昔、暗室を使ってお酢のにおいを嗅ぎながらの現像した経験がある人はどのくらいいるのだろう。現像液とか定着液とかLuckyとかネオパンSSとかゴムの付いた竹のピンセットとか、赤い電球とか。そういうのを懐かしいと思う人たち。
今日はちょっとしたお遊びの紹介。
だが、この方法はお遊びとはいえおすすめの画像補正方法だ。
暗室での現像の経験があれば、ここ、もう少しここ出て欲しい、と言うとき現像液をゴム付き竹のピンセットで出て欲しいところをシャカシャカ攪拌してを現像を促進した覚えがあるはずだ。
画像はエツミの竹製ピンセット3本入6
それをPhotoshopでやってみる。
用意した画像はこれ。ポートレート写真で撮影場所は京都南禅寺境内の琵琶湖疎水の水道橋。水路閣なんてヘンテコな呼び方もあるようだ。「閣」とは本来2階建て以上の立派な建物のことを指す。まあ見下ろすことができ立派な場所、だから内閣なんて呼び方にも使われる。だが水道橋だぞ、これ。
幕末に薩摩だか長州だかが京都で大暴れして火までつけて京都はボロボロになって、明治政府の下で再建。だが水が足りないので琵琶湖から引くことにした、その水路。
さて、この写真、顔が影になってしまって少し暗い。
Photoshopで補正するとして、まず一般的の方法、
少し明るくしたいエリアを投げなわツールで選択する。
必要に応じて丁寧に境界を選んだり、ざっくり選んだり。今回はざっくり。
次に選択範囲の境界をぼかす。
今回は50ピクセルほどぼかした。
最後に、調整レイヤの明るさとコントラストや露光量などで調整し少し明るくしたりする。
他にも方法はあるが、概ねやり方は同じだろう。
いずれにせよ、明るさの調整はスライダーで行う。
次に今日紹介する方法。
まず調整レイヤで画像全体を露光量調整で明るくする。白くすっ飛ぶほど明るくするのは論外だが、少しだけやりすぎかな、くらい明るくする。
これくらい大げさに明るくする。スカートの部分が白飛びしているが、修正するエリアは上半身なので気にしなくて良い。
露光量の調整レイヤができたら、一旦マスクを黒にして調整レイヤの適用をかからなくする。
次に、このマスクをブラシを使って白で塗っていく。白く塗られた部分のみ調整レイヤが適用になるので、ブラシを竹のピンセットのようにシャカシャカ動かして部分的に露出を上げていく。
ただし、ブラシは適用率を10%程度とし、ブラシのエッジを柔らかくするため、エッジを0%(最大にぼかしたエッジ)にして何度も塗っていく。竹のピンセットでシャカシャカするみたいに何度も。
この方法だと露出を上げたい部分が徐々に変わっていく様子を見ながら調整することができる。
やり過ぎてしまったらブラシを黒に変えて露出を徐々に元に戻すこともできる。
また、露出アップだけでなく露出ダウンにも使える。
これは写真の現像では決してできないPhotoshopならではの手法だ。
調整レイヤで露出をマイナスにして上と同じ方法で露出ダウンしたいエリアをブラシで塗り重ねていけばよい。
この写真ではスカートの部分が少し明るすぎたので調整した。
こうして完成した写真がこれだ。











