまに置いてカバーにする。これを冷蔵庫で3時間くらい冷やせば食べ頃となる。

 

 



イチゴたっぷりストロベリータルト、アクセントのブルーベリーもおしゃれ

 



フルーツミックス、これもおいしい。

 



グレープタルト、こういうのもあり。宝石みたいで見ていて楽しい。

ニュージーランド産とかの皮ごと食べられるグレープを使う。

 

最後に、ここは写真のブログでもあるのに、今回はずいぶん写真がお粗末だ。これは作りながらの撮影が難しかったからで、フルーツタルトだけは別の機会にカメラで撮影した画像があるので、それを最後にのせておく。

料理しながらの撮影は今後の課題だ。

 

撮影用照明を使って撮影した写真